政府は令和6年能登半島地震により被災した石川県と、そして観光業に打撃を受けた富山県・福井県・新潟県の北陸4県を観光・宿泊の側面から支援する「北陸応援割」を実施します。富山県も氷見市、高岡市、小矢部市の被害が大きく、被災された方もいらっしゃいます。
また、被害が大きくなかったエリアも、お正月以降旅行のキャンセルなどが続き、観光業は大きな打撃を受けました。一部を除き大部分の宿泊施設や観光施設、交通機関は通常通り営業している状態です。
富山県は「北陸応援割」と合わせて富山県で使える「とやま応援クーポン」を2月20日(火)から4月27日(土)にかけて予算がなくなるまで配布。「北陸・富山応援事業」として県独自の旅行支援として実施します。
観光庁の発表によると「北陸応援割」の旅行支援の内容は、第一弾のGoToトラベルキャンペーン同様に手厚い支援になり、観光客の受け入れが整った宿泊施設や観光施設にとっては売り上げが期待でき、旅行者にとっては、大変お得に北陸の旅行ができる機会となります。
この記事では現在は発表されている内容を含めて「北陸応援割」がどのようなものになるか、解説。最新情報は逐一、更新していきます。
北陸応援割とは?
政府は2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」で被害を受けた石川県や、この地震の影響で観光・宿泊業が深刻な影響を受けている富山県・新潟県・福井県への旅行者の旅行代金を支援することで、北陸4県を観光喚起策とする「北陸応援割」の実施を明らかにしました。
予約方法は、富山県でも2023年9月末まで行われていた「全国旅行支援」のようにオンライン旅行予約サイトや、旅行会社で既に割引された価格で旅行商品を予約・購入する形が濃厚です。
全国旅行支援の詳細はこちら。
北陸に旅行しても大丈夫?
「令和6年能登半島地震」では、特に揺れが激しかった石川県の能登半島にあたる輪島市・七尾市・珠洲市・志賀町・穴水町が壊滅的な被害を受けました。このエリアでは、まだ住民の方々が日常とは遠い状態で生活し、また身近な方を亡された方もいらっしゃいます。
しかし、同じ北陸地方でも、震度は大きかったものの通常通りの生活が送れ、宿泊施設や観光施設も営業しているエリアもありますが、風評被害により観光客の足が遠のいています。また、被災地への思いやりから、観光という明るい気持ちで北陸旅行に行くことをためらう人もいます。
冬の富山県は氷見の寒ブリや、ベニズワイガニなどの日本海の海の幸が盛りを迎え、最も人気のある観光シーズンだと言えるでしょう。通常なら多くの観光客がやってくるこの時期に観光客が来ない、というのは宿泊施設や観光施設の経営を大きく左右します。
政府は3月開始を目指し、GW前までを予定していますが、実施内容などは状況を見ながら慎重に決定していく予定です。
桜の季節や、4月中旬の黒部立山アルペンルートオープンなど旅行に出かけたくなる時期。全てが整い「北陸応援割」が開始された際は、北陸を応援する旅行を考えてみてはいかがでしょう。
富山県の北陸応援割のスタートダッシュが早すぎる!
北陸応援割に関して最もスタートダッシュが早い県こそ、富山県。
富山県は2024年2月6日、能登半島地震で被災した方々への支援を盛り込んだ、68億円あまりの補正予算を専決処分しました。
この中には、被災した方のなりわいの再建に向けた補助金だけではなく、県独自の旅行支援策に充てる予算が13億円盛り込まれました。
「北陸応援割」と、これに合わせて地域の飲食店やショップで使えるクーポン配布で「北陸・富山応援事業」という独自の支援策とします。
富山県知事は「少しでも早く支援を届けたい」と述べ、富山県の予定では3月中旬に実施する方針の北陸応援割に先立ち、2月20日(火)から4月27日(土)にかけて電子クーポン「とやま応援クーポン」を配布します。
とやま応援クーポン
実施期間:2024年2月20日(火)~4月27日(土)
※4月28日(日)まで利用可
※予算が無くなり次第終了
※旅行会社経由の予約、OTA経由の予約、宿泊施設への直接予約のいずれの場合も対象
対象者:対象宿泊施設・対象旅行会社経由の交通付プランを利用した方が対象
(対象宿泊施設利用)
北陸応援割前(1人10,000円以上利用):1人あたり3,000円分
北陸応援割開始後(1人5,000円以上利用):1人あたり1,000円分 ※3月中旬開始予定
(対象旅行会社経由の交通付プラン)
北陸応援割前(1人15,000円以上利用):1人あたり3,000円分
北陸応援割開始後(1人10,000円以上利用):1人あたり1,000円分 ※3月中旬開始予定
富山県の北陸応援割はいつからいつまで?
北陸応援割は2024年3月~4月(GW前まで)を目安に、準備が整った県から開始予定です。
富山県は3月中旬から開始を予定しています。
富山県の北陸応援割の予約はいつから?
こちらも調整中ですが、仮に3月中旬から富山県の北陸応援割が開始となった場合は、3月初旬に予約開始となる可能性が高いです。
富山県の全国旅行支援を利用した方、GoToトラベルキャンペーンを利用した方なら、政府や行政が行う復興支援のための観光喚起策の利用は経験があると思います。
人気宿泊施設の週末など、旅行者が偏る日程を予約する場合は、開始日に予約しても希望日が満室になっている場合があります。
富山県にも人気の宿が多いので、気をつけましょう。
北陸応援割の予約方法
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で打撃を受けた観光業を支援するための観光喚起策「全国旅行支援」などの方法に則り、じゃらんや楽天トラベル、一休.comなど大手の旅行予約サイトやHIS、JTBなどの旅行会社のツアーを、割引価格で購入するというものが想定されます。旅行により石川県を含む北陸4県の支援ということで、大手から中小の旅行関係の企業の大部分が、参加するのではないかと見られています。
ちなみに全国旅行支援では各社とも販売日や予約終了日が異なったため、開始した場合は、各社の情報を正確につかむ必要があります。
北陸応援割は旅行予約サイトや宿泊施設の予約開始日が大事
全国旅行支援と同じ状況になるなら、予約購入で最も大切なのは開始日ではなく販売開始日。特に今回の場合、地震による建物の修繕や人員の確保などが必要な施設もあります。
「準備が整った事業者から」開始となる可能性が高いので、お目当ての宿泊施設や、ポイントを貯めている宿泊予約サイトなど、こだわりがある場合は、開始日を把握しましょう。
たびハピでも予約できるオンライン旅行予約サイトなどの予約開始日が発表され次第、更新してお知らせするのでご活用ください。
北陸応援割支援内容
「北陸応援割」は「令和6年能登半島地震」の影響で、深刻な打撃を受けた北陸の観光業を支援することで、北陸4県の経済支援を行うものです。政府は、被災者の生活再建に向けた「生活と生業支援パッケージ」の取りまとめを行い、その中で北陸4県の観光支援策「北陸応援割」の実施を盛り込みました。
予算は旅行費用の割引、事務局経費を含めて94億4000万円です。
割引対象宿泊エリア
石川県(輪島市 ・七尾市・珠洲市・志賀町・穴水町など奥能登地方を除く)・新潟県・富山県・福井県
石川県の被害が甚大だった奥能登地方は対象外。時期を見て旅行が可能になった際、改めて機会を設け手厚い旅行支援を実施。
割引率と割引上限
政府の発表によれば、全国旅行支援とは異なり、大変シンプルな旅行割引のみとなりました。
新潟県・富山県・石川県(奥能登地方を除く)・福井県
割引率:50%
割引上限
1泊の宿泊、1泊の交通付き旅行商品:1名につき最大2万円(宿泊の場合は1泊につき最大2万円)
2泊以上の交通付き旅行商品:1名につき最大3万円
宿泊地が2県以上の周遊型旅行商品:1名につき最大3万5,000円
石川県奥能登地方
輪島市 ・七尾市・珠洲市・志賀町・穴水町など被害が大きかった石川県奥能登地方は復興がすすみ、旅行が可能になった際は、割引率70%に引き上げての実施を検討
富山県独自の地域クーポン導入!
「北陸応援割」の事業としては地域クーポンの発行を割引の一部としては数えないことになりました。商品の割引のみで支援します。
ただし富山県は宿泊旅行者へ独自のクーポン「とやま応援クーポン」を発行します。旅行会社経由の予約、予約サイト(OTA)経由の予約、宿泊施設への直接予約のいずれの場合もクーポン発行対象になります。
とやま応援クーポン
実施期間:2024年2月20日(火)~4月27日(土)
※4月28日(日)まで利用可
※予算が無くなり次第終了
※旅行会社経由の予約、OTA経由の予約、宿泊施設への直接予約のいずれの場合も対象
対象者:対象宿泊施設・対象旅行会社経由の交通付プランを利用した方が対象
(対象宿泊施設利用)
北陸応援割前(1人10,000円以上利用):1人あたり3,000円分
北陸応援割開始後(1人5,000円以上利用):1人あたり1,000円分 ※3月中旬開始予定
(対象旅行会社経由の交通付プラン)
北陸応援割前(1人15,000円以上利用):1人あたり3,000円分
北陸応援割開始後(1人10,000円以上利用):1人あたり1,000円分 ※3月中旬開始予定
日帰り旅行
対象外となります。
北陸応援割はいくら安いの?具体的に解説
「北陸応援割」の割引率は50%。旅費を半額にした際の金額が、前述した割引上限を超えなければ、予約した旅行商品の料金は半額になります。
しかし旅費を半額で割ってみて、上限金額を超えた金額の場合は、予約した旅行商品は半額を支援してもらえるわけではなく、上限の金額分を割り引いてくれることになります。それでも上限額を考えれば、今回の北陸応援割がどれだけお得な旅行支援なのかは、わかりますよね?
ただし、旅行商品や旅行のスタイルで変わるため「全体に半額支援してほしい」場合は、綿密な計画が必要です。
しかし旅行は本来自由に楽しむからこそ良いものです。半額にこだわらなくても、上限にこだわらなくても、お得なものはお得。
割引を上限まで受けるには、もともとの旅行代金もそこそこの額になることをお忘れなく。
計画しやすいように、それぞれのタイプの旅行ごとに、いくらの旅行でいくら割り引いてもらえるのかを解説します。
北陸応援割割引早見表
宿泊
北陸応援割で指す宿泊商品は、オンライン旅行予約サイトや、旅行会社、宿泊施設に予約する「宿泊だけ」の割引を受ける場合の商品を指します。
支援を上限額まで受けたい場合は、1人1泊4万円の宿泊施設に泊まると、上限の2万円を支援してもらえます。1人1泊4万円以下であれば半額で宿泊できるのでおすすめ。
1人1泊につきの割引となるため、2人で宿泊するなら1泊2名1室8万円の宿泊施設までが半額の支援が受けられるということ。
ラグジュアリークラスの宿泊施設、しかもお部屋も上層ランクのステイまで支援してもらえることとなります。特別な滞在にするのも良し、お得な宿を半額支援してもらい、何度も北陸に旅行するのもあり。
ひとり旅がしやすいのもこの支援のありがたいところです。
1人1泊の宿泊代金 | 割引金額 | 支払金額 |
---|---|---|
10,000円 | 5,000円(50%) | 5,000円 |
20,000円 | 10,000円(50%) | 10,000円 |
30,000円 | 15,000円(50%) | 15,000円 |
40,000円 | 20,000円(50%) | 20,000円 |
50,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
交通付き宿泊旅行1泊
北陸応援割で指す交通付き宿泊旅行商品は、旅行会社の企画・催行するツアーや、航空会社やオンライン旅行予約サイトでよく見かけるホテルと交通をセットに予約できるダイナミックパッケージや個人旅行のフリーのパックも含まれます。
「高額宿泊施設でのんびりするより、まあまあ、いいホテルでアクティブに観光したい。だから目的地までの交通費も合計して全て半額にしてほしい」と言う人はこちらがおすすめ。飛行機や鉄道の往復運賃も含まれた料金となるので、1人4万円以下の1泊2日ツアー料金となると、かなり現実的な金額の旅行商品に感じます。
交通付き宿泊旅行商品は、オンライン旅行予約サイト、旅行会社で対象商品を予約しなければ支援を受けられません。個人で別々に交通とホテルを手配しても、宿泊施設のみの割引が適用されてしまうので、ご注意を!
1人1回の旅行代金 | 割引金額 | 支払金額 |
---|---|---|
10,000円 | 5,000円(50%) | 5,000円 |
20,000円 | 10,000円(50%) | 10,000円 |
30,000円 | 15,000円(50%) | 15,000円 |
40,000円 | 20,000円(50%) | 20,000円 |
50,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
交通付き宿泊旅行2泊以上
宿泊と異なり、泊数が増えれば1泊ずつ支援額が増えていくわけではない交通付き旅行商品。
「4泊の長期ツアーならもっと割り引いてもらえるかな?」ということはありません。
上限額は、2泊でも2泊以上でも、1人1回の旅行につき割引上限額は3万円です。
そのため、半額支援をしてもらいたい場合が1人1回の旅行が何泊であっても、旅行代金が6万円以下であることが条件です。
1人1回の旅行代金が6万円を超えても、割引かれるのは3万円となります。
ただ、たとえ10万円の3泊4日のツアーでも1人1泊3万円も割り引いてもらえるなら、かなり手厚い支援と言えるので、あまり支援額にこだわりすぎず、好きなスタイルの旅行ができるツアーを選びましょう。
交通付き宿泊旅行商品は、オンライン旅行予約サイト、旅行会社で対象商品を予約しなければ支援を受けられません。個人で別々に交通とホテルを手配しても、宿泊施設のみの割引が適用されてしまうのでご注意を!
1人1回の旅行代金 | 割引金額 | 支払金額 |
---|---|---|
20,000円 | 10,000円(50%) | 10,000円 |
30,000円 | 15,000円(50%) | 15,000円 |
40,000円 | 20,000円(50%) | 20,000円 |
50,000円 | 25,000円(50%) | 25,000円 |
60,000円 | 30,000円(50%) | 30,000円 |
70,000円 | 30,000円 | 40,000円 |
宿泊地が2県以上の周遊型旅行商品
1人1回の旅行代金 | 割引金額 | 支払金額 |
---|---|---|
20,000円 | 10,000円(50%) | 10,000円 |
30,000円 | 15,000円(50%) | 15,000円 |
40,000円 | 20,000円(50%) | 20,000円 |
50,000円 | 25,000円(50%) | 25,000円 |
60,000円 | 30,000円(50%) | 30,000円 |
70,000円 | 35,000円(50%) | 35,000円 |
80,000円 | 35,000円 | 45,000円 |
今回最も支援が大きい周遊旅行(宿泊県が2県以上のツアー)の場合、1人1旅行の割引上限額は35,000円です。
こちらも2県に泊まることとなり、2泊以上の扱いになるため、前述した「交通付き宿泊旅行2泊以上」より5,000円分支援が増えることとなります。
1人1旅行あたりの旅行代金が7万円以下の場合は半額支援してもらえる計算になるので、2名なら14万円の周遊ツアー。ちょっと贅沢な旅行ができますね。
周遊型旅行商品は、オンライン旅行予約サイト、旅行会社で対象商品を予約しなければ支援を受けられません。個人で別々に交通とホテルを手配しても、宿泊施設のみの割引が適用されてしまうのでご注意を!
北陸応援割最新ニュース
北陸応援割に関する、最新ニュースを上げていきます。
北陸応援割でも各県が各市が北陸応援割を見据え、独自旅行支援や、割引クーポンなを用意すると続々発表。さらにオンライン旅行予約サイトや、旅行会社も北陸応援割が始まるまでの間、少しでも支援をしようとお得なクーポンの配布を始めました。北陸応援割開始の前に北陸を旅して応援したい!と言う方は利用してみましょう。
JR各社
いよいよ2024年3月16日、北陸新幹線金沢駅〜敦賀駅が延伸、開業します!
そのことで、やはり盛り上がってくるのはJR。
全国旅行支援やGoToトラベル、そして今回の北陸応援割でも交通のみの支援は対象外ですが、JR各社がお得な乗車券を販売してくれることもあり北陸応援割と合わせて利用するのもあり。
また、北陸応援割が始まると対象外のはなるもののJR東日本びゅうトラベルでは2月限定の割引クーポンも販売されています。
JR東日本
JR東日本ではダイヤ改正日の2024年3月16日に、限定商品や一部の「おトクなきっぷ」をリニューアル。特に北陸新幹線は利用価値大で金沢駅~敦賀駅間の開業等に伴い、「おトクなきっぷ」の価格や効力などを一部見直します。
JR東日本のプレスリリースによると
ポイント1 名称変更と期間変更
旧:乗車日13日前の午前1時50分まで購入できる割引きっぷ「新幹線eチケット(お先にトクだ値)」
2024年3月16日より:乗車日14日前23時50分まで購入できる「新幹線eチケット(トクだ値14)」
ポイント2 早めに買えば乗車券がお得に
新幹線eチケット(トクだ値14)は福井駅までの割引がすごい!なんと、通常価格15,610円が10,920円に!
予約開始は2024年2月16日からですが、利用期間は2024年3月16日からなので気をつけましょう。
また、座席数は限定なので数に限りがあります。
※新幹線eチケット(トクだ値14)は2025年3月31日乗車分までの限定商品です。
JR東日本びゅうトラベル
北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸開業記念の2月限定の北陸へ旅しよう!クーポン発行中!▶。また2024年2月16日からは、石川県・富山県・福井県在住者向けの旅行割引クーポン配布を予定です。
JR西日本
JR東日本も2024年3月16日の北陸新幹線金沢駅~敦賀駅間の延伸開業に合わせて、特別企画の乗車券販売や、利用しやすい乗車券の発売・見直しを行います。
「JRお出かけネット」の特設ページ▶によると、JR西日本では北陸新幹線「金沢〜敦賀間」の延伸分販売はもちろん、早期購入割引チケットWEB早特7(乗車日の7日前まで購入可能)、WEB早特14(乗車日の14日前まで購入可能)の設定区間・発売額を見直し、新たに「WEB早特1」を設定。
大阪駅〜富山駅間は、通常価格は10,290円。WEB早特14で購入すると8,730円に!
ただし座席数は限定です。無制限に料金帯が残っているわけではないのでご注意を。
近畿日本ツーリスト
旅行会社近畿日本ツーリストが、一日も早い北陸の復興に向けて、石川県・福井県・富山県・新潟県の宿泊に利用できるクーポンを発行します。
予約期間:2024年2月8日(木)~2月29日(木)
旅行期間:2024年2月8日(木)~2月29日(木)宿泊まで(3月1日(金)チェックアウトまで)
「北陸応援割」の実施期間は対象外となりますが、それでも利用しやすくなります。
予約はこちらから⇒近畿日本ツーリストの「旅で応援~とどけよう元気~第1弾」▶
ANA(全日本空輸)
2024年3月から4月(GW前まで)、能登地震を受けた観光喚起策「北陸応援割」が行われる予定の北陸方面の路線のセールを行っています。
ただし必ずしも、搭乗対象期間に「北陸応援割」が開始されることを保証するものではありません。
販売期間:2024年2月9日(金)0時~2月15日(木)23時59分
搭乗対象期間: 2024年3月1日(金)~3月31日(日)
詳細と予約はこの記事から
便乗値上げが心配!観光庁は便乗値上げを監視する方針
予定通りの内容で北陸応援割が開始となると、大変お得な料金で北陸旅行ができることとなります。ただ、気になるのは、全国旅行支援やGoToトラベルキャンペーン時にも問題になったのですが、政府が旅行者の旅費を負担してくれる分、大元の旅行商品の値上げをしようとする動き。
実際に全国旅行支援の際には、筆者が「あの宿がこの値段で予約できる!」と、旅行予約サイトに行ってみたら「あれ?割り引いても、全国旅行支援の前より高くなってない?」ということが何度かありました。
観光庁は2月5日の衆院予算委員会で「北陸応援割」の際は、割引相当分をあらかじめ旅行代金に不当に上乗せする「便乗値上げ」を監視する方針を示し、高額な価格設定が明らかな場合は報告を求め、重大な場合は登録抹消を含め「厳正に対処する」としています。
北陸応援割・発表があるまで宿泊施設への問い合わせはご遠慮ください!
2024年2月15日現在は、政府からの北陸応援割の実施内容の決定と、各県が開始時期を決定すると発表がされただけ。宿泊施設や旅行事業者には、まだ具体的に落としこめていない状況です。
この状態で宿泊施設やオンライン旅行予約サイトへ問い合わせが相次いでおり、「何も決まっていないので困っている」という施設の方の声や、オンライン旅行予約サイトの声明を見かけます。
「たびハピ」でも決定事項は即時お知らせしていきますので、宿泊施設や旅行事業者の皆さんへのお問い合わせは、ご遠慮ください。
決定事項が追加され次第、更新!
たびハピでも、旅することで支援するために「北陸応援割」を大々的にお知らせ予定です。今後様々なことが決まっていくと思いますが、逐一更新していきます。
北陸の皆さんの旅行者の受け入れが整ったら、北陸を応援しに旅に出ましょう!
富山県は全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」2023年9月30日まで実施していました。
これより以下の記事は富山県の「全国旅行支援」の内容です。「北陸応援割」の内容はこれから決定しますが、おそらく共通する面が多いので、参考にしてみてください。
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富山県の全国旅行支援は9月30日で終了
全国旅行支援が終わっても、富山県は魅力いっぱい!
富山県で最も有名な立山黒部アルペンルートは例年4月中旬にすべての乗物が開業。シーズンに突入します。日本最大のアーチ式ダム「黒部ダム」は見どころ。ほかにも「白川郷」とともに世界文化遺産に登録された南砺市(旧平村、上平村、利賀村)の「五箇山合掌造り集落」もおすすめ!
お得な旅行方法をお教えするので、これからも富山を楽しみましょう!
10月以降は、16県の自治体が全国旅行支援の事業を継続。
コロナ禍前の需要が戻らない貸切バスを使った旅行会社で予約するツアー(団体旅行)を継続する場合も多いものの、中には個人旅行も継続する県や一度終了したが再開する県も。なかには12月22日まで延長した群馬県などあり、自治体によって期間は様々。
では富山県も?と思っていたら、残念。東京都・千葉県・大阪府などをはじめ31都道府県は個人旅行も、団体旅行も予算に達し、終了。
10月以降も全国旅行支援を継続する自治体はどこ?
富山県の全国旅行支援は終了しましたが、10月以降も個人旅行含め全国旅行支援が予約できる旅行予約サイトがいっぱい!以下の記事にまとめました。
全国旅行支援とは?「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」を振り返る
2020年7月下旬に、観光事業者を支援するための観光需要喚起策としてスタートした国家事業「GoToトラベルキャンペーン」。開始するも、新型コロナウィルス感染拡大により2020年12月下旬に停止し、度重なる感染拡大で、これまで再開の目処は立ちませんでした。
その間、政府がGoToトラベル事業の予算からねん出し、支援していたものが「地域観光事業支援」こと県民割です。
GoToトラベルキャンペーンに関しては以下の記事で確認を。
地域観光事業支援は、感染状況が収まっている県の県民が県内旅行をする際に、県が割引などの形で旅行者を支援する場合、国が県を支援するという事業。とはいえ、この程度の範囲では旅行需要喚起につながらず、地方ごとに6ブロックに範囲を広げ、ブロック内であれば基本的にはどの県の県民割も利用できる体制にしました。
しかし、感染拡大は県によって異なり、ブロック内で相互利用できないことも多く、不平等な状況が続きます。政府は2022年6月下旬にGoToトラベル事業再開の検討に入りますが、地域観光事業支援を全国に拡大することを選択し、全国旅行支援「全国旅行割」という新しい事業がスタートしました。
全国旅行支援とGoToトラベルの違い
旅行需要喚起策には、GoToトラベルキャンペーン・地域観光事業支援(県民割)・全国旅行支援(全国旅行割)の3つの喚起策があります。これらの違いについて簡単に説明します。
GoToトラベルキャンペーン:国家事業。政府が決めた条件や割引、同じ予約方法で全国一斉に行う旅行喚起策
地域観光事業支援「県民割」:県の事業。GoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援する県主催の旅行割引キャンペーン
全国旅行支援「全国旅行割」:県の事業。地域観光事業支援の予算を全国に拡大し、県民割の予約を全県から可能にするもの。ただしGoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援していることに関しては地域観光事業支援「県民割」と同じ。
それぞれ異なった事業になります。そのため、GoToトラベルキャンペーンが全国旅行支援「全国旅行割」に変わってしまったというわけではありません。
全国旅行支援は全県で異なる!
全国旅行支援は全て県が主催するもの。各県によってクーポンの種類や予約方法などが微妙に違ったりして、少々戸惑う点もありそうです。47都道府県が全国旅行支援を実施しますが、行きたい県がある場合は、きちんとチェックしておくことが重要です。
富山県全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」とは?
富山県全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」も政府が行っている全国旅行支援(全国旅行割)を活用した観光需要喚起策の一つ。予約方法や利用方法を詳しく説明していきます。
富山県全国旅行支援の予約対象者
日本国民および日本在住者
富山県全国旅行支援の期間は?
実施期間
2023年1月10日(火)~9月30日(土)※宿泊は10月1日(日)チェックアウトまで
※7月1日~9月30日までは団体旅行のみ(旅行会社が実施する貸切バスを使ったツアー)
※個人旅行は6月30日で終了
※予算が終わり次第完売
富山県全国旅行支援の既存予約はどうなる?
2023年7月1日~9月30日の富山県の全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」の既存予約は、富山県が発表した6月27日の販売日の前に予約した旅行は対象外となります。
今回は政府が販売日前の既存予約を全国旅行支援対象に振り替えることを控えるよう、通達がありました。
前回の全国旅行支援開始時に、先に予約することで「あとから割引」とする旅行事業者が複数現れ、予約開始日時にすでに予算を使い果たし、予約ができなかったという人が続出。そういったことがないよう配慮したものです。そのため、今回の全国旅行支援では予約開始日時に平等にスタート。
また、旅行予約サイトや旅行会社、宿泊施設も予約開始日時からのみ全国旅行支援の旅行予約を受け付けており、既存予約の振り替えは行いません。
富山県全国旅行支援はいくらお得?
2023年1月10日からの全国旅行支援は2022年よりも割引額が引き下げられました。内容を把握しておきましょう。
2023年1月10日~9月30日の全国旅行支援
平日旅行の交通付きの旅行(ツアーなど):1人1泊クーポンを含めると平日最大7,000円お得に。
平日の宿泊・日帰り旅行:1人1泊(日帰りは1回につき)最大5,000円お得に。
支援内容
国民の富山県への旅行代金を20%割引
1人1泊あたりの上限:ツアーなどの交通付き宿泊旅行5,000円/宿泊・日帰り3,000円
富山県の飲食店やショップ、観光施設などで使える「富山おみやげクーポン券」を1人1泊当たり(日帰りの場合は1人1回あたり)平日2,000円分/休日1,000円分付与
富山県全国旅行支援の休日・平日の定義
宿泊旅行:宿泊日とその翌日がともに休日(土曜・日曜・祝日)の場合、その宿泊は「休日」として扱い、それ以外を「平日」として扱います。
日帰り旅行:土曜・日曜・祝日を「休日」として扱い、それ以外を「平日」として扱います。
子どもや乳幼児も対象?
子どもの旅行代金が有料であり、対象料金であれば、大人と同様対象となります。
対象外となる場合
割引前の旅行商品代金・宿泊料金が下記に該当するものは割引対象となりません。
平日:3,000円(税込)未満・休日:2,000円(税込)未満
※宿泊の場合:1人泊当たりの旅行代金が、平日1人1泊3,000円(税込)以上、休日1人1泊2,000円(税込)以上の旅行が対象
※日帰り旅行については、1人1回当たりの旅行代金が、平日1人1回3,000円(税込)以上、休日1人1回2,000円(税込)以上の旅行が対象。
富山おみやげクーポン券電子版の使い方
クーポンは2023年より配布金額が変わったのと同時に、政府からの電子版クーポン導入の移行もあり、前回紙クーポンにしていた県は慌てて準備をしていました。
富山県は富山県おみやげポイント専用アプリ「とやマネー」を活用しての電子クーポン受け取りから利用を行います。
1.富山おみやげポイント専用アプリ「とやマネー」をダウンロード
2.富山おみやげポイントを獲得(チャージ)
3.富山おみやげポイントでお支払
詳しい使い方についてはこちらを参照してください⇒富山おみやげポイント専用アプリ「とやマネー」▶
富山おみやげクーポン券はどこでもらえる?
富山おみやげクーポン券は基本的に以下でもらえます。
〇宿泊を伴う旅行商品の場合は、チェックイン時に宿泊施設にもらえます。
〇日帰り旅行の場合は、旅行当日に、旅行事業者や同行する添乗員よりもらえます。
富山おみやげクーポン券の有効期限
宿泊旅行:チェックイン日~チェックアウト日
日帰り旅行:旅行実施日
※富山県内でしか利用できません
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富山県全国旅行支援の予約条件
富山県全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」で利用していたワクチン・検査パッケージは2023年5月8日以降撤廃されます。
新型コロナウィルスワクチン接種完了済みの接種証明書もしくはPCR検査等の陰性結果の証明書はもう提示不要です。
ただし、写真で顔が確認できる公的身分証明の提示は継続して参加義務となります。
全国旅行支援は国の予算が各都道府県に配布されているもので、各都道府県が各旅行事業者に利用します。その際、正しく使われているのかと言う報告をする必要があるのです。
推奨されているのは以下。コピーではなく原本の提示が必要です。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
用意できない場合は保険証と年金手帳など2つ組み合わせで提示する必要があります。
富山県全国旅行支援の予約方法は?
富山県全国旅行支援「富山で休もう。とやま観光キャンペーン」の予約方法は3つの方法があります。
①オンライン旅行予約サイト(OTA)で予約する方法
個人旅行のオンライン旅行予約サイト予約は2023年6月30日をもって終了しました。
②ホテルや旅館で直接予約
宿泊施設への直接予約は2023年6月30日をもって終了しました。
③旅行会社で申し込み
旅行会社への予約は2023年9月30日をもって終了しました。
富山県全国旅行支援の注意事項
①富山県を目的地とする宿泊・旅行が対象
②1人泊当たりの旅行代金が、平日1人1泊3,000円(税込)以上、休日1人1泊2,000円(税込)以上の旅行が対象
(日帰り旅行については、1人1回当たりの旅行代金が、平日1人1回3,000円(税込)以上、休日1人1回2,000円(税込)以上の旅行が対象)
③1回の予約または申込につき、7泊まで対象
④利用回数に制限はありません。
⑤宿泊施設チェックイン時、旅行の申込時、または旅行当日に、利用者全員分の証明を提示する必要があります
★身分証(運転免許証・パスポート・健康保険証など)