大分県は延長した全国旅行支援「新しいおおいた旅割第2弾」を2023年10月31日(火)で終了しました。なお、クーポンは11月1日(水)まで利用可能です。
全国旅行支援が終わっても、大分県は魅力いっぱい!これからも大分を楽しみましょう!
全国旅行支援とは?「新しいおおいた旅割第2弾」を振り返る
政府が2020年12月末に停止した国家事業の観光需要喚起策「GoToトラベルキャンペーン」の予算から、県が自県に旅行に来る旅行者の旅費を割り引くなどの支援をした際に、県を支援する制度が「全国旅行支援」。GoToトラベルキャンペーンの代替え観光需要喚起策ですが、国家事業ではなく県の事業です。
GoToトラベルキャンペーンについての詳細は以下の記事に書かせていただいたので、要チェック。
全国旅行支援とGoToトラベルの違い
GoToトラベルキャンペーン・地域観光事業支援(県民割)・全国旅行支援(全国旅行割)と、コロナ禍の間に3つの「旅行が安くなりますよ!」という事業がありましたね。その違いとは何なのでしょうか?簡単に説明すると、以下になります。
GoToトラベルキャンペーン:国家事業。政府が決めた条件や割引で、同じ予約方法で全国一斉に行う旅行喚起策
地域観光事業支援「県民割」:県の事業。GoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援する県主催の旅行割引キャンペーン
全国旅行支援「全国旅行割」:県の事業。地域観光事業支援の予算を全国に拡大し、県民割の予約を全県から可能にするもの。ただしGoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援していることに関しては地域観光事業支援「県民割」と同じ。
新型コロナウィルス感染拡大が長引かなければ、GoToトラベルキャンペーンだけで終わっていたものの、感染の状況に合わせて地方自治体にGoToトラベル事業の予算から支援をし、徐々に支援が拡大していった流れです。事業自体が全く別なので、GoToトラベルキャンペーンが全国旅行支援「全国旅行割」に変わってしまったわけではありませんが、2023年3月20日にGoToトラベル事業の公式サイトが閉鎖されていたことにより、実施は絶望視されています。斉藤国土交通相は全国旅行支援立ち上げ会見の際に「やらないわけではない」と明言していましたが、やらないことになったのかもしれません。
ただ、全国旅行支援がこれだけ延長されている中、全く新しいルールでまた新たな旅行喚起策が始まると、再び現場で混乱が起きる上に、使う側も混乱してしまいます。このまま全国旅行支援を続ける方が良いといのも理解できます。
全国旅行支援は全県で異なる!
全国旅行支援の難解なところは、運営自体は県であり、難解でよくわからないと言われた県民割よりは、少しだけ全国の共通事項も増えましたが、クーポンの使い方や終了日、予約方法が微妙に違ったりするのです!
大分県全国旅行支援とは?
大分県全国旅行支援「新しいおおいた旅割第2弾」も全国旅行支援の一つ。観光庁の「全国旅行支援」の制度を活用した、全国規模の観光需要喚起策です。
大分県全国旅行支援の予約対象
日本国民および在住者
大分県全国旅行支援の期間
実施期間:2023年1月10日(火)~10月31日(火)
貸切バスを利用しない個人・団体旅行:2023年7月20日まで延長(チェックアウト7月21日分まで)
団体旅行(旅行会社を通して貸切バスを利用する旅行):2023年10月31日まで延長(チェックアウト11月1日分まで)
大分県全国旅行支援の既存予約はどうなる?(後から割引きなど)
予約・販売開始日は各旅行事業者によってそれぞれ異なります。オンライン旅行予約サイトも、各社の販売日以前の全国旅行支援振替は行わないため、オンライン旅行会社や旅行会社の予約開始日時以降に予約しなければ、こちらも全国旅行支援の対象外となります。
大分県全国旅行支援はいくらお得??
全国旅行支援の内容を把握しておきましょう。
2023年10月31日までの大分県全国旅行支援
平日旅行の交通付きの旅行(ツアーなど):1人1泊クーポンを含めると平日最大7,000円お得に。
平日の宿泊・日帰り旅行:1人1泊(日帰りは1回につき)最大5,000円お得に。
※1人1泊あたり平日3,000円以上・休日2,000円以上。最低利用金額を下回る旅行予約は全国旅行支援の対象外。ただし、宿泊施設に直接申し込む場合のみ、対象金額設定はありません。
支援内容
国民の大分県への旅行代金を20%割引
1人1泊あたりの上限:ツアーなどの交通付き宿泊旅行5,000円/宿泊・日帰り3,000円
大分県の飲食店やショップ、観光施設などで使える地域クーポン券「満喫クーポン」:1人1泊あたり(日帰りの場合は1人1回あたり)平日2,000円分/休日1,000円分付与
子どもは対象?
有料の子どもで、対象額以上であれば対象です。添い寝など無料の子どもは対象外です。
クーポンや下限額に差が出る大分県全国旅行支援の休日・平日の定義
宿泊の場合:宿泊日とその翌日がどちらも休日(土日祝)の場合には、その宿泊を「休日」、その他の場合については「平日」
日帰り旅行の場合:土日祝日を「休日」として扱います。
大分県旅行支援地域クーポン「満喫クーポン」の使い方
2022年の全国旅行支援「満喫クーポン」。大分県はシンプルに紙クーポンでおつりが出ない使い方以外は何も考えずに使えました。ただし、政府より、2023年の地域限定クーポンは、旅行者のスマートフォンの活用を前提とした 電子クーポンの発行を原則とするよう指示があり、電子クーポンになります。
宿泊施設でのチェックイン時に、電子クーポンのQRコードがついた台紙からQRコードを読み込み、チャージする形のものとなります。
有効期限
宿泊の場合:旅行の宿泊日及びその翌日
日帰りの場合:当日
大分県全国旅行支援地域クーポン券のもらい方
大分県全国旅行支援の地域クーポン「満喫クーポン」は予約した場所によってもらえる場所が変わります。
宿泊施設または旅行会社となり、平日1人1泊2,000円分・休日であれば1人1泊1,000円分がもらえます(日帰りは1人1回です)。
〇交通と宿泊を伴うツアーなどの旅行⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇宿泊施設で直接予約⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇オンライン旅行予約サイト(OTA)⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇日帰り旅行⇒当日係員や添乗員から。旅行会社で対面で購入した場合は、旅行会社で渡される場合もあるので、予約・購入時に確認しましょう
大分県全国旅行支援の予約条件
大分県全国旅行支援「新しいおおいた旅割第2弾」で利用していたワクチン・検査パッケージは2023年5月8日以降撤廃されます。
新型コロナウィルスワクチン接種完了済みの接種証明書もしくはPCR検査等の陰性結果の証明書はもう提示不要です。
ただし、写真で顔が確認できる公的身分証明の提示は継続して参加義務となります。
全国旅行支援は国の予算が各都道府県に配布されているもので、各都道府県が各旅行事業者に利用します。その際、正しく使われているのかと言う報告をする必要があるのです。
推奨されているのは以下。コピーではなく原本の提示が必要です。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
用意できない場合は保険証と年金手帳など2つ組み合わせで提示する必要があります。
大分県全国旅行支援の予約方法は?
大分県全国旅行支援の予約方法は3つあります。
①オンライン旅行予約サイト(OTA)で予約する方法
個人旅行のオンライン旅行予約サイト予約は2023年7月20日をもって終了しました。
②ホテルや旅館で直接予約
宿泊施設への直接予約は2023年7月20日をもって終了しました。
③旅行会社で申し込み
旅行会社への予約は2023年10月31日をもって終了しました。
大分県全国旅行支援の注意事項
①大分県を目的地とする宿泊・旅行が対象
②1人泊当たりの旅行代金が、平日1人1泊3,000円(税込)以上、休日1人1泊2,000円(税込)以上の旅行が対象
(日帰り旅行については、1人1回当たりの旅行代金が、平日1人1回3,000円(税込)以上、休日1人1回2,000円(税込)以上の旅行が対象)
③宿泊施設への直接予約は、平日1人1泊3,000円(税込)以下、休日1人1泊2,000円(税込)以下でも対象になります。
④1回の予約または申込につき、7泊まで対象
⑤利用回数に制限はありません。
⑥宿泊施設チェックイン時、旅行の申込時、または旅行当日に、利用者全員分の証明を提示する必要があります
★身分証(運転免許証・パスポート・健康保険証など)