長崎県は再開した全国旅行支援「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」を2023年9月30日(土)で終了しました。なお、クーポンは10月1日(日)の23時59分まで利用できます。
全国旅行支援が終わっても、長崎県は魅力いっぱい!
長崎県といえば、世界新三大夜景スポット「稲佐山」「旧グラバー住宅」「大浦天主堂」等、長崎市内の異国情緒漂う観光スポットや、夜のイルミネーションイベントが人気のテーマパーク「ハウステンボス」をはじめ魅力的な観光スポットがたくさんあります。世界遺産に登録された「五島列島」や、軍艦島こと端島 (はしま)も一度は訪ねてみたいもの。長崎ちゃんぽんや卓袱料理、カステラなどの長崎独自のグルメも人気です。また、西九州新幹線開業をきっかけに新しくなった部分も増えました。お得な旅行方法をお教えするので、これからも長崎をもっと楽しみましょう!
目次
長崎県の全国旅行支援は9月30日で終了
10月以降は、16県の自治体が全国旅行支援の事業を継続。
コロナ禍前の需要が戻らない貸切バスを使った旅行会社で予約するツアー(団体旅行)を継続する場合も多いものの、中には個人旅行も継続する県や一度終了したが再開する県も。なかには12月22日まで延長した群馬県などあり、自治体によって期間は様々。
では長崎県も?と思っていたら、残念。東京都・千葉県・大阪府などをはじめ31都道府県は個人旅行も、団体旅行も予算に達し、終了。
10月以降も全国旅行支援を継続する自治体はどこ?
長崎県の全国旅行支援は終了しましたが、10月以降も個人旅行含め全国旅行支援が予約できる旅行予約サイトがいっぱい!以下の記事にまとめました。
全国旅行支援とは?「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」を振り返る
新型コロナウィルス感染拡大で打撃を受けた観光事業や旅行事業の支援を行うために、2020年7月下旬にスタートした国家事業の観光需要喚起策「GoToトラベルキャンペーン」は2020年12月下旬に停止したまま再開することはありませんでした。
その間、観光需要喚起策として、政府がGoToトラベル事業の予算からねん出し、支援していたものこそ県民割こと「地域観光事業支援」です。
GoToトラベルキャンペーンに関しては以下の記事で確認を。
地域観光事業支援は、感染状況が収まっている県の県民が県内旅行をする場合に、県が割引支援を行う場合、政府が県を支援するという事業でした。範囲が狭すぎ、支援には程遠いことから、感染が少しおさまった2022年4月、地域観光事業支援を県単位ではなく、地方ごとに6ブロックに分け、ブロック割の体制に拡大しました。
しかし、その後もしぶとい新型コロナウィルス感染の感染拡大。人口が多い大都市を有する自治体は、感染拡大に悩みます。府内、都内、県内のみ支援や、中には停止してしまう自治体もあり、ブロック内で相互利用できなくなる場合も。
政府は6月下旬、GoToトラベル事業再開の検討に入りましたが、まずは地域観光事業支援を全国に拡大することを選択。全国旅行支援「全国旅行割」という新しい事業ができました。その後も感染拡大の影響で2度の延期となりますが、10月11日開始にこぎつけました。
政府は2023年も割引額を引き下げつつ1月10日からの継続を発表。47都道府県がこの支援を受け、全国旅行支援を再開。大部分の都道府県が3月31日、もしくは30日を終了日にしており、一部、2月末、3月中旬など異なる県もあります。さらには政府より予算に余剰がある場合は4月以降も継続して良いと発表があり、全47都道府県が全国旅行支援を延長しました。
全国旅行支援とGoToトラベルの違い
GoToトラベルキャンペーン・地域観光事業支援(県民割)・全国旅行支援(全国旅行割)。その違いとはどこにあるのでしょうか?簡単に説明すると、以下になります。
GoToトラベルキャンペーン:国家事業。政府が決めた条件や割引で、同じ予約方法で全国一斉に行う旅行喚起策
地域観光事業支援「県民割」:県の事業。GoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援する県主催の旅行割引キャンペーン
全国旅行支援「全国旅行割」:県の事業。地域観光事業支援の予算を全国に拡大し、県民割の予約を全県から可能にするもの。ただしGoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援していることに関しては地域観光事業支援「県民割」と同じ。
事業自体が全く異なるため、GoToトラベルキャンペーンが全国旅行支援「全国旅行割」に変わってしまったわけではありません。ただしGoToトラベルキャンペーンは2023年3月20日に公式サイトが閉鎖。実施は絶望視されています。
全国旅行支援は全県で異なる!
今回の全国旅行支援が政府の支援による、県民割と同じ地方自治体の事業であることはおわかりいただけたでしょうか?難解でよくわからないと言われた県民割よりは、少しだけ共通事項も増えはしましたが、クーポンの種類や、各予約方法が微妙に違ったりするのです!国家事業であるGoToトラベルキャンペーンであれば、ルールは一つだったのでいちいち確認することなんて必要ありませんでした。
47都道府県が全国旅行支援を延長しますが、行きたい県がある場合は、きちんとチェックしておきましょう。
長崎県全国旅行支援とは?
長崎県全国旅行支援予約対象者
日本国民および日本在住者
長崎県全国旅行支援の期間
実施期間:9月1日(金)~9月30日(土)※宿泊は10月1日(日)チェックアウトまで
※団体旅行の予約開始は8月4日(金)10時から
※個人旅行の予約開始は8月24日(木)10時から
※各旅行予約サイトや旅行会社の予約開始日は別となる場合があります。予約開始日前の予約は対象外になるのでご注意を
※期間に関係なく予算が終わり次第完売
長崎県全国旅行支援の既存予約はどうなる?(あとから割引きなど)
全国旅行支援は全47都道府県の予約販売開始日が各旅行会社・旅行予約サイト・宿泊施設とも異なります。
各社の各都道府県の予約開始日以前の予約はすべて対象外となります。ご注意くださいね。
これは、2022年の全国旅行支援開始の際に開始の前から「あとから割引」や既存予約の全国旅行支援振替を売りにして、先に予約を募った旅行事業者が続出。これで何が起きたかというと、まじめに予約開始日を待って予約した人が予約を取れないという最悪の状況が発生。
そういったことが起こらないよう、今回は予約開始日からの予約のみを対象とするよう、政府からお達しがあったのです。
「あーあ。予約開始前に振り替えられると思って予約しちゃった!」という人は、キャンセル料などがかかる場合、予約取りなおしで本当にお得になるかしっかりと計算を。キャンセル料が発生する場合などは、次の旅行の予約から全国旅行支援を予約しましょう。中には値上がりしている宿泊施設などもあるので、キャンセル料を払って全国旅行支援を予約した場合、もともとの旅行の方が安い場合も珍しくはありません。
長崎県全国旅行支援はいくらお得?
2023年の全国旅行支援は2022年よりも割引上限額が引き下げられました。久々に使う人は内容を把握しておきましょう。
2023年9月1日か9月30日までの全国旅行支援
平日旅行の交通付きの旅行(ツアーなど):1人1泊クーポンを含めると平日最大7,000円お得に。
平日の宿泊・日帰り旅行:1人1泊(日帰りは1回につき)最大5,000円お得に。
支援内容
国民の長崎県への旅行代金を20%割引
1人1泊あたりの上限:ツアーなどの交通付き宿泊旅行5,000円/宿泊・日帰り3,000円
長崎県の飲食店やショップ、観光施設などで使える地域クーポン券:1人1泊あたり(日帰りの場合は1人1回あたり)平日2,000円分/休日1,000円分付与
※2023年のクーポンは電子クーポンになります
対象外となる場合
①割引前の旅行商品代金・宿泊料金が下記に該当するものは割引対象となりません。
平日:3,000円未満・休日:2,000円未満
※宿泊の場合:1人泊当たりの旅行代金が、平日1人1泊3,000円(税込)以上、休日1人1泊2,000円(税込)以上の旅行が対象
※日帰り旅行については、1人1回当たりの旅行代金が、平日1人1回3,000円(税込)以上、休日1人1回2,000円(税込)以上の旅行が対象。
②各種クーポン等による割引や、県内各市町が実施する宿泊割引制度を適用した金額が、上記の下限金額に満たない場合は対象となりません
③長崎県全国旅行支援「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」は1回の利用につき7泊までが対象。それ以上は対象外です。
子どもは対象になる?
有料の子どもは、下限の金額を超えていれば、長崎県全国旅行支援の割引とクーポン配布が受けられます。
クーポン・対象額に差が出る休日・平日の定義
宿泊旅行:宿泊日とその翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は休日。それ以外は平日。
日帰り旅行商品:旅行の日が土曜日・日曜日・祝日の場合は休日。それ以外は平日。
長崎県全国旅行支援地域クーポン「長崎PAY」とは?
2023年1月10日からの長崎県全国旅行支援「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」地域クーポンは政府の意向から電子クーポンになりました。クーポン提供方法は決済アプリ「regionPAY(リージョンペイ)」を利用する「長崎PAY」です。
長崎県内でのみしか使えません。
長崎県全国旅行支援地域限定クーポンはどこでもらえる?
地域限定クーポンは主に以下でもらえます。
〇交通と宿泊を伴うツアーなどの旅行⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇日帰り旅行⇒当日係員や添乗員から
〇宿泊施設で直接予約⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇オンライン旅行予約サイト(OTA)⇒初日の宿泊施設チェックイン時
長崎県全国旅行支援地域限定クーポンが使えるショップや飲食店はこちらから検索▶
長崎県全国旅行支援地域クーポン「長崎PAY」はいくらもらえる?
①宿泊を伴う場合
休日:宿泊日とその翌日が、ともに土日または祝祭日である日⇒1,000円/平日:休日以外の日⇒2,000円
②日帰り旅行の場合
休日:旅行日が土曜日、日曜日または祝祭日である日⇒1,000円/平日:休日以外の日⇒2,000円
長崎PAYの使い方
①「region PAY」アプリをインストール(App StoreもしくはGoogle Playから入手)
※他のエリアで使ったことがある場合は、入手は不要です。
②アプリを開き「新規登録の方はこちら」をタップし、新規登録画面で求められえる内容を入力
※他のエリアで使ったことがある場合は、新規登録は不要です。
③ログイン
メールアドレスでアカウント登録している場合は「メールでログイン」:メールに6桁の認証コードが届くので、その番号を入力しログインします。
電話番号でアカウント登録している場合:認証コードはSMSに届きます。6桁の認証コードが届くので、その番号を入力しログインします。
④アプリTOPの「地域を追加」をタップし、地域一覧の中から長崎県の全国旅行支援「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」を選択。「利用規約」が表示されるのでスクロールし、全文確認。「追加」ボタンをタップし、同意するのチェックボックスにチェック。
⑤宿泊施設(日帰り旅行の場合は旅行会社など)でのチェックインの際、クーポンのチャージ用QRコードが載った台紙が受け取れます。
⑥選択した地域の地域マイページに入り、⑤でもらった台紙からQRをスキャンすれば、地域クーポン券のチャージが完了します。
クーポンが利用できる施設や店舗はアプリ上で確認できます。
店舗や施設では、店頭に置いてあるQRコードを読み取り、金額を入力して、店舗側に確認してもらったうえで決算を終了します。
詳しい使い方はこちらを参照にしてください⇒長崎県全国旅行支援電子クーポン「長崎PAY」マニュアル▶
スマートフォンを持っていない場合
スマートフォンを持っていないなど、region PAYの操作が困難な場合は、宿泊施設などから受け取ったチャージ用のQRコードがついた台紙を紙クーポンとして利用できます。
長崎PAYの期限はいつまで?
宿泊を伴う旅行の場合:宿泊日とチェックアウト日の23:59まで
日帰り旅行の場合:旅行当日の23:59まで
長崎県全国旅行支援の予約条件は?
長崎県全国旅行支援で利用していたワクチン・検査パッケージは2023年5月8日以降撤廃されます。
新型コロナウィルスワクチン接種完了済みの接種証明書もしくはPCR検査等の陰性結果の証明書はもう提示不要です。
ただし、写真で顔が確認できる公的身分証明の提示は継続して参加義務となります。
全国旅行支援は国の予算が各都道府県に配布されているもので、各都道府県が各旅行事業者に利用します。その際、正しく使われているのかと言う報告をする必要があるのです。
推奨されているのは以下。コピーではなく原本の提示が必要です。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
用意できない場合は保険証と年金手帳など2つ組み合わせで提示する必要があります。
長崎県全国旅行支援の予約方法
長崎県全国旅行支援の予約方法は3つの方法があります。
①オンライン旅行予約サイト(OTA)で予約する方法
オンライン旅行予約サイト予約は2023年9月30日をもって終了しました。
②ホテルや旅館で直接予約
宿泊施設の直接予約は対象外になります。
③旅行会社で申し込み
旅行会社への予約は2023年9月30日をもって終了しました。
長崎県全国旅行支援の注意事項
①長崎県を目的地とする宿泊・旅行が対象
②最低利用金額は1人1泊(回)あたり平日3,000円・休日2,000円。最低利用金額を下回る旅行はキャンペーンの対象外です
③1回の予約につき、7泊までが対象
④期間中であれば、何度でも利用が可能です
⑤宿泊施設チェックイン時、旅行の申込時、または旅行当日に、利用者全員分の証明を提示する必要があります
★身分証(運転免許証・パスポート・健康保険証など)