山梨県は全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」を2023年7月21日で終了しました。
7月22日(土)にチェックアウトする場合は、クーポンは23時59分まで利用できます。
全国旅行支援が終わっても、山梨は魅力いっぱい!
山梨県は富士山や富士五湖など富士山を中心としたアウトドアやレジャーに、富士急ハイランドで絶叫しながら富士山を眺めるも良し、石和温泉でほっこりしたり、「ほうとう鍋」に舌鼓を打ったり、信玄餅の詰め放題にチャレンジしたり…。やりたいことが山ほどあります!お得な旅行方法をお教えするので、これからも山梨を楽しみましょう!
目次
山梨県の全国旅行支援は7月21日で終了
観光庁は6月28日、全国旅行支援に関して、30道県が7月以降も事業を続けると発表。
コロナ禍前の需要が戻らない貸切バスを使った旅行会社で予約するツアー(団体旅行)を継続する場合も多く、最長は佐賀県の11月30日(7月22日~8月31日は除外)!すごーい!
では山梨県も?と思っていたら、残念。山梨県は2023年7月21日で予算に達し、終了。
7月以降も全国旅行支援を継続する自治体はどこ?
山梨県の全国旅行支援は終了しましたが、7月以降も個人旅行含め全国旅行支援が予約できる旅行予約サイトがいっぱい!以下の記事にまとめました。
全国旅行支援とは?「やまなしグリーン・ゾーン旅割」を振り返る
新型コロナウィルスの感染拡大により打撃を受けた観光事業者を支援するための観光需要喚起策であり国家事業の「GoToトラベルキャンペーン」。2022年7月下旬にスタートしたものの、新型コロナウィルス感染拡大により2020年12月下旬に停止。度重なる感染拡大で、これまで再開することはありませんでした。
その間、政府がGoToトラベル事業の予算からねん出し、支援していたものこそ「地域観光事業支援」こと県民割です。
GoToトラベルキャンペーンに関しては以下の記事で確認を。
地域観光事業支援は、感染がある程度落ち着いている県の県民が県内旅行をする際に、県が旅行者を割引などの形で支援をする場合、国が県を支援するという事業でした。とはいえ、この程度の範囲では旅行喚需要起につながらず、2022年4月、地域観光事業支援を地方ごとに6ブロックに分け、ブロック内であれば基本的にはどの県の県民割も利用できる体制にしました。
しかし、感染拡大は県によって異なり、府内、都内、県内のみ地域観光事業支援とする自治体、中には停止してしまう自治体もあり、ブロック内で相互利用できないことも多く、不平等な状況が続きます。
政府は6月下旬、GoToトラベル事業再開の検討に入りましたが、まずは地域観光事業支援を全国に拡大することを選択。全国旅行支援「全国旅行割」という新しい事業ができました。
全国旅行支援とGoToトラベルの違い
GoToトラベルキャンペーン・地域観光事業支援(県民割)・全国旅行支援(全国旅行割)。
3つの旅行需要喚起策は何が違うのでしょうか?簡単に説明すると、以下になります。
GoToトラベルキャンペーン:国家事業。政府が決めた条件や割引で、同じ予約方法で全国一斉に行う旅行喚起策
地域観光事業支援「県民割」:県の事業。なかなか始まらないGoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援する県主催の旅行割引キャンペーン
全国旅行支援「全国旅行割」:県の事業。地域観光事業支援の予算を全国に拡大し、県民割の予約を全県から可能にするもの。ただしGoToトラベルキャンペーンの代替えとして、政府がGoToトラベル事業の予算から支援していることに関しては地域観光事業支援「県民割」と同じ。
事業自体が全く異なるため、GoToトラベルキャンペーンが全国旅行支援「全国旅行割」に変わってしまったわけではありません。斉藤国土交通相も全国旅行支援立ち上げ会見の際に「やらないわけではない」と明言していましたが、去る3月20日、GoToトラベル事業の公式サイトがひっそりと閉鎖されていました。
もしこの先国家事業として観光喚起策があったとしても、新しいものとなることでしょう。度重なる全国旅行支援の延長で、現場も、利用者も慣れつつありこれからGoToトラベルとなるとまたすべてを変える必要があります。それを考えると、終了もやむを得ないことだったのでしょう。
全国旅行支援が全国規模の事業になるとはいえ、地域観光事業支援「県民割」とはルールが少し変わり、予約できる範囲が広くなっただけと考えましょう。実施時は問題が多いと言われた国家事業のGoToトラベル事業ですが、全国旅行支援と比較すると予約する側としてはとても予約しやすかったことがわかるはずです。
全国旅行支援は全県で異なる!
全国旅行支援は全て県が主催するもの。クーポンの発行の仕方を含め、微妙に異なります。
47都道府県が全国旅行支援を実施しますが、行きたい県がある場合は、きちんとチェックしておきましょう。
山梨県全国旅行支援とは?
山梨県全国旅行支援も、観光庁の補助事業である全国旅行支援(全国旅行割)を活用した事業の一つ。新型コロナウィルス感染拡大の影響により落ち込んだ観光需要の回復に向けて、観光産業の反転攻勢を促進するとともに、山梨県地域経済の活性化を図ることを目的とした事業となります。
山梨県全国旅行支援の予約対象
日本国民および日本在住者
山梨県全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」の期間
実施期間
2023年1月10日(火)~7月21日(金)※7月22日(土)チェックアウトまで
※7月1日~7月21日までは団体旅行のみ(旅行会社が実施する貸切バスを使ったツアー)
※個人旅行は6月30日で終了
山梨県全国旅行支援の既存予約はどうなる?(後から割引きなど)
2023年1月10日から7月21日までの「やまなしグリーン・ゾーン旅割」は、旅行予約サイト・旅行会社・宿泊施設の予約販売開始前に予約した旅行は全国旅行支援の対象外とします。
一見当たり前に見えるこちらの文言。なぜこのような断り書きをしなければならないのでしょうか?
全国旅行支援開始時に多くの旅行予約サイトや旅行会社が「今予約すると、後から全国旅行支援分の割引を行います!」という「あとから割引」を呼び掛けていたことを覚えている人もいるかもしれません。
全国規模の旅行喚起策である全国旅行支援の開始時期がなかなか決まらず、開始待ちの人が増え、その人たちを予約につなげるべく、旅行事業者が取った策です。そのことで何が起きたかというと、全国旅行支援予約販売開始日時に完売していた都道府県が出たりしたのです。
フィライングの予約者が全国旅行支援を予約でき、予約日時に普通に予約をした人が予約ができないという不条理をなくすため、政府が既存予約を受け付けない旨を通達しました。
既存予約がある人は、キャンセルして取り直すこともあるでしょう。しかし、キャンセル料が発生する場合もあるので、どちらがお得になるのか計算してから動いた方が良さそうです。
山梨県全国旅行支援はいくらお得?
2023年の全国旅行支援は政府の見直しにより2022年内の支援額と、2023年の支援額が異なります。
2023年以降は割引率と割引上限額が引き下げられました。内容を把握しておきましょう。
2023年1月10日~7月21日までの全国旅行支援
平日旅行の交通付きの旅行(ツアーなど):1人1泊クーポンを含めると平日最大7,000円お得に。
平日の宿泊・日帰り旅行:1人1泊(日帰りは1回につき)最大5,000円お得に。
支援内容
国民の山梨県への旅行代金を20%割引
1人1泊あたりの上限:ツアーなどの交通付き宿泊旅行5,000円/宿泊・日帰り3,000円
山梨県の飲食店やショップ、観光施設などで使える「やまなしグリーンゾーン旅割クーポン券」:1人1泊あたり(日帰りの場合は1人1回あたり)平日2,000円分/休日1,000円分付与
全国旅行支援は子どもも対象?
有料の子ども料金かつ、対象金額であれば子どもも対象となります。
山梨県全国旅行支援の休日・平日の定義
宿泊旅行:宿泊日とその翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は休日。それ以外は平日。
日帰り旅行商品:旅行の日が土曜日・日曜日・祝日の場合は休日。それ以外は平日。
やまなしグリーンゾーン旅割地域クーポンについて
やまなしグリーン・ゾーン旅割の地域クーポンは、政府の意向により電子クーポンで提供されます。山梨県が利用する電子クーポンは人気の全国旅行支援である大阪都や東京都が導入している「region PAY(リージョンペイ)」です。
やまなしグリーンゾーン旅割地域クーポンはいくらもらえる?
「やまなしグリーン・ゾーン旅割」を利用する旅行者を対象に、平日1人1泊につき2,000円分・休日1人1泊につき1,000円分の地域クーポン「やまなしグリーン・ゾーン旅割クーポン」を付与します。
地域クーポンは、飲食店や観光施設、お土産店などの対象店舗で利用することができます。
有効期限
宿泊:チェックイン時からチェックアウト日の23:59まで
日帰り:旅行当日23:59まで
やまなしグリーンゾーン旅割地域クーポンがもらえる場所
〇交通と宿泊を伴うツアーなどの旅行⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇日帰り旅行⇒当日係員や添乗員から
〇宿泊施設で直接予約⇒初日の宿泊施設チェックイン時
〇オンライン旅行予約サイト(OTA)⇒初日の宿泊施設チェックイン時
やまなしグリーンゾーン旅割地域クーポン電子版の使い方
山梨県全国旅行支援の電子クーポン提供方法は決済アプリ「regionPAY(リージョンペイ)」を利用。
①「region PAY」アプリをインストール(App StoreもしくはGoogle Playから入手)
※他のエリアで使ったことがある場合は、入手は不要です。
②新規登録
※他のエリアで使ったことがある場合は、新規登録は不要です。
アプリを開き「新規登録の方はこちら」をタップし、新規登録画面で求められる内容を入力
・ログイン
メールアドレスでアカウント登録している場合は「メールでログイン」:メールに6桁の認証コードが届くので、その番号を入力しログインします。
電話番号でアカウント登録している場合:認証コードはSMSに届きます。6桁の認証コードが届くので、その番号を入力しログインします。
・アプリTOPの「地域を追加」をタップし、地域一覧の中から「やまなしグリーン・ゾーン旅割」を選択。「利用規約」が表示されるのでスクロールし、全文確認。「追加」ボタンをタップし、同意するのチェックボックスにチェック。
③宿泊施設(日帰り旅行の場合は旅行会社など)でのチェックインの際、クーポンのチャージ用QRコードが載った台紙が受け取れます。
④選択した地域の地域マイページに入り、③でもらった台紙からQRをスキャンすれば、地域クーポン券のチャージが完了します。
クーポンが利用できる施設や店舗はアプリ上で確認できます。
店舗や施設では、店頭に置いてあるQRコードを読み取り、金額を入力して、店舗側に確認してもらったうえで決算を終了します。
詳しい使い方はこちらを参照にしてください⇒山梨県全国旅行支援「region PAY」操作マニュアル▶
スマートフォンを持っていない場合
スマートフォンを持っていないなど、region PAYの操作が困難な場合は、宿泊施設などから受け取ったチャージ用のQRコードがついた台紙を紙クーポンとして利用できます。
山梨県全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」予約条件は?
山梨県全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」で利用していたワクチン・検査パッケージは2023年5月8日以降撤廃されます。
新型コロナウィルスワクチン接種完了済みの接種証明書もしくはPCR検査等の陰性結果の証明書はもう提示不要です。
ただし、写真で顔が確認できる公的身分証明の提示は継続して参加義務となります。
全国旅行支援は国の予算が各都道府県に配布されているもので、各都道府県が各旅行事業者に利用します。その際、正しく使われているのかと言う報告をする必要があるのです。
推奨されているのは以下。コピーではなく原本の提示が必要です。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
用意できない場合は保険証と年金手帳など2つ組み合わせで提示する必要があります。
山梨県全国旅行支援の予約方法は?
山梨県全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」の予約方法は3つの方法があります。
①オンライン旅行予約サイト(OTA)で予約する方法
個人旅行のオンライン旅行予約サイト予約は2023年6月30日をもって終了しました。
②ホテルや旅館で直接予約
宿泊施設への直接予約は2023年6月30日をもって終了しました。
③旅行会社で申し込み
2023年7月21日をもって山梨県の全国旅行支援は終了しました。
山梨県全国旅行支援「やまなしグリーン・ゾーン旅割」の注意事項
①山梨県を目的地とする宿泊・旅行が対象
②1人泊当たりの旅行代金が、平日1人1泊3,000円(税込)以上、休日1人1泊2,000円(税込)以上の旅行が対象
(日帰り旅行については、1人1回当たりの旅行代金が、平日1人1回3,000円(税込)以上、休日1人1回2,000円(税込)以上の旅行が対象)
③1回の予約または申込につき、7泊まで対象
④利用回数に制限はありません。
⑤宿泊施設チェックイン時、旅行の申込時、または旅行当日に、利用者全員分の証明を提示する必要があります
★身分証(運転免許証・パスポート・健康保険証など)