界 ポロト宿泊記・北海道の星野リゾート最新温泉旅館

ホテルブロガー hoteloG.

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ホテルブロガー

北海道は白老のポロト湖畔に佇む、『界 ポロト』に宿泊しました。

界 ポロト宿泊記・北海道の最新温泉宿

星野リゾートの温泉旅館

『界』は、高級ホテル・旅館好きな方のみならず、日本の方々に広く知られた星野リゾートが展開する温泉旅館ブランド。「王道なのに、あたらしい」「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」 をコンセプトに、全国の温泉地に積極的に進出しております。こちら界ポロトは、北海道初の界ブランドとして2022年1月にオープンしました。

界 ポロトのアクセス・意外に行きやすい!

公式ホームページの大自然の中に佇む画像だけ見ると、『広い北海道、その中でもかなり僻地にあるんだろうな…』と思ってしまいますが、道外者にも意外とアクセスしやすい場所に界 ポロトはありました。
旅館最寄りのJR白老駅まで、新千歳空港からは特急で約40分(片道1940円)。札幌からも約90分。レンタカー必須に思える北海道のリゾートですが、ペーパードライバーの私なのですが、レンタカーを使わず簡単に行けるのは、とてもありがたいです。

特急北斗やすずらんで向かいます。新千歳からは、南千歳で乗り換え。

界ポロトの隣には、アイヌ文化を紹介する国立博物館『ウポポイ』が開館。それに伴い新しく開設された北口から旅館に向かいました。住宅地を抜けて徒歩約15分程度。駅南口にはタクシーも常駐していますので便利です。

こちらはJR白老駅南口。タクシーで行きたい方はこちら側に出ましょう。

界 ポロト到着〜…あれ!?意外にこじんまり&外観が簡素…こちらは建物の裏側となりますので。

車での入り口は、もっと立派です。

いえ、玄関は大変立派です。大きな庇のあるモダンな車寄せ。

小さな入口を抜けると、長いスロープのアプローチ。横目に庭園と小川を眺めながら進みます。まずここで「わぁ〜すごい!」と宿泊への期待が高まります。

なるほど、宿の内部でその世界観を体験出来るというわけですね〜

印象的なロビーとライブラリーラウンジ

建物の玄関を抜けると…

再び「わぁ〜すごい!」。大きな窓からは美しい中庭と、ユニークな三角屋根の温泉棟が見えます。

そして半階分下がった、囲炉裏を取り囲むベンチソファ。銅板製の煙突がとってもフォトジェニック。

旅館の位置する白老町は、アイヌ文化が根付く地域。界ポロトもその文化や様式を積極的に取り入れたデザインになっております。囲炉裏は、アイヌ伝統様式の住宅「チセ」に必ずある、暖房も兼ねた家の中心的存在。その様式を旅館ロビーの中心に置いて、宿泊者同士やスタッフが交流出来るような造りとなっております。

囲炉裏から外に出ると…池に張り出した桟橋。絶好の記念撮影スポット!ドラマチックな演出ですね♪

爽やかな初夏の北海道。湖畔の爽やかな風景と、鳥のさえずりに癒されます。客室は全室ポロト湖畔向き。湖畔側の外観は、フルハイトの窓に白樺風の柱。自然と呼応した素敵な外観です。

14時過ぎにレセプションに向かうと、15時からのチェックインという事で…先に手続きを済ませ、ロビーで待つ事に。

星野リゾートは、公式HPでの直予約が基本(ホテル予約サイトではほとんど見かけません)。会員登録しているので、住所や連絡先を書く必要が無く楽々チェックイン。コロナ対策の問診表と宿泊目的のアンケートにチェックを入れるだけでした。体温は風除室で計測して自己申告。

レセプションカウンター横には、お洒落で小さなお土産店。

お菓子や飲み物、食器やスキンケアなどが販売されておりました。どれもセンスの良い商品ばかりでした。

お部屋へ向かう前に…トラベルライブラリー

レセプションとは反対側の、客室に向かうエリアはトラベルライブラリー。

無数の白樺がランダムに並んでおり、北海道の自然をモダンに表現しています。全体的に和風の細々したディティールが一切無く、天井から床まで白樺・木目の壁・ガラス窓と、面で見せるデザインはすっきりとした印象。コンセプトや宿泊体験重視の星野リゾートらしい演出だと思います。

壁一面の本棚には、アイヌ民族関連の書籍や写真集が並びます。

少数民族のアイヌ文化はなかなか知る機会が無く…お部屋や帰りの電車の待ち時間も、本棚の写真集を眺めているとあっという間でした。

そんなライブラリーの片隅には、フリードリンクのカウンターがあります。ドリンク片手に読書も良し、お部屋に持ち帰って飲んでも良し。客室に向かうエレベーターの途中にあるのでかなり重宝します。15時のチェックイン時間からは、香りの良いアイスティーサーバーも設置されます。

ちなみにロビー全体は、多彩な空間ですがそこまで広々とはしていないのでチェックイン・アウト時間帯や夕食・朝食時間、また暖炉周りでの体験アクティビティ開催中は人の往来が多くて賑やかになります。あと、パブリックエリアの床は玉砂利仕上げなので、スーツケースを転がす音が相当に響きます。スタッフさんはきちんと持ち上げて運んで下さいますが、重くて大変でしょうね~すみません…

ロビーの南側奥にエレベーターホール。壁面の、アイヌの織物を貼り合わせたアートが印象的。

客室は2~4階。廊下は高級宿にしてはちょっと狭いです。全ての客室がレイクビューですので片側は壁。緩やかにジグザグしているのが特徴的です。自然の小路をイメージしているのかもしれません。部屋番号を影で表示しているのがユニークですね!

お部屋からポロト湖を一望

今回予約したのは、一番お手頃な洋室(定員3名)。面積は42平米です。

入ってすぐが玄関。幅が広くてゆったりとしています。こちらで靴を脱いでフローリングに上がるスタイル。外履きの草履はあれど、スリッパは無かったので素足で過ごしていました。

クローゼットの配置の影響で、ちょっと狭い廊下を抜けると手前にベッド、窓側にリビングスペースが設けられています。

一段上がったベッドスペース。全ての客室がツインベッドタイプです。ベッドはマットレスのみといった感じで、今までの宿泊施設でも1番の柔らかさ。腰がず~んと沈みます。(私は硬いベッド派)             形態はベッドですが、布団の柔らかさを表現しているのかもしれません。一応界ブランドは旅館ですから~。
ベッドボード側の壁面には、アイヌ紋様のプリントクロス。

今年開業したばかりの最新旅館ですが、USBポートはありません。ちなみに読書灯もありません、旅館だから…!? お部屋の照明は調光可能です。

ベッド前には、ロビーで多用されていた白樺の幹が並んでおり、客室も北海道の自然を感じられるデザイン。

しっかりと広さが確保された、窓側のリビングスペース。

窓際に大きなソファベンチ、囲炉裏をイメージした中央のテーブル。

そして壁面に掛けられた、アイヌの小舟の手漕ぎがこのお部屋の特徴。

北海道でしか見られないような、特別な空間です。

お部屋自体も広々とはしていますが、床の天然フローリング以外はそこまで高級な仕上げ材は使用しておらず…先程説明した家具やアートで、高級宿の特別感や地域性を出しております。

チェックインは1階で行いましたが、荷物の持ち運びや館内の説明はスタッフに案内され、お部屋の中で行われます。

リビングのソファに座り、おしぼりとお茶のサービスを受けながら説明を受けます。客室の鍵は、新築のお宿には珍しいシリンダー錠。お部屋での館内説明といい、昔ながらの鍵といい、やはり旅館スタイルですね。

中央のテーブルは、人造大理石の天板の真ん中がほのかに光ります。アイヌ民家に必ずあり、家族で囲う家の中心的な存在の囲炉裏をイメージしているそう。こちらも調光可能。モダンに地元の様式を取り入れたデザインで素晴らしいですね!

お部屋の中で一番好きな、囲炉裏型テーブルまわり。

テーブルには焼き菓子も置いてありました。北海道名産の果物ハスカップクリームを、柔らかいクッキーでサンドしたものです。1階のお土産店でも販売されております。

4階建て中、3階の窓からの眺めはこちらです。窓一面に広がるポロト湖と、温泉がある△湯のユニークな屋根。

湖畔とはいえ周囲に高い山もないし景色は単調。天気も曇りが残念だなと思っていましたが…実際目にすると、予想以上に素晴らしい眺めで感動しました!

やはり、目の前の三角屋根が非常に印象的。
この屋根が無かったら、今回北海道に来ていないですから〜。
ここに泊まる為だけに来て良かった! そして、曇りの天気が逆に幻想的で素敵です。

リビングにはデスクやミニバー、小さめのテレビモニター。テレビはホテルオリジナルチャンネルや、YouTube・NETFLIXは見られないし、Bluetoothスピーカーも無し。コンセントは湯沸かし用にひとつだけ。ソファやテーブルにコンセントはひとつもありません。最新高級宿だけに、あえて設けていないとしか思えない。こんなに自然が豊かな場所だもの、デジタルデトックスしましょうという意図なのかもしれません。

ケトルはラッセルホブス。案内冊子や界ホテルズの小さなカタログもデスク上に。ミニバーの引き出しにはドリップコーヒーにルピシアのレモングラス×ミントのハーブティ。生姜湯まで置いてありました。この辺りはさすが高級旅館といったところですが…フリードリンクスポットが2カ所あるので、全く手を付けられませんでした。

お水のボトルは無く、冷蔵庫内のピッチャーに無料のお水が入っています。補充はセルフで、1階のドリンクカウンターで行います。他には有料のお酒やジュースが置いてありました。                   こちらは旅館ですので、お食事処は決まった夕朝食時間のみ営業。よってルームサービスもありません。ドリンクのみは注文可能ですが、全てボトルでの提供になるようです。

こんなに贅沢なお夜食だけはありますが…富裕層の遊び的なメニューと価格…

クローゼットの幅やハンガーの数は合格。ただ狭い廊下面なのと、折れ戸が微妙に使い辛い。ハンガーには羽織り、下の天板にはセパレートタイプの作務衣と足袋靴下が置いてありました。アイロンなどの備品は、リクエストして持って来ていただけます。

旅館なので、全ての館内はこれを着て過ごせます。羽織が無いとちょっと格好付かないかな〜でも夏場は暑いです。

さっぱりとした水回り

ウェットエリアは客室入口からすぐ。引戸を開けて正面は洗面台。横には個室のトイレ。ゆとりあるスペースと、ロビーや客室リビングのデザインで高級旅館のイメージが出来上がっていますが…このスペースは本当にシンプルな仕上がり。高級宿の特別感はありません。

洗面台にずらりと並んだ石鹸類が壮観(笑)半透明のカラフルなボトルが好きです。洗面台下にはドライヤーとタオル。(ドライヤーは中棚にあったものをタオル籠に移動しています)ドライヤーはSALONIAでした。

歯ブラシなどのアメニティは、こちらの風呂敷に包まれています。

そういえば、温泉に行く時のバッグや巾着が無い…でもロビーで見た女性客は持っていたな〜と不思議に思っていたら、この風呂敷を自分で結んでバッグを作るというスタイルでした。

包みかたの解説付きです。

温泉があるので、スタンダードルームはバスタブがありません。上級タイプになると、バルコニーに露天風呂が付いたお部屋もあります。そのぶん広々としたシャワーブース。レインシャワーもありました。こちらもユニットバスで、高級感はあまり無いです。

トイレタリーもホテルオリジナル。香りが海外の高級ブランドっぽい感じで私は気に入りました。使用感も良かったです。温泉に洗い場もあるので、このシャワーブースはほとんど利用しませんでした。

人気の旅館 予約はお早めに!

こちらのお部屋、3ヶ月前に予約したキャンセル可能なプラン。1人宿泊で夕朝食付51800円でした。宿泊日1ヶ月前を過ぎた辺りから空室無しの表示も目立ち始め、2022年7月現在は、8月いっぱいまで週末の空きが無い状態。人気なんですね〜                                         初めての星野リゾート、界ブランド。内装の質感は決して高いとは言えないですが、コンセプトやテーマがしっかりしていて、それらを反映した程よく特徴的なデザイン。なにより窓からの眺めが素晴らしくて満足度が高かったです。

ポロト湖沿いの絶景露天&美肌の湯

界ブランドは温泉旅館。こちらポロトにも、2つの大浴場がございます。営業時間は、15:00〜25:00・5:00〜11:30です。まずは、こちらの宿の象徴的存在の『△湯』へ。客室からのエレベーターを降りると、すぐに外への出口を進みます。

短いながら雰囲気のある庭園の歩道…というか、わたくし実際訪れるまでは、宿の庭・ポロト湖畔・ウポポイの敷地を縦横無尽に歩き回れると思い込んでいましたが…湖畔側の庭園で宿泊客が歩けるのはここだけ。綺麗な芝生の広場はあれど、真ん中の池やその斜面で立ち入れるような造りではありません。よって公式HPのような、△の湯と客室棟を同時に収めた写真は撮れませんでした。

宿の敷地から湖面沿いには歩道がありません。お部屋やロビーから眺めましょう…

という事で、熊出没注意の看板!に怯えながら反対側の湖畔から撮影してみました。温泉旅館の概念を覆す、現代美術館のような外観ですね。

△湯は湖沿いの露天風呂

△の湯の外観は全て銅板吹きの屋根。全てが三角形で構成されています。

雪駄を脱いで上がると、湯上がり処と呼ばれる休憩所。三角の窓からはポロト湖が見え、大きなベンチに座りながら湯冷ましを過ごすのにぴったりです。こちらでは、丹頂鶴の動きを取り入れたアクティビティも開催されます。

見上げると、三角の高い木組みの屋根裏がダイナミックで素晴らしい!
アイヌ民家のチセに発想を得ているのでしょうか…? アレンジ効きすぎてよくわかりませんが〜これは、模型を作らないと完成出来ないような凝りようですね。

湯上がり処には、冷たいお茶とカシス酢。そして、クーラーボックスの中にはアイスキャンディー。洋梨・グレープフルーツ・グレープ味の3種類でした。

ティーサーバーの横に、アイスキャンディーが入ったボックスが♪

この湯上がり処を中心に、両側に男女それぞれの入口が。こちらも三角…頭ぶつけないようにしましょう。

暖簾を潜ると洗面台と、個室のトイレ。こちらは白く明るく、すっきりモダンな仕上がりです。

洗面台を通り抜けると脱衣所。タオルも用意してあるので、手ぶらで入浴出来ます。

ここからは撮影禁止ですので、客室の案内冊子にあった画像で説明いたします。洗い場を通り抜けると最初は内湯。内湯に入り湖側に進むと…湖畔インフィニティーの露天風呂!

画像でお伝え出来ないのが本当に残念です…

外に面した部分は3×3メートルの二辺のみ(ここも三角形!)ですが、眺めと開放感がすごい♪
お湯は、大昔に地中に堆積した植物の成分を含んだ、モール温泉と呼ばれる茶褐色のお湯。匂い自体は無臭に近く、硫黄のような香りはありません(火山地帯から湧き出る温泉とは泉質が違うそうです)。

湯温も42℃ぐらいでちょうど良く、すぐ湯あたりする私には嬉しい。滞在中はずっとお肌すべすべ~♡ 天気は曇りでしたが…それが逆に幻想的で素晴らしかったです。慣れもあるでしょうが、翌日快晴時よりも曇りの時が私は好きでした。

男湯露天は湖面に張り出したような開放感ですが、やはり女湯は生垣があるそうで…あ〜女性宿泊客はこの眺めを体験出来ないのが勿体ない! といいつつ男湯の露天風呂は、対岸のウポポイのチセ展示場を歩く人々から普通に丸見え。距離があるので、なんか裸の人がいるな〜程度にしか見えないと思いますが…

たまにボートで湖面に出る人もいます。立ち上がらなければ大丈夫…!?

露天風呂から上がった後は、アイスキャンディーと冷たいイタドリ茶でまったり。こちらのお宿、飲み物と甘味には困りません♪

○湯は内湯

もうひとつの温泉は、エレベーターホールすぐ脇の『◯湯』。タオルは入口手前のものを取って入ります。私は翌日朝食後に初めて入りました。

こちらは外来者も入浴可能。ロビーを通らず、直接駐車場側から入れる仕組み。入場ゲートが見えますよね。だからタオル、手前に置いてあったのか…あと、外来者が旅館内に入って来れないように、出口にはお部屋の鍵をかざさないと扉が開かないようになっていますので注意です。

脱衣所と洗面台は、△の湯より広々。

こちらは内湯で〇湯の名の通り、丸いドーム天井から差し込む太陽の光が幻想的…

な、はずなんですが、洗い場と単一空間で天井を見上げない限り画像のような幻想的な雰囲気ではないかな…なんとわたし、1分もしないうちに△の湯に移動しました。泉質は△の湯と変わらず、湯温は〇湯の方が高い印象。〇湯の方が好き! という方もいらっしゃるので、お好みや混雑状況で選びたいところ。

ちなみに宿泊時は満室に近い稼働率でしたが、タイミングが良かったのか△湯の露天風呂は貸し切り状態の時間帯もありプライベート温泉気分でした♪

ご当地楽で魔除け作り

界ではどの旅館でも無料で体験出来る『ご当地楽』というアクティビティがあり、こちらポロトでは『イケマと花香の魔除け作り』。ロビーに置かれた、時間を焼印された木札を取ると予約される仕組み。各10枚で、所要時間は約20分です。

魔除け作りはロビーの暖炉まわりで行われます。

スタッフから説明を受けながら魔除け作り。アイヌ民族に古くから伝わる魔除けの木の根、イケマとハーブを、半透明のパラフィン紙のような折り紙の中に入れて作ります。

作業自体はほぼ折り紙教室です。完成した御守りは、ハーブや花びらが透けてかわいい! ハーブを入れ過ぎると隙間からポロポロ落ちて来るので注意。私は欲張って入れ過ぎて、お部屋のテーブルに溢れまくっていました(苦笑)。終了後はスタッフが撮影に応じて下さいますので、映える暖炉まわりでぜひ記念撮影を♪

夕食まではお部屋でまったり…

夕食の時間まではまだまだ時間があるので、ライブラリーラウンジから持ち帰ったアイスティーと、ウェルカムスイーツでおやつタイム。窓際のベンチに座り、外の景色を眺めます。

曇りですが夏至間近なので、夕方になっても空は明るいまま。対岸の、ウポポイの敷地にあるチセ(アイヌの民家)が湖面に反射してなんとも幻想的…

リビングのソファにも、テーブルにもコンセントが無いのでスマホを充電しながらネットや動画を見られません。最初は不便だわ〜と思っていましたが、せっかく北海道の大自然を感じるお宿に来たんだもの。今日ぐらいはデジタルデトックスしましょうよ。普段ヒマ人だから、自宅帰ったらいくらでもスマホいじれますし…

外の景色は、テレビもお気に入りの音楽も似合わない。お部屋を無音にして、湖畔の鳥のさえずりを聴きながら瞑想ごっこ(笑)

自分大好き人間じゃないんです、人物を入れて臨場感をお伝えしたいのです…

界ポロトの夕食時間は17:30と19:30。17時台は早過ぎるよな…しかし19時台は、宿泊3日前にはリクエストになっていましたが…当日は19:30の回になっておりました。

中も外も映えすぎる、夕暮れのロビー。

夜のお食事は希望者が集中するので、予約の際すぐにリクエストした方が良いでしょう。

献立や器にアイヌや北海道の食文化を取り入れた、夕食の会席料理や和朝食のレポートは、別の記事にかかせていただきました!お楽しみに!

界ポトロの夕食の記事はこちら↑↑

夜も映えまくるパブリックエリア

温泉と食事でかなり火照った体を、外に出て冷やします。

6月とはいえさすが北海道、夜の気温は10度台後半で、涼むにはちょうど良い気温。

白樺並木の装飾は、ライティングが映えて素敵です♪

今の時期はちょっと暑いですが…囲炉裏も雰囲気たっぷり。

秋から初春にかけては、囲炉裏まわりもより一層魅力的な空間に映るのでしょう。お連れ様とここで語らうのも良い思い出になりそうです。

湖畔側の外に出てみました。△湯の屋根がライトアップされ、見応えのある風景。

池の中にも光が差し込んで…中の水草が反射して幻想的。夜はまだ涼しいのに、蛙の鳴き声が鳴り響いて癒されます。

幻想的な夜の露天風呂

夜の温泉も楽しみましょう♪

夜の露天風呂は、立ち上がる湯気の向こうはわずかに宿や白老の町から漏れた明かりで、一面がダークグレーの世界。非常に幻想的でした、というか怖い位に神秘的。湖や森の神に連れ去られてもいいか〜と思う程(笑)この日は曇りでしたが、晴れた夜は星空が綺麗なんでしょうね。

露天風呂浴槽自体には照明を仕込んでないので、本当に外向きは真っ暗なのが良かったです。ただし足元には気をつけましょう。

おやすみ前のくつろぎタイム

お部屋へ戻りました。照明は各所で調光出来明るく過ごせますが…

すっかり露天風呂の暗闇に感化されてしまった私、最小限に照明を落とし、テレビも付けず過ごしてみました。なんだかスピリチュアルに憑かれたみたい(笑)

リビングのテーブルだけ点灯させて、アイヌ民家の暖炉に思いを馳せて…宿が目的で、ポロト湖や白老という今まで知らなかった場所に来れたのも我ながら面白いですね。

中も外も、めちゃくちゃムードあります…

無事来れた事に感謝しながら眠りにつきます。おやすみなさいzzz

チェックアウトまでのんびり♪

おはようございます。昨日はずっと曇りでしたが、今日は快晴!東向きなので朝日が眩しい〜         白老に行く前の天気予報は曇り時々雨、しかし良い方に外れてラッキー♪

昨日は曇り空を少し残念に思っていましたが…ポロト湖畔、意外に曇りの日が雰囲気いいかもなんて思いました。まぁ両方見られたので大満足です。今の新緑の季節も綺麗だけど、紅葉や冬景色の時はさぞ素晴らしい眺めになる事でしょう。

朝食に向かいます。会場は昨晩の夕食と同じお食事処です。チェックイン時に希望時間を聞かれますが、私は旅行中長く眠れないので、1番早い7:30を選びました。

なんという爽やかなロケーションでの和朝食…

朝食の様子は別の記事にかかせていただいたので、お楽しみに!

朝食後はお部屋に戻らず、そのまま△湯へ。昨日から体験しているので見慣れたからかもしれませんが…快晴より曇りの方が、露天風呂は雰囲気いいかもと思いました。あと男湯露天は北東向きなので、夏場の午前中は直射日光がきつくて日焼けしてしまい、外に面した場所では長湯出来ません。

チェックアウトは12時。旅館は11時が多いので、最後までゆっくり滞在出来て良いですね!新千歳発のフライトは17時。電車で来たのでレンタカーで来た観光客と異なり、支笏湖(しこつこ)観光も出来ないので、ギリギリまでお部屋で過ごしました。

スタッフの方には、長いアプローチの先にあるエントランスまでスーツケースを運びながら、お見送りしていただきました。おもてなしの姿勢やスタッフの心遣いが様々な場面で感じられます。

例えば、チェックイン時にスタッフさんとポロト湖を探索する予定と話していたら、夕食時に配膳は違う方が担当なのに湖周辺の案内地図を下さったり、ロビーで1人外の景色を撮影していると、お部屋の案内を担当していただいたスタッフさんが『何枚でもお撮りします』と声を掛けて下さったり…今まで好んで宿泊していた、ラグジュアリーなシティホテルではまず体験出来ない接遇は旅館ならでは。わたくし旅館体験がほとんど無く…まだまだそのおもてなしに感動&興味深々でございます。

北の大地で新鮮な温泉宿体験を

北海道の自然やアイヌ文化を取り入れた、モダンでユニークな外観と内装。ポロト湖畔という絶好のロケーションに、珍しい美肌のモール温泉。楽しいアクティビティ、そして美味しい食事♪ 普通の和風温泉旅館とはひと味違う、北海道ならではの宿泊体験でした!

DATA
界 ポロト
所在地:北海道白老郡白老町若草町1-1018-94
TEL:0570-073-011
公式サイト:界 ポロト【公式】 | KAI Poroto (hoshinoresorts.com)

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