エースホテル京都宿泊記&朝食レポート・烏丸御池新風館内のおしゃれなホテル

ホテルブロガー hoteloG.

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ホテルブロガー

2020年に開業以来注目を集めている、エースホテル京都に宿泊しました!
歴史的建造物である旧京都中央電話局のヒストリック棟と、7階建ての新築棟を融合した「新風館」内にオープン。建築家・隈研吾氏と、LAを拠点とするコミューンデザインとのコラボレーションにより、京都の中でも異彩を放つ存在のホテルです。

エースホテルはアメリカ発のライフスタイルホテル

エースホテルは、アメリカ・ポートランド発祥のライフスタイル系ブランド。アメリカを中心に、近年は世界展開も進めておりますが…アジア初進出はこちら京都。
「あのエースホテルが何故京都に!?馴染むのかしら??」と思いましたが、どのような雰囲気なのか…気になりまくりです。

立地最高!エースホテル京都は烏丸御池の新風館内

ホテルは、1926年に建てられた電話局を改装した商業施設、新風館の中にあります。

手前の2〜3階と、左の高層棟がエースホテル京都。

新風館の中には感度の高いアパレルや雑貨・飲食店が並んでおり、観光客にも地元の方にも人気の施設です。

ホテル自体は旧電話局を利用した、上級ルームが入るヒストリック棟と、7階建ての新築棟に分かれています。2つの棟はロビー上部の連絡通路で繋がれています。

隈研吾とLA拠点のコミューンデザインのコラボが見事

新築棟は、京の町家の意匠を取り入れた独特な外観。只者ではない雰囲気を漂わせています。

タクシーで到着すると、すぐにスタッフが駆け寄り館内へ案内されました。

ロビーへ入ると…独特のデザインとスケール感に圧倒されます。建物はかの有名な隈研吾氏、内装はLAを拠点とするコミューンデザインの設計です。

天井に広がる、巨大な寺社建築の梁を思わせる木組みと、無数に吊り下がるレトロモダンな電球。

地域との交流を意識したロビーエリア

ロビーエリアは、宿泊者以外でも利用出来る空間。

あえてゲストと街の人々の交流を意識しているというコンセプトは、落ち着いて過ごしたい方には不向きかもしれません。休日の昼間はこのとおり、大人気カフェ空間と化しております。

というのも、ロビーの一画にアメリカはポートランドのカフェ『スタンプタウン』が入っており、そちらで購入したコーヒーをロビーでいただけるからなのです。

しかしなんてお洒落な入口だこと…和モダン、レトロモダン、アメリカンテイスト、日本でもある程度の都市であれば見慣れたインテリアですが…なんともいえないミックス具合とスケール感はこちらのホテルならでは。

ホテル併設、ロビー横ながら完全に壁で囲われたカフェは、アメリカの街なかにワープした気分。店内にも椅子は並んでいますが、あまり落ちついた作りではありません。
だからみんなロビーに出るのね〜。こだわりのソフトドリンクや、サンドイッチも販売しております。

レセプションも含め何もかも個性的

レセプションは、ロビー中央の円形カウンター。

これがまた、銅板を叩いて広げたような凝った作りで素敵。チェックインは15時ですが、14時半到着でもお部屋は準備出来ておりました。

レセプションの後ろはグッズショップ。様々なホテルグッズやアパレル、雑貨が販売されております。こちらの什器、ディスプレイもお洒落ですね〜!

ロビーの一角には、季節で変わるアートスペースがあります。

ロビーの中央奥の通路を入り、エレベーターへ。

手前の行燈風の壁には様々な布が。こちらはアーティストではなく、鹿児島の障害者施設の子供達の作品なのだとか。

突き当たりには仏陀様のネオン。過去と現代、日本とアジアが混ざり合っております。

エレベーター内は、鏡面仕上げの前に総木格子。

客室フロアのエレベーターホールは広々。高級ホテルとしての艶感は無く、淡々とシンプルでレトロな空間が続いております。

意外に客室フロアは広く、色んな方向に廊下が続いています。

客室が並ぶ廊下もシンプル。新聞受けも兼ねているようなお部屋番号のプレートは木製です。

客室もエースホテルらしさ満点!

今回予約したのは『スタンダードツイン』新築棟のお部屋です。

面積は34㎡。シンプルでカジュアル 、少しレトロさを感じるテイスト。昔の住宅のような、もしくはアメリカの映画に出てくるようなモーテルっぽい??

壁は全て白い漆喰塗り(ガサガサしているので、素肌や繊細な生地の洋服を擦らないように~)。天井は真っ黒に見えて、藁が練りこんである壁紙。素材で和を表現しておりました。家具類も、全て本物の木板が使われており画像で見るより質感が高いです。本物が醸し出す上質感…バスルームの壁の角が丸いのも凝っています。

ベッド側の壁には、民藝の巨匠・柚木沙弥郎のタペストリーが掛けられて、お部屋いちばんのポイントに。枕元の横は床が一段上がっており、畳張りになっているのが特徴的。

スイッチもレトロなツマミ式で、デザインに統一感があります。

窓側には座布団風のクッションが置かれたベンチ。背もたれが無いのであまり寛げません。
これも見た目・コンセプト重視なのでしょうか…カーテンは北欧のミナ・ペルホネン。

懐かしのレコードプレイヤーで音楽鑑賞

窓側には懐かしのレコードプレーヤーが置かれていて、脇に立て掛けてあるレコードが鑑賞できます。スピーカーはTivoli Audio。Bluetoothも接続出来、スマホで音楽も楽しめます。

レコードに針を落としたのはいつぶり…!?
子供の頃、父親のでっかいオーディオで聴いていたものです。

備品やアメニティも個性的!

デスク兼ミニバーの長いテーブル。

テレビはソニー製。自宅と同じだから操作が楽だわ~(笑) !
もちろんYouTubeも視聴出来ます。リモコン一押しで繋がるから便利なの。

デスクには、レターセットやルームサービスのメニュー。

こちらのホテルはダイニングやカフェもあるので、メニューも豊富です。

テーブルの上に、ミニバーのアメニティが置かれていました。
館内と同じく、食器もこだわりのものばかり。
金色のお茶缶の中には緑茶が入っておりました。コーヒーはありません…そこそこいいホテルなのに何故だ!? あと湯呑み茶碗が薄くて、お茶を淹れるとしばらくは熱くて持てません。
無料のお水はガラスボトル、冷蔵庫は空でした。

窓からの眺めは?

気になる窓からの眺めは…4階の北向きで、ビルの間から街並みが見える部屋向きでした。

7階建なので、上層階はもう少し眺めが良いかもしれません。西側が、新風館の中庭が見えて良いかもしれないですね。

エースホテル京都のお部屋は隅々までお洒落!

クローゼットは入口の横。ミラーと有孔パネルの扉です。これが質感は高いのですが小さい。どう見ても1人分。反対側の壁にコートフックも無いし…。

中にはスウェット生地のお洒落なガウンとスリッパ、アイロンセットが入っております。フル装備だけに、余計狭く感じる…。

Do Not Distubのプレートは小さな箒。いちいち凝っていてお洒落で、本当にコンセプトが一貫していますね!

バスルームは完全個室タイプです。木目で統一された洗面台は、ミラー周りが凝った造作で素敵。和風に見えて和風でない、独特のデザインです。

天板のボトルはハンドソープではなくボディーローション。友達はしばらくこれで手を洗っていたそう(笑)。横に小さな石鹼があるのでそちらを使いましょう。パッケージから絶対海外製かと思いきや、鹿児島産の石鹸でした。ミラー下の小さな引き出しにグラスとアメニティ。歯磨き粉はチューブではなくパウチ式のもので、初めて見るタイプでした。タオルとドライヤーは洗面台下の棚に。

バスルームとトイレも高級感ありで快適

トイレはバスルーム内に個室で設けられています。全面木板貼りで高級感がありますね。

バスルームは黒いタイル貼り。洗い場はそう広くなく…レインシャワー付ですが、壁に近くて思い切り手を動かせないです。あと5センチでも前に出してくれればいいのに~。

バスタブは、角張っている分大きく感じました。快適なバスタイムを過ごせましたよ♪

トイレタリーは、東京のネイルサロン『uka』の据え付けボトルタイプ。どれも控えめな香りでした。柚子・ローズマリー・ペパーミント・シダーウッドなど様々なエキスが配合されているようです。

多彩なダイニングと施設

館内の構成はこのようになっております。案内板ではなく案内幕なのがこれまたユニーク!

2階はメキシカン&バーの『ピオピコ』。

高い天井と、めちゃくちゃお洒落な内装が素敵過ぎるダイニング。DJブースも備わっております。

しっかりしたお食事から、軽く1杯まで様々なシーンで楽しめます。

ピオピコの前には、ミーティングスペースが並んでいます。

襖風の引き戸が印象的なクローク。

ミーティングスペースでさえ、撮影用かと思うようなインテリア。

一番奥はボールルーム。ファンクションエリアがこれまた独特のデザインで素敵。

和と北欧・モダンとレトロ、この感覚はやっぱり、日本人では出せないですね〜。

2階にはジムがあるはず。新風館の中庭からも見えていましたが何処から入るの…!?と思ったら…カードキーで旧電話局だったヒストリック棟の客室廊下に入り、ぐるっと回り込まないといけません。これが新築棟からは結構遠い…。

吹き抜けの中にある通路からは、ロビーやピオピコが見下ろせて楽しい眺め。

ヒストリック棟は天井も高く廊下も広々。

やはり、新築棟に比べ特別感がありますね。本当に綺麗に、スタイリッシュにリノベーションされております。

ジムにはマシンがぎっしり。流石アメリカ系といいますか…

窓からは、新風館の中庭が眺められます。

3階はイタリアンの『ミスター・モーリス・イタリアン』。

エースホテルというと、小規模なブティック・ライフスタイル系なイメージでしたが…泊まってみて驚き、客室も施設も予想以上に大きくて多彩でした。建築や内装。デザインのコンセプトや統一感は必見。なにより『唯一無二』なのが強い。京都の新しい粋を感じるホテルです。

エースホテル京都の夜はぐっと落ち着いた雰囲気に…

街に出て夕食をいただいたあと、ホテルへ戻りました。

昼間の賑わいがウソのような、夜のロビー。

ホテルが入る新風館もひっそり…。

建物や内装の美しさをゆっくりと堪能するなら、夜の探索もおすすめ。

冬の京都は冷え込みます。ゆっくりお風呂に浸かり体を温めます。

明日の朝食も楽しみ〜。おやすみなさいzzz。

朝食は宿泊者だけのダイニング空間で

おはようございます。エースホテルの朝食は3階の『ダイニング』へ。イタリアンダイニングの反対、東側の一番奥にあります。

おそらく、宿泊者の朝食やイベント時のみ使用されているダイニング。他のダイニングやロビー、カフェがホテル以外の方も利用できる分、特別感があります。
天井が高く大きな窓からは庭園が見え、ホテル内で一番正統派な(笑)高級ホテル空間。

2重になった巨大提灯風の照明や、どことなく和柄の壁でエースホテルらしさが演出されております。パーテーションや個室は無く、開放的な雰囲気です。

こちらのダイニング、外のテラスに出る事も出来ます。宿泊したのは12月でしたが、紅葉の色づきが遅くちょうど見頃でラッキー♪

質の高いプレートメニュー。泊まるなら断然朝食付きで!

朝食メニューはこちら。4種類の卵料理が選べて、サイドはセットです。下の方には、フレンチトーストなどのアラカルトも。

私はエッグベネディクト、友達はアボガドのオープンサンドを選択。オレンジジュースはフレッシュで美味♪

エッグベネディクトはベーコンとサーモンから選べます。今回はサーモン。見ただけでわかる、美味しいやつやん♪

じゃがいものローストは、サツマイモ並みに甘かったです。

アボガドのオープンサンド、サラダに埋もれてよく見えない(笑)。

オープンサンドはポーチドエッグとライム、スモークサーモン付でこちらも美味。ベネディクトとオープンサンドでサイドディッシュが違う…こちらはシリアルナッツ入りヨーグルトでした。このヨーグルトがちょっと甘くて、シリアルナッツの香ばしさと相まって大変気に入りました。

ヘルシーな朝食を絵にかいたようなビジュアル!

ビュッフェの種類や選べる楽しさ、熱々のカプチーノやラテが出てこないのはラグジュアリーホテルに軍配が上がりますが…メインプレートの質と美味しさは同等もしくはそれ以上。リピートする際は、絶対朝食付きプランを予約しようと思いました♪

センスが研ぎ澄まされる京都の新名所

チェックアウトは12時までですが、東山でランチの予約がある為11時にホテルを出ました。

新風館を訪れる度に、気になっていたエースホテルに宿泊出来て良かったです。こちらはホテル自体のデザインや施設は素敵ですが…地下鉄烏丸御池駅直結や、新風館の中にあるという立地も大きな魅力。京都のいにしえも、最新のお洒落も、両方楽しみたい方にオススメです♪ 

新風館のショップやホテルロビー・ダイニングを利用しただけでは味わえない、宿泊している充実感がありましたし、内装の質感が高かったのも気付けて、充実した滞在となりました♪

DATA
エースホテル 京都
所在地:京都府京都市中京区車屋町245-2
公式サイト:エースホテル京都

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