東京都屈指の紅葉名所、特にいちょう並木が評判の高い立川国営昭和記念公園。
立川って遠い?と思われがちですが、意外に近く、新宿駅から中央線(特快)で約30分の立川駅から徒歩15分の場所にあります。
昭和というネーミングながら、どこか異国情緒を感じさせる紅葉風景が見られる公園は、この時期、夕方まで多くの人で賑わいます。
国営昭和記念公園の紅葉2023年の見頃はいつ?
様々な木々が色づくため、例年10月下旬~11月下旬頃に紅葉が見られるとされていますが、実際の見ごろはメインのいちょうの色づきが鮮やかになる11月中旬ごろから。ただしこれはあくまで例年の情報。2023年は猛暑の影響、そして暖冬の予報で紅葉の予測も難しいというのが各紅葉情報の見立て。
2023年の見ごろ:11月13日ごろから11月下旬
2023年10月26日現在は、メインのイチョウ並木が緑の葉の中にほんの一部、少し黄色い部分が出てきたという印象。壮麗な黄色の並木を見せてくれるのは、やはり11月初旬をすぎた13日あたりからと言うのは、的確な予想かと感じます。
ライトアップされた紅葉を楽しむ「秋の夜散歩(あきのよさんぽ)」は2032年11月3日(金曜日・祝日)~11月26日(日曜日)までですが、初日からしばらくはまだそれほど紅葉の色付きは感じられないでしょう。。
公園管理センターのウェブサイトからも、最新の紅葉情報をチェックできます。
園内入り口付近のラックには、管理センターが発行する紅葉マップや花だより(毎週発行)が置かれています。紅葉情報やエリアが詳しく書かれているので、入場したらまず入手してくださいね。
国営昭和記念公園・最寄り駅からのアクセス
敷地面積は東京ドーム39個分と広大な国営昭和記念公園。
まずは目的の見どころに近い入口をチェックして、散策のスタート地点を決めましょう。
おすすめは立川口。混雑が見込まれますが、必見の写真映えスポット「カナール」「水鳥の池」を見るのには最適です。駅近の西立川口も便利です。
電車
入口は5カ所あり、それぞれ最寄駅が異なります。目的の見どころに近い入り口から入場しましょう。
国営昭和記念公園の見どころにはどこの駅が近い?
立川口(見どころ:カナール、水鳥の池)
JR中央線・南武線 立川駅 徒歩15分、多摩都市モノレール 立川北駅 徒歩13分
西立川口(見どころ:水鳥の池)
JR青梅線 西立川駅 徒歩2分
昭島口(見どころ:かたらいのイチョウ並木)
JR青梅線 東中神駅 徒歩10分
砂川口、玉川上水口(見どころ:こどもの森、日本庭園)
西武拝島線 武蔵砂川駅 徒歩20分(砂川口)、25分(玉川上水口)
車
駐車場は3カ所あります。ウェブサイトで混雑状況が確認できます。収容台数が少ない西立川口・砂川口は、土日祝は満車になるのが早いので、立川口がおすすめです。
駐車料金:900円(年間パスポート所持者は800円) 収容台数: 砂川口駐車場431台、西立川口駐車場345台、立川口駐車場1,775台
国営昭和記念公園での移動手段
北南4km、東西3.6km。とにかく広大な国営昭和記念公園。
南端の立川口から北端の砂川口への移動所要時間は、地図上だとなんと44分…!写真を撮りながら歩くと、2時間コースかと思われます。レンタル自転車の利用が便利ですが、サイクリングコースと紅葉の見所は微妙に離れている…でも大丈夫。園内には20カ所以上の駐輪場があるので、停めた場所を拠点に各スポットを巡りましょう!
パークトレインに乗れば一気に長い距離を移動できますが、運行間隔が長く、満席だと乗れないので注意してくださいね。
徒歩
ゆっくり紅葉を散策&撮影して歩くなら断然徒歩。園内全体を回ろうと欲張らず、立川口・西立川口→カナール&水鳥の池エリアを、玉川上水口・砂川口→日本庭園&こどもの森&みんなの原っぱあたりに絞って紅葉を堪能するのもおすすめです。
自転車
園内全体を巡りたいなら断然自転車が便利。園内全体に全長14kmのサイクリングロードが整備されています。二人漕ぎ自転車もあり!近所の方は無料で自転車の乗り入れもOK!
貸し出し場所:立川口、西立川口、砂川口 利用時間:貸し出しは閉園1時間前まで、利用は閉園30分前まで 利用料金:3時間 大人600円(30分ごとに100円) 子供350円(30分ごとに50円)
パークトレイン
園内をぐるり回るパークトレインは、こどもたちに大人気。11月の運航ルートはこちらです。
時刻表は各停留所に書いてありますが、25〜50分間隔での運行。満席の場合は乗れないことも。
※運航ルートは季節によって異なります。
料金:大人400円・子供200円(4歳〜中学生)/フリーパス券600円(4歳以上)
国立昭和記念公園の紅葉見どころ
カナール(最寄り口:立川口)
黄色いイチョウが水路に映り込む「カナール」は必ず訪れたい撮影スポットです。この時期だけの金色に輝くイチョウに包まれてくださいね。
遊歩道を歩くと、実物と水面、2つのイチョウ並木に挟まれて不思議な気分に。カナールを抜けたレストラン脇には、色づく大木の下にタープ&テーブル&チェアが並びます。道具を持っていかなくても、アウトドア気分を楽しめますよ。
水鳥の池(最寄り口:立川口)
カナールから10分ほどで、シックに色づく木々に囲まれた「水鳥の池」に到着します。欧米の湖のような洗練された風景。池を一望できる「眺めのテラス」付近には、特設売店が数件出ています。焼きマシュマロ、壺焼き芋やスープなど、小腹を満たすのにぴったりなメニューがいっぱい。高尾山名物の団子が遠征販売しているのには驚きました。
西立川口サイクルセンター前(最寄り口:西立川口)
個人的イチオシ撮影スポット!「水鳥の池」の水面に、小さな島に植えられた大ケヤキが映り込んでいます。背景には対岸の紅葉が広がります。落ち葉のじゅうたんの上をゆっくり歩きながら、幻想的な風景を満喫してくださいね。スワンボートを借りて、水面から見ても美しいはず。
日本庭園(最寄り口:玉川上水口・砂川口)
大きな池を中心に、季節感を大切にした自然に彩られた「池泉回遊式庭園」。
明るい武蔵野の樹林木をイメージして、モミジ、コナラといった落葉樹が多く用いられています。池の西側にある、銅板葺き木造平屋建ての数寄屋建築の「歓楓亭」では、お抹茶とお菓子のセットもいただけます(1服610円)。深山をイメージした風景の中で、ゆったりした時間を過ごすことができます。
こどもの森(玉川上水口)
メタセコイアの紅葉が見られる「こどもの森」。紅葉シーズン終盤に色づくので、少し遅いかな…という時期に行く人はこちらをメインにするのがおすすめ。「星のピラミッド」のあたりで見られます。日本庭園との間にある「こもれびの丘」の紅葉も少し遅め、雑木林で落ち葉を踏む足音を楽しんでくださいね
11月中旬は、昭和記念公園の紅葉のトップシーズン。土日祝日は散策や撮影の人でかなりの賑わいです。入場や撮影の順番待ちで少し並ぶかもしれませんが、それでも行く価値あり。日中あたたかい時間もいいですが、夕暮れの紅葉風景も素敵ですよ。
立川駅周辺には、ショップやホテル、ミュージアムなどが集まるおしゃれな複合施設「グリーンスプリングス」やIKEAなどもあります。寄り道も楽しみながら、楽しい1日を過ごしてくださいね!
DATA 国営昭和記念公園 所在地:立川市緑町3173 開館時間:9:30〜16:30(11月〜2月末) 休館日:年内は無休 電話番号:042-528-1751(国立昭和記念公園管理センター) 最寄駅:JR中央線・南武線立川駅、JR青梅線西立川駅、東中神駅、西武拝島線武蔵砂川駅など 公式サイト:国営昭和記念公園
昭和記念公園の紅葉を楽しむならどのホテルを選ぶ?
昭和記念公園の周辺にはインフィニティプールが有名なソラノホテル(秋冬は温水なのでプールも楽しめる!)、ホテル日航立川、パレスホテルなどホテルライフが楽しめるホテルも充実しています。しかし中央線で1本という便利な立地なので、新宿、秋葉原など選択肢が広がります。
お好みに合わせて選んでみて!