平湯温泉「ひらゆの森」宿泊記・岐阜県奥飛騨温泉郷の人気宿で温泉三昧

ライター 権丈俊宏

権丈俊宏

一級建築士

平湯温泉「ひらゆの森」宿泊記・岐阜県奥飛騨温泉郷の人気宿で温泉三昧

北アルプスの麓に位置する奥飛騨温泉郷(岐阜県高山市)。「ひらゆの森」は温泉郷の入口にある平湯温泉の温泉施設。源泉かけ流しかつ泉質の良さで知られ、特に休前日は中々予約が取れない人気宿です。

日帰り入浴も可能ですが、存分に満喫するには宿泊してこそ。やはり泊まってノンビリと温泉三昧するのがベターであり、それらの魅力をたっぷりとご紹介します。

奥飛騨温泉郷 平湯温泉「ひらゆの森」とは

平湯温泉「ひらゆの森」宿泊記・岐阜県奥飛騨温泉郷の人気宿で温泉三昧
平湯温泉マップ 画像提供:ひらゆの森

奥飛騨温泉郷は標高3,000m超の山々が立ち並ぶ北アルプスの麓にあり、古くから多くの観光客や登山客に親しまれている地。平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉の5つの温泉地からなり、平湯温泉は温泉郷の玄関口に位置します。

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ひらゆの森 入口

「ひらゆの森」は、平湯温泉を代表する人気温泉施設。上写真右側の“ひらゆの森”と書かれた灯台(モニュメント)下には、足湯が設置。自家源泉が滔々とかけ流され、豊富な湯量を物語っています。

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ひらゆの森 エントランス

エントランスはいかにも飛騨高山地方らしく木の温もりに溢れ、太い梁がむき出しの豪快な天井が印象的。
また、約15,000坪の広大な敷地の中に、露天風呂だけでも合計16ヶ所(男性7・女性9)点在。「温泉浴と森林浴」が自慢の湯宿です。日帰り入浴も可能なせいか、多くの利用客でいつも賑わっています。

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合掌造り休憩所

また、「合掌造り休憩所」にも注目。飛騨の古民家を移築し、梁組された吹き抜け空間は、飛騨高山地方ならではの和情緒たっぷり! この地ならではの旅情を感じながら、湯上り休憩でノンビリとくつろげます。

※合掌造りとは、日本の住宅建築様式のひとつ。雪を落とすために急勾配の屋根を持つことが特徴で、白川郷(岐阜県白川村)などが特に有名。

ひらゆの森の広大な館内を利用するコツ

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各建物をつなぐ長大な廊下

ひらゆの森は、広大な敷地の中に建物が点在。最大でも2階建で高低差は少ないものの、それぞれが廊下で繋がれており、動線が長い点が特徴です。日帰り入浴ならまだしも、宿泊となると自分がどこにいるのか分からなくなることも!

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館内図

そこでチェックイン後は、まずスタッフから館内図を頂きましょう。そこで、自分の泊まる部屋・お風呂・食事処の場所などを把握。移動の際は館内図を常に携帯しておくと、迷うことなく大変便利です。

なお、大浴場・露天風呂へ行く際の脱衣室は、日帰り入浴専用と宿泊専用の2ヶ所があります。宿泊客はどちらも利用可能ですが、日帰り入浴専用脱衣室は込み合うだけでなくロッカーが有料になるので、宿泊客は宿泊専用脱衣室を利用した方がベターでしょう。

ひらゆの森の温泉を徹底紹介!

ひらゆの森の大きな魅力の一つが、“温泉そのもの”です。

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露天風呂 画像提供:ひらゆの森

ひらゆの森は2源泉完備で全てかけ流し!硫黄香る濃厚絶品湯

ひらゆの森の温泉は、露天風呂・大浴場・宿泊者専用内湯・貸切風呂・足湯・客室専用風呂(一部客室のみ設置)の全ての浴室で自家源泉かけ流しの温泉を提供。どの浴室でも温泉三昧できる点が魅力です。
※源泉が高温のため、沢水利用の加水はあります。

ひらゆの森は、温泉抜きでは決して語れません。少々専門的な話になりますが、ひらゆの森の“泉質”についてご紹介させて頂きます。

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大浴場。ひらゆの森の湯源泉を使用 画像提供:ひらゆの森

ひらゆの森の温泉の泉質

源泉は2本。それぞれ「ひらゆの森の湯」と「水石の湯」という名前の源泉です。ひらゆの森の湯の泉質名は、「カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」。水石の湯の泉質名は、「カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉」です。

とても長い泉質名ですが、ざっくりと簡単に言えば、いずれもゆで卵の様な硫黄の香り漂う重炭酸土類泉です。泉質名にはありませんがガス状の硫黄成分を含むために白濁し(透明な時もある)、重炭酸土類泉特有の析出物と呼ばれる温泉成分の塊が湯船に付着する泉質。硫黄と重炭酸土類のコラボは、白骨温泉(長野県)や国見温泉(岩手県)などの有名な例がありますが、全国的に見ても貴重な泉質です。

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夜明け前の露天風呂。宿泊客は一晩中入浴可能

2つの露天風呂でも2つの源泉を楽しめる!

露天風呂では、2つの源泉を別々の湯船で楽しめます。「ひらゆの森の湯」は強烈な硫黄の香り漂うお湯。「水石の湯」は若干硫黄臭がマイルドですが、かすかに鉄分も感じる複雑な感触の泉質です。

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大浴場・露天風呂の源泉使用状況。緑がひらゆの森の湯源泉。オレンジが水石の湯源泉

上写真は、2つの源泉の使用状況です。緑色のマーカーが「ひらゆの森の湯」源泉、オレンジ色のマーカーが「水石の湯」源泉を使用した湯船です。筆者は「水石の湯」の源泉の方がより好みですが、温泉好きな方なら両方入って、濃厚絶品湯の微妙な違いを比べてみて下さい!

宿泊客専用貸切風呂も見逃せない!

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宿泊客専用貸切風呂(内湯)

また大浴場とは別に、宿泊客専用の貸切風呂が2か所あります。浴室の造りはほぼ同一です。いずれも鍵を借りる必要は無く、空いていれば自由に利用可。追加料金は必要なく、プライベート重視の方におすすめです。

源泉は「ひらゆの森の湯」を使用。硫黄の香り溢れた濃厚湯を独り占めできるのは、実に贅沢なひとときです!

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宿泊者専用貸切風呂(露天)

この貸切風呂には壁にドアがあり、実はその先が露天風呂になっています。分かり難いですが、忘れずに両方利用して下さいね!

ひらゆの森の湯の客室はどんな感じ?

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合掌棟のシングルルーム

客室は、洋室・和室・和洋室、そして離れまで様々なタイプが揃っています。二食付きだけでなく、素泊まりや朝食付きまでバラエティ豊かに選べる点は見逃せません。筆者は一人泊だったので、合掌棟にある和モダンなシングルルームを利用。天井が高いせいか手狭な感じは無く、ゆったりとくつろげました!

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アメニティ類

アメニティ類は、浴衣・羽織・足袋・大小のタオル・歯ブラシ類。シャンプーやソープ類は浴室にあり、使い捨ての髭剃りは宿泊客に限り自由に頂けます。宿泊ならば、手ぶらでも気軽に温泉利用できるでしょう。

ひらゆの森の湯は夕食・朝食とも地産食材たっぷり

温泉宿に泊まる楽しみの一つは“食事”、という方も多いのではないでしょうか? やっぱり期待してしまいますよね!?
筆者は今回、2食付きで利用。夕食・朝食共に御食事処「どんぐり」というレストランで頂きました。

ひらゆの森の湯・夕食

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夕食

夕食は、地元飛騨の食材をふんだんに使った和定食。飛騨牛の鉄板焼き・ニジマスの塩焼き・飛騨サーモンという川魚の刺身…、など品数も充実。

全体に脂っこい食材が少ないせいか、箸がどんどん進みます(笑)

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飛騨牛の鉄板焼き

中でも飛騨牛は脂の乗り方が絶妙で、口の中でとろけるような甘く上品な味わい。大変美味しく頂けました!

ひらゆの森の湯・朝食

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朝食

朝食は、いかにも日本の朝食とでも言いたくなるような素朴な味わい。お風呂から上がってサッパリした後に食べる和食は、温泉宿ならではの至福のひとときです!

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朴葉味噌

なお、朝食で特筆したいひと品は「朴葉味噌」(読み方:ほおばみそ)。朴葉味噌とは飛騨地方の郷土料理で、味噌にネギやしょうがなどの薬味やきのこ類・山菜などを混ぜ、朴の木の葉に乗せて焼いたもの。ご飯との相性抜群です!

奥飛騨温泉郷 平湯温泉「ひらゆの森」はどんな人におすすめ?

平湯温泉「ひらゆの森」宿泊記・岐阜県奥飛騨温泉郷の人気宿で温泉三昧
ひらゆの森 外観

以上、「ひらゆの森」の宿泊記をご紹介させて頂きました。
最後になりますが、ひらゆの森は以下のような方におすすめです。

・硫黄香る絶品濃厚湯を堪能したい温泉ファン
・小奇麗な施設でゆったりくつろぎたい方
・飛騨高山地方や信州方面の観光拠点にしたい方
・1万円以下から宿泊可能!コスパに優れた良心宿に泊まりたい方

※ひらゆの森は人気宿であるため、特に休前日の宿泊は予約が取れにくい傾向にあります。宿泊されたい方は早めの予約、もしくは直前キャンセルも視野に入れて、小まめにチェックされることをおすすめします。

 DATA
 平湯温泉「ひらゆの森」
 所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
 電話番号:0578-89-3338
 アクセス:
 【車】中部縦貫自動車道 高山ICから車で約40分。長野自動車道 松本ICから車で約60分
 【バス】高山濃飛バスセンターから約55分。東京 新宿バスセンターから約4時間35分。平湯バスセンター下車。徒歩約3分
 公式サイト:ひらゆの森 

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