3月6日に期限を迎えるまん延防止等重点措置について、北海道は再び延長するよう政府に要請する方針を固めました。まん延防止等重点措置はエリアごとに指定ができますが、今回も北海道全域を対象とし、延長要請をする方針です。
北海道内は病床使用率が依然として高く、医療のひっ迫が懸念されています。また3月1日には札幌市で。オミクロン株「BA.2」の感染が初めて認められています。
期間については2週間程度で調整中。
詳細が決まり次第、この記事でもお知らせします。
「まん延防止等重点措置」の適用に伴い、大好評だった北海道の地域観光事業支援である各種旅行割引キャンペーン新規予約中止または市民のみが利用可能というエリア縮小対策が取られています。
また、冬の風物詩、札幌で開催される雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」も、昨年同様オンライン開催になってしまいました…。なんとも悲しい2022年の冬でした。
北海道のまん延防止等重点措置はいつからいつまで?
2022年1月27日~3月6日まで
北海道は3月2日、政府に延長を要請する方針を固めました。2週間程度の延長で調整中です。
北海道のまん延防止法等重点措置エリアはどこ?
北海道全域がまん延防止法等重点措置適用エリアです。
北海道のまん延防止等重点措置の要請内容は?
道民と道内に滞在している人に向けて、行動についての要請が出ています。旅行や出張で訪れる方は、道の制限に従うことになるので、しっかり把握しておきましょう。
DATA ◆北海道⇒「北海道におけるまん延防止等重点措置」
日常生活についての要請
・「三つの密(密閉・密集・密接)」の回避や、人と人との距離の確保、マスクの着用(不織布マスクを推奨)、手指消毒、換気をはじめとした基本的な感染防止対策の徹底
・発熱等の症状がある場合は、外出や移動を控え、かかりつけ医や診療・検査医療機関を受診する
・ワクチン接種の有無にかかわらず、感染に不安を感じる無症状の道民の方は検査を受ける
外出についての要請
・混雑している場所や感染リスクが高い場所への外出・移動を控える
・普段会わない方や重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方)と接する際は、基本的な感染防止対策を更に徹底する
・不要不急の都道府県間の移動は極力控える
飲食店利用についての要請
・営業時間短縮を要請した時間以降、飲食店の利用を控える
・北海道飲食店感染防止対策認証店など感染対策を徹底している飲食店等を利用し、感染防止が徹底されていない飲食店等の利用を控える
・飲食店等を利用する際は、飲食店等が実施している感染症対策に協力する
・飲食は4人以内、単時間で、大声を出さず、会話の時はマスクを着用する。特に普段会わない人との飲食の際は、より一層徹底する
北海道旅行を検討している人への協力依頼
北海道への不要不急の移動は極力控えるよう、協力依頼が出ています。
飲食は「感染防止対策実践店」で
北海道では、感染症に強い社会・経済の形成のため、安心して利用できる認証制度を取り入れています。感染防止対策の認証基準を満たした飲食店には「感染防止対策実践店」のステッカーが掲示されています。お店を選ぶ際に参考にしてくださいね。
感染防止対策実践店について
営業時間
①営業時間は5時から21時まで/酒類の提供は11時から20時まで
②営業時間は5時から20時まで/酒類提供を行わないこと(持込を含む)
のいずれかを選択
人数
同一テーブル4人以内
その他の飲食店
営業時間
営業時間は5時から20時まで/酒類の提供を行わないこと(持込を含む)
人数
同一テーブル4人以内
認証店舗&認証店以外、両方に要請されること
・同一グループの同一テーブルへの入店案内を4人以下とする
・カラオケ設備を利用する場合は、密を避ける、換気の確保などの感染対策を徹底する
北海道への旅行者はどんな注意をすればいい?
都道府県別魅力度ランキングで、13年連続でナンバー1に選ばれている北海道。
ウニやイクラがたっぷり乗った海鮮丼、ジンギスカン、濃厚な牛乳を使ったスイーツなどのグルメ。札幌や函館の都市型観光から、世界自然遺産の知床まで、多彩な観光地。そして冬にはウインタースポーツ…何度行っても物足りない場所なんです!
北海道は、道外からの旅行者に向けて、北海道への不要不急の移動を極力控えるよう協力依頼を出しています。
やむを得ず…という方は、事前に検査を受けて陰性を確認してから移動するようにしましょう。移動前に時間が取れなかった人のために、新千歳空港にも無料検査センターがあります!
北海道滞在中に体調を崩した場合
滞在中に体調の異変を感じたら、速やかに北海道新型コロナウイルス感染症健康相談センターに連絡しましょう!
DATA 北海道新型コロナウイルス感染症 健康相談センター TEL:0120-501-507(24時間)
北海道の宿泊助成割引キャンペーンが中止or市民限定に
GoToトラベル事業から予算がねん出されている、地域観光事業支援。北海道の各自治体が行う旅行割引キャンペーンは全国対象のものが多く、大変好評でしたが、地域観光事業支援の催行条件はステージ2であること。当初はワクチン・検査パッケージ活用で、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言中も医療現場がひっ迫しなければ催行できるよう政府が動いていましたが、新型コロナウィルスの変異株・オミクロン株の感染力の高さから、政府はワクチン・検査パッケージの活用を一時停止に。
そのため、まん延防止等重点措置下で、大部分の旅行助成割引キャンペーンが停止、またはエリア縮小を行っています。
サッポロ冬割は1月21日から販売停止に
GoToトラベル事業から予算がねん出されている、全国の人が対象の札幌市内宿泊費用の助成「さぁ!サッポロ冬割&冬も泊まってスマイルクーポン」は、1月21日から一時停止になりました。再開については、「まん延防止等重点措置」の期間終了後、感染状況を見て決定されるとのことです。
「はこだて割」は函館市民以外は新規予約中止
函館エリアの宿泊料金がお得になる、全国の人対象の「はこだて割」は、1月27日から新規予約ができるのは函館市民のみになりました。予約停止前の既存予約は助成の対象となりますが、やむをえず自粛する人はキャンセル料無料に。
キャンセルが必要な方は「はこだて割」の公式サイトで確認を
他にも、小樽エリアの旅行がお得になる、全国の人が予約対象の「もっと泊マル、オタル。」キャンペーンも、1月27日に全面的に新規予約が中止になっています。こちらは小樽市の人の予約もできなくなりました。
道民と青森県民の道内旅行に限定して代金を割り引く「どうみん割」も、新規予約を1月21日から停止しています。北海道旅行が最大5000円割引になり、2000円のクーポンが貰える「どうみん割」ですが、すでに予約済みの分も2月1日予約分からは割引対象外となってしまいます。
お得な乗車券にも影響が出ています。JR北海道内の在来線特急・快速・普通列車の普通車自由席、及びジェイ・アール北海道バスが6日間乗り放題になる「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」も、1月27日から発売中止に…。
仕方ないですが、残念なお知らせばかりで悲しい…感染拡大が落ち着き、明るいニュースをお届けできる日を待っていてくださいね!
今の北海道旅行はホテルライフを中心に!
北海道行きの飛行機やツアーはすでに予約済み。北海道からは不要不急の移動は極力控えるよう協力依頼が出ていますが、やむをえず移動する人は、感染防止策のマナーを徹底して過ごしましょう。
北海道は各エリアに魅力的なホテルがいっぱいあります。ホテル滞在をメインにしたプランにして、雪景色を窓から眺めてうっとり…食事もホテル内のレストランでゆったり…そんな優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。リラックスできる上に、感染症対策にもなります。