アジア旅行いつから行ける?コロナ禍の人気国入国状況

大椙 リン子

プーケット在住ライター

タイで観光関連の仕事をしている筆者。観光関連の仕事がなくなり早1年半。もうすぐで丸2年を迎えようとしております(暗い!)。タイはプーケットサンドボックスを皮切りに、アジアの中ではトップクラスの観光客受け入れを行っています。また11月1日には日本からのタイ入国はワクチン接種証明書の提示で隔離の必要がなくなるなど、大きく動いています。その恩恵はまだ以前には程遠いですが…。

今回はタイを含め、日本からさほど遠くないアジア諸国の中でも人気のあるビーチリゾートを保有する国々の入国規制を調べてみました。

この日とてもお天気が良かったのでお散歩がてらパトンビーチに行ってきました。

タイ

一刻も早いお越しを待っておりまする・・

2021年7月以降、タイ南部のプーケットを始め、サムイ、パンガー、クラビへの入境が再開。

バンコクを始めとした主要都市、観光客に人気のパタヤやチェンマイも当初は10月1日に受け入れ再開予定でしたが結局国民のワクチン接種が追い付かず、バンコクの接種率が70%を超えたことで11月1日から、世界46か国からの外国人旅行者を隔離無しで受け入れることが発表されました。

46か国には日本も含まれます

詳細はコチラの記事をご覧ください

11月1日から隔離無しで外国人を受け入れる都市17都県

・バンコク都、サムットプラカン県(スワンナプーム国際空港)、東部チョンブリ県(パタヤ市、バンラムン郡、シラチャー郡、ゴシーチャン郡、サタヒープ郡(ナージョムティエン行政村・バンサレー行政村)、トラート県(ゴチャーン郡)、ラヨーン県(サメット島)、北部チェンマイ県(ムアン郡、ドイタオ郡、メーリム郡、メーテン郡)、南部プーケット県、スラタニ県(サムイ島、パガン島、タオ島)、クラビ県、プラチュアプキリカン県(フアヒン行政村・ノンケー行政村)、パンガー県、ペチャブリ県(チャアム郡)、ラノン県、東北部ブリラム県(ムアン郡)、ルーイ県(チェンカン郡)、ノンカイ県(ムアン郡、サンコム郡、シーチェンマイ郡、ターボー郡)、ウドンタニ県(ムアン郡、バンドゥン郡、クムパワピ郡、ナーユン郡、ノンハン郡、プラチャックシラパコム郡)

タイに隔離無しで入国できる国

・オーストラリア
・オーストリア
・バーレーン
・ベルギー
・ブータン
・ブルネイ
・ブルガリア
・カンボジア
・カナダ
・チリ
・中国
・キプロス
・チェコ共和国
・デンマーク
・エストニア
・フィンランド
・フランス
・ドイツ
・ギリシャ
・ハンガリー
・アイスランド
・アイルランド
・イスラエル
・イタリア
・日本
・ラトビア
・リトアニア
・マレーシア
・マルタ共和国
・オランダ
・ニュージーランド
・ノルウエー
・ポーランド
・ポルトガル
・カタール
・サウジアラビア
・シンガポール
・スロベニア
・韓国
・スペイン
・スゥエーデン
・スイス
・アラブ首長国連邦
・イギリス
・アメリカ
・香港

日本以外に住んでいる日本人の方もいるはず。タイに行かねばならない皆さん。在住国が入っているかチェックしましょう。

主な日本からの入国条件(2021年10月24日現在)

①出発までに対象国や地域に21日以上滞在していること
②ワクチン接種から14日以上経過していること
③タイ入国72時間以内のPCR検査陰性証明
④空港到着時のPCR検査
(結果はホテルで待ち、陰性の場合は自由に行動することが可能)
⑤SHAPlus認定を受けたホテルまたは代替隔離施設(ASQ)に1泊の宿泊
⑥保障額が最低5万USD(約570万円)の医療保険への加入※英文の保険の説明書が必要

※現在、タイは新たな入国許可証(COE)に代わるシステムを導入予定。形は変わっても入国の許可は必要ですが詳細は2021年10月24日時点で明らかになっていません。

DATA
詳細・出典①:Ministry of Foreign Affairs, Kingdom of Thailand
詳細・出典②:NNA POWER ASIA

インドネシア

大都市のジャカルタや、世界遺産ボロブドゥール遺跡、そして日本人観光客から高い人気を誇るバリ島を持つインドネシアの入国情報です。

かわいいけどあんまり意味なくない?と少しだけ思ってるビーチパラソル

主な日本からの入国条件

①ワクチン接種の完了証明書(出発14日以上前に接種が終えている事)
12歳から18歳でワクチンを接種していない人は、入国の際の空港内および隔離施設において、2回のPCR検査結果が陰性であることが確認された後にインドネシアでワクチン接種を受けることになります(費用は旅行者が負担実費)
②出発前3日以内に行ったPCR検査の陰性証明書
③隔離ホテルの予約確認書(支払済み)
④電子ヘルスアラートカード(E-HAC)※追跡アプリ(Pedulilindungi)内で登録
 国際線で入国し国内線に乗り継ぐときはその都度登録が必要
⑤電子PCRカード(E-PCR)※同上
⑥税関の申告フォーマット(E-CD)
⑦新型コロナウィルス感染症の治療費も補償できる10万USD以上の海外旅行保険加入証明書※英文の説明書が必要

現在は無査証(ノービザ)と到着ビザでの入国が停止されているので、新規で訪問ビザ、一時滞在ビザの申請を行うには、現地(インドネシア)の保証人が現地(インドネシア)の入国管理局で申請を行わなければなりません。

DATA
詳細および出典:在インドネシア大使館

バリ島外国人観光客受け入れ開始

一方バリ島では観光客の受け入れが始まりました。タイのプーケットサンドボックスにも似た島内での実験的な観光客受け入れです。

バリ島での日本からの入国条件

①観光目的の外国人はバリ州及びリアウ諸島州2か所の空港から入国が可能となり、以下の書類が必要です。
・日本出国14日前までにワクチン接種を2回完全に終えた英文の証明書
・出発前3日以内に行ったPCR検査の陰性証明書
・訪問査証またはその他の入国許可証
・インドネシア滞在中のホテル予約表(ホテル隔離は8泊から5泊に短縮されました)
・新型コロナウィルス感染症の治療費も補償できる10万USD以上の海外旅行保険加入証明書(英文)
②空港到着後とホテル隔離4日目にPCR検査
③到着後の検査で陽性が確認された場合の治療場所について、無症状または軽度の症状の場合は隔離施設、中度から重度の症状の場合は病院で治療を行います。

早く観光客があふれるバリに戻って欲しいですね。

フィリピン

筆者が生まれて初めて挑んだ体験ダイビングがフィリピンのセブ島でした。とても静かなところでホテルとダイビングのみの滞在でしたが、心が洗われたのを今でも覚えています。ホテルのゲートに終日ライフル銃を持ったガードマンが立っていたのには驚きましたが(笑)

そんなフィリピンは未だ続くコロナ禍の中、入国はできるのでしょうか?

カラフルでかわいい乗り合いバス

フィリピンに入国できる人とは?

①外交官と外国政府職員及びその家族
②フィリピン国籍との2重国籍者
③入国時に有効なビザを持つ外国籍者
④フィリピン国籍者と渡航するフィリピン国籍者の配偶者とその子供(元フィリピン国籍者も含む)
⑤フィリピン入国後にフィリピン国籍者と一緒に滞在する予定の外国籍者(フィリピン国籍者の配偶者やその子供、介護が必要な家族)
⑥短期滞在ビザ保持者で入国免除文書(フィリピン外務省に許可された「フィリピン入国管理局宛の入国停止を免除する文書」)所持者

ここまで厳しいと入国のための必要書類について説明するレベルではないような気がします。観光目的というだけで訪れるのにはまだ難しそう。もうしばらく時間がかかりそうですね。

ちなみに、各国のリスクレベルをレッド、イエロー、グリーンで分けており、日本は現在イエローに位置づけられています。このカラーにより、ワクチン接種の条件や入国後の隔離期間が変わります。

観光客に大人気のボラカイ島は抜群の透明度。

フィリピンの今後の外国人観光客受入れ計画

まだまだ新規感染者数も多いフィリピンですが、プヤット観光相は、首都マニラでは観光業に携わる地元住民のワクチン接種が90%を超えることから、マニラでの受け入れ態勢は整っているとし、フィリピン政府の新型コロナウィルス対策本部に対し、ワクチン接種を終えている外国人の入国規制も緩和し、接種を完了している場合は、到着後の一定期間の隔離を求める規制を撤廃するか、隔離期間を短縮するよう要請していることを明らかにしています。

それに加え、フィリピン航空でも先月下旬、マニラ首都にあるニノイアキノ国際空港の制限緩和をフィリピン政府に要請中。
国外からの旅行者受け入れに対する具体的な計画や発表はもう少し先になりそうですが、頑張って欲しいですね。

ボラカイ島にはやっと国内旅行者の姿も

有名観光地の一つであるボラカイ島においては、先月新型コロナ対策としての「外出・移動移動制限措置」が緩和されたことから、10月1~10日の10日間で約6900名の旅行者が訪れました。もちろん外国からの旅行者ではなく国内の旅行者がメインで、約70%はマニラからの旅行者でした。
そして、州政府は酒類販売の禁止措置を解除。飲食店の店内飲食は定員の50%まで、社交イベントも定員の30%まで許可されたことこから、観光業の回復を後押しするとのではと期待されています。外国人観光客が戻るのはまだ先となりそうですが、第一歩ということでしょう。

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詳細・出典:NNA ASIA

ベトナム

人気観光地のひとつダナン。丸くてかわいい手漕ぎボートは意外と難しそう。

近隣国の中でも外国人観光客の受け入れに対し、非常に厳しかったベトナムへの入国規制。しかし徐々に観光客受け入れについて、緩和に向け進んでいます。

その中でも、いちばん最初にガン国人観光客受け入れを再開するのは、ベトナム南部、カンボジアと限りなく近い場所に位置する国内最大の離島「フーコック島」。

手つかずの自然が残っているフーコック島

2021年11月半ばに延期になってしまったフーコック島への観光客受け入れですが、新型コロナウイルスワクチンの接種完了者は入国時の隔離の免除を予定。順調に進めば、世界遺産である北部のハロン湾や中部のホイアンなどベトナム全土の観光地に拡大する方針です。

また、この入国の構想は2021年10月22日現時点では、個人旅行は認められておらず、旅行会社のパッケージツアーに参加するグループ旅行が想定されています。

ベトナム入国の条件やフーコック島での最新情報の詳細情報はこちら!

新型コロナウィルス感染症治療補填の保険について

ウィズコロナの海外旅行は新型コロナウィルス感染症治療の補填もできる、海外旅行保険の加入が必須となります。新型コロナウィルス感染症に対応していない保険会社や、条件付きのところも多く注意が必要です。外資系の保険会社はネットで購入し、英文の付保詳細もそのままダウンロードが可能。

◆新型コロナウィルス感染症対応可能の保険会社一例◆
損保ジャパン
東京海上日動

アジア各地のリゾート地に観光客が戻りますように

筆者の住むプーケットに似た「リゾートアイランド」を保有している東南アジアの国の現在の入国状況をお知らせしました。

タイのプーケットでもコロナ前は道路を車で走れば大型バスで渋滞し、コンビニやスーパーマーケットに立ち寄れば外国人観光客が長蛇の列のレジに並び、大変でした。それがなくなった今、ただ生活をするには快適になりましたが、やはり観光で訪れる旅行者があっての場所こそ、リゾート地。訪れる旅行者は癒しを求めにリゾートを訪れ。そのおかげで現地の住民は生計が立てられます。
どの国のリゾート地でも旅行者を迎える人たちが、早く前の生活に戻ったらいいなと心から願っています。

大椙 リン子

プーケット在住ライター