日本屈指の紅葉の名所、奥日光は、木々の色付きが早い地域です。でも、日光って渋滞が起こるんだよなあ、観光スポットが多すぎてチョイスに迷っちゃう・・・そんな気がかりもありますよね。そんなあなたに、日光大好き人間の栃木県在住ライターが旅のヒントをお届けします。また、2023年の紅葉は例年より2週間近く遅れています。2023年10月18日現在の最新情報も追記しましたので参考にしてくださいね。
奥日光ってどんなところ?
栃木県日光市。いろは坂を上ってアクセスする奥日光地域は、「これぞ日光」と思わせてくれる絶景の紅葉スポットがひしめきます。霊峰・男体山の噴火でできた「中禅寺湖」、ラムサール条約登録地の「湯ノ湖」「戦場ヶ原」、「華厳ノ滝」をはじめとする美しい滝など、世界中の旅人を魅了する秋の風景に出会えます。
秋の奥日光、初訪問ならば、やはり有名スポットは見たいですよね。しかし見どころが多い奥日光。あまり欲張りすぎず、本当に行きたい場所をチョイスして、余裕をもって回るのが心に響く旅のコツ!今回は、思わずカメラを向けたくなるフォトジェニックなスポットを、定番から穴場まで深掘りします。気に入った場所をチョイスして旅程を組んでみてくださいね。また、渋滞回避のヒントもあわせてご紹介します!
なお、日光東照宮など世界遺産を含む市街地エリアの紅葉や、鬼怒川、川俣温泉などの紅葉については、この記事に書かせていただきましたので、合わせてチェックしてくださいね!
日光へのアクセスは?
<電車> JRまたは東武鉄道で日光へ
・JR東北新幹線を使う場合は、宇都宮駅でJR日光選乗り換え
・新宿・池袋・大宮方面から<特急日光>を使う場合は東武日光駅まで直通
・浅草方面より<東武日光線>を使う時には、スペーシアX・スペーシア・リバティーで日光へ
<バス(日光)> 東武バスで「日光駅」から「奥日光」へ
・湯元温泉、湯滝・戦場ヶ原・龍頭ノ滝方面なら「湯元温泉行」
・華厳ノ滝・中禅寺湖周辺なら「湯元温泉行」または「中禅寺温泉行」
<車> 東北道宇都宮ICー(日光宇都宮道路)ー清滝IC-いろは坂-奥日光
注意:日光市街に立ち寄るときには「日光IC」で降りてくださいね。
DATA 日光アクセスについてのお役立ちリンク 日光市観光協会(日光旅ナビ) バス時刻表 お得な切符 栃木パスポート(特典など) 日光観光ライブ情報局(紅葉情報)
奥日光へGo!いろは坂の紅葉 10月下旬~11月中旬ごろ
奥日光へ向かうには、通常、日本の名道50選「いろは坂」を上っていきます。いろは坂は、上り(第2いろは坂)と下り(第1いろは坂)合わせて48のカーブがあることから名づけられました。標高差440mの標高差のヘアピンーカーブをグルングルン回りながら走るのは、なかなかエキサイティング。バス旅ならば、運転手さんの見事なハンドルさばきにも感動するでしょう。
※いろは坂の紅葉は10月下旬から11月中旬ごろ
いろは坂ドライブを楽しむポイント
いろは坂最初のビューポイントは「黒髪平」。急カーブと紅葉のフォトスポットで、紅葉ピーク時には仮設トイレも置かれます。紅葉シーズンには、どうしても渋滞が起きるいろは坂。 ついイライラしがちですが、気持ちを切り替え、紅葉のいろは坂を楽しんじゃいましょう。車窓の紅葉写真をブレずに撮れるチャンスです!
気になるトイレは、上りではいろは坂に入る手前の「馬返し」と、第2いろは坂の「明智平」にあります。下りは第1いろは坂に入ってしまうと、「馬返し」までトイレがないのでご注意を。
DATA 上り:第2いろは坂(国道20号線)、下り:第1いろは坂。 所在地:栃木県日光市 所要時間:通常片道約20分、渋滞時には2~3時間かかることも。
明智平展望台・第2いろは坂からのみアクセス可能
上りの第2いろは坂の途中には、人気の紅葉スポット「明智平展望台」があります。明智平からロープウェイで3分で到着する「明智平展望台(1373m)」からは、男体山・中禅寺湖・華厳ノ滝を一望。中禅寺湖から流れ落ちる華厳ノ滝を見られるのはココだけ!明智平の紅葉の見ごろは10月下旬ごろです!
いろは坂は一方通行のため、中禅寺湖方面から明智平へ逆戻りできないのでご注意を。
DATA <明智平駐車場・明智平ロープウェイ> 住所:栃木県日光市細尾町深沢 電話番号:0288-55-0331 (明智平ロープウェイ) 駐車料金:500円/1台 ※ロープウェイ往復利用の際には無料券を発行。 ロープウェイ料金: 大人往復1,000円 子供往復500円 運行時間:9:00~15:30 ※紅葉ピーク時は始発が早まる場合あり。詳細は電話で。また「ライトアップ奥日光」期間中は臨時運行を予定。 公式サイト:明智平ロープウェイ
奥日光・ 10月上旬~10月中旬が見頃の紅葉スポットは?
明智平を過ぎ、トンネルを抜けると、いよいよ奥日光の観光エリア!
奥日光エリアでは,10月初旬から11月までの長い間、紅葉のピークを移しながら楽しめます。
まずは、10月10日現在見頃を迎えている紅葉をお届けします。
戦場ヶ原 草紅葉とカラマツの黄金屏風の壮大な紅葉!
国際的に重要な湿地として「ラムサール条約」に登録されている「戦場ヶ原」と「小田代ヶ原」は、紅葉シーズン中に2回の紅葉のピークがあります。ひとつは9月下旬~10月上旬の草紅葉、もうひとつは10月中旬から楽しめるカラマツの紅葉。どちらも絵のように美しく、写真好きを集める紅葉スポットです。
紅葉に映える小田代ヶ原の貴婦人を狙え
一本の白樺「貴婦人」が湿原に立つ「小田代ヶ原」は、人気のフォトスポット。2023年は10月中旬は草紅葉、10月下旬~11月上旬にカラマツの紅葉を迎えそうです。カラマツの紅葉時には、黄金の木々を背に、白い姿が美しく映えます。
また、豪雨の後に、湿原が水没してできる「小田代湖」は、超レアな奇跡の湖。2019年は4年ぶりに、紅葉の小田代ヶ原に湖が出現しました。台風や豪雨の後に日光を訪れる時はチャンスかも!
DATA <戦場ヶ原展望台> 所在地:栃木県日光市中宮祠 アクセス:電車・バス JR・東武日光駅より東武バス「湯元温泉行き」乗車約50分、三本松バス停下車徒歩1分 <小田代ヶ原> 所在地:栃木県日光市中宮祠 アクセス:JR・東武日光駅から「湯元温泉行」バスで65分。赤沼車庫下車、徒歩で50分または、赤沼車庫から低公害バスで30分
奥日光・10月中旬頃から楽しめる紅葉スポットは?
次は10中旬頃から紅葉を楽しめる奥日光の紅葉名所を紹介します。
湯滝の紅葉・10月中旬~10月下旬
湯ノ湖から落差70mを一気に流れ落ちる「湯滝」も、奥日光有数の美しい紅葉スポット。観瀑台が滝のすぐ目の前にあるので、すごい迫力です。囂々と音を立てながら、マイナスイオンをバシャバシャと浴びられますよ。
湯滝の水は湯川となり、戦場ヶ原などに流れ込んでいきます。「湯滝落ち口園地」からは湯の湖の水が滝になる瞬間が見られます。湯滝落ち口園地駐車場(無料)には、小さな駐車場(車10台)があるので、運よく空いていたら、ぜひ見てくださいね。滝上から観爆台まで階段で降りることもできますが、車の方は戻るとき長い階段を上る覚悟で!バスの方は湯ノ湖→湯滝落ち口園地→湯滝→戦場ヶ原→龍頭の滝or小田代ヶ原or赤沼茶屋へとハイキングもおすすめ。
DATA <湯滝> 所在地:栃木県日光市湯元 駐車場:普通車 1回500円、二輪 1回200円
湯ノ湖の紅葉・10月中旬~10月下旬
湯ノ湖は日光最奥の地、奥日光湯元温泉にある湖。3方を山で囲まれているので、山と紅葉が湖に映り込み、とても神秘的です。混みあうことも少なく、他と比較すると静かなので、デートにもおすすめ!
湖畔には良質な源泉が湧く奥日光湯元温泉があり、温泉三昧と紅葉旅を両方楽しめます。
DATA <湯ノ湖・奥日光湯元温泉> 所在地:栃木県日光市湯元 アクセス:JR・東武日光駅から「湯元温泉」行きバス乗車1時間20分、「湖畔前」バス停下車すぐ
龍頭ノ滝・10月中旬~10月下旬
数ある滝の中でも、紅葉の「龍頭ノ滝」の優美さは抜群!こんなに美しいのに、なぜ名前が「龍頭」かというと、滝を分ける黒い岩が龍の頭に、白い滝が龍の鬚に見えるから。
龍頭の滝は「龍頭之茶屋」からが一番のビュースポットとなりますが、茶屋横から続く滝上までの遊歩道も、美しい紅葉スポット。階段も緩やかなので、滝を見ながら気持ちよく往復できます(片道約15分。滝上にバス停もあり)。
滝が流れる黒い岩盤は、男体山の噴火で流れ出た溶岩が固まったもの。龍頭ノ滝の水は、湯の湖→湯滝→湯川となって、戦場ヶ原の湿原に流れ込んだ水。湿原を緩やかに流れた水は、渓流となって龍頭の滝となり、その後再び湯川となり、次は中禅寺湖へと向かって流れていきます。
※紅葉シーズンには、龍頭ノ滝を過ぎたあたりの左側の側道先に臨時駐車場ができます。
DATA <龍頭ノ滝> 所在地:栃木県日光市中宮祠 駐車場:無料 アクセス:日光駅、またはから東武バス「湯元温泉行」乗車、龍頭ノ滝下車すぐ(60分)。
奥日光・10月下旬から~11月上旬に見頃を迎える紅葉スポット
例年10月中旬~下旬が中禅寺湖周辺が紅葉のピークですが、今年は2週間近く紅葉が遅れており、10月下旬から11月上旬が紅葉の見ごろになりそうです。紅葉のピークには旅行者も一番多く、土日はかなり混みあいます。渋滞回避のヒントを後ろに入れましたので、工夫をしながら紅葉を楽しんでくださいね。
中禅寺湖・標高日本一!霊峰「男体山」が生んだ美しい湖!
中禅寺湖は約1万5千年前に、男体山の噴火によりできた堰き止め湖。周囲約25km・最大水深163m、湖面標高1,269m、日本一標高の高いところにある湖なんですよ。中禅寺湖に流れ込む川は、戦場ヶ原から来る湯川と地獄川、北西山地から来る山沢川と柳沢川の4つ。
中禅寺湖の紅葉を楽しむには遊覧船が一番。遊覧船は、錦絵のような紅葉の八丁出島や、有名なパワースポット「上野島」の、すぐそばまで近づきます。
DATA <中禅寺湖> 所在地:栃木県日光市中宮祠 中禅寺湖遊覧船
半月山展望台・鳥の目で見る絶景!
中禅寺湖全体を一望したいときには、「半月山展望台」へ。紅葉の八丁出島や上野島、男体山と、青い中禅寺湖が、グワ~~~ンと目の前に広がります。目の前には遮るものひとつなく鳥になった気分!展望台は360度の絶景。湖側ばかりに目が行きますが、山側の紅葉もスゴイのでお見逃しなく。
半月山展望台へのハイキングは、「中禅寺湖スカイライン」終点の「半月山駐車場」から。徒歩約20分ですが、思ったよりもきつい坂道です。坂道苦手な筆者が、写真を撮りながら歩くと45分ほどかかります。筆者は初めての半月山ハイキングの際「20分なら楽勝!」と、水も持たず登ってしまい、途中で貧血を起こし道行く老婦人にお水を頂き助けられた経験も。
軽いハイキングと安心せずに、歩きやすい靴で、水も持参してくださいね。登り口に、自然の木で作られた杖が置いてあるので、利用すると楽ですよ。念のため熊よけの鈴も持参しましょう。中禅寺スカイラインは夜間閉鎖となり、7:00~17:00のみ通行可能。17:00にはゲートが閉まってしまうので、ご注意ください。また歌が浜第1駐車場より上にはトイレがないのでこちらもご注意を。
DATA <半月山展望台> 所在地:栃木県日光市中宮祠 アクセス:中禅寺温泉から半月山行きバスに乗り「半月山」下車、徒歩約20~30分 ※半月山行きバスは季節運行(10月1日~11月12日 日曜日)まで) 東武バス・半月山行バス時刻表(1枚目右下部オレンジ色の表) <中禅寺スカイライン> 通行可能時間:7:00 ~17:00 ※中禅寺湖スカイライン(一般県道中宮祠足尾線)は夜間及び、冬季(11月13日~)は通行止め 通行料:無料 日光旅ナビ【日光市観光協会)半月山
華厳ノ滝の壮麗なる滝姿!
「華厳ノ滝」は日本三大瀑布のひとつ。高さ97mを一気に流れ落ちる迫力と壮麗さは、唯一無二。特に秋の紅葉に映える華厳の滝は神々しいまでの美しさです。大雨や台風の後は滝の落水量が増えて、圧倒されるほどの迫力になりますよ。
観瀑台は地上(無料)と、エレベーターで行く下の観瀑台があります。地上の観瀑台は、滝の落ち口を斜め上から見るので、エレベーターで行く観瀑台からとは、また違った滝姿を楽しめます。滝壺から流れ出る水は、大谷川となり日光市内→神橋の下を流れ、やがて鬼怒川と合流し利根川へと流れ込みます。
※エレベーターで行く展望台は長い階段があるので、車いすやベビーカーの方は地上の観瀑台を利用してください。
DATA <華厳ノ滝> 所在地:日光市中宮祠 電話番号:0288-55-0030 (華厳滝エレベーター) 営業時間:3月~11月 8:00~17:00、12月~2月 9:00~16:30 ※季節・気象状況により時間変更あり。 エレベーター往復料金:大人570円、小学生340円 華厳滝エレベーター
日光二荒山神社中宮祠・男体山が御身体!
男体山の中腹、1,200mの位置に鎮座する「日光二荒山神社中宮祠」は、霊峰二荒山(=男体山)を御神体と仰ぐ神社。世界遺産の日光二荒山神社の本社、中宮祠、奥宮などを合わせた御神域は、なんと、日本で二番目の広さ! 奥宮(男体山頂上)へは、ここ中宮祠にある登拝口から登っていきます(往復約6時間~7時間)。
中宮祠は紅葉の名所として名高く、境内のモミジ、ヤシオツツジ、カラマツ、カエデなど、色とりどりの紅葉に朱塗りの拝殿が、華やか! 紅葉シーズン限定の御朱印もありますので、ぜひ拝受してくださいね。
DATA <日光二荒山神社中宮祠> 所在地:栃木県日光市中宮祠2484 電話番号:0288-55-0017 営業時間:4月~10月(8:00~17:00)、11月~3月(8:00~16:00) 参拝料:無料 日光二荒山神社中宮祠 ■男体山登拝口 開山期間:毎年4月25日~11月11日 入山受付:6:00~12:00 登拝料:大人 1,000円(中学生までは無料)
男体山・霊峰に刀剣!インパクト絶大の絶景
霊峰・男体山(2,486m)は、日光二荒山神社のご神体。782年に日光開山の祖・勝道上人が初登攀し、山頂に奥宮を創建しました。登拝期間中は、日光二荒山神社の登拝口から奥宮(頂上)へ、登拝(登山)できます。男体山山頂(奥宮)には、なんと巨大な刀剣も!これは御神剣として奉納された、高さ3.6mの刀の刃。初代は明治期に奉納され、現在の剣は2012年10月に奉納されたものです。太陽にキラリンと輝く切先を見るには、登拝門から、長い長い階段や坂道を登らねばなりませんが、これは刀剣ファンならずとも、見てみたいですよね~。
ちなみに筆者、この記事で紹介したスポットで、行っていないのは男体山山頂・・・ヘタレですいません。でも、身体を鍛えていつか行ってみたいです!
DATA 日光二荒山神社奥宮(男体山山頂) アクセス:日光二荒山神社中宮祠・登拝門より往復6~7時間
歌ヶ浜第一駐車場・男体山と中禅寺湖のビュースポット
美しい男体山を見たいなら、半月山展望台、中禅寺湖遊覧船、歌ヶ浜第一駐車場からがおすすめ。
歌ヶ浜第一駐車場は「日光富士」とも称えられる美しい男体山を望めるスポット。遊覧船の乗り場(立木観音前)も、中禅寺立木観音も目の前にあります!
DATA 歌ヶ浜第一駐車場 所在地:栃木県日光市中宮祠 料金:無料(111台)
日光山中禅寺 立木観音はパワスポの宝庫!
歌ヶ浜第一駐車場から道を挟んだところにある、日光山輪王寺別院「日光山中禅寺(立木観音)」は、中禅寺湖の名前の由来となった由緒あるお寺。784年、勝道上人によって建立されました。この中禅寺の五大堂は、中禅寺湖を眺める穴場のビュースポット。お堂・回廊と紅葉、そして青い中禅寺湖が、まるで一枚の絵のような美しさです。
DATA
<日光山中禅寺立木観音>
所在地:栃木県日光市中宮祠2578
電話番号:0288-55-0013
参拝時間:4~10月は8:00~17:00、11月、3月は8:00~16:00、12~2月 8:30~15:30、
拝観料:大人500円、小中学生200円 団体・障がい者割引あり
HP:日光産中禅寺立木観音|輪王寺
英国大使館別荘記念公園・紅葉とアフタヌーンティーの贅沢!
中禅寺湖畔には明治中期~昭和初期まで、各国の大使館や外交官や要人たちの別荘が立ち並び、「夏は外務省が日光に移る」とまで言われました。その大使たちの優雅な避暑生活を偲べるのが、英国大使館別荘記念公園と、イタリア大使館別荘記念公園。中禅寺湖の紅葉を楽しむビュースポットとしても人気です。
英国大使館別荘は、英国外交官アーネスト・サトウが建てた建物。別荘周辺の小路も、別荘の「石積み三段テラス」の紅葉も、抜群の美しさです。1階にあるアーネスト・サトウについての展示も見逃せません。また2階にはティールーム「南4番Classic」があり、駐日大使館シェフ監修の、サックサクのスコーンと紅茶のセットを、紅葉を眺めながら楽しめます。
イタリア大使館別荘記念公園・紅葉に映える杉皮パッチワーク!
遊覧船船着き場からすぐ、または、英国大使館別荘記念公園から、遊歩道を南へ歩いて数分で行ける「イタリア大使館別荘記念公園」は、杉の皮を使った外壁と内壁が美しい、レーモンド設計の建物。パッチワークのような外壁と内壁には、杉の皮が使われています。秋になるとこの杉皮の外壁が色鮮やかな紅葉に縁どられ、うっとりするほどステキ! また、別荘前の桟橋跡は美しい紅葉フォトスポットなので、ぜひ湖畔に降りてみてくださいね。
DATA <英国・イタリア大使館別荘記念公園> 電話番号:0288-55-0880(日光自然博物館) 定休日:5~10月は無休、4月は月曜日(祝日は翌日に振り替え) 入館料:大人(高校生以上)300円 、小人450円 イタリア大使館共通券:大人450円、小人200円 開館時間:4月は9:00~16:00、5月~11月10日は9:00~17:00、11月11日~11月30日は9:00~16:00 アクセス:JR日光駅・東武日光駅から「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きバス乗車、約50分。「中禅寺温泉」バス停下車、徒歩40分。(夏期、紅葉期のみ半月山行きバスに乗換、「イタリア・英国大使館別荘記念公園前」下車、徒歩10分。)。または歌ヶ浜駐車場から徒歩15分。または中禅寺湖遊覧船「大使館別荘記念公園」下船すぐ。 奥日光自然博物館HP 英国大使館別荘記念公園 イタリア大使館別荘記念公園
紅葉シーズンのライトアップイベントは必見!
秋の日光はライトアップの季節。大自然の中、幻想的なライトアップを楽しめます。華厳ノ滝のライトアップは、生態系や環境に影響がないか慎重に調査し実現したライトアップ。好天時には是非、特別運行される明智平ロープウェイで明智平展望台へ! ライトアップされた華厳ノ滝と中禅寺、煌めく星々との幻想的な大パノラマを見ることができます。また、ライトアップ奥日光開催期間中は、豪華賞品が当たるスタンプラリー、湖畔のマルシェ、立木観音夜市、他、楽しいイベントも多数開催! 詳しくはHPからご確認ください。また、世界遺産エリアの紅葉のピークと重なるので、ぜひ併せて楽しんでくださいね。
DATA <ライトアップ奥日光> ■ライトアップ場所:中禅寺立木観音、イタリア・英国大使館別荘記念公園、二荒山神社中宮祠、華厳の滝、大鳥居 実施期間:11月11日~19日(大鳥居ライトアップのみ11日~30日まで) 実施時間:16:30~19:00(大鳥居ライトアップのみ16:30~21:00) ■イルミネーション実施個所:中禅寺湖畔イルミネーション 実施期間:11月11日~30日、実施時間:16:30~21:00 ■明智平ロープウェイ夜間特別運行(営業時間延長) 営業時間延長日:11月11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日) 延長時間:16:30~18:00 、運賃:往復1,000円 ※上り最終便出発時刻 17:40、 ※下り最終便出発時刻 18:00 ※天候により運休の可能性があり ■東武バス臨時運行 「中禅寺温泉」~「立木観音・遊覧船発着所」間で 16:20 より 20 分間隔で臨時バスを往復運行。 バス停:26中禅寺温泉 61星野リゾート界日光入口 62県営南駐車場 63立木観音 · 遊覧船発所 バス時刻:「中禅寺温泉」発(始発16:20~最終19:20)、「立木観音·遊覧船発所」発(始発16:26~最終19:26) ■ライトアップ奥日光公式サイト・リンク:
奥日光アクセス・いろは坂の渋滞回避法は?
いかがでしたか?魅力満載の紅葉の日光!
でも、紅葉シーズンは渋滞が悩みの種なんですよね。最後に渋滞回避のヒントをいくつかご提案しましょう。
電車では「日光紅葉夜行」が究極の渋滞回避!
東京方面から電車でアクセスするなら、東武トップツアーズのリバティで行く「日光紅葉夜行」がガチおすすめ! これはもう、渋滞知らずで奥日光へアクセスできます。
DATA
<日光紅葉夜行>
運行日:2023年10月7日(土)、14日(土)、20日(金)、21(土)。27日(金)、28(土)
定員:各日143人。定員に達し次第、受付終了
※運転区間は、浅草(23:45発)~東武日光(翌2:16着)の片道で、北千住駅、新越谷駅、春日部駅からも乗車可能。車内で4:10頃(7日発は8日3:10頃)まで仮眠可。500系「リバティ」3両編成で運転。乗車には、旅行商品の申込が必要。
接続バス、ツアー内容詳細:リンクはこちら
車で渋滞回避は可能?
奥日光へ車でアクセスの場合、渋滞を避けるには、土日祝の7:00~14:00頃を避けて上ることがポイント。平日が難しい人は、車なら6:00~6:30には、いろは坂を上り始めれば、渋滞回避の確率はかなり高まります。 バスならJR日光駅始発の6:12分始発「湯元温泉行バス」を狙いましょう。
ただし、そうすると大絶景の「明智平展望台」へのロープウェイがまだ運行していません。その辺を考慮して、いくつかパターンをご提案します。
早朝からロープウェイの始発を待つ
早朝に「第2いろは坂」を登り、明智平公衆トイレ隣接の県営駐車場で始発を待つ。
※ 明智平ロープウェイ駐車場は、ロープウェイ運行時以外は閉鎖
ロープウェイ最終便を目指し、午後2時頃にいろは坂を上る
ロープウェイの混雑が収まるころ(午後2時半過ぎ)にロープウェイに乗る。その日は奥日光泊し、翌日に奥日光観光。
※午後2時半ごろから渋滞が緩和する場合が多いですが、ピーク時にはまだ渋滞している可能性も。
ロープウェイの最終便は3時半(紅葉シーズンは延長の可能性あり)
明智平展望台は立ち寄らず、翌日早朝いろは坂を上る
到着日は日光市街を観光し、朝食抜きでホテル泊。早朝にいろは坂を上る。
※渋滞回避率高し!めざせ6:00出発。
明智平展望台は立ち寄らず、中禅寺湖か湯元温泉に泊まる
到着日に日光市内観光をして、夕方奥日光へ。中禅寺湖周辺、または湯元温泉でホテル泊(温泉も楽しめる!)。
群馬県から「とうもろこし街道」経由で奥日光入り!
穴場の渋滞回避法が、渋滞が起こるいろは坂を使わないこと。え~~?そんなことできるの?って思いますよね。はい、できるんです。群馬県沼田ICから、日本ロマンチック街道(とうもろこし街道)に入り、金精峠を越したら奥日光湯元温泉です。道中のトウモロコシ街道では、美味しい焼きトウモロコシを食べたり、安くて新鮮な野菜やキノコも買えます!
※焼きトウモロコシは、お店によっても違いますが、例年、11月頃まで営業。
観光エリアでの渋滞を回避はアシスト自転車がおすすめ!
紅葉シーズンのピークには、観光エリア内でも渋滞が起き、駐車場を探すのも一苦労。そんな時、ストレスフリーで観光するには、電動アシスト自転車がおすすめです。電動アシストなので坂道でも楽々!自転車をレンタルしたい方は、サイクルポート(レンタサイクルができる場所)に行ってみましょう。
奥日光のサイクルポート:奥日光自然博物館、三本松茶屋
日光市街:東武日光駅、輪王寺三仏堂、他多数。
※借り方、料金、ポートマップなど詳しくはリンクからどうぞ!
<日光のサイクルポート> 奥日光サイクルシェア 日光市のサイクルポート
奥日光の宿泊予約はこちらから!
紅葉シーズンの奥日光!
満室の宿泊施設も出てきていますが、まだ間に合う宿泊施設も!あなたがポイントを貯めているオンライン旅行予約サイトで早めに予約を済ませましょう。
奥日光への交通手段予約やツアーはこちらから!
紅葉シーズンはツアーの方が取りやすい場合も!