雪見温泉ができる宿・関東のおすすめ栃木県から厳選5選

ライター フルリーナYOC

フルリーナYOC

ライター・作詞家・音楽講師

雪見温泉を楽しみたい季節となりました。
関東地方で雪見温泉をしたいと考える方は群馬県と栃木県を目指すのが良いでしょう。しかし温暖化の進む昨今、白銀の世界を期待して行ったけれど、雪がなかった…なんていうことも。雪見温泉を目当てに行くなら、雪がたっぷり降るエリア&送迎付きの宿を狙いたいものです。
今回は筆者の住む栃木県の雪見露天風呂が楽しめる栃木の名湯・源泉かけ流しの宿の中から、例年、雪見温泉をたっぷり楽しめる、グルメも自慢の宿を5選でご紹介します。

雪見露天風呂日光・鬼怒川・湯西川・那須塩原

那須 大丸温泉・標高1300m!雪深い秘湯の雪見露天

栃木県最北端の那須町で、今も煙を吐き続ける茶臼岳。その麓に湧き出る「那須温泉郷」那須7湯は、江戸時代に発見された歴史ある名湯。今回ご紹介する「大丸温泉(おおまるおんせん)」は、標高1300mの山中にある那須温泉最奥の温泉。降雪も多く、野趣あふれる雪見温泉を楽しめます。

大丸温泉旅館・温泉が川に!ダイナミックな雪見露天ならここ

野趣あふれる雪見露天「川の湯」

200年以上前の江戸時代から、歴代の館主が名湯・大丸温泉を守り続けている「大丸温泉旅館」。噴出量・毎分1500リットルの湯量豊富な自家源泉から流れ出る温泉は、温泉の川となって流れます。

大丸温泉自慢の露天風呂 「川の湯」は、その流れをそのまま堰き止めて作られた野趣あふれる温泉で、上流から2つの女湯、3つの混浴が連なってできています。混浴と言っても、男女ともに湯あみ着を着用必須なので、女子も抵抗なく入れます。他に内湯が男女各1か所、貸し切りが1か所、計8か所の温泉があります。もちろん全て源泉かけ流し!

源泉は4か所あり、いずれも泉質は弱アルカリの単純泉で、メタケイ酸を300mg以上含む美肌の湯。近くにはスキー場もあり、降雪量も豊富なエリアなので、例年、雪見露天をばっちり楽しめます。 大自然に抱かれ、冬の星を見上げて楽しむワイルドな雪見露天風呂は最高です!

那須最奥の歴史ある秘湯の一軒宿「大丸温泉旅館」
温泉の川が流れる秘湯の一軒宿

大丸温泉旅館は、那須温泉の最奥地、那須岳の山中に佇む一軒宿。玄関にかけられた大きな提灯が旅情をそそります。玄関前の橋の下には、温泉の川が湯気を出しながら流れているので、注目してくださいね。

大丸温泉旅館ロビー
大丸温泉旅館、和情緒あふれるロビー

山中の一軒宿というと、ひなびた温泉、というイメージですが、大丸温泉旅館は館内がとっても素敵なんです。調度品や、何気なく飾られた花や小物もセンス抜群で、 映画のワンシーンのようなフォトスポットがいっぱい!

こちらの写真は和の美しさが印象的なロビー。このロビーの一角には、毎年この旅館に湯治に訪れていた、明治時代の名高き軍人・乃木希典将軍の面影が残る品々を展示したコーナーもあります。

足湯ルームが付いた特別室も

大丸温泉旅館の客室は全20室。本館はトイレ付き客室で、趣のある二間の和室と和洋室があり、別館はバストイレ付き客室で和洋室と和室があります。別館客室のバスは、何と温泉。部屋から出ずに、いつでも温泉に入れるのは最高ですよね! 足湯ルームが付いた贅沢な特別室(写真)もおすすめです。

大丸温泉 夕食
自家源泉の温泉水と豆乳ゴマダレの2種で楽しめる「大丸温泉しゃぶしゃぶ」

大丸温泉に泊まって驚いたのは、その料理の美味しさ。温泉があまりにも有名なので、そちらに目が行ってしまいますが、お料理目当てに泊まってもいいほどのグレードの高さ。器や盛り付けも美しく、ボリュームもたっぷり。少しずつたくさん楽しめる旬菜や、八汐鱒・ゆば・栃木黒毛和牛など栃木の逸品食材も楽しめます。特に大丸温泉の源泉を使ったしゃぶしゃぶは絶品!

DATA
大丸温泉旅館
電話:028776-3050
住所:栃木県那須郡那須町大字湯本269
アクセス
<電車>東北新幹線 那須塩原駅下車。大丸温泉行バスに乗り換え終点下車
※送迎バスあり(大丸温泉バス停)。ホテルからの予約が必須。詳しくはリンク参照
<車 >東北自動車道那須IC~県道17号線・那須街道を湯本温泉・大丸方面へ約30分
公式サイト:大丸温泉旅館  

那須の冬・何する?カピバラ温泉でほっこり

カピバラ温泉
那須どうぶつ王国のカピバラ温泉

冬の那須の観光のおすすめは、「那須どうぶつ王国」のカピバラ温泉。何とも気持ちよさそうに、半ばウトウトしながら温泉に浸かるカピバラを見てると、こちらものんびり幸せな気分に。カピにはやっぱり癒される~。
他にも、いちご狩りやスキーなど、冬が旬のお楽しみも!

DATA
冬の那須・おすすめの観光スポット
那須どうぶつ王国 
那須高原農園いちごの森
マウントジーンズ那須(スキー場)

塩原温泉・温泉通も絶賛の多彩な泉質!

塩原温泉郷は6種7色3性質の、多彩で良質な温泉を楽しめる温泉地。温泉通も絶賛する温泉がたくさんあるんですよ。塩原温泉は東京から遠い、というイメージがありますが、新幹線を利用すると、JR「那須塩原駅」でバスに乗り換えて約2時間30分。新宿駅南口・王子駅発の塩原温泉行の高速バス「那須・塩原号」に乗れば、直通で片道3時間20分、3300円でアクセスできるのも魅力です。

湯宿 梅川荘・高台の絶景雪見露天を楽しむ

塩原温泉 湯宿 梅川荘
湯宿 梅川荘の絶景露天

塩原温泉でおススメしたい雪見露天自慢の宿は「梅川荘」。高台に建っているため展望が抜群なんです。特に冬の雪景色の美しさは感動もの。山水画のような世界が広がります。

温泉は中塩原温泉(源泉:金緑温泉)で、泉質は ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。とてもよく温まるお湯です。

内湯・お休み処・露天がある貸し切り温泉

別料金になりますが、内湯、お休み処、露天を備えた、風情ある貸し切り温泉もおすすめ。

塩原温泉 湯宿 梅川荘
塩原温泉の高台にたつ、プライベートステイにおすすめの宿。

梅川荘は、温泉街から離れた静かな高台にあり、お部屋食のプランもあるので、プライベートステイにぴったり。洋室は全室バリアフリー対応。リクエストをすれば部屋に介護用ベッドを用意してくれます。また、温泉には介護椅子もあるので、高齢者や障がいを持った方も安心してステイできます。

湯宿梅川荘の客室
ゆったりとした空間を持つ和室

客室は落ちついた広々とした和室と和モダンの部屋があり、和室の寝具は「五層構造ムアツタイプ体圧分散敷ふとん」、和モダンの部屋のベッドは、5つ星ホテルなどで使用されている「日本ベッドのマットレス」を採用。温泉効果と寝心地抜群の寝具で、日頃の疲れもばっちり癒されます。

彩りゆたかな夕食は部屋食にも対応
彩り豊かな夕食は部屋食にも対応

梅川荘の食事は、食事処、またはお部屋で。塩原が誇る新鮮な高原野菜、那須御養卵など、栃木の逸品食材、旬の食材を使い、丁寧に調理されます。有田焼の華やかな器に、彩り豊かに盛られる料理は、温かいものは温かく冷たいものは冷たいまま供され、目も舌も喜ばせてくれます。 

DATA
施設名:湯宿 梅川荘
住所:栃木県那須塩原市中塩原2004
電話:0287-32-5115
アクセス:東北自動車道西那須野塩原ICよりR400約25分。那須塩原駅よりバス約70分終点下車後送迎要予約。
送迎:塩原温泉バスターミナルおよび野岩鉄道会津鬼怒川線「上三依塩原温泉口駅」より要予約にて送迎
公式サイト:湯宿 梅川荘公式サイト

塩原の冬何する?冬のイルミネーション「竹取物語」

約約1000本もの竹灯篭が並ぶ「塩原温泉竹取物語」

冬の塩原温泉は雪見温泉のみならず、真冬の今が超おススメな季節!
2022年2月27日まで「塩原温泉 竹取物語」が開催されており、温泉街のあちらこちらに、幻想的な竹燈籠が約1000本も立ち並びます。

2022年2月28日まで、塩原温泉に宿泊の方は、JR那須塩原駅‐塩原温泉間の無料バスと、塩原温泉の各宿泊施設から塩原温泉内各地への夜間無料タクシーが使えます。これを使えば宿から離れた場所の竹灯籠スポットへも、楽々アクセス!詳しくはDATAのリンクをご覧ください。

DATA
塩原温泉竹取物語
開催期間:2021年12月17日(金)~2022年2月27日(日)
時間:17:00~21:00まで
アクセス参照
JR那須塩原駅からの無料バス「塩原号」
無料タクシー(塩原温泉に宿泊者限定)

日光湯元温泉・日本で4番目に濃い硫黄泉

日光開山の祖・勝道上人が発見した「奥日光湯元温泉」は、1230余年の歴史を持つ由緒ある温泉。緑がかった透明、もしくは乳白色のお湯は、日本で4番目に濃い硫黄泉で、20種類の疾患に効能がある美肌の湯。日光国立公園ラムサール条約にも登録の湯ノ湖、湯川、戦場ヶ原の美しい風景も楽しめる温泉地です。

休暇村 日光湯元・雪見温泉&暖炉で焼きマシュマロを楽しみたい

休暇村 日光湯元の雪見露天
白銀の森と満天の星に抱かれる雪見露天

奥日光湯元温泉から今回ご紹介するのは「休暇村 日光湯元」。四季の移ろいを感じる露天風呂と、名湯を独り占めできる壺湯(一人用。男女各2つずつ)で雪見露天を楽しめます。また、内湯からも一面のガラス窓越しに雪景色を望めるので、温度差が苦手な方でも、内湯から露天気分を味わえるのも魅力。日本で4番目に濃い硫黄泉の、ほかほかスベスベの嬉しい効果を実感してくださいね!

温泉は、露天・内湯共に源泉掛け流し。源泉は湧き出た時は無色透明ですが、光や空気に触れることで白濁や緑濁に変わります。何色のお湯に出会えるかお楽しみに!

大きな暖炉で楽しむ焼きマシュマロ
冬限定!大きな暖炉で焼きマシュマロ

雪見露天と共に「休暇村 日光湯元」の冬の大きなお楽しみは、無料の体験プログラム「星と暖炉の冬時間」。星にまつわる話を聞き、屋外で「星座観察専用双眼鏡」を使って星空観察をした後、ロビーの暖炉で焼きマシュマロとオリジナルホットワインを楽しめます。

美しい星空の余韻に浸りながら、パチパチと燃える暖炉の音を聴き、アツアツとろとろのマシュマロをハフハフ食べて、ホットワインで心も体も温まるひととき・・・もう、これ、最高です!

休暇村 日光湯元のレストラン
レストランから望む湯ノ湖と白銀の世界。

「休暇村 日光湯元」のロビーは2階から3階まで吹き抜けとなっており、レストランは全面ガラス窓。窓の外には、湯ノ湖をバックにシラカバやカラマツがそびえる「木漏れ日ガーデン」。ため息が出ちゃうほど素敵な冬景色を独り占めしてくださいね!

ラウンジには宿泊者専用のフリードリンクコーナーがあります。無料メニューではコーヒー・紅茶・ココアなど、有料メニューでは日光名物天然氷のかき氷・ご当地のアルコールなどを味わえます。

展望を楽しめる客室
客室の窓からも湯ノ湖の展望が楽しめる

休暇村 日光湯元の客室は、和室、和洋室、洋室の3タイプ。窓から美しい湯ノ湖の展望が広がります。寝具は、洋室のマットがシモンズ、掛布団は西川の羽毛布団が採用されて、寝心地も抜群です。

休暇村 日光湯元の夕食
日光の自慢の食材を用いた美味しい夕食

休暇村 日光湯元のディナーは、日光のうまいもん尽くし! 栃木県産のイチゴ「なつおとめ」を使ったビネガー、日光湯波、日光が誇る霧降高原牛、志そ巻きとうがらし、たまり漬けなど、日光を代表する食材や名産品を楽しめます。夕食は基本のコースのほかに、食事(御飯、味噌汁、香の物、蕎麦、他)デザート(季節のケーキ、果物)飲み物(宇都宮ブラジルコーヒー他)のミニビュッフェも用意されています。もう、これは食べ過ぎ覚悟!
※夕食の内容は季節によって異なります。

DATA
休暇村 日光湯元
住所:日光市湯元温泉
電話:0288-62-2421
アクセス
東武日光駅より湯元温泉行きバス約80分終点。
湯元温泉バス停より休暇村送迎バス(要予約)、または徒歩約7分
公式サイト:休暇村 日光湯元公式サイト

冬の奥日光の楽しみ方

雪原を歩くスノーシュー
日光の雪原を歩くスノーシュー

奥日光の冬はやっぱり雪!休暇村 日光湯元は「日光湯元温泉スキー場」まで徒歩約3分ほど。スキー場としては規模が小さく緩斜面で初級から中級向きですが、さらさらのパウダースノーが心地よく、そり遊びやスキーなど、ファミリーで楽しめるスキー場です。また、ラムサール条約登録の戦場ヶ原など、奥日光の懐に入っていく雪原ハイク・スノーシューもオススメです。

アウトドアは苦手、まったり奥日光を楽しみたいなあ・・・という方には、平日限定になりますが、休暇村 日光湯元の冬のプログラム、無料送迎付き「冬の温泉めぐり」をおすすめします。なんと曜日毎に、対象の宿の温泉に無料で入浴できます。滞在中(チェックイン日~チェックアウト日)、休暇村から1日1宿へ定時で無料送迎バスが出るので寒い思いをせずに、もう一つの宿の雪見温泉を楽しめますよ。曜日ごとの対象の宿(温泉)は、DATAの「冬の温泉巡り」リンクからご確認ください。

DATA
奥日光スキー場
スノーシュー
冬の温泉巡り

湯西川温泉・平家落人伝説が残る秘湯

平家落人伝説が残る栃木県・湯西川温泉は、山深い湯西川沿いに開けた温泉地。湯量豊富な美肌の湯と、山の幸川の幸を使った地元料理、味囲炉裏を囲んでいただく落人料理、ゆっくり流れる田舎の時間を心ゆくまで堪能できる温泉地です。冬場は関東でありながら、すっかり雪国の佇まいとなります。

辺境の地でありながら、浅草からは乗り換えなし直通で150 分で湯西川温泉駅に到着できるのも魅力です。駅から温泉街のホテルへはダイヤルバスも出ていますが、送迎バスがある宿に泊まるのが便利です。

彩り湯かしき 花と華・高アルカリの美肌の湯を7つの湯舟で

湯西川温泉 「彩り湯かしき 花と華]
湯西川温泉 「彩り湯かしき 花と華」の門

湯西川駅送迎のある「彩り湯かしき 花と華」は、女子にも人気のステキな宿。情緒たっぷりの温泉、囲炉裏を囲む食事、このホテルでしか叶わないステイを楽しめる湯宿です。

「彩り湯かしき花と華」の雪見露天
関東屈指の高アルカリ性の泉質(pH9.3)は美肌効果抜群

このホテルの自慢のひとつは、関東でも屈指の高アルカリ性(pH9.3)の泉質。保湿効果が抜群で、まるで化粧水のようなお湯にじっくり浸かると、湯上りのお肌はしっとりすべすべ!これ、感動ものでした。

大浴場、露天風呂、岩風呂、檜風呂、貸切風呂等、男女ともに多彩な湯船を楽しめるのも、このホテルの大きな魅力。

中庭の大きなかまくら
中庭のかまくらの中では、お汁粉を食べる体験もできる。

湯西川温泉では例年、雪のシーズンの1月末~2月末まで「かまくら祭」が催され、遠方からもたくさんの観光客が訪れます。このシーズンには「彩り湯かしき 花と華」にも大きなかまくらと、たくさんのミニかまくらが出現! ホテルに居ながらにして「かまくら」を満喫できます。中庭の大きなかまくらの中ではお汁粉を食べる「かまくら体験」もできるんですよ(有料プラン)。ミニかまくらは玄関前の中庭に作られ、ホテルの夜を幻想的な光で包みます。

冬の花見館の客室の一例
冬の花見館の客室の一例。

このホテルは、趣の異なる四つの花見館からなります。こちらの写真は、ほっこりコタツの温もりが嬉しい「冬の花見館」の客室。4つの花見館それぞれに、窓からの雪景色も楽しめます。

ホテルの総部屋数は76室。和室、洋室、コタツのある部屋、半露天ジャグジーが備えられた部屋、最上階の特別室と準特別室など、さまざまなタイプからお好みの部屋をチョイスできます。

彩り湯かしき花と華の夕食
囲炉裏を囲む落人料理も

夕食は、平家落人の伝統を今に引き継ぐ「平家お狩場焼」、雅やかで彩り豊かな「湯西川平家懐石」、料理人が目の前で調理する「鉄板焼会席」の中から選べます。筆者は「平家お狩場焼」プランをチョイス。古民家を移築した情緒ある空間で、囲炉裏を囲んで食事を楽しみました。

お刺身や肉はもちろんですが、自家製味噌を使った一升べらや、この味噌を使って漬けた鱒を囲炉裏で炙る「お狩場焼」が最高に美味しかったです!この手作り味噌はお土産にもおすすめ!

DATA
彩り湯かしき 花と華
住所:栃木県日光市湯西川温泉601
電話:0288-98-0321
アクセス:
<車>北自動車道・宇都宮IC~日光宇都宮有料道路・今市IC下車。国道121号を会津・湯西川方面へ向かい50分
<電車>東武鉄道・野岩鉄道にて湯西川温泉駅下車。ダイヤルバスにて20分。
※湯西川温泉駅より無料送迎あり(要予約)詳しくはHP参照
公式サイト:彩り湯かしき花と華公式サイト

冬の湯西川温泉の遊び方 「湯西川温泉かまくら祭り」

湯西川温泉 かまくら祭
湯西川温泉、冬の風物詩「かまくら祭」

雪のシーズンに湯西川温泉に泊まるなら、日本夜景遺産認定「かまくら祭」は必見!2022年は沢口河川敷ミニかまくら会場をはじめ、平家の里、湯西川水の郷スノーパークの3会場で開催されます。上の写真は沢口河川敷会場のミニかまくら。1月29日(土)~2月28日(月)の金・土・日・月曜日の17:30~21:00の間、ミニかまくらにローソクの火が灯され、幻想的な光景が広がります。 3会場の詳しいイベント案内はDATAのリンクをご参照ください。

DATA 
湯西川温泉 かまくら祭
開催場所:沢口河川敷ミニかまくら会場、平家の里、湯西川水の郷スノーパーク
開催期間:2022年1月29日(土)~2月28日(月)。
※沢口河川敷ミニかまくら会場は毎週火・水・木曜日は休み
※湯西川水の郷スノーパークは1月30(日)~2月27(日)
開催時間:17:30~21:00
※湯西川水の郷スノーパークは10:00~15:00。最終受付は14:00)
参照サイト:湯西川温泉 かまくら祭(日光旅ナビ)かまくら祭PDF資料

奥鬼怒温泉郷・関東最後の秘湯

日光市の奥地、深い山間に点在する、加仁湯、手白澤温泉、日光澤温泉、八丁の湯は、関東最後の秘湯と呼ばれています。泉質の異なるこれら4つの温泉は泉質も抜群で、ダイナミックな自然と一体になれる秘湯中の秘湯。手白澤温泉と日光澤温泉は、車が入れる女夫淵温泉駐車場から奥鬼怒遊歩道を歩いてのアクセスになりますが、加仁湯と八丁の湯は送迎バスを利用できます。

八丁の湯・ダイナミックな雪見露天

「八丁の湯」外観
原生林に囲まれた秘境温泉「八丁の湯」

日本秘湯を守る会会員の「八丁の湯」は、原生林に囲まれた秘境の宿。昭和4年に開業したこの宿は昭和63年まで電線が引かれなかったため「ランプの宿」と呼ばれていました。そのころ使われていたランプのいくつかは今も使われ、ノスタルジックな優しい光を放っています。

雪見露天風呂日光・鬼怒川・湯西川・那須塩原

八丁の湯、自慢の温泉は、一切追い炊きをしない自噴高温泉(中性低張性高温泉湯)で、泉質は単純温泉。山肌の岩盤の割れ目から湧き出る8か所の源泉を、バルブの調節のみで温度管理をし、直接湯ぶねに流し込んでいます。白銀の雪をまとったブナの原生林の中、岩盤を流れ落ちる温泉を目の前にして、浸かる温泉の何とワイルドなこと!

露天風呂は、開業時から使われている「雪見の湯」と、「滝見の湯」「石楠花の湯」の3つの混浴風呂(21~22時の間のみ女性専用)と、女性専用の「滝見露天風呂」があります。さらに内湯が男女それぞれ一つずつあり、こちらも露天に負けないくらい、野趣あふれる温泉なのでお楽しみに!

雪見風呂ができる宿・関東のおすすめ栃木の名湯厳選5選

八丁の湯の客室は全25室。レトロな本館と、カナダから取り寄せた木で作られたログハウスに分かれています。とちらも奥鬼怒の自然と一体になれる、木の温もりが温かい部屋。公共スペースもとってもオシャレでテンション上がりっぱなし! 薪ストーブがあるレストハウスは、昼はカフェ、夜はバーになり、ランチやお酒も楽しめます。

本館には8畳の和室と24畳の大人数で泊まれる和室(トイレ共同)、ツイン(トイレ付)があります。ログハウスはすべてトイレ付きで、ログハウス和室、ログハウス和室(ロフト付き大部屋)、ログハウスツインがあります。

八丁の湯の夕食

八丁の湯は山深い宿でありながら、地元日光の逸品食材と、山の幸を贅沢に使ったおいしい食事も評判です。お造りに出てくるオレンジ色の虹鱒は、日光市足尾町で育てられるブランドニジマス「頂鱒(いただきます)」。その美味しさは日本全国にもファンを増やし、ネットショップでも大評判! 日光のブランド牛「とちぎ霧降高原牛」のステーキを楽しめるのも、嬉しいですよね。

DATA
施設名:八丁の湯
住所:栃木県日光市川俣876
電話:0288-96ー0306
アクセス
<車>北自動車道・宇都宮IC~日光宇都宮有料道路・今市IC下車。国道121号線を行き、鬼怒川温泉より県道23号に入る。川俣ダム経由「女夫渕無料駐車場」へ(この先にはマイカーが入れないため車はここへ駐車)。女夫渕駐車場より送迎バスで約30分。
<電車>東武鉄道「鬼怒川温泉駅」より日光市営バス約100分「女夫渕駐車場」へ。送迎バスに乗り換え約30分。
※送迎バスは予約が必要。日光市営バス、送迎の時間については八丁の湯HPの交通アクセス参照
公式サイト:八丁の湯公式サイト

冬の鬼怒川エリアの楽しみ方

いちご狩り
帰路で遊ぶならいちご狩りがおすすめ

八丁の湯の帰路で観光を楽しむなら、乗り換え駅の鬼怒川温泉エリアが便利。
鬼怒川温泉駅からバスで15分で行ける「日光 はないちもんめ」では、温かいハウス内いっぱいに咲き誇る200種類5000鉢のベゴニア鑑賞と、いちご狩りを楽しめます。フレッシュな摘みたてのイチゴの美味しさは格別!

また、鬼怒川温泉駅から帰路の際に、東武ワールドスクウェアで途中下車し、冬の風物詩「ライトアップ&イルミネーション」に立ち寄るのもオススメ。東武ワールドスクウェアは、世界中の人気観光スポットや世界遺産の建造物を25分の1に精巧に再現した、世界建築博物館。ライトアップされた建物群が闇に浮かぶと、臨場感抜群です。※開催日時はDATAリンク参照

DATA
施設名:日光はないちもんめ
住所:栃木県日光市小佐越坂の下800
電話:0288-77-0866
公式サイト:日光はないちもんめ

施設名:東武ワールドスクウェア
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1
電話:0288-77-1055
公式サイト:東武ワールドスクエア

冬ならではの白銀の世界を楽しんで!

凛とした冬の冷気の中、雪景色を見ながら、のんびり浸かる雪見温泉は、至福のひととき。
2022年1月現在、今回紹介した5軒の宿では、もう、バッチリ雪見露天を楽しめています。
感染対策をしっかり取って、雪のシーズンを満喫してくださいね!

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ライター フルリーナYOC

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