ハワイ旅行いつから行ける?コロナ禍の入国最新情報!

カバットバットみき

ハワイ在住ライター&ポッドキャスター

8月末にはイゲ州知事より「渡航自粛要請」が出され、全米屈指のニュースメディアでも速報で流れました。ハワイ好きの人が多い日本にもこのニュースは報道され、多くの人が「ハワイは行ってはいけないんだ」と落胆したことと思います。

しかし、ハワイ時間10月19日に「11月1日より、ワクチン接種者の方はハワイ州への不要不急の旅行を再開する」という発表がありました!実質、これは渡航自粛要請の解除となります。

渡航自粛要請解除!ハワイが米国内旅行受け入れ再開

10月末までの「渡航自粛要請」も、これはあくまで「要請」であって、強制力はなく「不要不急以外の方は、極力ハワイへな今は来ないで欲しい」というものでした。しかしこの要請により、8月と9月の観光客数は夏のピーク時から大幅に減少。ハワイ旅行のキャンセルも相次ぎ、経済的には大きな損失を受けることになりました。

しかしこの判断のおかげで新型コロナウィルスの新規感染者も日に日に減少。最新の情報によると10月5日から10月18日の2週間で48%減という結果に。自粛要請が出た頃は、人口の少ないハワイで1日の感染者数が1,500人を超えた日も出ましたが、現在は平均100人台。

これにより医療機関の逼迫した状態も脱したことで、今回の渡航自粛解除となったのです。 

ハワイは、11月1日より、ワクチン接種完了者であれば、ビジネス、観光、レジャーなどいかなる目的の方も受け入れると発表しました。ただ、これは海外からの渡航者というより、アメリカ国内に向けての発表といえます。でも、これで「ハワイはもう行っても大丈夫なんだ」という安心感を日本の皆様にも与えたことでしょう。

年末年始にかけてまた本土からの観光客が増えそう

日本からハワイ旅行はいつでも可能。ただし制限が多い

ハワイでは2020年10月15日から「事前検査プログラム」が開始され、出発前72時間以内にPCR検査を受け、陰性証明証があれば、隔離義務が免除となりました。ハワイはアメリカ本土以外では日本を真っ先に観光客受け入れ対象とし、11月6日出発・到着分からこの事前検査プログラムが導入。

実はハワイにはもう1年近く、日本からの旅行での渡航は可能でした。また、それは日本のワイドショーなどでも当時激しく伝えられましたが、報道以上に制限が多いことはあまり触れられず、陰性証明書だけで行ける、と勘違いされてしまったこともあります。

この頃から、数は従来と比較すれば大変少なくはありましたが、日本の観光客の方をちらほら見かけるようになりました。

ただ、この記事の最後に説明しますが、日本はまだまだ入国制限が大変厳しく、ハワイ旅行自体のハードルが高い状況は続いているのです。入国から入国後の行動制限は実体験をまとめています。以下の記事をお読みください。

帰国から入国・入国から行動制限までまとめました!
日本からハワイへ来ることはずっと可能ではあった

アメリカ全土でワクチン接種完了が入国条件に!11月8日から

ハワイだけでなくアメリカ在住者にとって、今回の州知事の渡航自粛要請解除宣言は朗報です。アメリカは10月31日のハロウィンを終えたら、一気に年末モードにまっしぐらです。

11月のサンクスギビングと12月のクリスマスはアメリカ最大の家族行事であり、家族と過ごすために国内を大移動するため、ハワイへアメリカ本土の旅行者が大量にやってくることが予想されています。年末年始の観光客数は例年通りのピークになるのではないかと予想され、ハワイの渡航自粛要請解除直前から、観光業界では人員確保が開始。空港スタッフの増員雇用もスタートしていました。

しかし11月8日から、ハワイを含むアメリカ全土が「ワクチン接種完了」をしなければ入国できなくなります。これまでPCR検査の陰性証明書が入れた日本からの渡航者も接種証明書が必要になるのです。

11月8日よりアメリカは、ワクチン接種完了者のみが入国可能

ホノルルマラソン開催予定・2021年12月12日

ハワイの冬の風物詩ともいえる「ホノルルマラソン」。昨年はバーチャルのみでの開催となりましたが、今年は現地ホノルルでのリアルな大会とバーチャルの併催が予定されています。

但し、リアルな大会には、ワクチン接種完了者500名限定になる可能性があります。

毎年世界中から3万人以上が参加しているホノルルマラソンなだけに、500名となると通常の60分の1の規模となりますが、去年よりは前進しているともいえますね。

日本からのエントリーも開始されていますので、ワクチン接種完了している方、11月中に完了予定の方で参加してみたい方は、いかがでしょうか?

もちろん現時点では、帰国後の14日間(または10日間)の自主待機が可能な方が対象になります。

ホノルルマラソンの日本の方向けの詳細は、以下のページをご覧ください。

昨年はバーチャル開催。2021年はバーチャル・リアルとどちらの大会も開催予定

ハワイ旅行の手順

11月8日から始まるワクチン接種証明書提示でのハワイ旅行手順を紹介します。ハワイは日本からの観光客を歓迎している上、昨年テレビで大きく取り上げられたことで「ハワイには簡単に行ける」と勘違いしている人も多いのですが、コロナ禍以前に気軽にハワイ旅行をしていた人は、ちょっと面倒だな、と思ってしまうかも。

それでもウィズコロナの海外旅行先として行ける国の中では、行きやすい場所だということは知っていてほしいです。

出発準備

ハワイ州の「Safe Travels Program」へ登録。

ハワイへの渡航が決まったら、まず出発前にハワイ州の「Safe Travels Program」に登録しましょう。健康状態や渡航情報の申請が義務付けられています。出発日の前日(24時間以内)に健康状態に関する申告フォームに答えて、QRコードを取得します。

ハワイの空港到着時にパスポート、陰性証明書とともに、このQRコードを提示しなければ入国できませんので、必ず取得するようにしてください。

※取得したQRコードをスマートフォンに保存するか、印刷した紙も有効

ハワイ州トラベル&ヘルス必須申告フォーム(Safe Travels Program)

ワクチン接種完了証明書

アメリカ政府は「11月8日より米国に入国する外国人は、ワクチン接種完了を義務付ける」と発表。ハワイもアメリカの州の一つ。これを守ることとなります。

これまではワクチン未接種の方でも、陰性証明を提示すればアメリカ入国が可能でしたが、今後は日本の空港で飛行機搭乗前に、海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書を提示する必要があります。

ワクチン接種完了の条件

ワクチンは以下の6社が認められています。

◎ファイザー
◎モデルナ
◎ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
◎アストラゼネカ
◎中国医薬集団(シノファーム)
◎科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)

2回数のワクチン接種完了日から14日以上の経過が条件:接種完了日から14日未満の方やワクチン接種が完了していない方は、入国禁止の対象となります

対象外:ワクチン接種の対象に満たない児童(12歳以下)については、入国制限が適用されません。2歳〜11歳の児童は、陰性証明書が必要になります。

ただし、外務省の公式サイトによれば、日本のワクチン接種証明書がハワイ入国の際に使用できるか否か、現在調査中となっています。11月8日の開始時には認められている可能性もありますので、11月8日以降のハワイ渡航に関しては、外務省・厚生労働省のWebサイトを参照してください。

DATA
外務省:日本のワクチン接種証明書で入国時の制限が緩和される国
厚生労働省:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について

陰性証明書

ワクチン接種証明書が準備できたとしても、日本からハワイ到着後の10日間の自己隔離の免除を受けるためには、ハワイ州が定めた条件にそった陰性証明書を提出しなければなりません。

日本を出発する72時間以内にハワイ州保健局指定の日本の医療機関で厚生労働省認可のPCR検査含む核酸増幅検査(NAAT)を受診。
注意:ハワイ州保健局指定外の医療機関で発行されたものは、10日間の自己隔離が免除になりません。

陰性証明書取得後は、ハワイ州トラベル&ヘルス必須申告フォーム(Safe Travels Program)の「ドキュメント」にアップロードして下さい。また、アップロードだけではなく原本も必ず持参すること。
注意:ハワイ到着後、陰性証明書の原本を提示できないと、10日間の自己隔離が免除になりません。

児童の陰性証明書について

家族旅行を考えている人に欠かせないワクチン接種証明書から除外になる児童の陰性証明について説明します。

0~1歳:陰性証明書の提示・持参は不要(新型コロナウイルス感染症検査不要)
2~4歳:陰性証明書の提示・持参が必要(ハワイ州指定以外の陰性証明書で可。核酸増幅検査または抗原検査が必要)
※陰性証明書の提示・持参ができない場合、飛行機への搭乗が拒否されます。陰性証明書の提示・持参により、ハワイ入国後の10日間自己隔離は免除されます。
5歳~12歳:陰性証明書の提示・持参が必要
※ハワイ州指定医療機関での検査、指定の陰性証明書に限り、10日間の自己隔離は免除されます。ハワイ州指定の陰性証明書でない場合、入国はできますが、10日間自己隔離の対象となります。

ハワイ州指定の日本の医療機関リストは、以下のサイトに詳しく掲載されています。必ずご確認の上、最寄りの医療機関で陰性証明書を取得してください。こちらのサイト

米国のCDC(疾病対策予防センター)へ宣誓書の提出

2歳以上の幼児を含む全ての渡航者がこの宣誓書を搭乗時に提出する必要があります。各エアラインが、空港カウンターで用意しているはずですが、事前に印刷・記入しておくことをお勧めします。米国のCDCの公式サイトから、ダウンロードが可能ですよ。

DATA
宣誓書のダウンロードはこちら:米国疾病対策予防センター公式サイト

ESTAの申請・有効期限の確認

90日以下の観光・短期商用目的で渡米される場合は、ESTAの申請もお忘れなく。申請は米国国土安全保障省の公式サイトより可能です。ESTAの有効期限は2年間。このコロナ禍で多くの人が前回の旅行から2年以上経過しているはず。

ESTAの有効期限は2年間。このコロナ禍で多くの人が前回の旅行から2年以上経過しているはず。
航空券の予約時、またはハワイ到着72時間以上前に、申請を済ませておきましょう。

DATA:米国国土安全保障省の公式ウェブサイト

ハワイ到着後・空港での入国審査手順

ワクチン接種証明書や、陰性証明書、申請もろもろを済ませ、無事にハワイに到着。空港での入国で必要なこと、滞在時に必要なことを見ていきましょう。

入国までたどり着けるか?

ハワイの空港での入国審査

①空港到着ゲートで、サーモグラフィーによる検温検査
②入国審査(パスポートとESTAのチェック)
③手荷物を受け取る
④税関を通過
⑤新型コロナウィルスの検査デスクでパスポート・Save Travels ProgramのQRコード、ワクチン接種完了証明書、陰性証明書、を提示

ハワイ滞在中の注意点

2021年10月末の時点で、ハワイは室内でのマスク着用は義務付けられています。また、11月中旬までは屋内に入る際に、ワクチン接種証明と身分証明書の提示が求められますので、レストランに食事に行く時など必ず持参してください。この義務は11月中旬以降も延長される可能性はあります。

ハワイ コロナ感染拡大
ワクチン接種証明証と身分証明は持ち歩いた方が良い

ハワイ滞在中に新型コロナウィルスの症状が出たら?

もしハワイ滞在中に新型コロナウィルス感染症の症状が出たらどうすれば良いでしょうか?

まずは宿泊先のホテルのフロントに電話をしましょう。そして、外出は控えて、室内で安静にしましょう。ハワイには日本語が通じる医療機関があるので、そちらにも電話してみましょう。以下が日本語対応可能な医療機関になります。

●聖ルカ総合内科クリニック
住所:1441 Kapiolani Blvd アラモアナビル20階
電話:808-945-3719

●ストラウブ・ドクター・オン・コール内
住所:2255 Kalakaua Ave シェラトン・ワイキキ マノア・ウィング
電話:808-923-9966(日本語専用)

●ドクターズ・オブ・ワイキキ
住所:120 Kaiulani Avenue Honolulu HI 96815 シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル1階
電話:808-922-2112

●ワイキキ緊急医療クリニック
住所:2155 Kalakaua Ave バンク・オブ・ハワイビル3内308号

●ワイキキ・メディカル・クリニック
住所:2222 Kalakaua Ave #603 DFSギャラリアタワービル6階
電話:808-921-0330

帰国準備

検査証明書

日本は2021年3月より、入国制限を厳格化。日本に帰国する際にも、渡航国出国前72時間以内の検査証明書の提出が求められます。さらにこの陰性証明書は、日本の外務省の所定のフォーマットで提出をしなければならないという厳重ぶり。出発時に、この検査証明書を所持していない場合は、帰国する便に搭乗できなくなります。

事実上の日本上陸拒否です。

DATA
日本入国に有効な出国前検査証明フォーマットはこちら⇒外務省公式サイト

ハワイでは他国と比べて日本人が非常に検査を受けやすい環境。

オアフ島では下記の医療機関で日本語対応可能な上に、日本の外務省所定のフォーマットで発行をしてくれます。外務省指定のファーマットをダウンロードし、準備して、医療機関で検査を受けてください。また、万が一陽性だった場合の時も考慮し、出発の極力72時間前(3日前)に受診することをお薦めでします。

ちなみに検査が陽性になった場合、10日間飛行機に搭乗できません。その間の医療費もご自身の負担になるので、旅行中も感染対策はしっかりと行う必要があります!

●ワイキキPCR検査センター(日本語可)
住所:2250 Kalakaua Ave,  #410 Honolulu, HI 96815 ワイキキ・ショッピングプラザ4階
電話:808-216-6123

●聖ルカ総合内科クリニック(日本語可)
住所:2250 Kalakaua Ave,  Honolulu, HI 96815 ワイキキ・ショッピングプラザ2階

●ドクターズ・オブ・ワイキキ(日本語可)
住所:120 Kaiulani Avenue Honolulu HI 96815  シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル1階
電話:808-922-2112

●ワイキキ緊急医療クリニック(日本語可)
住所:2155 Kalakaua Ave., Honolulu HI バンク・オブ・ハワイビル3内308号
電話:808-924-3399

●聖ルカ総合内科クリニック(日本語可)
住所:1441 Kapiolani Blvd アラモアナビル20階
電話:808-945-3719

厚生労働省の質問に答えQRコード取得

日本の厚生労働省の専用サイトにある「質問票」をオンラインで答えて、日本側に送りQRコードを発行してもらう必要があります。 
※ 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策 質問票回答受付」はこちら⇨厚生労働省公式サイト

機内で「厚生労働大臣」宛の誓約書を機内で記入

機内で「厚生労働省」宛の誓約書が渡され、そちらを記入。日本入国時に質問票のQRコードとともに提出しなければなりません。誓約書の内容はこちら⇒厚生労働省「誓約書」

日本入国の流れ

新型コロナウィルス感染症検査

日本の空港に到着したら、唾液を提出し、結果を待たないといけません。これはアメリカから日本への帰国時だけではなくだけではなく、どこの国から帰国しても同じ手順です。

入国者健康確認センターとの連絡アプリのインストールが義務

誓約書で制約させられた入国健康確認センターと健康確認のやり取りは、スマートフォンにインストールするアプリで行います。そのためのダウンロードは義務。できない場合は検閲所の確保する待機施設で14日間の隔離に近い待機が待っています。

ハワイでの入国時にもQRコード確認があるため、こういったことも含めウィズコロナの海外旅行はスマートフォンが不可欠。「ないからインストールしなくていいよね」では済まされません。ない場合は空港で自費レンタルさせられるので、気を付けて。

公共交通機関が使えない!

空港で陰性と判断された場合でも空港や施設から移動する際は公共交通機関の利用が禁じられています。移動は親族や勤務先による送迎、レンタカー(最寄りのレンタカーの支社に返す場合も、そこからは公共交通機関が使えません)、帰国者の送迎が可能なハイヤー会社のハイヤー以外は、利用できません。

飛行機の乗り継ぎは?:飛行機も公共交通機関とみなされているため、お住いの県への飛行機の移動はできません。ハワイの空港へ直行便が出ている、またはアメリカ経由ハワイ便が出ている状況でなければハワイ旅行はできません。

14日間(または10日間)の自主待機

帰国後の14日間は、1日に3〜4回ランダムに保健局からビデオ電話があり、現在地確認されます。毎回顔と背景を30秒録画がされ、空港で登録した住所にきちんといるかどうかGPSで確認されます。 

2021年10月1日より、ワクチン接種完了者は、10日目に新型コロナウィルス感染症の検査を受け陰性証明書を厚生労働省に提出できれば、隔離期間を10日間に短縮できるようになりましたが、検査を受け陰性証明を提出する、という面倒な行動をするなら、14日待機した方がイイよね、という気持ちになります。

日本の入国制限の厳しさが大きなネック

イゲ州知事による渡航自粛要請解除の発表がされた時、ハワイ住民の安堵のため息が聞こえたように感じました。ワクチン接種率も70%を超え、さまざまな制限を我慢してきたかいがあったといえます。

これで日本の皆様に「安心してきて下さい!」と言いたいところですが、やはり大きなネックは、日本の入国制限ですね。帰国後の14日間の自主待機はもちろん、PCR検査を受けて陰性証明を提示し帰国するという制限は、旅行したいという気持ちを萎えさせます。

筆者の周りにも、ワクチン接種もしたし、ホノルルマラソンに是非参加したいのだけれども、やはり14日間の自主隔離がネックで、ハワイ行きを断念している方もいます。

片や年末年始の日本ーハワイ間の飛行機の増便の発表もあったので、この年末年始は日本から来る方も増えると見込まれているようです。

少しずつであっても、良い方向に進んでいると言えるのかもしれません。いずれにせよパンデミック前のように気軽にハワイ旅行ができるようになるには、日本の入国制限の緩和がもう少し進まなければ厳しいでしょう。

日本の入国制限が旅行できる程度に緩和されることが一日も早く来るよう祈るばかりです。

カバットバットみき

ハワイ在住ライター&ポッドキャスター