イタリアの祭りおすすめ13選・人気祭りから奇祭まで!

SATOKO

イタリア在住│通訳&ライセンスドライバー

イタリアに行くなら一度は参加したいお祭りやイベント。
イタリアは歴史が古く、一つ一つのお祭りにも歴史があり、その土地の魅力も反映しています。
イタリア旅行の目的をお祭りやイベントにあてるのも素晴らしい旅ができますよ!
中には「え!そんな祭りもあるの?」とびっくりするようなユニークなお祭りや「食べ物」にまつわるお祭りもあり、有名な祭りではなくとも参加したいと思うものばかり。

次回の旅の予定に組み込んでみては?

イタリアで一度は行くべき祭り5選

1位・ベネチアカーニバル(Carnevale di Venezia)

イタリアに行くならこれを見なければ!と思わせる、世界的に有名なベネチアのカーニバル。
毎年カーニバルの時期(主に2月)にベネチアで行われる仮面舞踏会です。現地で衣装をレンタルして本格的に参加しても良し、仮面だけを付けて参加する雰囲気を楽しんでも良し、カメラマンに徹して仮装した人の撮影を楽しむのもアリ!

2022年は2月12日~3月1日まで開催予定です。ベネチアカーニバルの歴史や由来はこの記事にまとめましたので合わせてチェックしてくださいね。

ベネチアのカーニバルの様子

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ベネチアカーニバル公式サイト(英語ページ)

ベネチアへの行き方は?

ミラノから車で約3時間、特急列車で約2時間30分
ボローニャから車で約2時間、特急列車で約1時間30分、ローカル列車で約2時間10分

第2位 ビアレッジョのカーニバル(Carnevale di Viareggio)

トスカーナ州ルッカ県の海沿いの町「ビアレッジョ(Viareggio)」で1837年から続く、巨大な山車(だし)が市内を練り歩く伝統的なお祭り。
最初は地元の中流階級の若者たちが始めたお祭りがどんどん大きくなり、1954年にイタリアの国営テレビで放送されたことをきっかけにヨーロッパ全土にその名を知られるようになりました。
巨大な山車は、なんと紙粘土製!町には25の工房があり、200人もの職人によって毎年丹念に作りこまれます。

このカーニバルは毎年2月頃(カーニバルの時期)に行われ、この期間は世界中から見学者が訪れます。
イタリアに住み始めたばかりの頃に私も行ったことがありますが、巨大な山車はかなりの迫力!遠くから見ているだけでも楽しいお祭りですよ♪

ビアレッジョのカーニバルの様子はこちらからどうぞ。

ビアレッジョへの行き方は?

フィレンツェから車、ローカル列車で約1時間30分

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公式サイト(英語ページ)

第3位 シエナのパリオ(Palio di Siena)

トスカーナ州の町「シエナ(Siena)」で12世紀から続く伝統行事、パリオ。毎年7月2日、8月16日に行われます。
パリオ祭の始まりは1260年。モンタペルティの戦い(皇帝派のシエナと教皇派のフィレンツェとの戦い)での勝利を祝い、聖母マリアに感謝を捧げるために行われた祭りと馬のレースが始まりと言われています。

シエナの17地区の中から選ばれた10地区が、鞍を付けない裸馬での競争を行います。扇形のカンポ広場が会場になり、観光客だけでなくシエナ市民も熱狂するイベント。伝統衣装でのパレードも見ごたえあり!

シエナのパリオの様子はこちらからどうぞ。

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パリオ公式サイト(英語ページ)
パリオ公式サイト(日本語ページ)

シエナへの行き方は?

フィレンツェから車で約1時間20分、高速バスで約1時間15分、ローカル列車で約1時間30分

第4位 イブレアのオレンジ合戦(Battaglia delle arance)

北イタリア・トリノ県の小さな町「イブレア(Ivrea)」で毎年カーニバルの時期(主に2月)に行われるオレンジを投げ合う祭り。カーニバルの時期にはイタリア各地でいろんな祭りが開催されるのですが、その中でもこれは奇祭No.1!
この祭りの始まりは1808年。1200年頃の貴族と市民との戦いを現在に伝えるために始まりました。市民たちが9チームに分かれ、馬車に乗った貴族たちをオレンジで攻撃します。以前は豆を使っていたそうですが、現在はシチリア産のオレンジを使用しています(イブレアではオレンジは生産されないので、シチリアから大量のオレンジを持ってくるそう)。

オレンジを投げ合う人たちの周りに見物人がいるので、間違えてオレンジが飛んできそうでちょっと怖いですが…。祭りに参加しない人は赤い帽子を被る(または、頭に赤い布を巻く)ことになっているので、忘れない様に!

残念ながら2021年のイベントはキャンセルになりましたが、2022年は開催されるかも!?一度は行ってみたい(オレンジが飛んでこない様ちょっと遠くから眺めたい(笑)カーニバル時期の祭りです。

イブレアのオレンジ合戦の様子はこちらの動画からどうぞ。

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オレンジ合戦公式サイト(英語ページ)

イブレアへの行き方は?

トリノから車で約1時間、ローカル列車で約1時間30分です。

第5位 レガータ・ストリカ(Regata Strica)

ベネチアで行われるイベント「レガータ・ストリカ(Regata Strica)」。毎年9月の第一日曜日に大運河(カナル・グランデ)で開催される伝統ボートレースです。
13世紀頃にベネチアの「ボートレースイベント」として始まり、その後19世紀後半には観光客向けに形を変え現在のイベントになりました。このイベントに「レガータ・ストリカ」という名前が付けられたのは1899年でした。

イベントは16世紀頃の形のボート数十隻が大運河をパレードする「歴史的パレード」と、ベネチアの6つの地区別に色分けされたボートでの「ボートレース」が楽しめます。ボートレースは若者、男性、女性に分かれて開催。

ベネチアと言えばカーニバルが有名ですが、こちらのイベントも世界中から観光客が集まる有名なもの。大運河でのパレードとボートレースなんて、さすが水の都ならではのイベントですよね!

2021年のレガータ・ストリカの様子はこちらからどうぞ。

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公式サイト(英語ページ)

イタリアの奇祭&ユニーク祭り8選

人間チェス(Partita a Scacchi)

北イタリア、ヴィチェンツァ県の小さな町「マロ―スティカ(Marostica)」で2年に1度行われる人間チェス。15世紀に、一人の女性の恋人の座をかけて勝負をしたチェスの試合を記念したお祭りです。2022年は9月9~11日に開催予定。

人間チェスのお祭りの様子はこちらからどうぞ。

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人間チェス公式サイト(英語ページ)

マロースティカへの行き方は?

ヴィチェンツァから車で約35分、ローカル列車で約50分

マモイアーダのカーニバル(Mamuthones)

サルデーニャ島のマモイアーダ村で、毎年カーニバルの時期(主に2月)に行われる伝統的なお祭り。
黒い仮面、頭巾、マントを纏い背中には大量のカウベルを背負った全身まっ黒の「マムトーネス」と、白い仮面に黒い帽子、赤いシャツに白いズボンを身に着けた「イッソアドレス」が登場する、イタリア本土の華やかなカーニバルとはちょっと雰囲気の違うお祭りです。

この儀式の始まりはヌラーゲ時代(※1)まで遡るとも言われており、起源についても諸説あるのでいくつか紹介。

※1 ヌラーゲ時代とは、紀元前1600年頃~紀元前500年頃までにサルデーニャ島のみで建築されたヌラーゲ(大きな石を積み重ねただけで作られた建造物)文明が花開いた時代

  • マムトーネスとイッソアドレスは善と悪を象徴しており、島への侵略者への抵抗を表現している
  • 豊作の願いが込められている
  • マムトーネスとイッソアドレスは生と死を象徴している

この祭りの中では、伝統舞踊や仮面行進が開催されます。サルデーニャ島は地方色豊かなイタリアの中でも独特の文化を持つ地域なので、他の地域では味わえない伝統的なお祭りが楽しめそう!
同じ仮面をつける祭りでも、ベネチカーニバルとはかなり色が違います。

マモイアーダのカーニバルの様子はこちらからどうぞ。

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アモイーダカーニバル公式サイト(イタリア語)

マモイアーダへの行き方は?

サッサリ(Sassari)から車で約1時間40分

サラセン人の祭り(Giostra del Saracino)

トスカーナ州の町「アレッツォ(Arezzo)」で毎年6月と9月に行われる伝統的なお祭り。騎士が馬上から、鎧を付けたサラセン人の人形を槍で射貫きます。
これは、中世初期に行われたキリスト教の騎士とサラセン人との戦いを再現したもので、第1回目のお祭りは1535年に行われたとされています。その後長い間中断されていましたが1931年に再度開催されるようになり、その後は毎年2回行われるようになりました。

グランデ広場で行われる槍突きの競技だけでなく、競技の前に行われる時代行列やアレッツォ騎士団によるエキシビションも見逃せません。イタリア中世の頃の雰囲気が楽しめますよ!

サラセン人の祭りの様子はこちらからどうぞ。

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公式サイト(英語ページ)

アレッツォへの行き方は?

フィレンツェから車で約1時間10分、ローカル列車で約1時間30分

アレッツォはあのイタリア映画の舞台になった町!

アレッツォは、イタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル(イタリア語題はLa vita è bella│ラ・ヴィータ・エ・ベッラ)」の舞台になった町。町の広場「グランデ広場」やドゥオモ(大聖堂)前など、旧市街には映画の撮影で使われた場所がいっぱい!

サンタ・ローザの祭り

ラツィオ州の町「ビテルボ(Viterbo)」で毎年9月3日(この町の守護聖人「聖ローザ」の祝日)に行われる光のお祭り。13世紀に町を救った聖女(聖ローザ)に捧げるお祭りとして行われます。
高さ30m、重さ4トンの光り輝く巨大な塔を選ばれた市民100人が運びます。町の5か所を回った後、最後にはサンタ・ローザ聖女記念堂へ運ばれます。

サンタ・ローザの祭りの様子はこちらからどうぞ。

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公式サイト(イタリア語ページ)

ビテルボへの行き方は?

ローマから車で約1時間30分、ローカル列車で約2時間10分

ろうそく祭り(Festa dei Ceri)

ウンブリア州の町「グッビオ(Gubbio)」で毎年5月15日に行われる、木製の巨大な燭台を担いで旧市街を駆け降りるお祭り。燭台の上には、この町の守護聖人3人(聖ウバルド、聖ジョルジョ、聖アントニオ)が祀られています。
この祭りは12世紀から毎年行われており、1160年5月16日にこの町の司祭で数々の危機から町を救ったウバルドが亡くなったことをきっかけに始まったとされています。

2020年、2021年のお祭りはキャンセルされ、これはこの祭りの歴史の中でも戦争以外で中止にされた初めての出来事でした。2022年は5月15日に開催予定です。

チェーリの祭りの様子はこちらからどうぞ。

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公式サイト(イタリア語)

グッビオへの行き方は?

ペルージャから車で約50分、ローカル列車で約1時間20分

インフィオラータ(Infiorata)

ウンブリア州の小さな町「スペッロ(Spello)」で毎年6月に行われる、花のお祭り。旧市街の通りが花びらを使って描いた絵で埋め尽くされます。
この祭りが本格的に始まったのは1831年。有志が集まり組合が結成されてから、毎年町中の人達が一丸となってこの祭りに取り組んでいます。

もともと、インフィオラータという祭りの起源は17世紀中頃のローマとか。キリスト教の祝日に道に花を散らして祝う風習が変化し、花びらなどを使って道に絵を描くようになりました。今でも、ローマ周辺では多くの町でインフィオラータが開催されています。

コロナ禍のため、2020年、2021年のお祭りはキャンセルされましたが、2022年は6月18、19日に開催予定です。
※スペッロは「イタリアで最も美しい村」に登録されています。

インフィオラータのお祭りの様子はこちらからどうぞ。

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インフィオラータ公式サイト(イタリア語)

スペッロへの行き方は?

ペルージャから車またはローカル列車で約30分

花のお祭りは他の町でも!

ローマ近くの小さな町「ジェンツァーノ・ディ・ローマ(Genzano di Roma)」でも、毎年6月にインフィオラータが開催されています。

お祭りの様子はこちらからどうぞ。

Eurochoccolate(エウロチョッコラーテ)

10~11月頃になるとイタリア各地でチェコレート祭りが開催されます。しかしペルージャで開催されるこのお祭りはイタリア最大規模!1994年から始まり、毎年10月に開催されています。イタリアのチョコレートはもちろん、ヨーロッパ中のチョコレートが味わるチョコレート好きにはたまらないお祭りです。

お祭りの様子はこちらからどうぞ。

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公式サイト(イタリア語サイト)

ペルージャへの行き方は?

フィレンツェからローカル列車で約2時間
ローマからローカル列車で約3時間30分

白トリュフ祭り

ピエモンテ州の小さな町「Alba(アルバ)」で開催される、世界的に有名な白トリュフのお祭り。ピエモンテ州はイタリア産白トリュフの産地としても有名で、この時期には毎年世界中から白トリュフファンがアルバを訪れます。2021年の開催期間は10月9日~12月5日まで。

2019年に私が実際に行った時の写真を載せておきますね♪

アルバ旧市街で開催される白トリュフ祭り
道端でもたくさん販売されている白トリュフ。ここで直接購入することができます
屋内の会場内にもお店がたくさん!白トリュフ以外にもピレモンテ州の特産物が購入できます(会場内に入るのは有料です)
アルバ旧市街内のレストランでランチ。その場で削ったトリュフをかけてくれます♪
定番メニュー「ポーチドエッグと白トリュフ」。たっぷりのトリュフが贅沢~♪
公式サイト(英語ページ)
https://www.fieradeltartufo.org/en/

アルバへの行き方は?

トリノからローカル列車で約1時間40分

まとめ

いかがでしたか?今回は一度は行ってみたいイタリアのお祭りや、奇祭、とてもユニークなお祭りを紹介しました。どのお祭りも楽しめること間違いなし!機会があればぜひ行ってみてくださいね。

※お祭りやイベント時はかなりの人出があるため、スリに注意!斜め掛けバックやリュックは前で持ったリ、貴重品は首からかけるポーチなどに入れて服の下に入れるなどスリ対策を忘れずに。

SATOKO

イタリア在住│通訳&ライセンスドライバー