ベネチアの離島ブラーノ島&ムラーノ島の行き方

イタリア在住ライター 星畑聡子

SATOKO

イタリア在住│通訳&ライセンスドライバー

人気観光都市として、イタリアで一二を争うベネチア。一度はベネチアに行ってみたい!イタリアに行ったらベネチアには絶対行きたい!そう思っている人も多いのではないでしょうか?

皆さんがベネチアと聞いて思い浮かべるのは、ベネチア本島。大運河やサン・マルコ広場、ゴンドラのベネチアですね。でも実は、ベネチア本島の周囲には多くの島が散らばっているんです。「え?そんな島があるの?」とびっくりするような島も。

コロナ禍とはいえ、イタリア国内の旅行が自由になってしばらく経った2021年7月、まだ他国の観光客の方が来ないうちに行ってしまえー…と、ベネチア旅行してきたのですが、その時にベネチアの離島の中でもメジャーな2つの離島を散策してみました。その時の島の様子と、ベネチアのその他の魅力的な離島9つを紹介します。
ベネチアはゴンドラと、サンマルコ広場と…それくらい?なんて短期旅行を計画せずに、せっかく旅行するなら離島に行きましょう。行かないともったいない!とっても簡単に行けるので、ベネチアではぜひ離島まで足を延ばしてみてくださいね!イタリア在住ライターがご案内しまーす。

ベネチアの離島について

数多くの島からなるベネチア。毎年多くの観光客が押し寄せるベネチア本島の周囲には、なんと120もの島々が散らばっているんです。すごいですよね!

ベネチア サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
ベネチアは複数の島から成っている!

その昔、他民族からの侵略を逃れた人々がこの湿地帯に移り住み、一から土台を作り建物を建ててこの町を作ったのが、ベネチア人たち。最初は別の島に住んでいたのですが、その後現在メインの島になっているベネチア本島に移り住みました。

ベネチアの離島の中では

  • レース編みやカラフルな街並みが有名なブラーノ島
  • ベネチアンガラスで有名なムラーノ島

がよく知られていますが、その他にもおもしろい島がたくさんあります。例えばこんな島々が…

  • ベネチア発祥の島
  • お墓の島
  • 農地の島
  • 大きな聖堂だけがある島
  • ホテルが1軒だけある島
  • ビーチがあり海水浴ができる島
  • 古い修道院がある島

ほら!個性的なベネチアの島々に行ってみたくなってきたでしょう?それではさっそく、離島へ行く方法やブラーノ島&ムラーノ島への行き方を見てみましょう。

離島へ行く方法は?

ベネチア本島から離島へ行くには、水上バスまたは水上タクシーを利用しましょう。

水上バス

ベネチアの離島ブラーノ島&ムラーノ島の行き方

水上バスは、私たちが普段乗っているバスと同じだと思えばOK!ベネチア本島での移動はもちろん、周辺の離島へも水上バスで行くことができます。

※水上バスにはベネチア市営の「ACTV」と、高速水上バス「ALILAGUNA(アリラグーナ)」があるので間違えて乗ってしまわない様に注意!ACTVの1日券などのパスでは、アリラグーナの高速水上バスには乗れません。
水上バスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

水上バスは路線も多くややこしいので、路線図があると便利!水上バスの路線図はこちらからダウンロードできます。

ベネチア水上バス路線図(PDF)

水上タクシー

ベネチア水上バス 乗り方

水上タクシーも、普通のタクシーだと思えばOK!タクシー乗り場から行きたい所までノンストップで連れて行ってくれます。とっても快適なんですが、その分料金もお高い…(涙)
でも、料金は1台分のものなので、乗る人数が増えれば一人当たりの料金はお得になりますよ!
水上タクシーに乗る時には、乗る前に「いくらですか?」と聞いておくとぼったくりを防げます。

参考までに、ベネチア市が定めている水上タクシー料金を載せておきますね。

水上タクシー料金2021年9月現在

※4名+スーツケースなど大きな荷物4つまで(それ以上の場合は追加料金となります)
※記載料金は片道料金。逆の場合も同料金です

  • ベネチア中央駅⇒ローマ広場 40ユーロ
  • ベネチア中央駅⇒サン・マルコ広場 60ユーロ
  • ベネチア中央駅⇒リアルト橋 50ユーロ
  • ベネチア中央駅⇒ムラーノ島 60ユーロ
  • ベネチア中央駅⇒ブラーノ島 115ユーロ
  • ベネチア中央駅⇒マルコ・ポーロ空港 110ユーロ

※5名からの追加料金

  • 1名+大きな荷物1個 5ユーロ(周辺の島などベネチア市外に行く場合は10ユーロ)
  • 1人1個以上の大きな荷物がある場合 1個につき3ユーロ

ぼったくりが不安な人は事前予約をしておくと安心♪

ぼったくりが怖い人は、事前に予約サイトから予約を取るのもあり。事前払いなので、現地で「え?こんなに高いの?」とびっくりするのを防げますよ(笑)

「どれくらいの料金になるのか事前に知りたい」「水上タクシーを予約しておきたい」という人は、水上タクシー組合のサイトが便利。日本語のページもあり、出発地、到着地、日付を入力すると料金が表示されます。

DATA 
Consorzio Motoscafi Venezia(水上タクシー組合│日本語ページ) 
※表示される料金は4名+大きな荷物4個までのもの。5名以上で乗る予定の人は追加料金がかかります。

ブラーノ島&ムラーノ島への行き方は?

ベネチア本島からブラーノ島やムラーノ島へ行くには、島の北側にある水上バス乗り場「F.te Nove “A”」から水上バス12番に乗りましょう。ムラーノ島を通り、ブラーノ島まで連れて行ってくれます。所要時間は、

  • ムラーノ島まで約20分
  • ブラーノ島まで約40分

ムラーノ島までは20分ほどなのであっという間!ブラーノ島まではいろいろな島の間を通りながら40分ほどかけて行くので、ちょっとしたクルーズ気分が楽しめますよ!

初めてだと、少し分かりにくい場所にある水上バス12番の乗り場「F.te Nove “A”」。中央駅から行く場合はいくつか行き方があるので、紹介しておきますね。

ベネチア中央駅から「F.te Nove “A”」乗り場への行き方

ベネチア中央駅から「F.te Nove “A”」乗り場へ行く場合、いくつかの方法があります。

徒歩で行く方法

中央駅から徒歩で行くこともできます。所要時間は約30分。大きな荷物がある場合にはおすすめできませんが、小さな荷物のみで「ベネチアの街並みを楽しみながらゆっくり行きたい」という人にはおすすめ!また、観光客が増えるバカンスシーズン(6~9月)は水上バスもかなり混むので、「ギュウギュウの水上バスには乗りたくない!」という人は徒歩で行ってみるのも◎。

中央駅前の乗り場から水上バス5.2番に乗る方法

中央駅前の乗り場「Ferrovia D」から水上バス5.2番に乗り「F.te Nove “D”」でおりましょう。そこから3分ほど歩いて「F.te Nove “A”」へ向かいます。所要時間は約25分。

中央駅前の乗り場から水上バス4.2番に乗る方法

中央駅前の乗り場「Ferrovia D」から水上バス4.2番に乗り「F.te Nove “B”」でおりましょう。そこから2分ほど歩いて「F.te Nove “A”」へ向かいます。所要時間は約25分。

中央駅前の乗り場から水上バス1番に乗る方法

中央駅前の乗り場「Ferrovia B」から水上バス1番に乗り「Ca’ D’Oro」でおりましょう。そこから10分ほど歩いて「F.te Nove “A”」へ向かいます。所要時間は約20分。

いくつもある乗り場に注意!

ブラーノ島やムラーノ島へ行く水上バス12番が出発する乗り場「F.te Nove “A”」。この”A”って何?と思ったあなた、するどい!実は「F.te Nove」の乗り場はA~Dまで4つもあるんです。
「もうすぐ水上バスが出発する時間!急がなきゃ~」と焦って水上バスに乗り込んだら、実は違う乗り場から違う水上バスに乗ってしまっていた、という体験談を持つ人も…(涙)。

水上バス乗り場には、下の写真の様に必ず「A」や「12」などと乗り場の番号や水上バス番号が書かれているので、乗る前には必ずチェックしてくださいね!

水上バス乗り場では乗る前のチェックを忘れずに…

ブラーノ島

レース編み職人が多く住む島として有名なブラーノ島。最近はカラフルな街並みの写真がSNSで拡散され、一気に有名になりました。
漁師の村としても栄えてきたこの島。霧が多く発生するこの地域では、漁師たちが濃い霧の中でも自分の家が分かるよう、隣の家とは違う色の壁にする習慣が生まれたとか。なるほど、それで一軒一軒の色が違うこんなにカラフルな街並みになったんですね!

小さな運河沿いにカラフルな家々が立ち並ぶ景色は、テーマパークみたい!女子にとっては歩いているだけでもテンションが上がる場所。どこの写真を撮ってもインスタ映えするので、「かわいい写真を撮りたい!」という人にはぜひ行ってみてほしい島のひとつです。

ブラーノ島内の様子

水上バスを降りたら、人の流れに乗って運河へと出ましょう。写真は、水上バス乗り場からから運河への道。両側にはレース編みのお店やお土産物屋などがズラリ!この道をまっすぐ進むと、小さな運河に突き当たります。

運河に突き当たったら、右か左に進みましょう。左に行くとブラーノ島の中心地に向かいますが、私がおすすめなのは右の道(Fondamenta di Cavanella│フォンダメンタ・ディ・カヴァネッロ)。中心地から外れるので人が少なくなり、写真も撮りやすくなります。人が少ない写真スポットがたくさん見つかりますよ!

ブラーノ島で何ができるの?

カラフルな街並みを散策

ブラーノ島散策の楽しみと言えば、やっぱりカラフルな街並みの写真をたくさん撮ること。歩いているだけでウキウキしちゃう街並みは、どこを撮ってもインスタ映えする写真ばかり!ついついたくさん写真を撮っちゃいますよ。

今回私はレストランには入らなかったのですが、漁師の島ならではのおいしい魚料理が食べられるレストランも。行きたいと思いつつ今回は行けなかったので、次回はぜひ行きたいと思っているお店が「Trattoria al Gatto Nero」。

1965年創業の老舗トラットリアで、ブラーノ島名物のリゾットが有名なお店。「Risotto alla Buranello(リゾット・アッラ・ブラネッロ)」と呼ばれるこのリゾットは、「Gò(ゴー)」と呼ばれる小魚でだしを取ったブロードを使った白いリゾットなんです。名物と言われると、一度は食べてみたいですよね!

トラットリアという名前ですが、お値段はお高め。最初にプロセッコのサービスがあるなど、リストランテ(Ristorante)レベルのお店(※)です。普通のトラットリアのようなカジュアルなお店に行きたい人は、別のお店を選んだ方がいいかも。
このお店は、ブラーノ島に1泊する時に夕食を食べに行きたいなぁ…。

※イタリアのレストランは、レベルによって名前分けされていることが多いです。例えば、庶民的なお店なら「Trattoria(トラットリア)」、少しいい感じのお店なら「Ristorante(リストランテ)」。でも、上記のお店の様に、トラットリアという名前なのにリストランテ並みのサービスや料金のお店もあるので注意!

DATA
Trattoria al Gatto Nero(トラットリア・アル・ガット・ネーロ)
所在地:Via Giudecca, 88, 30142 Venezia VE
URL:Trattoria al Gatto Nero(トラットリア・アル・ガット・ネーロ)
営業時間:火・木・金・土曜日12時~15時/19時30分~21時、日・水曜日12時~15時
定休日:月曜日

海を見ながらのんびり

ブラブラと島の南側を歩いている時に見つけたカフェで、海を見ながら軽食ランチ。なんとものんびりとした場所で、潮風を感じながらゆっくりランチを楽しみました。
島の中心地は観光客でごちゃごちゃしているので、人混みは苦手という人はこちらのカフェがおすすめ!

メニューは自分で具が選べるパニーニやチケッティ(フランスパンの上に具を乗せたおつまみ)と種類は多くないですが、軽くお昼を済ませたい人にはびったりの場所。周りが公園のようになっているので、ランチ後に海沿いを散歩することもできます。

DATA
Pic nic Burano
所在地:Corte Novello, 29, 30142 Venezia VE

ブラーノ島名物のビスケットを購入!

お土産にぴったりなのが、ブラーノ島名物のビスケット「Bussolà Buranello(ブッソラ・ブラネッロ)」。島のお菓子屋さん(Pasticceria│パスティッチェリア)ならどこでも買う事ができますよ!今回私が子供たちへのお土産用にビスケットを買ったお店は「Palmisano Carmelina(パルミザーノ・カルメリーナ)」。

素朴な味のビスケットなので、ミルクやコーヒー、紅茶など何にでも合いますよ!大きなドーナツ型のプレーン味が一般的ですが、チョコチップ味やS字型のものなどいろんな種類があるのでどれにしようか迷ってしまうほど。いろんな種類が入ったミックスパックもあるので、日本の家族や友人へのお土産にぜひどうぞ♪

DATA
Palmisano Carmelina(パルミザーノ・カルメリーナ)
所在地:Via Baldassarre Galuppi, 355, 30100 Venezia VE
URL:Palmisano Carmelina(パルミザーノ・カルメリーナ)
営業時間:毎日8時~19時(定休日無し)

ムラーノ島

ベネチアンガラスの島として有名なムラーノ島。ベネチア本島の近くにあるので、あまり時間がない人でも行きやすい離島のひとつ。ガラス工房を見学したり、ガラス製品のお土産を買ったりといろいろ楽しめるので、ベネチアンガラス好きな人にはおすすめの島です。

ムラーノ島内の様子

水上バス乗り場から続く大通り。ここをまっすぐ進むと小さな運河に出ます。

運河沿いに立ち並ぶレストランやガラスショップ。さすがはガラスの島!どこを歩いてもベネチアンガラスのお店だらけです。

運河にかかる橋もたくさんあるので、素敵な写真も撮り放題!でも、ブラーノ島の街並みを先に見てしまったからか、ブラーノ島の景色にはそこまで心躍りませんでした…(涙)
同じ日に2つの島を巡るなら、先にムラーノ島を見てからブラーノ島に行く方がいいかも。

ベネチア本島でもいろんな船(救急船、消防船、工事の船、宅配船など)を見ましたが、ムラーノ島で見つけたのはDHLの船!荷物を運ぶのもやっぱり船なんですね~。

ムラーノ島で何ができるの?

本場のベネチアンガラス工房を見学

ムラーノ島と言えばベネチアンガラス!島の中にあるガラス工房の中には見学ができるところも。その中でも一番分かりやすい場所がここ。水上バス乗り場からの通り沿いにあるので、前を通ったついでに見学できますよ!

一日中作業をしているわけではないので、前を通った時に実際に作業を見られない可能性も。島には他にも工房がたくさんあるので、ぶらぶらと散策しながら探してみましょう!

DATA
Tagliapietra Andrea Glassmaker(タリアピエトラ・アンドレア・グラスメーカー)
現在地:Calle Bressagio, 25, 30141 Venezia VE
営業時間:月~土曜日9時~17時
定休日:日曜日

ベネチンアガラスのお土産を購入!

ガラス職人の島ムラーノ島には、ベネチアンガラスのお店がそこら中にあります。島に来た思い出にベネチアンガラスのお土産を買って帰るのも◎!グラスや置物などはかなり高価なものが多いですが、ブレスレットなどのアクセサリー類や小物類なら購入しやすい値段のものも。

ガラス博物館でベネチアンガラスを堪能

15世紀からのガラス芸術の歴史や、数々の美しいベネチアングラスが展示されているガラス博物館。珍しいベネチアンビーズのコレクションもあります。

DATA
ムラーノ・ガラス博物館
所在地:Fondamenta Marco Giustinian, 8, 30141 Venezia VE
開館時間:木~日曜日 11時~17時(月~水曜日は休み)
URL:ムラーノ・ガラス博物館(英語ページ)

ブラーノ島とムラーノ島、ひとつしか行けないならどっち?

「離島には行ってみたいけど、ベネチアであまり時間がないよ~!」「どちらかひとつしか行けなさそう…」というあなた!ひとつしか行けないなら、私がおすすめするのは(断然)ブラーノ島。「ベネチアンガラスが好きで好きでたまらない!」「ガラス工房をぜひ見学してみたい」という人にはもちろんムラーノ島がおすすめですが、それ以外の人ならちょっと遠いけどブラーノ島に行くのがおすすめです。

ブラーノ島のあのカラフルな街並みは、見ているだけで元気に。ブラブラと歩いているだけでもウキウキしてきますよ♪どちらの島に行こうか迷っているなら、ぜひブラーノ島まで足を延ばしてみてくださいね!

まだまだある!ベネチアの離島を9つ紹介

ベネチア本島の周りには、ブラーノ島やムラーノ島以外にもまだまだたくさんの離島が!ここではその中から9つの離島を紹介します。

ジュデッカ島

ベネチア本島の南側にある大きな島がジュデッカ島です。アカデミア美術館がある「DORSODURO(ドルソドゥーロ)」エリアの対岸にあり、本島からも島の様子を見ることができます。
本島に比べると人も少なく静かなので、人混みに疲れたら行ってみるのも◎。島には教会、レストラン、カフェなども。

ジュデッカ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス2番、4.1番、4.2番またはN番(夜間線)で。
※路線図には「GIUDECCA」と書かれています

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島

サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂がある島。
この島はジュデッカ島の隣、ちょうどサン・マルコ広場の向かい辺りにあります。サン・マルコ広場からもこの聖堂が見えますよ!

島には…聖堂以外何もありません。この島は、聖堂のためだけにつくられた島なんです。す、すごい!
聖堂横の鐘楼の上からは、サン・マルコ広場などベネチア本島の景色が楽しめますよ!

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス2番またはN番(夜間線)で。
※路線図には「S.GIORGIO」と書かれています

DATA
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
所在地:Isola di S.Giorgio Maggiore, 30133 Venezia VE
URL:http://www.turismovenezia.it/
見学可能時間:毎日7時~18時

トルチェッロ島

ブラーノ島の北側に位置する、ベネチア発祥の島。湿地帯に移動したベネチア人が、最初に建物を建てて住み始めた島として知られています。7世紀に建てられた「サンタ・マリア・アッスンタ聖堂」がある他、レストランやホテルも。
聖堂の隣にある鐘楼の上からは、ラグーンの壮大な景色が楽しめますよ!

トルチェッロ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス12番またはN番(夜間線)で。
※路線図には「TORCELLO」と書かれています

DATA
サンタ・マリア・アッスンタ聖堂
所在地:Fondamenta dei Borgognoni, 24, 30142 Venezia VE
見学可能時間:毎日10時30分~17時

リド島

ベネチア本島の東に位置する、南北に長い大きな島。島の北側には「ベネチア・リド空港」があり、東側と南側にはビーチも。ベネチア人や観光客が海水浴に訪れる島です。

リド島へ行くには、ベネチア本島から水上バス6番、8番、14番、5.1番、5.2番またはN番(夜間線)で。
※路線図には「LIDO DI VENEZIA」と書かれています

サンテラズモ島

ムラーノ島とブラーノ島の間に位置する、ベネチア市民にとっては重要な農業の島。この島で、ベネチア本島で消費される多くの野菜が作られています。島にはワイナリーやホテル、海水浴場もあり。畑が広がるのんびりした雰囲気の島です。

サンテラズモ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス13番またはN番(夜間線)で。
※路線図には「S.ERASMO」と書かれています

サン・ミケーレ島

ベネチア本島のすぐ北、ムラーノ島の手前にある小さな島。なんとこの島は、墓地のための島なんです!ベネチア本島に墓地のスペースがないため、ひとつの島を墓地専用にしたんですね。
この島にあるのは墓地と教会のみ。水上バス乗り場の名前は「CIMITERO(チミテーロ│墓地)」と、なんとも分かりやすい名前ですよね(笑)

サン・ミケーレ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス4.1番または4.2番で。N線(夜間線)は通っていません(夜に墓地には誰も行きませんよね…汗)。
※路線図には「CIMITERO」と書かれています

DATA
サン ミケーレ イニーゾラ教会
San Michele, 30121, VE

サン・セルヴォーロ島

ベネチア本島とリド島の間にある小さな島。教会やホテル、歴史博物館の他に大学(ベネチア国際大学)もあります。

サン・セルヴォーロ島へ行くには、ベネチア本島から水上バス20番で。N線(夜間線)は通っていません。
※路線図には「S.SERVOLO」と書かれています

サン・ラッザロ・デッリ・アルメニ島

サン・セルヴォーロ島の南、リド島のすぐ近くに位置する小さな島。18世紀初めに建てられたアルメニア教会の修道院や、博物館があります。(2021年9月現在、博物館は休業中です)
修道院の見学は予約が必要なので、中を見学したい人は事前に予約をしていきましょう。

サン・島へ行くには、ベネチア本島から水上バス20番で。N線(夜間線)は通っていません。
※路線図には「S.LAZZARO」と書かれています

DATA
Armenian Monastery Mechitarist(メヒタリスト・アルメニア教会の修道院)
所在地:Isola Di San Lazzaro, 30126 Venezia Lido VE
URL:修道院のサイト(英語ページ)
内部見学の予約メール:visite@mechitar.org

サン・クレメンテ島

ジュデッカ島の南に位置する、5つ星ホテル((サン クレメンテ パレス ケンピンスキー ヴェニス)とレストラン、カフェがあるだけの小さな島。水上バスは通っていないので、この島に行く交通手段は水上タクシーのみというまさにプライベート・アイランド!

サン・クレメンテ島に行くには、水上タクシーを利用しましょう。

ベネチアではいろんな離島を巡ってみよう!

いかがでしたか?今回は、ベネチア本島の周りに散らばる大小の島々を紹介しました。
有名なブラーノ島やムラーノ島の他にも、まだまだ旅行者にはあまり知られていない島がいっぱい!イタリア旅行でベネチアに行くことがあれば、ぜひ離島にも足を延ばしてみてくださいね。

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ベネチアのホテルを予約しよう!

水の都、ベネチアには、中世そのままの建物を改装したホテルや貴族の城を使ったラグジュアリーホテル、そしてカジュアルなホテルなど魅力的なホテルがいっぱい。
ベネチア観光は運河を移動することを考えて、運河交通が不便ではないホテルをMAP検索で探すのがコツです。

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ベネチアカーニバル中は大変な混雑。ホテルや航空券は個人手配だと逆に高くつく場合も。ある程度ホテルの質数やエアの座席を確保できているツアーは、こんな時こそ頼りになります。個人旅行は不安だな、と言う人はツアー予約がおすすめ!

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イタリア在住ライター 星畑聡子

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イタリア在住│通訳&ライセンスドライバー