「今年こそイタリアに行きたい！」と思っている人も多いのではないでしょうか？でも、初めてのイタリア旅行だと「空港から市内までどうやって行けばいいの？」とイタリア到着時から不安ですよね。
この記事では、人気のイタリアの中でも特に一度は行ってみたいと誰もが憧れるこの都市、ベネチア編です。ベネチアの空港から市内への行き方をイタリア在住ライターの私が、詳しく紹介します。
「今年こそイタリアへ行きたい！」という方は、ぜひ参考にしてください。
日本入国最新情報については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ベネチア空港から市内への行き方
ベネチア空港はベネチア本島の北北東7㎞に位置する国際空港。正式名称は「ベネチア・テッレラ（Venezia-Tessera）空港」ですが、ベネチア出身のマルコ・ポーロにちなみ「マルコ・ポーロ国際空港」と呼ばれています。
ベネチアは他のイタリアの都市と異なり、空港から観光の中心となるベネチアの本島までの行程が非常に独特です。ベネチア本島自体が世界遺産であり、貴重な歴史資産を守るため、車で乗り入れることができない環境から、最終的には水路となるルートになります。
ベネチア空港公式サイト（英語）▶
ベネチア空港から本島への移動方法は水路と陸路があります。
水路で空港から市内へ移動する場合
- 水上タクシー
- 水上バス
陸路で空港から市内へ移動する場合
- リムジンバス
- 路線バス
- タクシー
- 専用車
※陸路はベネチア中央駅近くのローマ広場までしか行けないため、空港からサン・マルコ広場やホテルまで直接行きたい場合は水路がおすすめです。
それぞれの行き方を解説します。
水路で空港から市内へ移動する場合
水路で空港から市内へ移動するには、水上タクシーと水上バスの2つの行き方があります。
ベネチアの雰囲気を存分に味わいたいなら、水上タクシーがおすすめ！
重いスーツケースがあっても、ラクラク目的地まで移動できますよ。
水上タクシー
ベネチア空港から本島へは水上タクシーが運航しています。
水上バスよりも料金は高くなりますが、ホテルまで直接行きたい場合は水上タクシーが便利です。
ただしホテルによってはホテル前まで水上タクシーで行けないところもあります。水上タクシーでホテル前まで行きたい場合は、ホテル予約時にホテル前に船着き場があるか確認しましょう。
空港の到着ロビーに水上タクシーカウンターがあるため、到着後に水上タクシーを予約できます。
水上タクシー料金は会社により少し差があります。たとえば、2023年7月3日現在最大手の水上タクシー会社「Consorzio Motoscafi Venezia」の料金はこちら。
- ベネチア空港～ベネチア市内 135ユーロ
- ベネチア空港～ローマ広場 135ユーロ
- ベネチア空港～ベネチア中央駅 135ユーロ
※上記料金は4名までの場合。5名以上は1名につき10ユーロが追加
※最大定員は10名、スーツケースは12個まで。
※夜間（22時～7時）は15ユーロが追加
※天候（霧など）により、サービスが不規則になる場合あり
※予約のキャンセルは予約日の2日前まで可能。料金の70%の返金あり
到着ロビーから水上タクシー乗り場までは、徒歩約10分です。
空港から表示を辿っていけば、迷わず到着できますよ。
ベネチアの主要な水上タクシー会社はこちら。
Consorzio Motoscafi Venezia（英語）▶
Venice Water Taxi（英語）▶
水上タクシーの予約を事前にスムーズに
せっかくベネチアの歴史地区の水路近くのホテルに泊まるから、水上タクシーでかっこよく乗り付けたい、とか、言葉が不安で当日水上タクシーに安心して乗れるかどうかわからないとか、帰国日は荷物が増えて重いので、ホテルから直接空港に行きたい！なんて言う人は、日本から事前に水上タクシーを予約しましょう。
ちなみに、水上タクシーは結構なお値段なので、日本から予約してもポイントが貯まる方法でお得な予約をしませんか？
例えばVELTRA （ベルトラ）で水上タクシー予約
最近はヨーロッパ各地の送迎サービスや、アクティビティを事前に予約、支払い、当日は利用するだけという便利なサービスが増えています。VELTRA (ベルトラ)もその一つのWEBサービスです。1日観光も人数をある程度集めれば、思い出の残るベネチア観光ができますね。
えっ？空港送迎が現地予約より高い？よく見てください。この送迎サービスは、1人から5名迄同料金。スーツケースは151センチまでのスーツケースが1人1個までなら同価格、チップも含まれており、日本語でのアシスタントの方がサポート。現地だと、スーツケースの数で追加料金がかかり、チップもいくら払えばいいのか、初めてだと戸惑うことが多くありませんか？
しかも、荷物は多いし、バタバタするホテルのチェックイン、空港のチェックインもサポート。何かとわいわいしてしまう、目が離せないお子さんがいるなどの家族旅行や、仲良しグループ旅行、しかも初めてのベネチアなら結構お得！
しかも、このベルトラをはじめ海外旅行先の交通がすべて予約できるWebサービスを使う旅に、1ポイント1円に還元できるポイントが付くポイントサイト「ハピタス」に登録してから予約すると「えっ？こんなにポイントもらえるの？」というお得な旅行が可能なんです。
ちなみに後述しますが「ハピタス」はイタリア旅行の航空券予約、ホテル予約、ツアー予約ができる多くの旅行予約サイトや旅行会社、マイルが貯まる航空会社がポイント提携パートナーです。
水上バス
ベネチア空港から本島へは、アリラグーナ（Alilaguna）社の水上バスが運航しています。
水上バスはブルーライン・オレンジライン・レッドラインの3つのコースがあります。
目的地により、ラインを乗り分けましょう。それぞれのコースはこちら。
ブルーライン
ベネチア空港からムラーノ島・リド島を経由して、サン・マルコ広場・トロンケット（クルーズ船乗り場）・ベネチア中央駅へ行くラインです。
| 運行時間 | 5時20分～0時20分 |
| 運航間隔 | 60分毎 |
| 所要時間 | ムラーノ島まで：約30分 リド島まで：約60分 サン・マルコ広場まで：約80分 |
| 料金 | ムラーノ島まで：片道8ユーロ/往復15ユーロ リド島・ベネチア本島まで：片道15ユーロ/往復27ユーロ |
ブルーラインマップ（PDF）▶
ブルーライン時刻表（PDF）▶
オレンジライン
ベネチア中央駅近くの停留所から大運河を経由し、アカデミア橋近くの停留所まで行くルート。
ベネチア中央駅やリアルト橋、アカデミア橋周辺に行きたい場合はオレンジラインが便利です。
| 運行時間 | 8時05分～23時35分 |
| 運航間隔 | 30分毎 |
| 所要時間 | ベネチア中央駅まで：約40分 リアルト橋まで：約60分 アカデミア橋まで：約75分 |
| 料金 | ベネチア本島まで：片道15ユーロ/往復27ユーロ |
オレンジラインマップ（PDF） オレンジライン時刻表（PDF）
レッドライン
観光客が多い時期のみ運航しているシーズンルート。
ベネチア空港からムラーノ島・リド島を経由し、サン・マルコ広場までいくルートです。
| 運行時間 | 8時50分～23時35分 |
| 運航間隔 | 60～120分毎 |
| 所要時間 | ムラーノ島まで：約30分 リド島まで：約60分 サン・マルコ広場まで：約80分 |
| 料金 | ムラーノ島まで：片道8ユーロ/往復15ユーロ リド島・ベネチア本島まで：片道15ユーロ/往復27ユーロ |
レッドラインマップ（PDF） レッドライン時刻表（PDF）
ベネチア空港の外れにある、水上バスのチケット売り場はこちら。
アリラグーナ（英語） アリラグーナ料金表（英語）
陸路で空港から市内へ移動する場合
リムジンバス
ベネチア空港から本島のローマ広場へは、ATVO社がリムジンバスを運行しています。
バスのチケットはオンラインまたは空港内のチケット売り場で購入できます。
ベネチア空港のリムジンバス乗り場は、到着ロビーを出たところにあります。
フェニーチェ・エアポートバス・エクスプレス（FENICE AIRPORT BUS EXPRESS）はATVO社が運行しているリムジンバスです。詳細はこちら。
| 運行時間 | 6時～1時10分 |
| 運行間隔 | 30~50分毎 |
| 所要時間 | 約35分 |
| 料金 | 【片道】 10ユーロ 【往復】 18ユーロ |
ATVO社（英語） フェニーチェ・エアポートバス・エクスプレス時刻表（PDF）
ATVO社の説明ビデオがあるので載せておきます。字幕はイタリア語ですが、映像なのでチケット売り場や乗り場の場所もわかりやすいですよ！
路線バス
ベネチア空港からは、ベネチア本土の「ローマ広場」まで路線バス「5番」が運行しています。
バスのチケットは空港内の売店またはバス乗り場の券売機で購入できます。
ベネチア空港の路線バス乗り場は、到着ロビーを出たところにあります。
| 運行時間 | 平日：4時08分～0時40分 休日：4時08分～1時10分 |
| 運行間隔 | 15～60分毎 |
| 所要時間 | 約35分 |
| 料金 | 【片道】 6ユーロ 【往復】 11ユーロ |
Actv社（英語） 路線バス5番時刻表（PDF）
※大きな荷物は別料金になるので注意！スーツケースがある場合はリムジンバスがおすすめです。
タクシー
ベネチア空港から本島のローマ広場への移動には、タクシーも利用できます。
ベネチア空港のサイトによると、空港でのタクシー業務をおこなっているのは「Radiotaxi（ラディオタクシー）」というタクシー会社。
ベネチア空港のタクシー（英語） Radiotaxi（英語）
ベネチア空港からのタクシー料金は、以下の通り決められています。
- ベネチア空港～ローマ広場 40ユーロ
- ベネチア空港～メストレ 35ユーロ
タクシー乗り場は到着ロビーから外に出たところにありますよ。
白タクに注意！
空港内で「Taxi?」と声をかけてくる人は違法タクシードライバーなので要注意！通常、タクシードライバーはタクシー乗り場に並んで順番を待つ必要があります。
イタリアには流しのタクシーがいないため、タクシー乗り場からしか乗れません。タクシーに乗るなら、空港に到着したらタクシー乗り場へまっすぐ行きましょう。
専用車
ベネチアサ空港から本島のローマ広場への移動には、専用車サービスも利用できます。
タクシーよりも少し割高ですが、
- タクシーの列に並びたくない
- タクシーの料金が正規のものか不安
- 荷物が多いので手伝ってほしい
などの場合は、ドライバーが到着ロビーまで迎えに来てくれる専用車サービスが便利です。
専用車サービスなら申し込み時に料金がわかっているため、渋滞などで目的地到着が遅れても料金は変わりません。
ベネチアで使える配車アプリ「app Taxi（アップ・タクシー）」
イタリアではタクシー乗り場からタクシーに乗るのが一般的だったのですが、最近は配車アプリでタクシーを呼べるようになっています。
タクシー乗り場を探さなくていいのは、とっても便利！
ベネチアで使える配車アプリは、ベネチアのタクシー会社「Radiotaxi（ラディオタクシー）」のサイトでも紹介されている「app Taxi（アップ・タクシー）」です。
ほかの都市で使える配車アプリは、ベネチアでは使えないものがほとんど。
ベネチアでタクシーを使う予定がある人は「app Taxi（アップ・タクシー）」をインストールしておくと便利ですよ。
※このアプリの口コミでは「料金が違う」「ドライバーに遠回りをされた」「予約したのに直前にキャンセルされた」などの意見もあります。不安な場合は、アプリではなくタクシー乗り場から乗った方が安心。乗る時にドライバーに料金を確認するとさらに安心ですよ！
水上バスや水上タクシーを使って快適に移動しよう
今回は、ベネチアの空港から市内への移動方法を紹介しました。
イタリアの観光都市の中でもベネチアはちょっと特殊。
水路と陸路の移動手段があるので「はじめてベネチアに行く」という人には難しいかもしれません。
水上タクシー・水上バス・リムジンバス・タクシー・専用車などいろいろな行き方がありますが
- ベネチアの雰囲気を満喫しつつ快適に移動したいなら水上タクシー
- ベネチアの雰囲気は満喫したいけど予算を抑えたいなら水上バス
- ベネチア中央駅やローマ広場周辺まで低コストで移動したいならリムジンバス
- ベネチア中央駅やローマ広場周辺まで快適に移動したいならタクシー・専用車
- 到着ロビーまで迎えに来てほしいなら専用車
を選ぶと、快適に移動できますよ。
水上バスに乗る場合は、スリに十分注意してください。
とくに混んでいる時間帯は注意が必要です。
- リュックは前に背負う
- 斜めがけバッグは前で持つ
- ファスナーの部分にカギを付ける
- 防犯機能が付いたリュックやバッグを使う
- 貴重品は首掛けポーチなどに入れて服の下に入れる
- スマホはストラップを付ける
- 高い時計やアクセサリー、バッグは身につけない
などに気をつけておくと、スリに遭う可能性が減りますよ！
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ベネチアのホテルを予約しよう！
水の都、ベネチアには、中世そのままの建物を改装したホテルや貴族の城を使ったラグジュアリーホテル、そしてカジュアルなホテルなど魅力的なホテルがいっぱい。
ベネチア観光は運河を移動することを考えて、運河交通が不便ではないホテルをMAP検索で探すのがコツです。
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ベネチアツアーを予約しよう！
ベネチアカーニバル中は大変な混雑。ホテルや航空券は個人手配だと逆に高くつく場合も。ある程度ホテルの質数やエアの座席を確保できているツアーは、こんな時こそ頼りになります。個人旅行は不安だな、と言う人はツアー予約がおすすめ！
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