創業130年を超える老舗ホテル「鬼怒川温泉 あさやホテル」は、数々の名湯ひしめく東日本の中で、4年連続「温泉大賞(R)」4年連続1位を獲得している“東の横綱”。ゴージャスな吹き抜けロビー、絶景の露天風呂などの温泉巡り、100種を超える豪華ビュッフェetc・・・どんな世代でも、めいっぱい楽しめちゃう憧れのホテルです。実は筆者は「鬼怒川温泉 あさやホテル」は今回が初宿泊。4月16日まで開催中の「いちごづくしプラン」と、温泉&グルメを堪能してきました。泊まってわかった「鬼怒川温泉 あさやホテル」がこんなに人気のワケ!その魅力に迫ります。
鬼怒川温泉 あさやホテルって、どんなホテル?
栃木県日光市の鬼怒川温泉は、江戸時代の1691年に、現在のあさやホテル付近で河原の中に湧き出た温泉(=滝温泉)を村人が発見したことが始まりとされています。当初は日光詣の僧侶や大名のみしか入浴できなかった由緒正しき温泉で、明治時代以降になって一般の人にも開放されました。
その鬼怒川温泉に1888年(明治21年)に創業したのが現・鬼怒川温泉 あさやホテルのルーツとなる「麻屋旅館」。創業以来135年、あさやホテルは旅人に、たくさんの夢と喜びを与え続けています。
秀峰館の吹き抜けロビーはゴージャスの極み!
鬼怒川温泉 あさやホテルと言えは、ゴージャスな吹き抜け! 1990年に新築した、秀峰館の地上3階から12階までの巨大な吹き抜けです。「千と千尋の神隠し」の油屋のよう!とも言われていますが、筆者はヨーロッパの豪華絢爛なオペラハウスをイメージしちゃう! どちらにしても、とにかく、そのドラマティックな壮麗さに目を見張ります。
自家源泉の多彩な温泉を楽しめる
そして鬼怒川温泉 あさやホテルと言えば、鬼怒川温泉の中で最も高い場所に位置する「空中庭園露天風呂」も大人気!山並みを目の前に、眼下に鬼怒川温泉の町並みを見下ろす絶景の温泉天国です。
クオリティーの高いブッフェや会席料理を満喫できる
さらに、忘れてはならないのが、旅人の心を捉えて離さないディナー&モーニングブッフェと、極上の会席料理。ブッフェは、ディナー100種類、モーニング60種の豪華ラインナップです。会席料理は料理人の技が光る和食の美と美味を堪能できます。
鬼怒川温泉 あさやホテル「いちごづくしプラン」宿泊記
ここからは、2月に初めて鬼怒川温泉 あさやホテルに宿泊した筆者の宿泊記となります。筆者は「いちごづくしプラン」で宿泊。このプランは4月16日までなので、いちごを満喫したい方は急いで予約を! 他にも魅力的なプランが季節ごとにあるので、旅行予約サイトなどでお好きなシーズンのプランを探してみてくださいね。
鬼怒川温泉 あさやホテルには、季節によって一部内容が変わるブッフェ、会席料理などの様々なプランがあります。今回、筆者が選んだのは、例年いちごの季節に開催される夕食ブッフェ「いちごフェア」に連動した「いちごづくし」プラン! いちごに関する特典も、盛りだくさんのプランです。
エントランスを抜けると豪華絢爛ロビー!まずはチェックイン
期待に胸を弾ませ、いざ、鬼怒川温泉 あさやホテルへ!
筆者は90になる介護中の母同行の旅。エントランスに一番近い車いす用スペースに車を停めました。すぐにスタッフが来てくださって、荷物をロビーまで運んでくれました。駐車場から館内のほとんどはバリアフリー対応となっていて、ベビーカーや車いすでも楽ちんです。
エントランスを入ると、右側にチェックインカウンター、そして正面に、あの吹き抜けロビーとシャンデリア!
思わず、チェックインよりも早く、ロビーを眺めてしまいました。おお~! 吹き抜けの下には、パイプオルガンまである~!・・・と、興奮しながらチェックイン。「いちごづくしプラン」の特典はここでいただきました。
秀峰館の客室は、このロビーを囲むように配されています。
和情緒あふれる八番館
今回私たちがステイするのは、2018年7月リニューアルオープンした八番館。シモンズ製ベッドと「炭の癒し」を備えた、和の趣あふれる客室が揃っています。
八番館の客室構成は、グレードの高い順から「貴賓室(15畳和室・ツインの寝室・居間、最大7名)」「露天風呂付き客室(10畳和室・ツインの寝室・広縁、最大5名)」「眺望風呂付和洋室(10畳・ツインの寝室・広縁、最大5名)」「ベッド付和室(10畳+ツインの寝室+広縁、最大5名)」となっています。
私の泊まった部屋(写真)は、ベーシックな「ベッド付き和室」。でも十分に広くて素敵快適!部屋までの車いす移動も楽々快適でした。
いちごフェアの特典
まずはさっそく「いちごづくしプラン」の特典を広げてみます。
いちごのチョコレート「おとめの恋ごころ」と、栃木県限定のフェイスパック「TOCHIGI LuLuLun とちおとめ」はチェックイン時に頂いたもの。苺のお酒(リキュール)と、フレッシュいちごは冷蔵庫の中に用意されていました。
「おとめの恋ごころ」は、フリーズドライにしたとちおとめに、独自の製法でミルクチョコレートをしみ込ませた、鬼怒川温泉 あさやオリジナルのお菓子。いちごのツブツブやいちごの香り、酸味とが残っています。それなのにきちんとしたチョコレート。爽やかで美味しい、不思議ないちごチョコレートでした。
その他、お部屋には緑茶・ほうじ茶・玄米茶・昆布茶と、鬼怒川名物のお菓子「きぬの清流」が用意されていました。せっかくなので、いちごを「きぬの清流」にのせて、いちご大福ならぬ、いちご清流にして食べてみました。お・い・し・い ♪
鬼怒川温泉 あさやホテルの温泉巡り!
一息ついたあとは鬼怒川温泉 あさやホテルの温泉巡りへ。泉質はアルカリ性単純温泉の自家源泉。お肌に優しいよく温まる温泉です。
秀峰館 大浴場「 紅葉の湯(女性)」
まずは、秀峰館大浴場の紅葉の湯(女性)へ。
広々とした空間なので、他のゲストを気にせずゆったりと浸かれました。半露天のジェットバスとサウナも備えられています。 筆者、この日は肩凝りMAXだったので、ジェットバスがもう、天国でした。
八番館大浴場・滝の湯(女性)
八番館大浴場・滝の湯(女性)には、寝湯、シルキー風呂、ミストバスがありました。
私はサウナは苦手なのですがミストバスは大好き! シルキー風呂は、超微粒の気泡(マイクロバブル)により乳白色になり、マイナスイオンがの発生し、リラックス効果やマッサージ効果が期待できるお風呂。
また、全ての大浴場に、シャンプーバーと、美容ブランド「ReFa」の肌を美しくするシャワーヘッド「ReFa FINE BUBBLE」、約4万円もする高級ドライヤー「ReFa BEAUTECH DRYER」も備えられています。 さすがの使用感で、髪はサラッサラ! 一度使ってみたかったドライヤーだったので嬉しかったです。
鬼怒川温泉随一の高さを誇る「空中庭園露天風呂」
夜には秀峰館の13階、鬼怒川温泉随一の高さを誇る「空中庭園露天風呂」へ行ってみました。
空中庭園露天風呂は北側と南側の2ヶ所に分かれていて、男湯・女湯別(朝・夜の入れ替え制)になっています。山並みに抱かれ、寝湯に浸かりながら、きれいなお月さまと夜空を満喫しました。
南側の湯には「舟湯」と丸い二つの浴槽を持つ「きぬ姫の湯」があります。舟湯は鬼怒川ライン下りで使用する舟と同じものを湯船にしたもので、臨場感も抜群!
北側の湯、南側の湯、共に内湯も備えられています。
プレミアムラウンジは八番館&雅の客室ゲスト限定!
八番館には、八番館と秀峰館・雅に宿泊のゲストのみ使える「プレミアムラウンジ」があります。ラウンジのopen時間は6:00〜9:00、14:00〜21:00。対象のお部屋のゲストは、チェックイン時にプレミアムラウンジのカードキーを渡されます。
ラウンジには、ライムとレモンの水、アイスコーヒー、ホットコーヒー、日本茶や紅茶、お菓子などが用意されていて自由にいただけます。ラウンジからフロントに電話をかけて、抹茶のオーダーをすることも可能。もちろん全部無料です。
鬼怒川あさやホテルの夕食は約100種の至福ディナーブッフェ
そしていよいよお楽しみのディナータイム。私は「いちご尽くしプラン」で予約をしたので、レストラン 「ASAYA GARDEN」でのいちごフェア・ブッフェ。ブッフェはシーズンによってテーマが変わり、「いちごフェア」のブッフェは4月16日まで開催されています。
ホテル自慢のディナーブッフェは、とにかく豪華! 和・洋・中・イタリアン等、100種類もの種類が並びます。品数だけでなく、料理の美味しさ、使われている食材の品質の良さにも感動でした。
蟹も食べ放題!毎朝市場で仕入れる海の幸が新鮮
海なし県の栃木県ですが、毎朝市場から仕入れる新鮮な海の幸も大人気です。ブッフェのズワイガニは身がスカスカで食べた気がしない・・・なんていうことも多いものですが、あさやのブッフェのズワイガニは、身入りがよくギッシリ詰まっていました!
オープンキッチンで作りたて料理を楽しもう
鬼怒川温泉 あさやホテルのブッフェは、オープンキッチンも充実! 寿司・天ぷら・ヒレステーキ・石窯ピッツァ・パスタなど、ライブキッチンで楽しめます。パスタはオーダー製で、具材とソースを選べるので、自分の好みのパスタを、アルデンテで堪能しました!
すき焼き・餃子鍋・鉄板ハンバーグは、一人分にセットされた鍋や鉄板を、席に持ってきてから火をつけるので、出来立てのアツアツをフハフハしながらいただけます。筆者はすき焼きをチョイス。お肉が柔らかくて最高でした!
いちご王国とちぎのいちごを味わい尽くせ!
フルーツ&デザートのコーナーには、フルーツやケーキ、スイーツが所狭しと並びます。
「いちごフェア」では、いちご王国栃木が誇るフレッシュないちごを、思う存分楽しめます。いちごのディスプレイも可愛らしいく、撮影も楽しい!
朝どりのフレッシュないちごは、栃木県のいちごの主力品種「とちおとめ」または「とちあいか」が並びます。この日は、酸味と甘みのバランスがすばらしい「とちおとめ」。そのまま食べても美味しいですが、練乳も用意されています。
デザートコーナーには、フェア中のいちごのスイーツはもちろん、たくさんの種類のスイーツが並びます。あさや自家製プリンも美味しかったですよ!
こちらは私がチョイスしたいちごスイーツ♬
自分で作るソフトクリームコーナーにも「とちおとめ」が!
アイスクリームコーナーには、いちごはもちろん、栃木県特産の、ゆうがお・ゆずも並びます。グリーンティー・バニラ・クッキークリームは、なんとハーゲンダッツのアイスクリーム!
もちろん、ハーゲンダッツのバニラアイスクリームには、いちごをトッピングして、いちごをシャカシャカつぶしてマゼマゼして食べました! これは無限ループしたくなっちゃうキケンな一品です。おいしかったぁ~~♪
・・・と、気が付けば、お腹はパンパン。もっともっと食べたいのに、お腹いっぱいになっちゃったよお~・・・胃袋あと3つは欲しいよお・・・と、お腹をさすりながら密かにつぶやく私。満腹で、食べたいのに食べられなかったお料理は、次回への持越しです!
どんな世代も退屈知らず!鬼怒川 あさやホテルステイの魅力
お腹がいっぱいになったので、館内散策へ。まずは吹き抜けの一番下、3階にある「イザベラ・バード広場」へ降りてみました。ロビーから見下ろす吹き抜けもゴージャスですが、下から見上げる吹き抜けも壮観! パイプオルガンが自動演奏で流れていて、食後のひとときを心地よく過ごしました。
秀峰館内には、カラオケ、卓球、ビリヤード、ゲームセンター、キッズルーム、貸し出しもしてくれるライブラリーなどのアミューズメント施設やショップ、居酒屋など、お酒や小料理を楽しめるお店もあり、全世代が退屈することなくホテル時間を満喫できます。
お部屋のお風呂も温泉! とことん美肌作っちゃおう
この日三度目の温泉は、車いすの母と一緒にお部屋のお風呂。実は、鬼怒川温泉 あさやホテルは全客室に温泉が引いてあるんです。母は車いす生活になってから、大浴場にあまり行きたがらなくなってしまったので、お部屋に温泉があると、本当に嬉しい!
私たちはべージックなお部屋だったので、ちょっと大き目ながら普通のバスタブでしたが、グレードの高いお部屋には、それぞれに趣向を凝らした、ステキな浴槽が備えられています。
洗面所はダブルシンクで、なんと、ナノケアのドライヤーと美顔器も備えられていました。
美肌効果のアルカリ泉の温泉+いちご尽くしプランで頂いた「とちおとめのLuLuLunパック」+ナノケア美顔器効果で、お肌はすべすべ&モチモチ!
※ナノケアは八番館全室、秀峰館のデラックスツイン、グランドツイン、和洋室「雅」、プレシャス和洋室、スーペリア和洋室、リラックス和洋室、貴賓室に備えられています。
そして♪
お休み前には、いちごをおつまみに、いちごリキュール。
湯上りに甘い香りのリキュールと、いちごの香りに包まれるなんて、何というシアワセ。
夢見心地でふわぁ~となって、寝心地抜群のシモンズベッドで、心地よく眠りに付けました。
鬼怒川温泉 あさやホテルの朝食ビュッフェは豪華60種!
そして翌日・・・。早起きをして大浴場で朝の温泉を楽しんだ後、モーニングブッフェへ。
モーニングブッフェには約60種の料理やデザートが並びます。フレンチトーストやワッフルは、オープンキッチンで焼き立てをいただけます。
ふわっふわのフレンチトーストに、甘さ控えめのホイップクリームを乗せて、いちごソースをたっぷりかけていただきました。もう、最高!
オムレツは、チーズ・ベーコン・コーン・グリーンピース・玉ねぎ・日光名産の湯波の6種類からお好みのものをチョイスしてオーダーすると、目の前で焼いてくれます。ソースもデミグラスソース、ケチャップなど、選べます。
こちらは昨年の12月に登場した「最高の朝ごはん」。
金屏風の前に、いくらやシラスをはじめ白米に合う定番の食材から、栃木県産のご当地食材、たまり漬けや日光実山椒昆布佃煮などが並びます。また、コーナー内には「緑茶」と「鯛だし」も用意されているので、お茶漬も楽しめますよ。
日光の湯波を使った「ゆばうどん」、「あさや特製・和牛カレー」も外せない逸品!「和牛カレー」はレトルトにもなっていて、売店で購入できます。
そしてなんと、栃木県の郷土料理「しもつかれ」もありました!
栃木県以外の方は、おそらく「何それ?」っていう不思議な食べ物だと思いますが、節分の豆を使い、大根と人参を「鬼おろし」でおろし、鮭の頭などと共に煮込んだ栄養豊富な保存食。食べたことのない方は、ぜひ挑戦してみてください。
鬼怒川温泉 あさや「お土産街道 麻屋」
お土産は、フロントがある秀峰館6階の「おみやげ街道 麻屋」へ。
ホテルオリジナルのお菓子やおまんじゅう、いちご尽くしプランについてきた「おとめの恋ごころ」、あさやホテル特製「和牛カレー」、日光湯波やたまり漬け、栃木の地酒など、栃木の逸品が揃います。また、温泉やお部屋にも置いてある、自家源泉を配合したあさやホテルオリジナル「あさや化粧品エイスリー」各種も販売しています。
実は筆者、大型ホテルやブッフェの夕食にはさほど魅力を感じない方だったのですが、泊まってみて鬼怒川温泉 あさやホテル」が、どうしてこんなに人気があるのか、わかったような気がしました。
大型ホテルだけど、一人一人のニーズに合う様々な工夫がされていて、お部屋もお料理も温泉も、画一的ではなくて、自分の好みのものをチョイスできること。そして料理一品一品のクオリティの高さ。135年の歴史の中で培ってきたホスピタリティー・・・。
帰宅後も、ときどきあさやの公式サイトを眺めては、次はこの部屋に泊まりたいなあ!と、次なる「あさやステイ」に夢を膨らませています。
見どころ満載の鬼怒川エリア
鬼怒川温泉エリアには、温泉のみならず、東武ワールドスクウェア、江戸村などのテーマパーク、龍王峡ハイキングや鬼怒川ライン下り、ラフティングで楽しむ渓谷美とアクティビティなど、見どころも満載。また、鬼怒川温泉の温泉街には桜の名所も多く、4月初旬には様々なイベントも開催予定です。いちごと桜を楽しむなら4月初旬を狙って、ぜひお出かけしてみてくださいね。
DATA 鬼怒川温泉 あさや 所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉滝813 電話:0288-77-1111 アクセス:<電車>東武鉄道「鬼怒川温泉駅」からダイヤルバスで約8分。 <車>日光宇都宮道路今市ICより鬼怒川方面に約25分。詳しくは公式サイト・アクセス参照 公式サイト:鬼怒川温泉 あさやホテル