グランピングにもいろいろありますが、今回紹介するのはトレーラーハウスを使ったグランピング「UMU淡路島（ウム アワジシマ）」。場所は兵庫県淡路島のオリーブ園「Virgin Valley（バージン・バレー）」、泊まれるオリーブ園です。もちろん手ぶらでＯＫ。料理はアウトドアなのにコース仕立て。
オリーブの木々に囲まれ、海を見下ろす絶景スポットでのグランピング。目新しさいっぱいで、ワクワクしながら行ってきました！
泊まれるオリーブ園「UMU淡路島 RESPECT YOU,au」
温暖な気候と豊かな自然が人気の淡路島。その北端部の山中にオリーブ園「バージン・バレー」があります。
耕作放棄地になっていたところにオリーブの木を植え始めたのが2017年。徐々にその本数を増やし、今では約1600本ものオリーブの木が栽培されています。
イタリアのトスカーナ地方って、こんな感じなんだろうかと思う風景。収穫量はまだ少ないですが、食材の宝庫「淡路島」に新たな特産品が加わるのも間近です。
このバージン・バレーに登場したのが、トレーラーハウスを使ったグランピング施設「UMU淡路島」。オリーブ栽培以外にも何かできないかと考えていた農園側と「移動するグランピング～Glamp Caravan」のコラボで実現しました。
移動するグランピングのイメージはアメリカ西部開拓時代の幌馬車隊。トレーラーハウスを牽引しながら、キッチンカー、キャンピングカー（スタッフ用）、バックアップ・トラックなどが連なり日本中のどこにでも行くよという、まさに現代の幌馬車隊です。
日本の豊かな自然を活用したアウトドア市場の活性化、地域共創への貢献を目指して設立され、バージンバレーが最初の営業地となりました。
日本には素晴らしい自然のロケーションがありながら、建物が建てられない、水道・トイレなど快適に宿泊することができないといった場所がたくさんあります。そういった地をアウトドア施設にしてくれる取り組みは期待大。この地域共創への取り組みに賛同したauとの連動施策も予定されています。
このため、UMU淡路島としての営業は今シーズン（11月30日までを予定）限り。来シーズンは、違う場所での営業となります。それでは、どんな施設なのか紹介しましょう。
特注トレーラーハウスがスゴイ！
トレーラーハウスでの旅。
憧れている人も多いことでしょう。購入することはできなくても、泊まってみたいと思う人は結構いるのではないでしょうか。その期待を上回ってくれるのが「UMU淡路島」です。
トレーラーは、レセプションや調理用のトレーラーなど含め全部で9台。内5台が泊まれるトレーラーになっています。
泊まれるトレーラーハウスがコチラです。
使われているのは、西尾レントオール（株）と（株）ABC Glamp&Outdoors が共同開発した日本初の拡張型ミラートレーラーBOX。外面にミラー加工が施され、自然の中に見事に溶け込んでいます。
室内を広くとるために引き出し型になっています。中に入ってみると、確かに広い。ダブルベッドが２つに大きなソファーが悠々と収まっています。マジックミラーになっているので、絶景がそのまま眼前に広がる開放感はたまりません。
プロジェクターと電動式スクリーンが備え付けてあるので、Netflixなどのホームシアターとして使えます。エアコンやミニ冷蔵庫、コンセントなど必要なものが揃い、ホテルと何ら遜色はありません。ただし、トイレやシャワーは別のトレーラーハウスになります。
シャワートレーラー内にオーバーヘッドシャワーが付いた個室が３つ。トイレは温水洗浄便座。女性用には大きな鏡と明るいライトやコンセントが用意され、ちょっとしたパウダールームになっていて快適に利用できます。
グランピングメニューはコース料理
気になるグランピングメニューを紹介しましょう。
場所は淡路島ですから、淡路産のいい食材がそろっています。焼いて食べるだけでも価値アリですが、UMU淡路島はひと味違います。イタリア料理・フランス料理出身のシェフが考案したコース仕立て。
「レストラン形式なの？」って、思いますよね。違います。ちゃんとバーベキュー形式のコース料理として、自分たちで調理しやすいように下ごしらえがされた状態で、手順書まで付いてくるバーベキューです。
本格的な料理でありながら、焼くか煮込むかの簡単な調理。アレンジを加える余地もあって、存分にグランピングを楽しめると聞けば、ワクワクしてきませんか。
こちらが用意された食材たち。2人前分です。煮込み料理は、スープが入った鍋にメインの食材を入れて煮込むだけ。フライパン料理（パエリア）も火を入れる直前まで準備されています。
バーベキューって、結構バタバタしたりして、焼きすぎたうえに食べる頃には冷めてしまったり、せっかくの食材が残念なことになってしまいがち。でも、これなら一品一品を楽しみながら調理し、じっくり味わいながら食事ができます。
完成した料理はこちら（一部です）。
まずは前菜としての生ソーセージとミネストローネ（上）。釜揚げしらすはアヒージョにしてバケットのせ（右）。鶏料理はフランスの宮廷料理「ガランティーヌ（鶏の肝とマッシュポテトを鶏肉で巻き低温調理したものに、淡路島産の玉ネギとオリーブたっぷりのプッタネスカソースを合わせたもの）」（下）。
ステーキは、イタリアの定番肉料理「タリアータ」。他にパエリアもあり、ちょっとグランピング上級者になった気分。いつもより高いワインやビールを用意しておきたくなります。
UMU淡路島の楽しみ方
宿泊、食事と紹介しましたが、UMU淡路島の魅力はそれだけではありません。
まずは景色。山の上にあるため見晴らしが最高です。
泊まれるオリーブ園の名の通り、オリーブ園の散策もおすすめ。
オリーブの木は収穫しやすいように２〜３メートルの高さに抑えるように育てられているから、木々に囲まれているような感覚になります。ちなみにオリーブの収穫期は10月頃。園内の搾油所で収穫から24時間以内に絞られます。
宿泊場所から徒歩5分くらいのところに展望所があります。この日は小雨模様でしたが、それも幻想的で気持ちがいい。
UMU淡路島の予約方法とプラン・料金は？
UMU淡路島には、４つのプランがあります（料金は全て税込み）。
トレーラー宿泊プラン
内容：トレーラーでの宿泊に夜のBBQディナーとモーニングセット付 定員：1棟4名まで（ダブルベッド×２） 料金（トレーラー1棟、1泊）：月～木36,000円、金・日・祝日45,000円、土・祝前日54,000円 食事料金（1名）：中学生以上8,000円、小学生以下4,000円 備考：チェックイン15時、チェックアウト10時、ペット不可
日帰りピクニック
内容：360 度をオリーブの木に囲まれて、ピクニックシートの上でサンドイッチとドリンク、マカロンを。 時間：朝食プラン9時～11時、昼食プラン12時～14時 料金（1名）：中学生以上3,000 円、小学生以下2,000 円 ※ランチBOX＆ピクニックシート及び施設利用料
日帰りBBQ ランチ＠シービューエリア
内容：淡路島アウトドア料理と、オリーブ園の散策を楽しむプラン。ミラートレーラー前のシービューエリアで絶景を見ながらお食事を。 時間：昼食プラン11時～14時 料金（1名）：中学生以上7,000円、小学生以下3,000 円 ※BBQ 料理及び 施設利用料
日帰りBBQ ランチor ディナー＠スタータープエリア
内容：淡路島アウトドア料理と、オリーブ園の散策を楽しんでいただくプラン。オリーブ園側にある大型タープエリアでお食事を。 時間：昼食プラン11時～14時、夕食プラン17時～20時 料金（1名）：中学生以上7,000円、小学生以下3,000円 ※乳幼児（食事なし）は無料
予約時の注意
いずれも、WEB予約は2日前の17時までに申込が必要です。
料金には、BBQ 料理及び 施設利用料の他に以下のものが含まれています。
・駐車場代1台分（2台目以降は1台500円で事前予約が必要）
・オリーブ保険（オリーブを保護するためのもの）
悪天候が予想される場合など、中止あるいは条件付きとなる場合があります。その場合は、施設側から事前に連絡が入ります。
UMU淡路島へのアクセス方法
UMU淡路島へ行くには、最寄りの公共交通機関がないため、車が必要です。
場所は、神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」出口から約13分。Google mapで「UMU淡路島」と検索すれば出てきます。
途中に案内板などはほとんどなく、山道は細く急なところがあるので、運転にはご注意ください。
この道で合っているのか不安になる道ですが、その先に素晴らしい景色とおいしい料理が待っていますよ。
DATA 施 設 名 ：「UMU（ウム）淡路島」RESPECT YOU, au オープン日：2022年4月28日（木）、宿泊開始日2022年5月21日（土） 所 在 地 ： 兵庫県淡路市楠本中山2945-9 virgin valley（オリーブ農園：株式会社ハーベストファーム） 電話番号： 080 9346 9481（代表） 収容人数： 宿泊最大20人＋日帰り利用最大100人予約はこちら⇒UMU淡路島 | 【アソビュー！】休日の便利でお得な遊び予約サイト
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