滋賀県の琵琶湖周辺は、フォトジェニックな場所が多く、楽しめます。今回はドライブで滋賀県を巡った1泊2日のモデルコースをお教えします！
1日目：湖西のインスタ映えスポットを巡り大津のホテルへ
1日目は、名神高速道路の大津I.C.を出て、琵琶湖の西岸、湖西エリアのインスタ映えスポットを巡ります。
近江神宮：朱色が美しい映画『ちはやふる』の舞台
まずは大津市の「近江神宮」へ。日本で最初の時計、漏刻を採用した天智天皇を祀っている神社で、小倉百人一首第1首目の天智天皇を主祭神とすることから「かるたの聖地」とも呼ばれているところ。映画『ちはやふる』の舞台にもなっています。朱色の楼門は映画でも度々登場しましたよね。
朱色が映えますねー。競技かるた名人位・クイーン位決定戦、全国高等学校かるた選手権大会などもこちらで開催されているので、ニュースでご覧になった方も多いはず。
DATA
近江神宮
所在地：滋賀県大津市神宮町1ｰ1
アクセス
車の場合：名神高速道路「京都東I.C.」より約10分
電車の場合：
参拝時間：6時～18時
公式サイト：近江神社▶
びわ湖テラス：琵琶湖トップクラスの映えスポット
琵琶湖周辺ではトップクラスの映えスポット、琵琶湖テラス。
びわ湖バレイ山麓駅からロープウェイで5分ほどで、打見山の山頂駅へ。そこには湖面と水盤が一体化するように計算されつくして作られた青いタイルの人工池と、ウッドデッキのテラスが！ここが琵琶湖テラスのメインとなるグランドテラス。そしてグランドテラスからウッドデッキでつながっているウッドデッキがノーステラスです。
人工池がプールにしか見えないので思わず泳ぎたくなりますが、泳げません！
3段構造のウッドデッキになっているので、お気に入りの琵琶湖の景色を望む場所で過ごしましょう。
標高1100mから望む、日本一の大きさの湖、琵琶湖はここだけの絶景です。
カフェやグリルレストランがあり、この絶景の中で頂く食事やドリンクは最高！ドライブのランチ休憩はぜひここで！
ロープウェイ山頂駅から、さらにリフトを２つ乗り継いで蓬莱山山頂にも行けます。こちらにある「Café 360」は琵琶湖だけではなく京都や大阪の街並み、南アルプスまでも望むことができ、素敵なソファでくつろげますが、飲み物はボトルドリンクだけ。何か食べたい、という人はグランドテラスやノーステラスにあるレストランやカフェでいただきましょう。
DATA
びわ湖テラス
所在地：滋賀県大津市木戸1547-1
アクセス
車の場合：西大津バイパス湖西道路「志賀I.C.」より5分
電車の場合：志賀駅から「びわ湖バレイ」行バスで約10分。「びわ湖バレイ前」下車
営業時間：9:30～17:00（土・日・祝日：9時～17時）
公式サイト：琵琶湖テラス▶
白鬚神社：湖上に浮かぶ鳥居がインスタ映え
特にここ最近、インスタ映えすると人気になっているのが、滋賀県高島市にある「白鬚神社」。
滋賀県最古の大社としても知られています。
国道161号を挟んで社殿が鎮座していますが、鳥居はなんと湖の中。「近江の厳島」とも呼ばれています。うん、確かに厳島神社っぽい。夕焼けの時間は最もインスタ映えしますよ。この日は残念ながら曇り空でイマイチでした。
より鳥居に近づいて撮影したいと国道を渡る観光客が増え、危険な状況になっている為、現在横断は禁止されています（横断歩道もありません）。湖上の鳥居を撮影される際は、社務所前に設営された展望台「藍湖白鬚台」を利用しましょう。
DATA
白鬚神社
所在地：滋賀県高島市鵜川215
アクセス
車の場合：【京都・大阪方面】京都東I.C.から湖西道路・国道161号を北上40㎞【 東京・名古屋方面】米原JCで北陸道へ、木之本I.C.から国道8号→303号→161号を南下45㎞
電車の場合：JR近江高島駅から約3km
公式サイト：白鬚神社▶
メタセコイア並木：全長約2.4kmの爽やかドライブ
白髭神社からさらに北上するとあるのが、これまたインスタ映えすると話題の「メタセコイア並木」。約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられて圧巻の光景。車で端から端まで走りましたけど、こんなに長く続いている美しい並木道はそうそうありません。どことなく北海道っぽい雰囲気も。隣接の高島市農業公園マキノピックランドのマキノ茶ソフトクリームも美味しかったですよ。
ちなみに秋はメタセコイア並木が紅葉しますが、モミジのような紅ではなく、レンガ色になります。
DATA メタセコイア並木 所在地：滋賀県高島市マキノ町蛭口～牧野
浮御堂（満月寺）：朝日・夕陽に映える
「メタセコイア並木」から南下し、大津市にあるホテルを目指す途中にあるのが、近江八景のひとつ「浮御堂（満月寺）」です。湖面に浮かぶお堂が美しいですね。伊吹山、近江富士（三上山）、沖の島なども見渡せる絶景スポットです。夕方になると、夕焼けに染まる琵琶湖と遠くの山々、浮御堂のシルエットのコラボレーションが映えるので、行くならお天気がいい日の日没前がおすすめ！
DATA
浮御堂（満月寺）
所在地：大津市本堅田1-16-18
アクセス
車の場合：湖西道路真野I.C.から10分または名神栗東I.C.から40分
電車の場合：JR堅田駅からバス出町下車、徒歩約7分（土・日曜日は浮御堂までのバス有）
拝観時間：8:00～17:00
料金：300円
公式サイト：公益社団法人びわこビジターズビューロー▶
びわ湖大津プリンスホテルにチェックイン
今回の宿泊は「びわ湖大津プリンスホテル」。
大津市にある「びわ湖大津プリンスホテル」は、高さ約137mの超高層38階建てで、滋賀県で一番高い建物です。高いところが好きなので、大津に泊まるならもうここしかない！と決めてました。設計は世界的建築家である丹下健三氏。529室の客室が全室レイクビューというのもいいですね。
お部屋はリニューアル済みで綺麗！高層階で見晴らし抜群
今回の宿泊プランのお部屋は、レイクフロアツイン禁煙（リニューアル）36.2平米 5～16・19・20階・・・というもの。お部屋は、レイクフロア（5〜20階）、スカイフロア（21〜32階）、EIZANフロア（33〜35階）と分かれていて、高くなるにつれてお値段も高くなっていきます。
レイクフロアは5〜20階なので、高いフロアだったらいいなーと願いながらチェックインすると、なんと20階のお部屋でした。ラッキー！5階と20階全然違いますからねー。しかも、リニューアルされたお部屋ということで、とても綺麗！淡いカラーリングの壁紙にレインボーカラーのアクセント。シンプルながら全体的にリゾートっぽい雰囲気に満ちています。ただ、1989年開業のホテルなので、水回りは若干古さを感じます。
お部屋によっては琵琶湖の北側の方面が望めるようですが、このお部屋は南側の近江大橋側がよく見えます。
レイクビューダイニング ビオナでディナービュッフェ
今回はドライブなので、車で出かけるとお酒が飲めない…というわけで、夕食は「びわ湖大津プリンスホテル」37階にある絶景レイクビューのブッフェレストラン「レイクビューダイニング ビオナ」ディナーブッフェを楽しむことに。
曲線を描く窓に沿うようにテーブルがレイアウトされているので、どの席からも琵琶湖の景色が見渡せます。隣の席とも十分間隔がとられているので、他のお客さんが気になることもなく、ゆっくりお食事できます。
この旅は夏だったのでビュッフェも夏の物ですが、今は秋のメニューに。2023年11月26日(日)まで「秋の食彩ディナーブッフェ」を実施中です。
スイーツもたくさんあって、甘いもの好きな私としてはテンションアップ！全種類いただいてしまいました。
びわ湖大津プリンスホテルの朝食ブッフェ、近江米が美味しい！
翌日はびわ湖大津プリンスホテルの朝食ブッフェをしっかりと食べてから観光へ。
種類豊富で和洋中といろいろ揃っていましたが、焼きそばがあるのがお子様連れにとっては嬉しいかも。お子様ではないですが、焼きそば大好きなので、大きなお皿にいっぱい盛り付けて、目玉焼きも載せていただきました。黄身が少し固かったので、焼きそばに載せるなら焼きすぎないようにと注文したほうがいいかも。
豚の角煮やエビフライ、ハンバーグ、唐揚げなどもあって、朝からお肉いっぱい食べたいという方も満足する朝食メニューになっています。パンの種類はちょっと少なめでしたけど、近江米が美味しかったですよ。
DATA
びわ湖大津プリンスホテル
所在地：滋賀県大津市におの浜4丁目7ｰ７
公式サイト：びわ湖大津プリンスホテル▶
2日目は湖東のインスタ映えスポット巡り
2日目は、近江大橋を渡り、琵琶湖の東側、湖東エリアのインスタ映えスポットを巡ります。
安土城天主 信長の館・金ピカでSNS映え！
ここ最近は夏が異常に暑かったり、突然ゲリラ雷雨に見舞われたりしますよね。そうなると屋内の観光スポットもほしいところ。天気が悪くなってきたので「屋内で楽しめるとこはないかなー」と偶然見つけた場所こそ「安土城天主 信長の館」という施設です。
1992年に開催されたスペイン・セビリア万博に出展された原寸大の安土城天主(5〜6階)が展示されています。信長が狩野永徳を中心に描かせた金碧障壁画、金箔10万枚が使われた外壁、金の鯱がある大屋根など絢燗豪華な安土城が復元されています。
朱色と金ピカが美しく映えます。場所は近江八幡市安土町。安土城跡からは少し離れたところに位置。隣接して安土城考古博物館などもあります。VRシアターもあって、その映像も迫力満点で面白かったです。もちろん晴天でも快適な気候でも、ぜひ訪れていただきたいですね。
DATA
安土城天主 信長の館
所在地：近江八幡市安土町桑実寺800
アクセス
電車：JR琵琶湖線 「安土」下車徒歩約25分
車：名神高速道路竜王I.C.より20分、彦根ICより40分
営業時間：9時～17時（入館は16時30分まで）
休業日：月曜日（月曜日が祝休日の場合はその翌日）・祝日の翌日（翌日が土日を除く）・年末年始(12月28日～1月4日）
料金：一般610円／学生350円／小中学生170円
公式サイト：安土 文芸の郷▶
ラ コリーナ近江八幡：どこを見てもフォトジェニック！
こちらは関西のインスタ映え好きな女子なら誰もが知ってるフォトジェニックなスポット「ラ コリーナ近江八幡」。CLUB HARIEのバームクーヘンをはじめ、和菓子・洋菓子を製造販売するたねやグループが2015年にオープンさせた施設です。「安土城天主 信長の館」から車で数分のところにあり、八幡山の緑を借景とした景色がSNS映え必至！
とにかくどこ見てもインスタ映えするところばかり。インスタ映えのてんこ盛りのような施設です。
メインショップ カフェがこれまたフォトジェニック。
ウッディなテーブル、椅子、照明など、内装は全て建築家で建築史家の藤森照信氏のデザインだとのこと。
こちらでいただける人気メニューが「焼きたてバームクーヘンセット」。焼きたてのバームクーヘン、フッワフワで美味しかった〜。バームクーヘンって生まれたてはこんなに軟らかいものだったんだ〜と、改めてバウムクーヘンの奥深さを感じました。
DATA
ラ コリーナ近江八幡
所在地：滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
アクセス：近江鉄道バス 長命寺行きまたは長命寺経由休暇村行き「北之庄 ラ コリーナ前」下車
公式サイト：ラ コリーナ近江八幡▶
近江牛創作ダイニング 久ぼ多屋：近江牛ランチは外せない！
近江八幡市の人気観光スポット八幡堀の近くにある「近江牛創作ダイニング 久ぼ多屋」さん。豊かな自然環境と水に恵まれた滋賀県内で育った近江牛のメニューが豊富に揃っているお店です。座敷でいただくお店もありますが、こちらはカジュアルな雰囲気で気軽に入れるので女子旅にもおすすめ。
近江牛あみ焼き御膳、近江牛焼肉御膳、近江牛ハンバーグ御膳などもありますが、私がチョイスしたのは「近江牛すきやき御膳」。
見てこの霜降りの近江牛！
あ〜、お口の中でとろける〜、これはもぉ〜たまりません。
お肉は100gのほうですが、160gも選べますよ。
DATA 近江牛創作ダイニング 久ぼ多屋 所在地：滋賀県近江八幡市仲屋町中14 営業時間：月～水・金・祝日前：10時30分～17時 （L.O.16時30分）／土・日・祝日：10時30分～19時まで 定休日： 木（定休日が祝日の場合は営業） 年末年始、8月のお盆ほか不定休の時期あり 公式サイト：近江牛創作ダイニング 久ぼ多屋▶
八幡堀を散策：戦国時代の近江にタイムスリップ！
「八幡堀」は、天正13年（1585年）に秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山に城を築いて開町したことに始まります。「八幡堀」は町の繁栄に大きな役割を果たし、江戸時代後期には大津と並ぶ賑わいを見せていたとか。堀に沿って白壁の土蔵や旧家が立ち並び、当時の面影が感じられます。
まるでタイムスリップしたような街並みは、SNS映え狙えます！
DATA 八幡堀 所在地：滋賀県近江八幡市宮内町周辺 アクセス 車：名神竜王I.C.から30分 電車：JR琵琶湖線 「近江八幡駅」 下車、バスで7分「大杉町」バス停下車徒歩5分 公式サイト：一般社団法人 近江八幡観光物産協会
