プーケットタウン・かわいい映える町でカフェ巡りや地元グルメを楽しもう!

大椙 リン子

プーケット在住ライター

ビーチしかないと思われがちなプーケットにも、地元タイ人の生活を支える町は存在します。それがプーケットタウン。タイ人の生活に必要なお店や、商店、リゾートエリアのレストランとは異なる、日常地元の人が通う食堂などが、ぎゅっと詰まったエリアです。

プーケットタウン マーケット
プーケットにもタイ人の生活の場が存在する

ビーチエリアが旅行者で溢れていますが、住民にとって大切な役所や学校や警察本署、大きな病院はプーケットタウンにあることから、勤務はビーチエリアでも、住んでいるのはプーケットタウンという人も多く、旅行業以外の会社員のタイ人の姿も多く見かけます。

また、プーケットタウンは、カラフルでヨーロッパの雰囲気が漂うオールドタウンがあり、SNS好きがこぞって集まる映えスポット。

プーケットタウン シノポルトギー
ここヨーロッパかよ!とだれもが思う歴史あるポルトガル風の建物

「プーケットはビーチでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、筆者は一番、プーケットの中で魅力が多いエリアだと確信しています!

プーケットタウン かわいい
こんなにかわいいおうちも現存

プーケット在住の私が、プーケットタウンの魅力をあますことなく紹介しちゃいますよ!

プーケットタウンの歴史

今は、東南アジアを代表的する人気リゾートビーチとして世界中の旅行者がやって来るプーケットですが、実は16世紀ころから20世紀ころまでは、錫(スズ)の産地として栄えていいました。当時、プーケットはヨーロッパの中で、「ジャングセイロン」と呼ばれていて、産出される豊富な錫を求めて、ポルトガル人がプーケットにやってきました。そんな、ポルトガル人の文化と、錫鉱山の労働者としてやってきた中国人の文化が混ざりあって現在のプーケットが築き上げられてきました。

プーケットタウン シノポルトギース様式
ポルトガルと中国が融合したかわいらしい歴史的建造物

その背景から西洋の文化と中国の文化が融合。「シノポルトギース様式」という、カラフルで歴史的な建造物が、プーケットタウンの一角「オールドタウン」に集中し、現在はお洒落な雑貨屋さんやカフェ、ホテル、レストランとして人気のエリアとなっています。

歴史を振り返ると、プーケットって昔から国際色豊か。とてもじゃないけど日本では考えられないほど、他国の文化を受け入れ、独自の自国の文化にしてしまう。タイ人が、いつでもどこでも誰にでも、笑顔で抵抗なく接することができるのは、この頃からそうだったのかしら。

プーケットタウン 映えスポット
タイで最もヨーロッパ的雰囲気の場所かも

ほら!こんなにカラフルで素敵なデザインの建物が軒を連ねているオールドタウン。一説では、ポルトガル人がやってくる前からこのような建造物はあり、マレーシアのペナンからやってきた様式なのでは?という説も。

プーケットタウン コロニアル様式
ポルトガル伝来説とマレーシア伝来説アリのプーケットタウン

そういえば、昔、バスツアーでペナンに行ったとき、散策したペナンの街は、建物も飲食店も、プーケットタウンに似通った部分はありました。ヨーロッパ風のカラフルな建物が、ポルトガルからか、ペナンからかはさておき、プーケット在住歴の長い私は、タウンの建造物はいつ見てもかわいいなぁ、と思います。

プーケットタウン インスタ映え
ディブック通り

ディブック通りというこの通りは、オールドタウンの中でも比較的静か。通りの中には何十年も前からやっている老舗のお菓子屋さん、いつもお客の絶えないクイッティオ(タイの麺料理)屋さん、こだわりのカフェなどがありノスタルジックな気分に浸れます。

プーケットタウンは映えスポットが多い

今はコロナ禍で人出が少ないですが、ここは若い女子に大人気のソイ・ロマニー(ソイはタイ語で「通り」なので、ロマニー通りという通り名)。見て!このピンクとゴールドの建物を!信じられないくらいかわいいと思いませんか?

プーケットタウン ピンクの町 ソイロマニー
このかわいさ、どういうこと!?女の子に大人気のソイ・ロマニー

かわいいカラーリングと凝った造りの建物が軒を連ねていては、映えショットを求めて女子が集まるのも無理はない!外観はそのままに、内装を改築したカフェや雑貨屋さんなど、とにかく映えスポットがいっぱいなのです。

お洒落なお店が沢山あるオールドタウンは、散策をしていると半日くらいで一周できるような小さな街ではありますが、散策途中にカフェで休憩をしたり、プーケット料理を堪能できるので、筆者もたまにぶらり散策を楽しんでいますよ。

プーケットタウン かわいい
ピンクでかわいいおうちなのに仏具屋だったり、薬局だったりすることも

筆者がオールドタウンが好きな理由の一つに、かわいい建物を観光目的に使わない面がある、という点があります。

プーケットタウン かわいい
この色彩感覚すごくないですか!?

こんなにかわいい建物が普通の薬局だったり、工具店、仏具店、布地屋だったりもしたりするところは、ここがタイ人が生活の場だということ。仏具屋さんがこの外観だったら、日本では「ちょっとおかしいだろう!」と、突っ込みを入れれること間違いなしです。

インスタ映え狙いのウォールアートがすごい!

オールドタウンでもう一つ見逃せないポイントが、ウォールアート。

プーケットタウン インスタ映えウォールアート

立ち止まらずにはいられない、キュートでポップなウォールアートだらけ。アートを見ると、プーケットタウンに華僑の方が多いことがわかりますよね。

ウォールアートはパンガー通りから小道を入った中華廟へ続く小道に描かれています。

プーケットタウン インスタ映えウォールアート
プーケットタウンで最も人気の高いウォールアートの一つ

こちらは、ウォールアートの中でも特に人気の高いタラン通りの1つ。このウォールアートが女子に人気のピンクの町・ソイロマニー入口の目印となります。普段ならいつ行ってもこのアートをバックに撮影をしている女子でいっぱいなのですが、コロナ禍の今はほんとうに静か。撮り放題と思ってはいても、やはり旅行者が楽しそうに撮影している姿を早く見たいです。

プーケットタウンはカフェ激戦区

女子が行きたくなるような撮影スポットが沢山あるプーケットタウンは、実はカフェ激戦区。近年はフォトジェニック大好きタイ人も増え、そんな若いタイ人オーナーがインテリアや映えメニューを考え、オープンさせたカフェの多いこと!

そんなことから、カフェではインスタ映え間違いなしのショットが撮れるのです。そして、何を隠そうタイは、世界有数のコーヒー生産国であり、世界的に有名なあのスターバックスでも、タイ北部のコーヒー豆を使用しているのです(現在はタイ国内のスターバックスでのみ。

プーケットタウンのカフェのオーナーは、タイ北部に幾度となく足を運び、コーヒー豆を吟味。仕入れから販売まですべて独自でやっている人もいて、オールドタウンのカフェは信じられないくらいハイレベルなのです。

お勧めカフェ・その1「HOUSE」

数あるカフェの中で、筆者のお気に入りのカフェを紹介します。まずは「ハウス(HOUSE)」です。

プーケットタウン おしゃれカフェ
観葉植物は南国の木々で自然感いっぱーい!

タラン通りとヤワラ―ト通りの交差点すぐそばにある、とってもこじんまりしたカフェ。何年も前にタイ人の友達に紹介してもらったお店で、1Fは多くても10人程度しか座れず、2Fには座敷の席が2つあるだけの小さなカフェです。

そのため。大声で話をしているような人や、がっつり勉強や仕事をしている人はいません。お店の外は沢山の植物で覆われているので、通りからはまったく目立ちませんが、そんな雰囲気も合わせてかなりお気に入りです。

プーケットタウン おしゃれカフェ
葉陰からのぞくタウンの風景ものどか

店内からの様子。大通りに面していないので車のエンジン音も気になりません。静かなこぢんまりとした空間で、ゆっくりと外を眺めながら美味しいコーヒーがいただけるのです。

DATA
店名:HOUSE(珈琲専家)
所在地:Talat Nuea, Mueang Phuket District, Phuket 83000
公式サイト:なし

お勧めカフェその2・CAMPUS COFFEE ROASTER

もう一軒はこちら!「キャンパスコーヒーロースター(CAMPUS COFFEE ROASTER)」

もともとタウン中心地から少し離れたところにあったのですが、2018年にオールドタウンのクラビ通りに移転しました。前の店舗の時はタイ北部までコーヒー豆の勉強会やら研究会やらで頻繁にお店が臨時休業になり、行ったら休み!みたいなこともあったのですが、ここに移ってきてからは・・・臨時休業はあまりなくなったような気もします(笑)。

このカフェには、なんと、日本の小学校にあるような机と椅子の席があるのです。

プーケットタウン おすすめカフェ

久しぶりに座ってみたのですが、座り心地はどうかというと、子供用の机と椅子で大人がくつろげるわけがない・・・という感じでしょうか(笑)。でも、こだわりのあるコーヒーはもちろんのこと、チョコブラウニーが美味しいと評判。苦いエスプレッソとブラウニーなんていう組み合わせもいいかも知れません。

実はこの2つのカフェは歩いて30秒もかからない距離。さらに、その向こうにも手前にもカフェがあり、オールドタウンはとにかく沢山のカフェがひしめき合います。

DATA
店名:キャンパスコーヒーロースターCAMPAS COFFEE ROASTER)
所在地:6 Krabi Road, Tambon Talat Nuea, Mueang Phuket District, Phuket 83000
公式サイト:https://www.facebook.com/campuscoffeeroaster/

プーケットタウンで食べたいご当地グルメ

プーケットタウンでもう一つ食べておきたいのが、プーケットの名物料理のひとつ「ホッケンミー(福建麺)」は、前述した通り、錫の発掘のために移住してきた中国人が持ち込んだと言われています。

タイ語で「ホッケン(福建)ミー(麺)」で、卵ベースの太麺を海老出汁のスープとシーフードを入れてで炒めた、地元プーケットのタイ人だけではなく、プーケット県外のタイ人にもこよなく愛されている料理です。「ホッケンミー」は、マレーシアやシンガポールにも同名の麺料理がありますが、調味料が大きく異なるのでまったく違ったメニューに感じられると思います。

プーケットタウンでは「ミーサパム」というお店がおすすめ!1951年創業の老舗です!場所もプーケットタウンから空港へつながる道にあることから、お客さんには県外から旅行にやって来たタイ人も多く、プーケットのホッケンミーの店の中ではトップクラスの人気と知名度。

プーケットタウン ホッケンミー 名店
見るからに美味しそう!

・白いお皿「ミー(麺)サパム(ここ界隈の地名)サイ(入れる)カイ(卵)」
・黒いお皿「ミー(麺)サパム(ここ界隈の地名)マイ(否定形)サイ(入れる)カイ(卵)」

タイ料理全体的にそうなのですが、タイ料理名は調理方法や、具材を入れる・入れないが含まれていることが多いので、長くなります。でも意味がわかれば案外単純。

プーケットタウン グルメ ミーサパム

メニューの表紙は創業当時の画像かしら。よーく見ると下の方にミシュランのマークが。調べてみたらミシュランガイドに掲載をされていました。星を取るような高級レストランではないのですが、ビブグルマンはそのうち獲得できるコスパとお味かと思います。

DATA 
店名:ミーサパム(หมี่สะปำ)
所在地:56/8 Thepkrasatree Rd, Ko Kaeo, Mueang Phuket District, Phuket 83000
公式サイト:https://www.facebook.com/meesapam/

プーケットタウンではかわいいホテルに泊まりたい!

プーケットでは、観光客の大半がビーチ沿いのホテルにとまるものの、プーケットタウンの雰囲気が好きだという人や、ビーチとタウンを分けて滞在したいという人、長期滞在の人はタウンに泊まります。

ビーチ沿いよりもホテルの料金が安いのはもちろん、中にはこのプーケットタウンの雰囲気をそのままホテルにしたような、歴史的建造物に宿泊できるホテルも多いんですよ!

なかでも筆者のおすすめはこちら!

おすすめホテル・THE MEMORY AT ON ON HOTEL

ザ・メモリーアットオンオンホテル(THE MEMORY AT ON ON HOTEL)は、創業1927年。プーケットで最も古いホテルです。

ここはレオナルド・ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」という映画の舞台になったことで一躍有名になりました。現在でも看板の名前は変わっていませんが、当時の名前はオンオンホテル(ON ON HOTEL)で、その後リノベーションをし、現在の名前に。場所はパンガー通りのど真ん中にあり、白亜の存在感ある建物です。

プーケット ザ・ビーチのロケ地

ここ本当に2021年のタイ?ノスタルジックでシックな雰囲気が漂うロビー!

プーケット ザ・ビーチのロケ地

クラシカルで高級感あふれる客室!ヨーロッパ調の建物が多いタウンに泊まるなら、ぜひここに滞在していただきたいです!

プーケット オンオンホテル
DATA
ザ・メモリーアットオンオンホテル(THE MEMORY AT ON ON HOTEL)
所在地:19 Phangnga Rd, Tambon Talat Yai, Mueang Phuket District, Phuket 8300
公式サイト:THE MEMORY AT ON ON HOTEL

見逃せない!プーケットサンデーナイトマーケット

タラン通りの日曜日を盛り上げるプーケットサンデーナイトマーケットは、観光客目当てのお土産屋だけのマーケットとは異なり、地元の熱気あふてるマーケットです。

プーケットタウン サンデーマーケット

毎週日曜日のみの開催ですが、プーケット料理を始め、各店舗のオーナーがそれぞれ思考をこらした食べ物屋台、雑貨屋など沢山のお店が建ち並びます。そして、暗くなってきたころには、この通りの建物が一斉にライトアップ。

プーケットタウン サンデーマーケット
ビーチにいても遊びに来たいサンデーマーケット

その中にはイベントブースもあり、地元タイ人の子供のブラスバンドや、ロックバンドが演奏をし、それを楽しむ地元タイ人や旅行者で溢れかえり、ひときわ賑やかです。ぜひ参加してみてくださいね!

DATA
プーケットサンデーナイトマーケット(Phuket Sunday Night Market)
所在地:Thalang Rd, Tambon Talat Yai, Mueang Phuket District, Phuket 83000
営業時間:毎週日曜の16:00から22:00
※2021年7月現在は新型コロナウィルス感染拡大の影響で開催されていません。

プーケットタウンまでのアクセス

電車がないプーケットでの移動はタクシーやローカルバスの利用が便利。ただ、ローカルバスは時間通りに来なかったり本数が少なかったり、ほぼタイ語でのやり取りになるのでやはりタクシー利用がおすすめ。

各エリアからタクシーでの所要時間と料金
・空港から・・タクシーで約45分(800バーツから:2021年6月のレートで約2,800円)
・パトンビーチ・・タクシーで約30分(600バーツから:2021年6月のレートで約2,100円)
・カタビーチ・・タクシーで約40分(600バーツから:2021年6月のレートで約2,100円)

大椙 リン子

プーケット在住ライター