ウフィツィ美術館2021年最新予約方法・見るべき美術品を徹底レポ!

SATOKO

イタリア在住トラベル&フードライター

美術の教科書に載っている作品を生で見たい?それなら断然フィレンツェのウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)に行かねば!レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』やボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』ほか、誰でも見たことがあるものの教科書だったり、レプリカだったり…一生に一度は肉眼で見たいですよね!その夢がかなえられる場所こそウフィッツィ美術館なのです!

ホンモノの『ヴィーナスの誕生』ですぞ!

フィレンツェは歴史的建造物の集まる世界遺産の旧市街など、町中が芸術品であることから「屋根のない美術館」と呼ばれていますが、ドゥオモやベッキオ宮殿には行ったけれど、フィレンツェは行ったのに入場していない、と言ったら恥ずかしい(?)場所こそウフィツィ美術館です。これだけは忘れないでください!

この記事では、初めてウフィツィ美術館へ行く人のために

  • ウフィツィ美術館で絶対に見るべき5作品
  • ウフィツィ美術館のネット予約方法
  • ウフィツィ美術館見学当日の様子(予約券交換~美術館に入るまで)
  • ウフィツィ美術館の内部の様子

を詳しく紹介していきます。しかも、海外旅行が困難な2021年の最新情報!きたるべきあなたのフィレンツェ旅行のために現地在住ライターのわたしが、詳しくレポート!空いている今のうちこそチャンスと、ウフィツィ美術館内部の詳細をお教えします。ぜひ参考にしてくださいね!

ウフィツィ美術館とは?

数多くの美術館・博物館があるイタリアの中でも、特に人気のある美術館がフィレンツェにあるウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)。ルネッサンス時代にフィレンツェを治めていたメディチ家が所有していた、数多くの有名な絵画などを鑑賞することができます。

美術館の中には、学生の頃に美術の教科書で見たことがある作品がズラリ!世界的な映画スターに会ったくらいの衝撃を受ける人も多いはずなので、美術好きな人もそうでない人も、一度は行くべき美術館です。

ウフィツィ美術館の建物は、もともと行政機関の事務所として使用されていたもの。メディチ家の当主コジモ1世が、画家でもあり建築家でもあったジョルジョ・ヴァザーリに改装を命じ、現在の美しいデザインの建物になりました。

豆知識

イタリア語でウフィツィ(Uffizi/正確にはウッフィツィ)はオフィス(事務所)という意味。オフィスとして使われていた建物を美術館にしたため、「ウフィツィ美術館」という名前が付きました。
また、ウフィツィ美術館からアルノ川を越えた先にあるピッティ宮殿までをつなぐ回廊をつくったのもヴァザーリ。そのため、この回廊には「ヴァザーリの回廊」という名前が付けられました。

ウフィツィ美術館絶対に見るべき5作品

建物自体のデザインも美しいウフィツィ美術館ですが、見るべきは館内!世界中、多くの人が知っている有名な絵画が多数待っています。内部はとても広いので、1作品ずつじっくりと見ていると3~4時間あっても足りないほど。
えっ?フィレンツェ旅行の日程が短い?そんな方のために「時間がないけど超有名作品は絶対に見たい!」という人のために、ウフィツィ美術館に行ったら絶対に見るべき5作品を紹介します。

ボッティチェッリ作『プリマヴェーラ(春)』

ボッティチェッリ作『プリマヴェーラ(春)』

ほら!もう見たことがある作品ですよ!

『ヴィーナスの誕生』で有名なボッティチェッリの作品です。後ほど紹介しますが『ヴィーナスの誕生』も、ウフィツィ美術館で会うことができるのでお楽しみに。この『プリマヴェーラ(春)』は、ボッティチェッリの作品の中でも、解釈がとても難しい作品と言われています。中心にいるのが愛の女神ヴィーナス。その上には目隠しをしたキュービッドも。春の訪れと愛をテーマに描かれた作品です。

ボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』

ボッティチェッリ作『ヴィーナスの誕生』

ほとんどの人が美術の教科書で見たことがある、ヴィーナスの誕生の瞬間を描いた有名作品。同じボッティチェッリの作品でありながら『プリマヴェーラ(春)』のヴィーナスとはかなり雰囲気が違いますよね。2作品は同じ「ボッティチェッリの部屋」に展示されているので、じっくりと見比べてみると面白いですよ!

目当ての作品は各部屋前のプレートを参考に!ボッティチェッリの部屋は「Botticelli」と記載されています

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』

レオナルド・ダ・ヴィンチ作「受胎告知」

こちらも有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品。大天使ガブリエルが聖母マリアに妊娠を告げているところを描いた作品です。マリアの足元のタイルなど本物のような質感を重視して描かれています。これが彼のデビュー作というから驚きですね!

ラファエロ『ヒワの聖母』

ラファエロ作『ヒワの聖母』

柔らかな雰囲気の人物を描くことで人気が高いラファエロの作品。彼は21歳の頃に短期間ですがレオナルド・ダ・ヴィンチに弟子入りしています。この『ヒワの聖母』の三角形の構造は、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響を強く受けていると言われいる作品。

ミケランジェロ『聖家族』

ミケランジェロ作『聖家族』

ミケランジェロと言えば同じフィレンツェのアカデミア美術館にある『ダヴィデ』など、彫刻のイメージが強いですが、この作品はローマ・システィーナ礼拝堂の天井画を作成する直前のもの。ラファエロとミケランジェロの作品は同じ部屋にあります。

ここで紹介した5作品はどれも3階(最初に見学する階)に展示されています。「あまり時間がないから3階だけを見学したい」という人は、3階の端にあるカフェの横から出口に直接行ける階段があり、そこから外に出られますよ!(カフェや出口への直通階段については下記で詳しく紹介しています)

ウフィツィ美術館のネット予約方法

ウフィツィ美術館は予約なしでも入場することができますが、長蛇の列に並ぶことになるため、スムーズに旅をすすめるためにも予約することを強くおすすめします。

「フィレンツェであまりゆっくりできない」という人は、日本出発前にネットで予約を取るのがおすすめ!予約すると入場料の他に4ユーロの予約代(2021年7月現在)を取られてしまいますが、特に夏や冬など外で長時間待つことがつらい時期は、予約を取ることで時間と体力の節約につなげられることから逆にお得になるかと。

予約サイトはイタリア語または英語なので「ネット予約が不安…」という人のために、サイト予約の方法を詳しく紹介します。とっても簡単に取れるので、ぜひ参考にしてくださいね!

  1. まずはウフィツィ美術館の予約サイト(https://www.uffizi.it/en)を開き、右上の「Tickets」をクリック
  2. 各博物館のチケット購入ページに移動するので、左端の「Gli Uffizi」の「Buy Online」をクリック
  3. 日付ごとにリストが出てくるので、予約を取りたい日付の「Tickets」をクリック
  4. その日の予約が取れる時間帯のリストが出てくるので、希望の時間帯と人数を選んで「Into the shopping cart」をクリック
  5. カートのページに移動するので、予約日時を確認したら「I have read the Privacy Policy and the Terms &Conditions of the Service and I agree.(プライバシーポリシー・サービスの利用規約に同意します)」の項目にチェックを入れて「Continue」をクリック
    ※カートに入れたチケットが有効なのは20分間のみなので注意!決済後は変更、キャンセルはできません。しっかり日時を確認しましょう
  6. ログインページに進みます。初めての人は右側の「Register」をクリック
  7. 名前、名字、住んでいる国、メールアドレス(確認のため2回)、パスワード(確認のため2回)を入力したら「I have read the notice on data protection and the content of the Standard Terms of Business and agree to the storage of my personal data.(データ保護に関する注意・取引条件・個人データの保管について理解しました)」の項目にチェックを入れて「Resistration」をクリック
  8. 決済ページに移動します。クレジットカードの種類を選んだらもう一度予約内容・料金を確認して「Buy now」をクリック
  9. 「クレジットカード」を選び、カード情報とメールアドレスを入力したら「Pay」をクリック
  10. 「Thank you for your order!」というページが表示されたら予約完了です!予約時に入力したメールアドレスに予約メールが届いているはずなので確認しましょう。
    ※メールに記載されている「Order Number」が予約番号。当日チケットと引き換えるのに必要になるので控えておきましょう
ウフィツィ美術館予約サイト
URL:https://www.uffizi.it/en(英語)https://www.uffizi.it/(イタリア語)

当日チケット交換~美術館に入るまで

ネットからウフィツィ美術館の予約を取り、いよいよ予約当日!予約メールでは中に入れないので、当日の予約時間前に博物館の窓口でチケットを受け取る必要があります。

ウフィツィ美術館の窓口&入口。③がチケット交換窓口、①が予約者専用の入口

チケット交換は予約時間の10分前からしかできないので、予約時間の少し前に③番窓口に行きチケットをもらいましょう。チケットをもらう時には、予約番号が必要になるので忘れずに!

チケットをもらったら①番入口から中に入ります(夏のバカンスの時期など観光客が増える時期は、予約していても中に入るまでに少し並ぶ場合も…)。予約をせずに並ぶ場合は2番の入口に並びましょう。

予約者専用入り口①番

2021年5月末。外国人観光客が戻ってきていないはずなのに、予約していても列はできていますね!皆さんが渡航できる時期のピークシーズンを考えると、やはり予約はマストかと。

美術館内に入ったところ。荷物チェックがあります

1番入口から中に入ると荷物チェックが。ここではまだチケットを見せる必要はなく、もう少し先が美術館の入口になります。荷物チェックが済んだら、そのままどんどん先に進みましょう。

入口の通路からすでに華やか~!

係員がチケットをチェックする入口までは少し距離があります。階段の上り下りも多いですが、がんばって!美術館の見学はセコンド・ピアノ(2階、日本の3階に当たります)から始まります。

この階段を登ったらチケットを見せて中に入ります。チケットの準備を忘れずに!

チケット紛失に注意!

実はこの日、最初の荷物検査のところでチケットを用意していたのですが、荷物チェックの後、長い間歩いているうちに、チケットをなくしてしまった私…(汗)。途中まで戻ったところにいた係員に聞くと、チケット担当の係員に無線で連絡するのでそのまま行っていいとのこと。結局何事もなく無事に中に入れたのですが、一時は入れないかと冷や汗をかきました。チケットを交換してから、入場のためにチケットを見せるまでが長いので、歩いているうちに紛失しないようご注意を!

ウフィツィ美術館の内部の様子

係員にチケットを見せて入場したら、さっそく見学を始めましょう!上で紹介した5作品の他にも多くの作品があるので、時間が取れる人はぜひじっくり鑑賞してくださいね。3階の見学の後は、2階も見学できます。

館内の写真撮影はできるの?

館内の写真撮影は可能ですがフラッシュは禁止!フラッシュ機能はOFFにしておきましょう。ビデオ撮影は禁止です。

ウフィツィ美術館内部。天井のフレスコ画も素晴らしい!
通路にはベンチが数多く置かれているので、途中で休憩しながらゆっくり鑑賞できます

今回私がウフィツィ美術館を訪ねたのは2021年5月末。ご存知の通りのコロナ禍で、イタリアでの厳しい行動制限が少し緩んだ直後でした。通常はいつ行っても混雑しているウフィツィ美術館も、かなり人が少ない状態。この通路がこんなに空いているなんて、通常時は考えられません!いつもはゆっくり見ることが難しい有名作品も、今回はゆっくり堪能することができました。

ボッティチェッリ「プリマヴェーラ(春)」の前にもほとんど人がいない状態…

おそらく誕生したばかりであろう、このビーナスも、困惑する状態でしょう…。

ミケランジェロ・ラファエロの部屋も人が少なくて広々…

ウフィツィ美術館の見どころは美術品だけではありません。この通路から見える景色も絶景!通路を歩きながら、ぜひ外の景色も楽しんでくださいね。

Z字に延びるヴァザーリの回廊とヴェッキオ橋
フィレンツェ旧市街の真ん中を流れるアルノ川
ウフィツィ美術館の向こうに見える、ヴェッキオ宮殿とドゥオモのクーポラ

素敵なカフェでひと休み

3階の端にはカフェがあるので、疲れたらそこでひと休みするのもおすすめ。とはいえ、通常時のこのカフェは大変な混雑するので、あまり行かないのですが、今回は観光客がまだ少なく空いていたので立ち寄ってみました。

結論、空いていればとても素敵かつ、お得なカフェです。

3階の端にあるウフィツィ美術館のカフェへの入口。左側にある階段を降りるとトイレもあります

クーポラを望むテラス席が最高!

普段では考えられないほど空いていたカフェ。ゆったりアペリティーボを楽しむことができました♪プロセッコ(発泡性白ワイン)の値段はポテトチップス付きで6ユーロ(2021年5月末の時点)。エスプレッソを席で飲むと4ユーロなので、プロセッコの方がお得感があります。ワイン好きの人はぜひ!優雅なひと時が楽しめますよ。

カフェ前にある階段を降りるとトイレがあり、その先は出口に繋がっています。「あまり時間がないからさくっと回りたい!」という人はこの階段から降りると出口に行くことができます。「下の階もじっくり見たい」という人はこの階段を下りてはだめ!通路に戻って2階へ降りる階段を使いましょう。

カフェ前にある階段。トイレを過ぎてそのまま下に降りてしまうと出口に出てしまうので注意!

カフェ前の階段を下りていくとギフトショップ横の出口に到着。ここから外に出られます

フィレンツェ観光で外せないウフィツィ美術館を効率よく見学しよう!

フィレンツェには多くの美術館・博物館がありますが、絶対に外せないのがこのウフィツィ美術館。特に初めてフィレンツェを訪れる人は、ぜひ見学してほしい見どころのひとつです。フィレンツェには他にもたくさん見どころがあるので、フィレンツェにゆっくり滞在できない場合は美術館で時間が取れないかも。

そんな場合には、上で紹介した「絶対に見るべき作品」を中心にさくっと見学するのもアリ。実際に見ると美術の教科書で見た印象とは全く異なる感動があるので、フィレンツェに行ったらぜひウフィツィ美術館を訪れてみてくださいね!

ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
住所:Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze FI
電話番号:+39055294883
開館時間:火~日曜日 8時15分~18時30分
閉館日:毎週月曜日
公式サイト:ウフィツィ美術館

SATOKO

イタリア在住トラベル&フードライター