京都・嵐山の紅葉人気エリア2021・空いている最後のチャンスを狙え!

東郷 カオル

トラベルライター

毎年紅葉の時期には大混雑し、阪急嵐山駅から渡月橋を渡るだけでもゲッソリ疲れる嵐山ですが、外国からの観光客不在の2020年と2021年は一味違います。空いている嵐山の紅葉を見ることはもう二度とないでしょう。今回は、例年なら混雑がひどくて避けて観光するはずの「本来の大人気エリア」をご紹介。

もちろん日本在住者だけでも十分混雑する人気の場所ばかり。それでも混雑回避できるよう、前倒しでも楽しめる紅葉スポットをお教えしますね

渡月橋(とげつきょう)

訪れたのはコロナ禍ながらもGoToトラベルキャンペーン真っ盛りで旅行が許容されていた2020年11月16日。コロナ禍といえども、京都の紅葉シーズンの混雑を甘くみてはいけません。ピークの時期に行けば確かにこのように美しい紅葉が楽しめますが…

念のためにピークより10日ほど前にずらして、嵐山に紅葉を楽しみに行ってまいりました。

いつもは大渋滞でエライことになっている渡月橋も、時期と時間をずれせばストレスなく渡れます。そろそろ山も色づいてきた感じ。

ちなみに京都は毎年勤労感謝の日前後が紅葉のピーク。もちろん、エリアの木々の色づく期間は、その年の気候にも影響されますが、桜のようにピンポイントで狙わなくても、11月中旬から12月初旬までの間は、どこかのエリアで紅葉を見ることができます。

遅い紅葉で有名なのが、下鴨神社。京都旅行が12月になってしまう人も、下鴨神社の紅葉は残っている可能性大なので、安心してください。

2021年嵐山の紅葉の見ごろ:11月中旬から下旬頃/混雑を避けるなら?:11月中旬がおすすめ!

DATA
渡月橋
所在地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1−5
アクセス:阪急嵐山駅から徒歩7分、嵐電嵐山駅から徒歩3分

竹林の小径(ちくりんのこみち)

今回は、いつもなら混雑が嫌いな私が絶対に避けて通る、つまりは王道人気ルートをご紹介します。私は紅葉シーズンには絶対に通らないコースです。

竹林の小径は11月中旬なのに青々していて安定の京都感

この時、私はコロナ禍のステイホームで体力がかなり落ちていたのでスルーしてしまいましたが、この竹林の小径から近い大河内山荘もおすすめですよ。時代劇俳優の大河内傳次郎が別荘として造営した美しい日本庭園で、どういうわけか外国人観光客に大人気なんです。今ならきっと空いています。

ここで各スポットの位置関係を確認しておきましょう。上の地図をご覧ください。渡月橋から竹林の小径を通ってトロッコ嵐山駅までは、徒歩20分ほどです。右下に渡月橋、ピンがトロッコ嵐山、その上が常寂光寺と二尊院のある人気エリアです。

阪急嵐山駅からのアクセスだと、渡月橋の景色が楽しめるという利点があります。また、トロッコ嵐山駅を利用すれば、あまり歩かずに済むという利点があります。美味しいとこどりで、往路と復路で利用する駅を変えるというのも一つの手ですね。

二尊院(にそんいん)

この辺りは人気エリアなので、そのタイミングでどこが空いているかチェックしながら歩きましょう。まずは二尊院の紅葉をご紹介。今回はお寺のウンチクはさておき、紅葉にスポットをあててご案内していきます。

まだ京都の紅葉には早い11月16日というのに、こんなにもキレイ!!紅葉ピーク前のタイミングは、赤、橙、黄、緑が混在してとっても彩り豊か。

この場所は、総門を入ってすぐの場所で、紅葉の名所として知られています。拝観料は500円。拝観料を節約するために総門の外からカメラで紅葉写真だけ撮って帰るしっかり者オバチャンにも遭遇。

場所によってはこんなに紅葉が進んでいる枝もありました。緊急事態宣言明けで、今年の紅葉シーズンは昨年より混雑することは必至。昨年の私のように、少し前倒ししても、じゅうぶん楽しめますので、混雑が嫌いな人は紅葉のピークシーズンから1週間ほど前倒ししてみてくださいね。

二尊院は、嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が建立した寺院で、1200年近い歴史を持ちます。二尊院に限らず寺院に足を踏み入れたなら、紅葉目的であっても、ご本堂へのお参りは強くお勧めします。

2021年二尊院の紅葉の見ごろ:11月中旬から下旬頃/混雑を避けるなら?:11月中旬がおすすめ!

DATA
二尊院
住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
時間:9:00~16:30
拝観料:500円
公式サイト:二尊院

常寂光寺(じょうじゃっこうじ)

常寂光寺も紅葉スポットとしてかなり人気のお寺です。二尊院から歩いて5分ほど。二尊院に行くなら常寂光寺はマスト、常寂光寺に行くなら二尊院はマスト、といった位置関係です。

仁王門に覆いかぶさるような紅葉も見応えあり

常寂光寺は、今から400年少し前に開創されました。本堂は、あの関ヶ原の戦いで西軍を裏切って東軍についた小早川秀秋の助力で、伏見桃山城客殿を移築し造営されたものです。

常寂光寺は、高低差をいかした木々の配置が絶妙で、ため息が出るほど美しい京都紅葉スポットのひとつです。
まずは、仁王門から本堂へと続く石段。

まだ盛りには早いので、真っ赤な紅葉の渦…ではありませんが、赤と緑と橙の絵具で塗ったようなグラデーション。両脇は青々とした苔がびっしりと生えていて、その上に赤いモミジが落ちていると、それもまた絵になります。

これくらいの色合いを静かに楽しむか、混雑の中で真っ赤な紅葉を楽しむかは、好みによりますよね。

こういう小さな秋の景色を楽しめるのも、空いている時期だからこそです。例年の紅葉ピークの時期に地面なんて撮ってたら、蹴とばされます(笑)

逆光の紅葉は透けるようで美しい

常寂光寺の見学終盤は、庫裡から仁王門にかけての末吉坂がハイライトです。石段ではなく、坂の上から仁王門を見下ろすような形で、木々の重なり具合がとても美しく、更に苔の美しさまで堪能できます。

2021年常寂光寺の紅葉の見ごろ:11月中旬から下旬頃/混雑を避けるなら?:11月中旬がおすすめ!

DATA
常寂光寺
住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
時間:9:00~16:30
拝観料:500円
公式サイト:常寂光寺

厭離庵(えんりあん)

厭離庵は、鎌倉初期の歌人・藤原定家の山荘旧跡で、小倉百人一首を編纂したといわれる地。しばらく荒廃していましたが、江戸中期に冷泉家が修復しました。

こちらは数年前の11月30日の様子です。もうかなり落ち葉ですね。

二尊院と常寂光寺ほど有名ではありませんが、知る人ぞ知るのが厭離庵。とは言っても、昨今のSNSの普及で、以前に比べると認知度が上がってきた紅葉スポットです。一般公開は11月1日~12月7日のみ。庭園・茶室・本堂のみが見学可能です。

庭の敷き紅葉が非常に美しく、カメラマン率が高い、ツウ好みの紅葉スポットです。

2021年厭離庵の紅葉の見ごろ:11月中旬から下旬頃/混雑を避けるなら?:11月中旬ごろがおすすめ!

DATA
厭離庵
住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
時間:9:00~16:00
拝観料:500円

2021年の京都の紅葉は絶対見て!

今年は北海道の紅葉の色づきが例年に比べて非常に良いのだとか。これは京都も期待大ですね。しかも外国からの観光客が不在のボーナスタイム!
ただ、いくら外国からの旅行者が不在とはいえ国内旅行の機運が高まっていますので、例年よりはマシでしょうが混雑することは間違いないと感じます。私のようにピークの日程から少しずらして楽しむのもおすすめです。

東郷 カオル

トラベルライター