2023年12月に開業したばかりの、「ホテル虎ノ門ヒルズ アンバウンド コレクション by Hyatt」へ宿泊しました。
東京初進出となるアンバウンド コレクション by Hyatt
ホテル虎ノ門ヒルズは、世界的ホテルチェーンのハイアット ホテルズ アンド リゾーツの、アンバウンド コレクション by Hyattの東京初となるホテル。歴史的な名所や建造物を改装したラグジュアリーなブティックホテルから、都会の片隅に佇むモダンホテルまで新しい旅の物語を演出する、ハイアットの中では比較的新しいコンセプト。どんなホテルか気になりますね〜!
虎ノ門ヒルズ内の便利な立地
ホテルは、2023年10月にオープンしたばかりの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」内の1階一部と、11階から14階に位置しております。
雨に濡れない東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅直結!
建物は東京メトロ日比谷線、虎ノ門ヒルズ駅直結。
私が宿泊した日は生憎の雨だったのですが、濡れずにホテルへ移動出来ました。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下には、様々なジャンルで選りすぐりの飲食店が入っており、建物内から一歩も出ずに滞在が完結してしまうほど便利です。
同じ施設の、虎ノ門ヒルズの他のタワー内にも飲食店をはじめ様々な施設が揃っており、連絡通路で移動が可能。そちらも利用すれば、より滞在中の選択肢が広がるかと思います。話題の麻布台ヒルズも徒歩圏内。
ホテルへは地下鉄駅の改札から建物に入り、エスカレーターで1階へ上がってもアクセス出来ますが…
ホテルのメインエントランスは外側。ウォークインの場合は南側の通りから、なんとも瀟洒な入口です。
ステーションタワーと兼用の、大きな車寄せは西側にありました。その南端にもエントランスがあります。
虎ノ門のアーバンリビングルーム
1階には、ホテルダイニングの「ル・プリスティン レストラン 東京」と「ル・プリスティン カフェ 東京」があり、レストランとカフェの間にレセプションが配された珍しいレイアウトです。
ダイニングとホテルロビー空間が一体化しており、様々な目的の人々が集まり活気のある空間を演出しております。この境界線の曖昧さが今っぽいですね。
日本における初プロジェクトとなるデンマークのデザイナーズユニット「スペース・コペンハーゲン」によるインテリアデザインは、日本建築にも通じるスカンジナビア・デザインがどことなく親しみやすい雰囲気。
1階のレセプションカウンターでチェックインを済ませて、カードキーを受け取り客室フロアへ。
客室専用のエレベーターホールもアートが施され、北欧スタイルのどこか外国に来たような空間。インテリア好きは心踊る空間です。
客室フロアは11〜14階の4フロア。大きなエレベーターが4基並んでおり、待たされる事無く移動出来ます。
客室フロアのエレベーターホールも広々。
ミラー貼りの壁面に、照明がずらりと並ぶ独特な雰囲気の廊下。
天井や壁面は赤色、提灯のようなデザインの照明と、日本の伝統建築を思わせるような雰囲気です。
ホテル虎ノ門ヒルズのデラックスコーナースイート シティービュー キング
今回予約したのは『デラックスコーナースイート シティービュー キング』。リビングとベッドルームが分かれた60平米のスイートルームです。
客室に入るとまずはリビングルーム。ダイニングテーブル・ソファセットが置かれたゆとりある空間です。
窓一面に東京都心の街並みが広がり、抑制の効いたインテリアと相まって都会の洗練を感じます。東京に住むならこんな家…と、つい妄想してしまいました(笑)。
客室のインテリアもすべてデンマークのデザインユニット「スペース・コペンハーゲン」が手掛けており北欧テイスト。
欲を言えば…ソファセットの下にラグが敷かれていれば、もっと温かみのある寛ぎ空間が出せるのではと思いました。
スイートルームはドリンク・スナックが無料
リビングルームの壁面に、ミニバーがあります。
天板の上にはネスプレッソマシーンとティーセット、お菓子類。お水はペットボトルではなく、浄水されたお水が水栓から出て来る仕組みです。ティーバッグは、主にラグジュアリーホテルで採用されているイギリス発のJING TEA。
下の戸棚には冷蔵庫。ビールとアルコールは有料ですが、スイートルームは上段のお菓子と共にソフトドリンクが無料で嬉しい♪
いつもはお値段が気になって、滅多にミニバーを利用しない私…本当に無料なのか不安になって、一応電話で確認しました(笑)。もう片方の扉を開けると、コーヒーのカプセルやマグカップにグラス、ケトルが収められております。氷はエレベーターホールの隅に、製氷機があります。
ちなみに2024年1月現在は、ルームサービスは行っておりません。
眺めが最高!ベッドルーム
リビングを奥に進むとベッドルーム。
お部屋の名前通り、建物の角に位置しており2面がガラス窓なので開放感・浮遊感がすごい!
こちらもインテリア自体はとってもシンプルなんですが、深く入り込んだ折り上げ天井や、テレビと家具の配置がとってもお洒落で豊かさを感じる空間です。こんなお部屋で毎日朝を迎えたい~。
東京タワーが見えるコーナースイートは最上級。そちらはポイントでは予約出来ず、有償でもとってもお高いのですが…こちらの方角でも十分見応えある風景。14階と東京では決して高いとはいえませんが、隣の建物が迫っていないし下層階の天井が高いせいか、数字以上の高さを感じました。こちらは北側の眺め。
ベッドルームから眺められる東側からは、虎ノ門ヒルズのメインタワーが正面に。
ベッドのマットレスは硬め。枕は2種類の柔らかさから選べます。
ドーム型のサイドランプが素敵なベッドサイド。照明スイッチはレトロなトグル型。窓のシアーカーテンと遮光スクリーンは電動式です。Bluetoothスピーカーも置いてありました。
テレビは大型のものがリビング・ベッドルームに1台ずつ。ホテル案内もこちらで見る事が出来ます。YouTubeの視聴は、自分のスマホと同期させる方式です。
クローゼットはウォークインタイプ。リビングから洗面台を通るか、ベッドルーム横から直接入る事が出来ます。
そこまで幅は広くありませんが、ハンガーの数も十分。アイロンセットもありました。ただラゲッジボードが無く、スーツケースを床に広げないといけないのは不便。せめて折り畳み式のラックを置いて欲しいところです。
ハンガーの反対側は、一面が戸棚になっておりました。たくさん物が置けてこれは便利。歯ブラシや、ダイソン製のドライヤーなどバスアメニティはこちらに置いてありました。下段の引き出しには、セーフティーボックスやシューケア・スリッパが収納されておりました。
お洒落で爽やかなバスルーム
バスルームの入口正面には、レトロモダンな洗面台。シングルシンクですがとっても大きい!
水栓の色も、ダークブラウンでとっても今っぽくお洒落です。アメニティはクローゼット側にあるので、すっきりとした天板まわり。出来立てのホテルなので、タオルもふっかふかです。
バスローブは洗面台入口脇に。タオル同様、こちらもふかふかでした。
洗面台とガラスで仕切られたバスルーム。大理石調のタイルで覆われ、洗面台同様ブラウンの水栓で統一されたデザインは上品で爽やかで、とっても自分好みでした。
シャワー・バスタブ共すぐに熱いお湯が出るのも、寒い冬の宿泊では嬉しかったです。
バスタブは、宿泊前に画像で見ていたイメージよりも大きかったです。バスローブを置いてみると、サイズ感がおわかりいただけるかと思います。
アメニティは、京都発のオーガニックコスメブランドの「NEMOHAMO」。優しいハーブの香りで使用感も良く、洗い上がりの髪もサラッサラに。
トイレはリビング側、客室入口横に個室があります。しっかりとした手洗いとミラーが備えられておりました。
東京都心。話題のエリアの最新ホテルの、スイートルームらしい空間。高揚と寛ぎを、両方感じながら過ごしました。
全てのゲストが利用できるラウンジ
ホテル虎ノ門ヒルズは、宿泊する全てのゲストが利用出来るラウンジがあります。「ザ・ラウンジ」は11階。客室フロアの一角に設けられており、エレベーターからは廊下を少し歩きます。
24時間利用可能。7時〜20時までは入口が空いておりスタッフが常駐。それ以外の時間は、ルームキーのカードをかざして入ります。
2層分の吹き抜けで開放感があり、窓際からは東京タワーが見えて気分が上がります♪
こちらのホテル、東京タワービューのお部屋は数が少なくお高め。こちらのラウンジで、タワービュールーム滞在気分を味わうのも良さそうです。
空港のエアポートラウンジのようにテーブルにはコンセントも設けられ、会議に利用出来るスペースもあり、ビジネスでの利用にも便利で快適な環境です。
いつでもいただけるドリンクとスナック
入口脇のカウンターには、リフレッシュメントとしてソフトドリンクとスナックが並んでおります。もちろんゲストは、いつでも無料でいただけます(夜間はドリンクのみです)。
冷蔵庫の中には各種ソフトドリンク。オレンジ・ぶどう・りんご。アイスコーヒーにアイスティー。ジンジャエールに炭酸水。コーラに、客室の冷蔵庫にも入っていたこだわりの瓶ジュース。果物はりんごのみ。
カウンターにはラテも作れるコーヒーマシン。お茶はJING TEAが4種類。デトックスウォーターは、苺やブルーベリーが浮かんでいてなんとも贅沢…。スナックはクッキーとナッツ、ドライフルーツが計5種類。
お部屋に入ってからすぐにラウンジへ向かい、東京タワーを眺めながらティータイム♪
旅行者に嬉しい設備も併設
こちらのラウンジ、階段を上がるとシャワー室や個室の休憩スペースが並んでおりました。
ホテルにチェックインする前やチェックアウト後もラウンジで寛げて、さらにシャワーや仮眠まで取る事が出来るという素晴らしい設備なのです。早朝の到着や、夜遅いフライトの前でも安心。宿泊日期間内は、いつでもホテル内で寛げるのが嬉しいですね!
ホテルがテーマに掲げる“虎ノ門のアーバンリビング” 。第2の自宅として過ごして欲しいと設けられたラウンジです。
「あれ? チェックイン・アウト前後はルームキーが無い。エレベーターはルームキーをかざさないと動かないのでどうやって行くのかな…?」と思いますが、レセプションのスタッフに利用する旨を告げ、エレベーターまで案内してもらいロックを外してもらいます。ラウンジ内のシャワー・休憩室はルームキーでも開かないので、使用の際はラウンジのスタッフにお願いしましょう。
大都会東京の夜を満喫♪
夜になり、夜景を見にホテルからお出かけ。入居する虎ノ門ヒルズステーションタワーも超高層ビルですが、最上階は高級レストラン。しかしなんという煌びやかさ…地方民には眩しすぎる光景です。
私達は徒歩約10分程度の麻布台ヒルズ・森JPタワーまで歩いて、34階にある無料の展望台より東京の夜景を眺めました。東京タワーが近いせいか、目線が同じぐらいの高さで新鮮です。
夕食は、ホテルと同じ虎ノ門ヒルズ内のビジネスタワー3階に入る「虎ノ門横丁」にて。
お店はどこもオープンスタイル。気軽に様々な料理を楽しむ事が出来ます。私達は、大好きな香港を思い出すような…本場仕込みのチャーシューご飯とワンタンスープをいただきました。
夜のホテル虎ノ門ヒルズも雰囲気満点
夜景を見て美味しいご飯を食べて…ホテルへ戻りました。電車やタクシー移動せずとも、周辺で色々楽しめて便利ですね。せっかくのスイートルームステイ、なるべく長くお部屋に居たい♪
パブリックエリアは、照明の明るさが落とされムード満点。
1階にあるレストランとカフェも、ぐっと落ち着いた雰囲気に。
先程も、東京タワーのライトアップを見たばかりですが…ホテルからも見てみたいということでラウンジへ。
お気に入りのジンジャエールを飲みながら、同泊の友人と滞在の感想や、明日の予定を話しながら過ごしました。
そろそろお部屋に戻りましょう〜。
お部屋からの夜景も綺麗です♪
大きなバスタブに浸かって旅の疲れを癒します。スタンダードルームには、シャワーのみのお部屋もあるらしいので…スイートの特権ですね。
明日のホテル朝食が楽しみ~おやすみなさいzzz。
朝食とラウンジを満喫しチェックアウト
おはようございます。窓一面に広がる都心の風景に、朝から気分が上がります。
朝食をいただきに、1階のダイニング「ル・プリスティン カフェ 東京」へ。オランダのスターシェフ、セルジオ・ハーマンが監修するダイニングの、繊細で独創的なアラカルトメニューが楽しめる朝食は以下の記事で詳しくレポートしています。合わせてお読みくださいね!
後日レポートするのでお楽しみに〜!
帰りのフライトは夜。チェックアウト後に街を探索し、一旦ホテルのラウンジで休憩してから空港へ向かいました。こういう使い方が出来るのは、旅行者として本当に便利だしありがたいです。
注目のエリアの、注目の施設にある最新ホテル。東京都心ならではの、都会的な洗練と利便性を感じる滞在でした。
DATA
ホテル虎ノ門ヒルズ
東京都港区虎ノ門2丁目6ー4
TEL:03-6834-5678
公式サイト:ホテル虎ノ門ヒルズ
※2024年1月の宿泊記です。最新の情報はホテル公式HPをご覧下さい。