奥日光・紅葉が見えるレストラン&カフェ・おすすめ紅葉狩りランチはここだ!

ライター フルリーナYOC

フルリーナYOC

ライター・作詞家・音楽講師

紅葉の名所・奥日光! せっかく秋の奥日光に行くなら、絶景を目の前にランチを楽しみたいですよね!今回の記事では、日光大好き筆者のお気に入りのお店の中でも、景色も料理も自信をもっておススメできるとっておきのお店を、紅葉の見ごろ情報と合わせてご紹介します。日光紅葉狩りランチの情報源としてお使いくださいね。

湖畔の紅葉と湖の絶景!中禅寺湖北岸

2023年紅葉の見ごろ予想:10月中旬~11月中旬

中禅寺湖北岸エリアは湖畔園地・二荒山神社中宮祠・中禅寺湖ボートハウスなどの観光スポットや、ホテルやレストランが立ち並ぶ、いわば奥日光のメインストリート。まずはその中禅寺湖北岸エリアで、レイクビューランチを楽しめる、筆者おすすめの美味しいレストラン・カフェを3店ご紹介します。

欧州浪漫館シェホシノ

奥日光の人気フレンチ「シェ・ホシノ」のランチメニューを詳しくレポ!

日光や栃木県自慢の食材を使った日光フレンチ「 欧州浪漫館 シェ・ホシノ 」は、日光の避暑地文化から生まれた洋食文化を引き継ぐ名店。美味しいお料理と、気さくで親切なご夫妻の魅力も、多くのリピーターを獲得しています。

ゆったりとした店内の窓側の席からは、紅葉に彩られた中禅寺湖を楽しめます。

奥日光の人気フレンチ「シェ・ホシノ」のランチメニューを詳しくレポ!
写真提供:欧州浪漫館シェ・ホシノ

ランチはサラダ・パン・デザート・カフェが付いたセット( 1,650円~1,980円 )や、オードブル・メインディッシュ・デザート・パン・カフェが付いたコース2種( 2,530円・3,080円 )まで揃っています。アラカルトメニューもあるので、メイン+パン+ドリンク・・・のように好きに組み合わせることも可能。ランチは15時までOKなので、遅めのランチを取りたい時にも便利です。

おすすめは前菜の「 温泉卵の生ユバ添え、オリーブソース 」やメインの「 虹鱒のムニエル シェ・ホシノ風(写真)」など、日光自慢の食材をつかった料理。ニジマスのムニエルはパリッと焼かれた皮が香ばしく、ふわっとやわらかな身はレモンバターソースと絡んでとっても爽やか。デザートでチョイスできる「 ごまプリン 」は筆者の食べたごまプリン史上一番のお味、 ぜひご賞味あれ !
※詳しい食レポはこの記事をチェック!

DATA
欧州浪漫館 シェ・ホシノ
所在地:栃木県日光市中宮祠2478  
電話:0288-55-0212
定休日:木曜日
営業時間11:30~15:00 ( ランチ )、 18:00~20:00( ディナー )
※予約可
公式サイト:欧州浪漫館シェ・ホシノ

コーヒーハウス ユーコン

写真提供:金谷ホテル株式会社

金谷ホテル伝統の味を、レイクビューで楽しみたい時には、中禅寺金谷ホテル「 コーヒーハウス ユーコン 」へ! ホテル自慢の味を気軽に楽しめます。ユーコンの建物は、奥日光の自然と調和するカントリー調のログハウス。紅葉シーズンになると、ログハウスが色鮮やかな木立に囲まれ、絵のような美しさ。

写真提供:金谷ホテル株式会社

ログハウスの店内もステキですが、秋はやっぱり、紅葉の風景と中禅寺湖を目の前に楽しめるテラス席が人気!

写真提供:金谷ホテル株式会社

「 コーヒーハウス ユーコン 」で筆者一番のおすすめは、金谷ホテルの大正時代のレシピを再現した、金谷ホテル百年ライスカレー4種(ビーフカレー 2,800円、チキンカレー 2,800円、いろどりお野菜カレー 2,800円、日光HIMITSU 豚肩ロースカツカレー 3,200円 )。ほんのり甘くて優しいカレーが別に盛り付けられた具材の味を見事に引き立てています。

また、3種類の「 カナヤコッペサンド( 2,400円~2,600円 )」もおすすめ。日光HIMITSU豚肩ロースカツ、金谷ホテル養鱒場直送ヤシオマスのフライなど、日光市&栃木県自慢の逸品食材を使った料理が、ふわふわのコッペパンにまるごと挟み込まれています。

DATA
コーヒーハウス ユーコン
所在地:栃木県日光市中宮祠2482
電話:0288-51-0001
定休日:不定休
営業時間:11:30~15:30( ラストオーダー15:00 )
公式サイト:コーヒーハウス  ユーコン( 金谷ホテル レストラン )

カフェ鹿の子

リーズナブルに日光のレイクビューランチを楽しみたい時には、中禅寺を湖一望するテラスがある「 カフェ 鹿の子 」がおすすめ。

スパイシーなカレー「 鹿の子オリジナルカレー( 850円 )」や「 チキンのトマト煮込みごはん( 850円 )」など、どのメニューも手間暇をかけて作られていて、ほっこり優しいお味です。単品の料理にはサラダが、セットやプレートにはサラダとスープが付いています。「自家製ケーキセット( 750円 )」もあるので、ティータイムに紅葉を眺める時間も素敵です。

ちょっと肌寒い日には、アツアツの「 焼きチーズカレー( 900円 )」がおすすめ!スパイシーな鹿の子オリジナルカレーに、とろ~りとろけたチーズが絡んでメチャ旨です。

cafe鹿の子
所在地:栃木県日光市中宮祠2478
TEL:0288-55-1288
定休日:不定休
営業時間:11:00~16:00( 季節により変動あり )
公式サイト:無し

男体山と中禅寺湖のコラボ!中禅寺湖東岸

2023年紅葉の見ごろ予想:10月中旬~11月中旬頃

中禅寺湖東岸は、男体山と中禅寺湖を一望する絶景エリア。このエリアには、「 G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合 」の会場となった「 ザ・リッツ・カールトン日光 」や「 界 日光 」などのラグジュアリーホテル、現役のフランス大使館別荘・ベルギー王国大使館別荘、英国・イタリア別荘記念公園などがあり、国際避暑地・日光の魅力を今も存分に感じられます。

ザ・リッツ・カールトン日光 洋食レストラン「 レークハウス 」

写真提供:ザ・リッツ・カールトン日光

旅のひと時、ラグジュアリーな美食タイムを満喫したい時には、「 ザ・リッツ・カールトン日光 」の洋食レストラン「 レークハウス 」がおすすめ。男体山と中禅寺湖を目の前に極上のランチを楽しめます。「 ボートハウス 」をコンセプトとしたレストラン内には釣り竿をイメージした照明、ロープや釣り用の浮きを使用したアートなどが飾られています。

実は奥日光は日本におけるフライフィッシング発祥の地。ここは明治期より栄えた国際避暑地日光と、進化しつつある新しい日光、二つの魅力が交差する美しい空間でもあるのです。

写真提供:ザ・リッツ・カールトン日光
※ご提供内容は変更になる場合あり。

紅葉のシーズンになると、鮮やかな色の木々がレストラン「 レークハウス 」の窓辺を彩ります。この美しい景色を見ながら楽しむ美食タイムはまさに夢心地。

「 レークハウス 」では、「 ザ・リッツ・カールトン日光 」の味を堪能できるランチコース( 7,200円 )はもちろん、アラカルトメニューの中からチョイスすることもできます。アラカルトは2人でシェアすることも可能。シェアをお願いすると、はじめから2つのお皿に取り分けて盛り付けしてくれますよ。お料理のお味はもちろん、スタッフのスマートなおもてなしと笑顔にも感動するステキなレストランです。

※撮影のため小皿借用。通常はテイクアウトのパンやサンドイッチは小皿でサーブされません

また「 レークハウス 」1階には、3種のサンドイッチやクッキー、ドリンクなどをテイクアウトできるショップも! 購入したパンなどは1階カウンター席やテラス席、道を挟んだ湖畔にあるホテルの施設「 レークビューテラス 」で楽しむこともできます。

筆者のお気に入りは「 トリュフゼッポリーニ( 950円 )」。ゼッポリーニはナポリ名物のピザ生地に海藻を混ぜてあげたものですが、「 レークハウス 」では海藻ではなくトリュフと塩を振りかけています。トリュフの香りに酔いしれてしまう逸品です。

DATA
ザ・リッツ・カールトン日光 洋食レストラン「レークハウス」
所在地:栃木県日光市中宮祠2482番地
電話:0288-25-5776( レストラン予約直通 )
定休日:無休
営業時間:11:00~15:00( ランチ・14:00L.O ) 17:00~21:00( ディナー・20:00L.O )
公式サイト:洋食レストラン「レークハウス」

ZEN RESORT NIKKO(ゼンリゾートニッコウ)

紅葉の男体山と真っ青な中禅寺湖の大パノラマを目前にランチを楽しみたい時には「 ZEN RESORT NIKKO 」がおすすめ。

写真提供:ZEN RESORT NIKKO

ZEN RESORT NIKKOで嬉しいのは、どの席に座っても、一面に広がる中禅寺湖と男体山の大パノラマを楽しめるところ! 晴れた日には青空を映す真っ青な中禅寺湖と、湖岸を彩る色とりどりの木々や山々を楽しめます。また、店内は空間をゆったりと使っているので、居心地も抜群!

ZEN RESIRT NIKKOの料理は「 霧降高原牛ハンバーグステーキ( 2,300円 )」、「 神山水産『 頂マス 』のグリル( 2,300円 )」、パスタ数種( 単品・1,700~1,900円 )などが用意されています。ハンバーグステーキと「 頂マス 」のグリルには、Aセット( サラダ+パンorライス・540円 )、Bセット( サラダ+パンorライス+ドリンク・855円 )をつけることもできます。霧降高原牛と頂マスは日光市が誇るブランド食材。お値段は張りますが、逸品素材の味を美味しいソースとともに堪能できます。

この日私がチョイスした料理は「 厚切りベーコンと季節野菜のトマトパスタ 」。トマトソースに絡んだ厚切りベーコンと新鮮野菜が、生麵のフェットチーネとよく絡みます。驚いたのは紫蘇の実やゴーヤなど、あまりパスタには使われない野菜がトマトソースと見事にマッチしていたこと。シェフの味のセンスに脱帽しました。

また、ZEN RESORT NIKKOではテイクアウトメニューのハンバーガーなどもあるので、ピクニックランチにも使えますよ。

DATA
ZEN RESORT NIKKO
所在地:栃木県日光市中宮祠2482ー1ー27
TEL:0288-25-7070
定休日:不定休
営業時間:通常10:30~16:30( ランチタイムは15:00まで )、17:30~21:00 ( LO 19:30 )
※土日祝及び紅葉ピーク時期(10月中旬~11月上旬)はランチの予約は不可。
公式サイト:ZEN RESORT NIKKO

英国大使館別荘ティールーム南4番Classic

明治中期から昭和初期まで、中禅寺湖畔に建ち並んでいた欧米各国の大使館や外交官の別荘。その先駆けとなったのが明治29年に駐日英国公使アーネスト・サトウによって建てられた別荘です。その後、この別荘はイギリス大使館所有となり2010年に栃木県に寄贈され、現在は英国大使館別荘公園として公開されています。

写真提供:金谷ホテル株式会社

英国大使館別荘記念公園の2階に併設されている「 英国大使館別荘ティールーム南4番Classic 」では、窓から見事な紅葉と中禅寺湖を眺めながら、英国伝統の由緒正しきスコーンや紅茶を楽しめます。

人気絶大のスポットなので休日や紅葉シーズンは待つこともありますが、1階の展示を見学したり、2階のソファーに座って中禅寺湖を眺めるひと時もまた、ステキです。

写真提供:金谷ホテル株式会社

「 英国大使館別荘ティールーム南4番Classic 」のスコーンやケーキは、なんとイギリス大使館エグゼクティブ・シェフのレシピで作られているんです。こちらの写真は、駐日大使館オリジナルスコーンと紅茶のセット( 1,650円 )。紅茶は4種の中から選べます。

サクサクのスコーンは上下ふたつに割って、クロテッドクリームやいちごジャムをタップリのせて頂きます。このクロテッドクリームが、軽やかでありながら濃厚でリッチ!爽やかないちごジャムとの相性も抜群です。 紅葉の中禅寺を眺めながら、憧れのバーレイ社製の器で楽しむ英語く伝統のスコーン。うっとりするような美&美味時間を過ごせますよ。

DATA
英国大使館別荘ティールーム南4番Classic
所在地:栃木県日光市中宮祠2482
電話:0288-55-0880( 日光自然博物館 )
定休日:5月~11月は無休、4月は月曜日( 祝日の場合、翌日以降に振り替え )、12月~3月は営業無し
営業時間:4月、11月11日~11月30日 10:00~15:30 ( L.O 14:30 )、 5月~11月10日 10:00~16:30( L.O 15:30 )
※案内待ちのゲストが多い場合、15:30のL.O前に入店を締め切る場合あり。
※英国大使館記念別荘公園観覧券、または英国大使館記念別荘公園・イタリア大使館記念別荘公園の共通観覧券が必要
( 入館券 大人300円小人150円、共通入館券  大人450円小人200円公式サイト:日光自然博物館

手打ちそば かつら

和のレイクビューランチなら、“日光山中禅寺 立木観音” 至近の「 手打ち蕎麦 かつら 」がおすすめ。
一見、普通のお蕎麦屋さんですが、このお店の2階は絶景の中禅寺湖ビュースポットなんです!

2階に上がると、男体山を右手に見る一面の大パノラマ!テラス席はワンちゃんや猫ちゃん連れもOKです。

寒がりさんには、大きな日光ゆばが2つ乗ったアツアツの「ゆば蕎麦( 1,150円 )」がおすすめ。ゆばはフワフワでボリュームたっぷりで、絶妙な味付け。こだわりの手打ちそばの風味とのど越しを最大限に楽しみたい時は、冷たい蕎麦がおすすめです。

そして!このお店でぜひ食べてほしいのが「そばがき( 750円 )」。これが普通の蕎麦がきと違って、油で揚げてあるんです。 香ばしくカリッと揚がったそばがきをかじると、中からふわふわアツアツのそばがき・・・もうこれ、最高! 散策の途中にちょっと小腹がすいた時にもおすすめです。

DATA
手打ちそば かつら
所在地:栃木県日光市中宮祠2482
電話番号:0288-55-0238
定休日:不定休
営業時間 11:00~15:30※そばが売切れ次第終了
公式サイト:手打ちそば かつら

絵のように華麗な龍頭の滝の紅葉

2023年紅葉の見ごろ予想:10月中旬~下旬

紅葉の名所が目白押しの日光ですが、中でも紅葉の龍頭の滝の優美さはピカいち!バスも停車する滝上から龍頭の滝までは「 龍頭ノ滝園地 」となっていて、片道約15分の散策も楽しめます。龍頭ノ滝は男体山の噴火時に溶岩が流れてできた、長さ約210mメートル・幅10mほどの階段状の岩場を流れる渓流瀑。滝を分ける黒い岩が龍の頭に、白い滝が龍の鬚に見えることから「 龍頭ノ滝」と名づけられました。 

龍頭之茶屋

龍頭ノ滝の滝見スポットは「龍頭之茶屋」。紅葉シーズンには駐車場に車を入れるのも一苦労ですが、龍頭ノ滝を過ぎたあたりの左側の側道先に臨時駐車場ができるので、満車の時にはそちらに駐車するといいですよ。

龍頭之茶屋には「お食事処」と「コーヒースタンド旅情庵」があり、どちらも龍頭ノ滝を見ながら食事やお団子、コーヒーやスイーツを楽しめます。お食事処の「施無畏だんご( みたらし・おぐら、450円 )」 と 「おぞう煮( 700円 )」と「ちまき( 350円 )」 は、長年筆者の大好物!

ところが! 一昨年、龍頭之茶屋に、さらなる激ウマメニューがいろいろ登場し、筆者は訪れる度に、どれを食べようか迷うハメに陥っています。

その筆頭が、この栃木県産ヤシオポークを使用した「ヤシオの豚丼( 1,000円 )」。ヤシオポークを甘辛く焼いたヤシオポークがドーンっと乗ったボリュームたっぷりの逸品! ヤシオポークはホエーを与えて飼育された母豚から生まれた豚で、子豚のときには整腸作用の高い竹炭の粉を混ぜた飼料を与え飼育されます。このヤシオポークがふわっとやわらかくてコクがあって最高なんです。もうまいりました!って感じ(笑)。

時間がなくてお持ち帰りにはコーヒースタンド旅情庵の「ゆばから揚げ( 350円 )」「カレーパン( 350円 )」「チーズキャンドル( 500円 )」がおすすめ。コーヒー各種、甘酒、抹茶ラテなども楽しめますよ。

DATA
龍頭之茶屋
所在地:栃木県日光市中宮祠2485
定休日:無休( 5月~11月 )、平日不定休( 12月~4月 )
営業時間:9:00~17:00( 5月~11月 )、10:00~16:00( 12月~4月 )
龍頭の茶屋HP

奥日光の紅葉

奥日光の紅葉は2023年10月9日現在、戦場ヶ原・小田代ヶ原の草紅葉が見頃、龍頭ノ滝が色づき始めています。今年の紅葉は例年よりも2週間近く少し遅れているようです。これからの気温にもよりますが、標高の高い湯ノ湖・龍頭ノ滝などは10月中旬頃、徐々に中禅寺湖のほうへ見頃が移り11上旬~中旬頃まで紅葉を楽しめそうです。

奥日光は見どころも多く紅葉シーズンは移動にも時間がかかるので、日帰りでなく1泊することをお勧めします。紅葉シーズンの奥日光のホテルはすでに満室のところも多いですが、ペンションや小さなお宿、いろは坂の下の日光市街や霧降高原のあたりは、まだ空いているところもありますので探してみてくださいね。皆さんが美しい紅葉と美味しいランチを楽しめますように!

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