タイ王室の保養地として発展した、由緒あるリゾート地のホアヒンにある『インターコンチネンタルホアヒンリゾート』に宿泊して来ました。
ホアヒントップクラスのホテルブランド
インターコンチネンタルは、世界最大のホテルチェーンのひとつIHGホテルズ&リゾーツの最上級ブランド。ホアヒンは2009年に開業しております。ホアヒンの外資系大型ホテルチェーンの中では、1番高級で格式高いホテル。滞在への期待が膨らみます♪
インターコンチネンタルホアヒンリゾートの立地
立地はナイトマーケットなどがある市街地の中心エリアから少し離れますが、広大なリゾートホテルが立ち並ぶホアヒン。ホテルから出て気軽に街歩きや買い物♪はホテルによっては不向きな場所にあります。
ショッピングモール「ブルーポート」が目の前
しかしこちらのインターコンチネンタルは、歩道橋を渡ると通りの向かいに大きなショッピングモール「ブルーポート」があり、ファッション・雑貨・グルメ・スーパーなんでも揃っています!
ホアヒンのメイン通り、信号がとっても少なくて渡るのも一苦労。ホテル前に歩道橋があるのも嬉しいです。
華やかで気品漂うエントランスからロビー
ホアヒンの高級リゾートホテルには珍しく、エントランスはメイン通りから入ってすぐ。
弧を描いたコロニアル風の建物が優雅。他のホテルとは一線を画す高級感が漂います。
ドアマンも、出入りの際は常に扉を開けてくれて…恐縮です。
建物に入ると華やかなロビー。タイ伝統建築の木彫りの格子を取り入れた、華やかで濃密な空間です。
チェックイン時は、美味しいウェルカムドリンクとおしぼりが。立派なトレイに乗せられて出てくるところに、インターコンチネンタルブランドらしさが伝わります。
ただ「??」と思ったのは、高級ホテルブランドには珍しく、デポジットがクレカ決済では無く現金2000バーツだった事。現金はきちんと準備しておきましょう。
ロビーエリアを抜けたパブリックエリア
何故か、リゾートマップを渡されなかったのですが…敷地はそう広くないのでささっと説明致します。
インターコンチネンタルは、ホアヒンでは後発のホテル。よって敷地はビーチに対して間口の狭い、細長い形状となっております。
通りと並行するように2つの客室棟が立ち並び、道路側の地上階はロビーとクラブラウンジ、海側はダイニングです。また海に向かって、中庭を挟むように客室棟が並んでおります。
建物を抜けると、テラスの向こうに美しい芝生の広場。奥にはプールが見えます。
手入れの行き届いた、プルメリアの並木を進み…
振り返って、ロビーやダイニングのあるメイン棟。シンメトリー(左右対称)の美しさを強調したレイアウトです。
ちなみに画像で見えている客室のバルコニーは、ガーデン越しに海が見えて最高!
なお…なんとその背後に並行して、もう1つ客室棟があるんです。そちらの眺望は本当にイケてないので、お部屋選びには注意が必要です。
芝生の広場を抜けるとプール、その向こうにビーチが広がります。
プールの両脇にはダイニング。インターナショナル料理の『Azure』。
タイ料理ダイニングの『Jaras Hua Hin』。シーサイドバーの『COCO』がありました。以前はこちらにクラブラウンジがあったみたいなのですが…ロビー横に移動したようです。
インターコンチネンタルホアヒンリゾートの客室
わたくし、ホテル好きになったのは建築・インテリア好きで、色々なテイストのデザインを滞在しながら楽しめるから…というのがその理由。ゆえにそこそこのお金を払う時には、本当に自分が気に入ったテイストのお部屋にしか泊まりたくありません。
今回は本館とは道路を挟んだ場所に2016年にオープンした、新館ブルーポート棟のジュニアスイートを予約しておりました。海側じゃない、大通り沿いだけに車の騒音が気になりそう…ですが、現代風のコロニアルテイストなお部屋がずっと気になっていて、こちらのお部屋に泊まるのがホアヒンに来た最大の目的でした。
色々あって客室を転々と…
チェックイン時にスタッフから『アップグレードしてメイン棟のお部屋になりました〜』と言われ…
『いやいや、予約したお部屋のままで良いです!』と伝えると、『その部屋は本日満室です。お部屋は違いますが返金もしません』との事。
え〜ショック!テンションだだ下がり…。
メイン棟・ワンキング クラブ ホアヒンスイート
受け入れた客室は、海側メイン棟の道路沿いに入口があるお部屋でした。
こちらも広くて立派なお部屋。写真は少し異なりますが、公式ホームページで確認する限り、1キングクラブホアヒンスイートの様子。
なんとバルコニーにバスタブまで付いていましたが…眺望が裏庭風だし、シャワーブースの扉が完全に閉まらないし、どうしてもこの部屋で気持ちよく滞在出来る気がしなかったので、夕方にお部屋替えをお願いしました。
その後の経緯もまぁ、色々言いたいんですが…控えておきます(ここはホテルの魅力をお伝えするサイトです!)。
メイン棟・ワンベッドルーム クラブ プレミア スイート
結局落ち着いたのは、メイン棟の中央の中庭沿いにある、ワンベッドルーム クラブ プレミア スイート。
ちなみにメイン棟はスイートになるとクラブラウンジが利用出来ますが、今回は特別(私にとっては特殊)アップグレードの為ラウンジアクセス権はございません。
スタンダードな客室一部屋分?広々としたリビング
お部屋に入ると…おお!なんて広々としたリビング。面積は150平米以上あるようです。
この部分だけで、スタンダードなお部屋の丸々1室分を使用した、贅沢な空間。
ソファも大きい!…ですが、テーブル下にラグマットが無いので、どこか寒々しい印象です。
入口横には、立派な洗面台付きのトイレ。
幅広のテレビ台にはミニバーも。ネスプレッソに、お茶はインタコおなじみのTWG。
シーリングファン付きのバルコニーも広々〜♪
美しいプールも見えて…この眺望なら不満はございませんわ。
階下には、プールアクセス付きのお部屋のテラスが見えました。お部屋からすぐにプール♪は魅力的ですが、目隠しの植え込みで眺望ゼロなのは気になるところ。
ベッドルームはリビングの横奥に。こちらの客室棟は長方形のお部屋を斜めにずらした配置となっている為、窓側に突き出たような見え方になっております。
ワンベッドルーム クラブ プレミア スイートのベッドルーム
最上3階ですので、ヴィラ風の三角屋根が特別感たっぷりのベッドルーム。
ラグジュアリーホテルではありますが…Bluetoothスピーカーはありません。テレビにスマホを同期させてなんちゃらかんちゃら…しないといけないですが、iPhoneユーザーにはハードルが高く繋げずじまい。また、2009年開業という事もあるのでしょうか? ダイニングテーブル近く以外にはUSBポートも無く、テレビでYouTubeなどの動画も見る事が出来ません(見たいならChromecast接続)。
ベッドルーム側にもバルコニーがあり、こちらには大きなベンチソファがありました。
ベッドの後ろにはガラス張りのバスルーム。あいだのスペース広っ!
ヨガもできそう?広すぎるバスルーム
バスルームとクローゼットは、入口・リビング・ベッドすべてのお部屋から入る事が出来ます。最初は扉が多くて、この先はナニ??と迷ってしまうほど(笑)。まずは入口側からクローゼット。幅広のラゲッジ台を持つ広々としたウォークインタイプです。
扉を開けるとまた扉。めくるめくスイートラビリンス…。
中ほどに、通路を挟んで2つ目のトイレとシャワーブース。
トイレはウォシュレット付ではなくハンドシャワーです。シャワーブースは、こんな大きなスイートルームのわりに小さめ。スタンダードルームと変わりません。
そしてこちらも前のお部屋と同じく、シャワーブースの扉が完全に閉まりません。
洗面台はダブルシンク。バスタブと一体空間です。中央のスペースは、ヨガが行えるくらい広いです(笑)。
アメニティは洗面台に。その他タオルやハンドソープ・ボディーローション・ヘアドライヤーなど。
そして…バスタブでかっ!! 流石はスイートルーム。木格子とガラス越しにベッドルームが見えて、開放感もあります。
といいつつ、水栓が奥にあるので…湯温調節やお湯を止める時は、バスタブの中に足を入れるか、縁に乗って回り込む必要があります。なんでスイート泊なのに…押すな、押すなよ!の熱湯風呂芸をしないといかんのじゃ(笑)。あと、蛇口が細いのでお湯はなかなか溜まりません。
トイレタリーはインタコおなじみ、タイの高級スパプロダクツのHARNN(ハーン)。ミスティークと呼ばれる、ハーブが効いたアジアーンな香りです。
最後にちょっとよろしいかしら…?
私が本来泊るはずだった、ブルーポート棟のジュニアスイートは朝食付約3万円。こちらのワンベッドルーム クラブ プレミアスイートはその倍以上のお値段でした。本来であれば喜ばしい事なのでしょうが…
お部屋の機能としては問題ないのですが、メイン棟の方は開業14年目のせいかメンテ不足が気になりました。
そして翌朝気付いたんですが、他の部屋前に置かれたウェルカムフルーツらしきものを見て…そういえば私の部屋には無かったなと。お部屋替えをお願いしたので忘れていたとは思いますが、元々無いのとあるのに忘れたでは、ゲストに対するホスピタリティの印象が違いますよね。
次に期待したいものです!
インターコンチネンタルホアヒンのゆったりと寛げるプール
インターコンチネンタルホアヒンのプールは、客室棟に挟まれた中庭に位置しております。
敷地自体がそう広くないので…とっても開放的というわけではないのですが、通路やチェアの間隔もゆったりしていて、流石IHGの最上級ブランドといったところ。
特徴はこの、プールに浮かんだカバナです。こちらで寛げれば、特別なゲストになった気分!?
ただこちら、横にカーテンはあるものの屋根がルーバーのみ。縞々模様に日焼けするのかしらん?と思っていたら…
なんと、両脇横のカーテンを結んで日除けにする白人ゲストが!なるほど〜流石リゾートの達人。発想が違うわ(笑)。
プールに入りながらドリンクを楽しめるバーもあり、いつもゲストで賑わっておりました。
プールは深め。中背の私でも、肩から上が出るくらいの水深です。
ビーチ寄りには浅い水深や、ジャグジープール、寝転びながら浸かれるエリアがありましたが…利用者はほとんどおりませんでした。
やっぱりリゾートホテルのプールに来たら、なみなみとお水に浸かりたいですよね〜。
プールの先には、海を見ながら寛げるチェアや円形のベンチ。
この辺りの造り込みも、流石のインタコ。爽やかで高級感漂うビーチサイドに仕上がっております。
階段を降りるとビーチです。
ホアヒンは海があんまり…という意見もありますが、水質自体は良いと思います。砂の色でエメラルドグリーンに見えないだけかと。
「わたし、ホアヒン1高級なホテルで泳いでる♪」を実感出来るプールエリアでした。
ホアヒン中心部へはシャトルサービスで便利
インターコンチネンタルホアヒンは、街の中心部や系列のホリデイインを結ぶ、無料のシャトルカーを運行しています(要予約)。ナイトマーケット方向へは、道を挟んだブルーポート棟のエントランスが乗り場となります。
私はクロックタワー行きを予約し、そこから歩いて行ける海沿いのレストランでディナーを楽しみました。
ライティングが際立つ夜のインターコンチネンタルホアヒン
インターコンチネンタルホアヒンには23時頃戻ってきました。ライティングが際立ち華やかです。
なんというかですね…インターコンチネンタルから感じる印象は“どっしりとした安定感”。
高級ホテルには重要な要素ですね。
ビーチ沿いのファイヤーピットにも火が灯り…お連れ様が居る方は、波音を聞きながらこちらで語らってみてはいかがでしょうか。
チェックイン時から、予約していたはずの部屋に泊まれないというトラブルがありバタバタでした。広いスイートルームに入れたのも夕方。明日のチェックアウトまでゆっくり楽しむ為、早く寝る事にします。おやすみなさいzzz
上質な朝食で優雅な朝を…
おはようございます。朝食はロビーに近いダイニングエリアにて。ランチやディナーも営業していそうな立派な空間ですが、2023年5月現在は朝食ビュッフェのみの営業のようです。
絶品カオマンガイや、種類豊富なお料理が楽しめる朝食は、他の記事に書かせていただいたので、お楽しみに!朝食のあとは、昨晩入れなかったバスタブにゆっくりと浸かりました。
リゾートホテルでは、チェックアウトまで少しだけ朝のプールを楽しむのですが…今回はお部屋でまったりしました。
優雅な高級感を味わいたい方に…
今回は、予約していたお部屋が思わぬフルブッキングだったり、替わりの部屋からさらにルームチェンジしたりと、普通とは違う滞在だったので完全にリラックスして過ごせたとは言えませんが…ハードやサービスは、ホアヒンでもトップクラスと言う事には変わりありません。
広い敷地の大型リゾートで気楽に過ごすより、高級感あるホテルで、手厚いサービスを受けながらリッチに過ごしたい方に向いているかなと思いました。私の英語は片言、タイ語は全く…なのですが、色々とスタッフに相談しながら滞在すると、快適に過ごせるかと思います。
今回は、私がお部屋にこだわり過ぎるがあまり色々ありましたが…しっかりと希望の部屋を予約して、案内された時にすぐお部屋のチェックをすれば快適に過ごせるかと思います。やはりハードの高級感は、ホアヒンの他のホテルとはレベルが違いますので〜。
泊まれなかった希望のお部屋。リベンジにまた予約する?しない??私は迷い中です〜!
国内外のインターコンチネンタルホテルにお得に泊まる方法
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DATA
インターコンチネンタルホアヒンリゾート(InterContinental Hua Hin Resort)
所在地:33,Prachuabkhirikhan, 33Petchkasem Rd,Hua Hin, Hua Hin District, Prachuap Khiri Khan 77110 タイ
公式HP:InterContinental Hua Hin Resort