福井の最新スポット・一乗谷朝倉氏遺跡博物館の楽しみ方

トラベルライター 東郷カオル

東郷 カオル

トラベルライター

2023年度末に金沢・敦賀間の開業が見込まれる北陸新幹線の延伸。首都圏から福井へのアクセスが格段に良くなるため、楽しみにしている人も多いはず。
今回は、大河ドラマ『麒麟がくる』で注目を集めた、歴史好きの間で人気の一乗谷朝倉氏遺跡と、2022年10月に新たにオープンした「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」をご紹介します。

福井の最新スポット・一乗谷朝倉氏遺跡博物館の楽しみ方

一乗谷朝倉氏遺跡とは?

歴史好きの方はよくご存じだと思いますが、これまで歴史に興味のなかった方に超簡単に説明すると、「一乗谷朝倉氏遺跡」は“一乗谷(福井県)にある朝倉氏(戦国大名)の遺跡”のことです。福井市街の南東約10Kmの場所にある谷に沿って500年近く前の遺跡が広がります。

某通信会社の白いお父さん犬の故郷という設定や、大河ドラマ『麒麟がくる』で注目を集め、2022年10月には待望の博物館もオープン。最近訪れる人が増加傾向の注目のスポットです。

『麒麟がくる』では、ユースケ・サンタマリアさんが演じる朝倉義景の治世に、染谷将太さん演じる織田信長に焼かれて滅ぼされるのですが、その当時の街並みがそのまま地中に残っていたというのですから、まさに日本のポンペイ!歴史ロマンあふれる遺跡なのです。

一乗谷の北に位置する下城戸跡(敵の攻撃や侵入を防ぐために、谷幅が最も狭くなったところに構築された)

朝倉氏は5代にわたってこの地を統治し、都の戦乱時には貴族や僧侶などの文化人が下向。高い文化水準を誇り、“北陸の小京都”とも呼ばれました。

一乗谷は谷の南北に上城戸(かみきど)と下城戸(しもきど)という土塁を設け、最盛期にはこの中に約1万人が暮らし栄えていたといわれています。

待望の一乗谷朝倉氏遺跡博物館がオープン!

これまではコアな歴史ファンに人気の遺跡でしたが、2022年10月に一乗谷朝倉氏遺跡博物館がオープンしたことによって、幅広い層が遺跡について学ぶ機会ができました。

私は博物館ができる前と後の両方のタイミングで訪れていますが、博物館ができてからは、深い知識のない子どもでも楽しく学べる歴史スポットになったような印象です。

1階展示室

新しい博物館だけあって、展示もさまざまな方法で展開されています。1階には出土品を顕微鏡で観察できるコーナーや、博物館の下に眠っていた石敷遺構を間近で見学できる遺構展示室も。

博物館でもらえる冊子の裏はスタンプを押せるようになっていて、家紋や花押、刀剣のスタンプも!迷ったらダブル押し(笑)

重ねて押す場合は、用意されている新聞紙でインクを押さえてから次のスタンプを押すといいですね。

1階の奥のエリアは半屋外のような構造になっていて、ここで博物館建設の事前発掘調査で見つかった石敷遺構を見ることができます。時代劇で出てくるような、いくつもの古銭の穴に紐を通してまとめたものも見つかっていて、当時の暮らしが目に浮かぶようです。

2階展示室

2階展示室にはクオリティの高いジオラマがあり、一乗谷での当時の暮らしぶりがさらに詳細に学べる内容になっています。

このジオラマ、何がすごいって、ものすごく細かく精巧にできていて、登場人物それぞれのストーリーが伝わってくるような内容なんです。

牛に薪を積んで運ぶ人や

四国遍路に向かう人も

一つひとつがリアルで、生き生きとした表情が魅力です。当時の生活の様子がよくわかり、写真を撮るのが楽しい展示です。

朝倉館原寸再現

一乗谷朝倉氏遺跡の見どころの一つ、朝倉館跡にあった館が原寸で再現されています。この後に遺跡を歩くなら、しっかり見学しておくと一層遺跡歩きが楽しめるはず。スマホで撮影しておいて、あとで実際の場所(遺跡)で見比べるのも面白いでしょう。

5代当主義景が住んでいた館には、常御殿、主殿、会所、茶室、日本最古の花壇、台所、厩(うまや)、蔵などがあったことがわかっています。ここでは花壇のお花が越前和紙で再現。足利義昭を迎えた会所や休息所として利用した小座敷も再現されています。

500円で戦国衣装の着付け体験が可能。姫や殿の衣装を着て、記念撮影ができますよ。子ども用も用意されていますので、家族で体験すればいい思い出になりそうですね。

DATA
一乗谷朝倉氏遺跡博物館
所在地:福井県福井市安波賀中島町8-10
電話:0776-41-7700
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始(開館カレンダー確認のこと)
公式サイト:福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館

遺跡の歩き方

一乗谷朝倉氏遺跡は国の特別史跡に指定されていて、遺跡内の4つの庭園は特別名勝に指定。出土品の2,343点が国の重要文化財に指定されています。国内には数多くの文化財・史跡・名勝がありますが、三重指定は数少ないのだとか。博物館である程度朝倉氏の歴史や一乗谷の暮らしぶりについて理解したら、次は遺跡を歩いてみましょう。

桜の季節の一乗谷は桃源郷のような美しさ。桜のシーズンを狙うのもおすすめです。

ジオラマの場所はここ

まずは博物館で見たジオラマの場所を探しに出かけましょう。広い敷地に四角い物体がポツンポツンと配置されている場所があります。ここが職人たちの活動拠点であった地区です。

四角い物体は井戸の跡です。一乗谷が豊かな生活水準であったことがうかがえます。ジオラマで見た景色を思い出しながら歩いてみましょう。

DATA
平面復原地区
所在地:福井県福井市城戸ノ内町
公式サイト:一乗谷朝倉氏遺跡 平面復原地区

朝倉館(当主館)跡

一乗谷朝倉氏遺跡で有名なのがこちらの唐門。当時のものではなく、後に秀吉が義景の善提を弔うために寄進したものと伝えられています。桜の季節は特に美しく、また儚さも感じれられます。

上の写真は春に訪れた時のものですが、雪の多い季節だと下の写真のようになります。

これはこれで素敵なのですが、遺跡を歩くならスノーブーツの準備、もしくは雪の積もっていないタイミングがおすすめです。博物館はオールシーズン楽しめますよ。

この門を入った向こうに館跡が広がります。常御殿、主殿、会所、茶室、日本最古の花壇などが発掘調査で見つかり、博物館で見たような立派な屋敷があったとされています。

遺跡を歩いたら、小高い丘から館跡を見下ろしてみてください。博物館の原寸再現の館を思い出しながら眺めてみましょう。遺跡内では無料のWi-Fiが使えますのでARやVRを使ったガイドアプリ(戦国時空伝 一乗谷戦国まち歩き)を使うと、より一層リアルに楽しめます。

DATA
朝倉館跡
所在地:福井県福井市城戸ノ内町
公式サイト:一乗谷朝倉氏遺跡

復原町並

ここは武家屋敷が忠実に原寸大で再現されています。道を挟んで山側に重臣たちの上級武家屋敷群、反対側に中級武家屋敷や庶民の町屋が並んでいて、発掘された石垣や礎石がそのまま使われているのもポイント。

町屋や中級武家屋敷は中を見学できるようになっています。町屋には暖簾がかかり、内部もそれぞれの商いを忠実に再現されていてかなりリアル。タイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめます。

当時、一乗谷の中で衣食住を賄うことが可能だったといわれていますので、かなり高い水準の町だったことがわかります。

朝倉館跡は今のところ無料で見学できますが、この復原町並は有料となっています。博物館との共通観覧券もありますので、上手に利用しましょう。

DATA
一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並
所在地:福井県福井市城戸ノ内町
入場時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
公式サイト:一乗谷朝倉氏遺跡

博物館と遺跡、先にどちらへ行くか問題

初めて一乗谷に行かれる人は、博物館と遺跡、先にどちらに行くか迷うのではないでしょうか。朝倉氏の遺跡や歴史に関して詳しくない人は、まず博物館を訪れて事前に予習をしておいたほうが楽しめるでしょう。博物館にはレンタサイクルもありますので(500円)、気軽に遺跡を回れます。逆に、歴史に詳しい人は直接遺跡を訪れて感動を味わって、その後博物館で詳しく学ぶのも楽しいかもしれませんね。

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トラベルライター 東郷カオル

東郷 カオル

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