ふふ奈良宿泊記・露天風呂付き客室でまったり古都リゾートを楽しむ

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木本 美沙子

久しぶりに古都・奈良を訪れてみました。
奈良訪問の目的は、2020年に奈良公園のそばにできたばかりの和風リゾート「ふふ奈良」。旅館とリゾートホテルを融合したという新しいコンセプトのホテルで、開業以来ずっと気になっていました。

ずっと気になっていた2020年開業の古都リゾート「ふふ奈良」

念願かなって宿泊した「ふふ奈良」は、期待を上回る本当に素敵なホテル。日本の秋を満喫しながら、心身ともに癒されました。

ふふ奈良
全室露天風呂付きの和風リゾート

これから泊まってみたいと思っている方のために「ふふ奈良」の宿泊記をまとめてみました。ご参考になればうれしいです。

ふふ奈良のロケーション

ふふ奈良は、奈良公園の鷺池と浮見堂の南側にある瑜伽山園地(旧山口氏南都別邸庭園)にあります。大阪の財界人であった山口吉郎兵衛氏の別邸として、当初は庭園や茶室が造られ、多くの文化人が交流していたそうです。

奈良公園の鷺池と浮見堂

山口氏の庭園は、その後奈良市に寄贈されてしまいましたが、現在は庭園の復元整備が行われ、一般公開されています。そんな歴史をもつ広い庭園の一画に出来たのが「ふふ奈良」。文化価値の高い日本庭園を間近に楽しみながら、奈良滞在を満喫することができます。

ふふ奈良の敷地内にある見事な日本庭園

近鉄奈良駅から「ふふ奈良」へのアクセス

ある秋晴れの日。私は近鉄奈良駅に降り立ちました。修学旅行以来の久しぶりの奈良。近鉄奈良駅周辺には商店街があって、飲食店もたくさんあるようです。お昼前だったので、まずは商店街でランチを食べて、駅前でタクシーに乗り込みました。

近鉄奈良駅前のタクシー乗り場

タクシーに乗って約5分ほどでホテルに到着。料金は1000円超で、あっという間でした。近鉄奈良駅からホテルまでは、徒歩20分くらいの距離なので、荷物が少なければ、余裕で歩くこともできるでしょう。

また、奈良市内は路線バスの本数が多く、とても便利なようです。帰りはホテルから徒歩1分の「破石町」というバス停から近鉄奈良駅まで乗車。近鉄奈良駅やJR奈良駅に停車するバスが数分おきに出ていました。料金は220円でタクシーよりも格安ですよ。

近鉄奈良駅からふふ奈良までは徒歩で約20分

ふふ奈良周辺の観光スポットを散策

ホテルに到着したのは13時半ごろ。チェックインは15時ということだったので、荷物をホテルに預けて周辺を散策することにしました。

奈良といえば、鹿で有名な奈良公園や通称「奈良の大仏」盧舎那仏(るしゃなぶつ)で知られている東大寺は、修学旅行でも訪れる大定番の名所ですよね。ふふ奈良は、なんとその奈良公園に、文字通り、隣接しています。奈良公園はもちろん、東大寺、若草山、そして興福寺など、徒歩圏内に世界遺産級の有名な観光スポットが目白押しなんです。

奈良のシンボル東大寺の大仏様も徒歩圏内

普段は、ホテルから一歩も外に出ず、おこもりステイが得意な筆者ですが、目の前に奈良公園があるので、行かないわけにはいきません。お天気もよくて、秋の紅葉も楽しめます。

まずは定番の東大寺大仏を見学。修学旅行の団体や外国人旅行客も多く、とても賑やかでした。その後、春日大社を見学。暗闇にたくさんの灯籠が浮かび上がる「万灯籠再現」が、幻想的でとても素敵でした。

世界遺産の春日大社へも寄り道

ふふ奈良「スタイリッシュスイート」にチェックイン

15時過ぎにホテルに戻り、いよいよチェックイン。墨色の2階建て木造建築は、著名な建築家、隈研吾氏のデザイン。和風建築でありながら、モダンでスタイリッシュです。

隈研吾氏デザインのスタイリッシュなエントランスロビー

ガラス越しに和風庭園が見えるロビーで、オリジナルのお茶を頂いたあと、お部屋に案内していただきました。

ガラス越しに紅葉する中庭が見える

ふふ奈良は、全30室の小規模なラグジュアリーホテルで、全室が露天風呂付きスイート。今回宿泊したのは、1階の「スタイリッシュスイート」でした。

スタイリッシュスイートのリビングルーム

部屋のドアを開けると、まるで家の玄関口のような空間があり、引き戸を開けると、その奥にリビングルームとベッドルームがあります。ほんのりと木の香りがする和の空間ですが、和室やふとんではなく、あくまでもホテルの仕様で、とても快適です。

和テイストの落ちついたベッドルーム

極めつきはプライベート露天風呂

何よりも素晴らしかったのが、広いテラスに造られた露天風呂。24時間温度管理されていて、思い立ったらいつでもお風呂に入ることができるのです!

10種類以上の植物を調合した和漢の入浴剤や防水の液晶テレビも備え付けられていて、至れり尽くせりです。

テラスの露天風呂は24時間いつでも入浴可能

部屋の冷蔵庫には、冷たい水出し煎茶が用意されていて、お風呂上がりにはテラスで一服。テラスの外側には竹林があり、自然に囲まれながら寛ぐことができます。ホテル滞在中、筆者はこの露天風呂とテラスでほとんどの時間を過ごしたといっても過言ではありません!

お風呂上がりの冷たい水出し煎茶が気持ちいい

細やかに準備されたアメニティ

ふふ奈良では、お部屋の中のアメニティの充実ぶりにも驚きました。まず、お風呂上がりに重宝した浴衣のセット。浴衣と帯と足袋と下駄、さらに丹前まで揃っているのです。この浴衣着のまま、ホテルの敷地内の日本料理レストランに行って朝夕の食事をすることもできました。

浴衣の上に丹前を羽織って下駄履きで食事に

バスアメニティも、シャンプーやソープだけでなく、ローションや乳液もオリジナルのものが用意されていました。ほのかに木の香りがするバスアメニティは、とても使い心地がよく、帰り際にブティックで自宅用を購入してしまったほどです。

至れリ尽くせリのアメニティがそろうバスルーム

また、お部屋の冷蔵庫の飲料は、おかわりし放題の水出し煎茶のほか、ビールやジュースも無料でいただけました。タイ在住の筆者ですが、本当に細やかで、日本のサービス力の高さを改めて感じました。

ふふ奈良の食事は庭園内の日本料理店「滴翠」で

今回の滞在は、1泊2食付きのプランだったので、夕食と朝食をホテルの庭園内にある日本料理店「滴翠(てきすい)」でいただきました。

ホテルの敷地内にある日本料理店「滴翠」

ホテルの宿泊棟とレストランは少し離れていて、瑜伽山園地の庭園の中を2〜3分ほど歩いていきます。夕食の時はすでに日が暮れてしまい、真っ暗だったため、灯りを頼りに怖々と歩いていきましたが、朝になって初めて、そこが素晴らしい庭園であることが分かりました。

夕食に行くときは灯りを頼りに庭園を歩く

起伏を活かした飛び石や石階段や石橋があり、竹や樹木が生い茂っていて、優雅な庭歩きが楽しめました。ちょうど紅葉の時期だったため、日本の秋の美しさを心から堪能することができました。

日本料理店「滴翠」は、朝・昼・夜と食事を提供していて、宿泊客だけでなく、外来で食事に来る人も多いようです。

外来客も多い「滴翠」の外観

ふふ奈良の夕食と朝食

「滴翠」での食事は本当に感動の連続でした。モダンな店内は、一組ずつ座れる個室に仕切られていて、席は全て窓から庭園が眺められるようになっています。

レストランは全ての席から日本庭園が見える造り

夜のコースは、秋の味覚、奈良の味覚を活かしながら、美しく盛り付けられた料理の数々。奈良漬けとクリームチーズの和え物など、料理長の創意工夫で古くからの地元の食材が、さらに美味しく進化していました。

奈良の秋の食材を美しく盛り付けた夕食セットの前菜
秋らしいお造りの盛り合わせ
釜で炊いてくれる混ぜごはん

そして、朝食は色とりどりの小鉢に盛り付けられた、華やかな和定食。朝日に照らされた庭の木々を眺めながら、至福の朝の時間です。

朝食の後は、そのまま広い庭園をゆっくりと散策。日本の季節の移ろいを、束の間楽しみました。

美しい和朝食のセット

後ろ髪を引かれる思いで、11時にチェックアウト。1泊2日の「ふふ奈良」での滞在。あっという間でしたが、本当に「来てよかった」と思える素晴らしいホテルでした。

あっという間に過ぎてしまった1泊2日

もう1泊したい「ふふ奈良」

今回は利用しませんでしたが、シスレー(Sisley)のプロダクツを使用した館内のスパや、ホテル主催のオリジナル観光ツアーも魅力的で、もう1泊してもよかったなとも思いました。

ホテルのサービスの素晴らしさに加えて、やはりロケーションの良さも特筆すべきでしょう。1泊2日という短い滞在で、奈良観光も、露天風呂も、美味しい食事も全てが叶えられ、思い出に残る贅沢三昧な奈良旅行になりました。

奈良公園の鹿さん、また会いましょう!
DATA
ふふ奈良
所在地:奈良県奈良市高畑町1184-1
公式サイト:ふふ奈良

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木本 美沙子