2023年11月、ドュシタニ京都へ宿泊しました。タイでは知らない人が居ないほどの、有名ホテルが日本初進出。
京都市内の高級ホテルとしてはリーズナブルなのに、ラグジュアリーホテル並みの高級感とサービスで大満足の滞在でした。
そんなドュシタニ京都ですが、予約した理由のひとつが「朝食のアラカルトメニューが食べ放題」という事。
高級ホテル滞在にふさわしい言い方は、「フリーオーダー」ですよね…(お里が知れるわw)。
ドュシタニ京都の宿泊記は以下の記事で紹介しているので、合わせてお読みください。
ウェスタンとタイ料理のメニューをいくつでも頼めると言う事で、友達と「2人で全制覇しよう!」と意気込んで朝食会場へ向かいました。
デュシタニ京都の朝食は「アヤタナ」にて
デュシタニ京都朝食会場は、地下1階にあるメインダイニングの「アヤタナ」にて、7時から10時の間営業しております。
ディナー時はドュシタニホテルらしく、タイ料理を提供。
数々の賞を獲得している、バンコクの高級タイ料理店「ボー・ラン」のシェフがメニューを監修しているレストラン。朝食ではどのようなお料理と味なのか…気になりますし楽しみです♪。
入口すぐはレセプションカウンター。
その向こうには、タイの伝統陶磁器であるベンジャロン焼きが並ぶディスプレイがあり、一気に高級タイ料理ダイニングの雰囲気を高めています。
「アヤタナ」内装のテーマは日本の「金継ぎ」
店内の内装は、日本の伝統技法「金継ぎ」(割れたり欠けたりした陶器を金で繋げて修復する技法)に発想を得ているそうです。言われないと気付きませんでしたが…確かに、下画像奥の壁はそのような装飾になっております。客席は、大きなガラス窓から庭園を眺められる中庭側と…
入って右側のエリアに分かれています。私が訪れた時は、大人だけのゲストは中庭側、小さなお子様連れのゲストは奥側とエリアを分けている様子でした。高級ホテルに滞在中は静かにゆったり過ごしたい方、お子様連れで周りが気になる方、両方のゲストへの心遣いを感じました。
タイ料理ダイニングですが…天井の梁型や柱が、どこか日本間を思い起こさせます。
厨房はオープンになっており、ライブ感たっぷりです。
デュシタニ京都の朝食・メニューのご紹介
さて、朝食のアラカルトはどんなメニューなんでしょうか…?
ずらりと並んだメニューは圧巻です!今回は朝食付きプランでしたが、有料で朝食をいただく場合は2023年11月時点で6,235円とやはり一般的なラグジュアリーホテルクラスのお値段。
しかしこの内容の朝食をいただいて納得!お値段相応の価値ある内容でしたので、最後までご覧くださいませ〜。
ウェスタンは4種類。ホテル朝食としてはベーシックな、卵料理が中心です。
タイ料理は3品。日本でもお馴染みのガパオライス、タイではジョークと呼ばれるお粥、そしてタイ風焼きそば。ヘルシーメニューとしては、アボカドドーストと、サーモンのベーグルサンドの2種類。
スイーツメニューは、こちらもホテル朝食で良く見かける、パンケーキ・フレンチトースト・ワッフルの3種類。他にサイドディッシュ・グリルドベジタブル・ボイルドベジタブルプレートなど。
日本のホテルでこの種類のアラカルトフリーオーダー制はないのでは?
これらが全て食べ放題!いやフリーオーダーなんて♪
実はわたくし、タイのラグジュアリーホテルに宿泊する事が多く…あちらの朝食、20種類ほどのアラカルトメニュー頼み放題が普通なのです。
そちらに慣れてしまっていると、日本のホテル朝食は最高級クラスでさえ、アラカルトは「メニューの中から一品お選び下さい」ばかりでちょっと不満。でもお値段はタイより高い。
朝食だからオムレツやエッグベネディクトも食べたいし、コーヒー片手に焼きたてのパンケーキも食べたいし、あ〜迷うわ!と、いつもモヤモヤしてしまうのですが…日本を変えるのはいつも外国から(大げさw)。タイより朝食フリーオーダーの救世主、ドュシタニ様が降臨されました。
そんな個人的な感動はさておき…メニュー下にはドリンクのメニューが並びます。お茶はシンガポール発の高級ブランド、TWGを採用。しかもドュシタニホテル専用のフレーバーが並んでいてテンションが上がります♪
その他、コーヒーはオーダー制。ジュースはカウンターよりセルフとなっております。追加料金となりますが、朝から呑みたい方はシャンパンもオーダー出来るようです。
アラカルトだけじゃない!ビュッフェも充実
ずらりと並んだアラカルトメニューでしたが…セルフで取り分けるビュッフェコーナーもあるんです。客席のいちばん奥の半個室エリアへ入ります。
まずはウェスタンのコールドミール。ディスプレイも高級ホテルらしく華やかです。
様々な種類の野菜サラダにポテサラ、カボチャとチーズのサラダもあります。
画像レイアウトの都合で向かいのカウンターにある、和食のお漬物も先にご紹介(笑)。
各種チーズにラタトュイユ、ひよこ豆のペースト、フムス。ハムにサラミ、スモークサーモンは塊ごと置かれていて迫力がありました。
もうひとつは和食とパンのカウンター。
京都ですから…和食もしっかりと並んでいます。
白米にお味噌汁、焼き鮭に出汁巻き、筑前煮、なめらかな京豆腐。
パンの品揃えもなかなかです。ジャムはブルーベリーにラズベリー…京都梅ジャムが気になります。またまた画像レイアウトの都合で、和食のお味噌汁も入り込んじゃってすみません(笑)。
ドリンクとフルーツ、ヨーグルト類は中央の通路沿いに。 ジュースは基本のオレンジ・アップルの他に、京都らしく紫蘇ジュース。タイブランドらしいグァバジュース。ミルクは低脂肪や豆乳、アーモンドミルクも揃っています。
フルーツは少なめ、ドラゴンフルーツがタイブランドらしいかな…ヨーグルトも2種類ですが、隣にマンゴープリンを発見!
いやいや、アラカルトメニューだけでも十分なのに、このビュッフェの充実度たるや…
テーブルに案内したスタッフさんが、「まずはビュッフェコーナーを見てから、アラカルトを注文してください」と言っていただけあるわ。
食べ過ぎ注意と言うことよね〜。
でも私たち、食べ過ぎる予定(笑)。
クオリティが高いアラカルトメニュー
私たちが実際にオーダーしたアラカルトメニューをご紹介します。
クロワッサン スパイスエッグベネディクト
まずはいちばん気になっていた「クロワッサン スパイスエッグベネディクト」。見ただけで美味しいとわかる盛り付けです!
サックサクのクロワッサンに、半熟卵がとろーり♪ 生ハムとアボカドマッシュも載せられて贅沢な一品。
スパイシーなパプリカパウダーがアクセントになり、全載せのボリューム感でも軽くいただけます。
ブリオッシュ アボカドトースト
「ブリオッシュ アボカドトースト」は、ブリオッシュ生地でふわふわ食感。こちらも軽めに仕上がっており食べやすい。栄養価の高いアボカドをたっぷりいただけます。
スモークド北海道サーモンベーグル
もちもちのベーグルサンドには、北海道産のスモークサーモンとクリームチーズがたっぷり。
ボイルドベジタブルプレート
「ボイルドベジタブルプレート」も気になりオーダーしてみました。
シンプルに岩塩だけが振り掛けられたお野菜達。素材の風味を感じられて美味しい〜。
デュシタ二京都の朝食ではタイ料理もオーダーしたい!
タイ料理からは「ガパオライス」。普通にレストランで出て来るボリュームで、こちらはシェアが正解。
流石はタイブランドのホテルというか…少し手加減はしてそうとはいえ容赦ない辛さが本場っぽい。しかしホテルメイドならではの繊細さや瑞々しさも感じる味付けでした。揚げた目玉焼きも添えられています。
タイのホテルビュッフェでは、調味料が自分に合わないのか好んで食べない、平打ち太麺の焼きそば「パッシーユー」ですが…こちらはとっても美味しかったです。ナンプラーが味に深みを与えていて、旨みたっぷりの焼きそばです。
食事後のコーヒータイムにスタッフと話していると、タイ料理の1番人気はお粥との事。早く聞いておけば良かった…。
感動のスイーツメニュー!
次にスイーツタイムへ突入。怒涛のオーダーに少し気が引けて、スタッフさんに「全部頼んで良いですか…?」と尋ねると「もちろん、色々試してみたいですよね」とお返事いただいたので、全種類いただきます(笑)。
型に流し込んで焼かれた「キャラメリーゼバナナとカナディアンメープルシロップのパンケーキ」は、スフレのようにほわっほわ。
カラメリゼされたバナナがとっても贅沢。生クリームと絡めていただくと幸せ〜!。
サクサクした「ワッフル 季節のフルーツ添え マレーシアンチョコレート、国産はちみつ」。
そして真打ち登場「シナモンフレンチトースト カナディアンメープルシロップ」。スイーツはどれもビジュアル爆発しております!甘いもの好きな私と友人はテンション上がりっぱなし。
見て下さいこの卵の染み具合。専門店でも人気が出そうな位のクオリティでした。トーストを超えてもはや卵焼き!?
外が少し甘くてカリっとしていて中はしっとりふわふわ、たまりませんわ…。
既にお腹いっぱいですが…パン好きでもある私達は、焼き上がりのチェックも欠かせません(ただ食べたいだけw)。デニッシュ類はサクサク食感で合格。ドーナツも軽めの生地と揚げ上がりでした。
シメにマチェドニアとマンゴープリン、あぁ幸せ…。
大充実の朝食でしたが…生搾りのオレンジジュースがイマイチだったのと、エキゾチックなブレンドのドュシタニオリジナルTWGティーが、抽出時間が長過ぎたのか渋かったのが気になるところ。しかし、全体的にはそんな細かい事は気にならない位のクオリティでした。
朝からしっかり食べて京都観光へ
アラカルトメニューは、盛り付け・味ともにクオリティが高く…しかもそれらが好きなだけいただけて大満足の朝食。日本国内でのホテル朝食としてはトップクラスだと思いました。目標のアラカルトメニュー全制覇は叶いませんでしたが…(出禁になるよ!)美味しいお料理ばかりでお腹いっぱいです。
この朝食をいただく為に、またホテルに泊まりたい…。ドュシタニホテルへお泊りの際は、是非朝食付きプランをご予約する事をおすすめいたします!
DATA アヤタナ(デュシタニ京都 地下1階 ) 京都府京都市下京区西洞院通正面上ル西洞院町466 TEL:075-343-7150 営業時間:朝食7:00-10:00・ディナー17:30-22:00(20:00LO) ※ディナーは火曜日・水曜日定休日 ランチは当面の間営業無し 公式ホームページ:アヤタナ(Ayatana)