バンクーバー旅行に活躍するのは自転車!レンタサイクルで町を楽しみましょう。ダウンタウンに滞在してることを仮定して一週間の自転車観光プランを作っちゃいました。カナダ旅行にバンクーバ滞在を計画している人は、最後まで要チェックです!
Day 1: 自転車を借りてダウンタウンの近所を散策
スタンレーパークの入り口付近に数件のレンタサイクル屋さんが集まっています。1時間から借りることができますが、今回の記事では一週間の滞在を想定しているので、1週間借りることにしましょう。短期間滞在の人は、そこは自分で調整を(笑)。
数あるレンタサイクル屋さんの一つ「Cycle City Vancouve」でのレンタル相は1週間$175(約1万6000)。これは自転車だけではなく、ヘルメット、バイクロック(自転車の鍵)、前方バスケット又は後方ラック付の値段です。
最初のサイクリング観光は、まずは自転車に慣れるためにスタンレーパークの自転車推奨道路を走ってみましょう。森をぐるっと囲む海沿いのスタンレーパークは、周囲9km。原住民であるスレイワトゥースの方々の聖地です。伐採と開発から逃れ、保護されている公園にはたくさんの見所があり、カフェで一息ついたり、ビールでリフレッシュしたりしながら地理を確認しましょう。
スタンレーパークから見える景色はノースバンクーバー、ウェストバンクーバー、ライオンズゲート橋、イングリッシュベイ、UBC、コールハーバーです。
Day 2: UBC(州立大学)に行ってみよう!
スタンレーパークから見えたイングリッシュベイの向こう側にある森がUBCです。市内バイクマップを参考にしてUBCまでのルートを決めます。オススメルートは海沿いを走る黄色のバイクレーン。ダウンタウンからバラード橋を越えて右に曲がると海に出ます。そこはキッツビーチです。
周辺には絶景アウトドア温海水プールや、昔の船が展示されているマリタイムミュージアム(Maritime Museum)、 シェークスピアの演劇専用テントシアターバードオンザビーチ(Bard On The Beach)、夜の空を観察できるゴードンサウザム天文台(Gordon Southam Observatory)があります。
UBCはここから10km先。ジェリコビーチ(Jericho Beach)やスパニッシュバンクス(Spanish Banks)を通り過ぎてUBCの敷地に入ります。
まず目にするのはカフェも併設しているMOA (人類学博物館) の看板。少し先に進むと右手にはヌーディストビーチとしても有名なレックビーチ(WreckBeach)の入り口があります。道の向かいには日本庭園新渡戸ガーデン(Nitobe Memorial Garden)が。
Day 3: スカイトレインに乗ってアイオナビーチ(Iona Beach)へ!
アイオナビーチとは言っても泳ぐ雰囲気ではなく、ここの見所は干潟と水鳥。空港にほど近いリッチモンド市内に位置する自然公園です。バンクーバー近隣の市バスやスカイトレインには自転車を乗せることができます。
スカイトレインに一度に乗れる自転車の数は時間帯・ルートによって一両一台または二台に制限されてます。詳しくはトランスリンクの公式ページを参照してください。
公式サイト:トランスリンクの公式ページ
バンクーバーから2ゾーンの料金でカナダラインに乗ったらシーアイランド(Sea Island)またはテンポートン(Templeton)駅で降りると良いでしょう。
ブリッジポート(Bridgeport)駅前にあるカジノ内のシーフードビュッフェはリーズナブルで美味しいと評判です。帰りに寄ってみるのも有り。
Day 4: ゆっくり朝のブランチは飲茶!
リッチモンドは飲茶を提供している店がたくさんあります。その数はなんと100軒近く!
飲茶はカナダではディムサム(Dim Sum)と呼びます。バンクーバーでも飲茶は食べられるのですが、リッチモンドの中国的雰囲気がディムサムの味を引き立てます。通常ディムサムは朝から1時頃までしか提供されていません。グーグルマップで「Dim Sum Richmond」で検索して行きたいお店を選びましょう。
私のおすすめは玉庭軒(Jade Seafood Restaurant)。
外国人にも入りやすい門構えと、旅行客慣れしたサービスの本格飲茶レストラン。
DATA 玉庭軒(Jade Seafood Restaurant) 所在地: 公式サイト:玉庭軒 営業時間などはコロナ禍のため、渡航時には変更となるか可能性があります。最新情報は公式サイトでお調べください
カナダラインでリッチモンドまで行き、お目当のディムサムレストラン最寄りの駅で降り、ディムサムのブランチで満腹になったら、腹ごなしに自転車で40分かけてスティーブストンに行きましょう。
以前、「バンクーバーのおすすめ観光名所」で紹介した港町です。
リッチモンド市のバイクマップとグーグルマップを参考にして自転車で通るルートを決めます。スティーブストンビレッジは美味しいジェラートと地ビールのお店でのんびりと過ごしたり、地元の博物館、漁船の船着場などの見所が散策のポイントです。
Day 5: Horseshoe Bay(ホーシューベイ)にフェリーを見に行こう!
ダウンタウンからスタンレーパークを通り抜け、先端にかかる緑の橋、ライオンズゲートブリッジを通ります。絶景ポイントがたくさんあるので、途中で休憩を多めにとって行きましょう。ウェストバンクーバーはバイクマップがないのでグーグルマップで自転車ルートを選択し、参考にします。
ホーシューベイに繋がる道は二つ、ハイウェイまたはマリーンドライブです。私のおすすめは景色がよい下道のマリーンドライブ。日本と異なり、バイクレーンがない場合は自転車は車と同様、車道の右側を走ります。歩道を自転車で走行すると交通違反切符を切られることがあるので、気をつけて!
ホーシューベイに着いて海を見ながらカフェやパブで一息ついたらワイトクリフパーク(Whytecliff Park)に足をのばしてみましょう。運良く引き潮だと目の前の小島まで、歩いて渡ることができます。ホーシューベイフェリー乗り場からはサンシャインコーストやバンクーバーアイランドに行くことができ、自転車もフェリーに乗れるので、テントを積んでキャンプ旅行も可能です。
Day 6: 湖に泳ぎに行こう!
このコースは、水着とテイクアウトのランチを忘れずに!
片道3時間の道のりでバンツゼンレイク(Bunzen Lake)に行きましょう。
全ての道のりを自転車に乗る必要はなく、自転車をバスやスカイトレインに乗せてコキットラム市まで行くこともきます。バンツゼンレイクはバンクーバー近郊では一番水温の高い湖。暮らしの飲用水貯蔵池として大切にされているバンツゼンレイクの水はとても綺麗です。
子供達や家族連れが賑わうビーチエリアに着いたら看板を見つけてトレイルマップを確認しましょう。湖をぐるっと一周回る人気の10kmの歩行トレイルは途中に滝もあります。比較的平坦なトレイルで、日々のジョギングに使っている人も。トレイルの途中で静かなスポットを見つけてランチを食べたり泳いだりして自転車旅の疲れを吹き飛ばしましょう。トレイルは基本的に自転車は禁止です。バイクトレイルといってマウンテンバイクの走行が可能なトレイルもあります。
バンセンレイクトレイル公式サイト:https://www.alltrails.com
バンクーバーの自転車ライフ必須アイテム
バンクーバーで快適なサイクリングラウフを送るなら、以下のアイテムは必須!
ヘルメット、錠、レインジャケット、バイクライト(前後方)、バックパックまたはパニエ、水筒、スナック
レンタル自転車だと盗難にあったり傷つけちゃったりするのが心配!そんな人は、購入をオススメします。中古ならFBマーケットプレイスやボランティア団体の店で$100から買うことができ、新品はCanadian Tireで$200から。いらなくなった自転車はOCBなどの自転車ボランティア団体に寄付できます。
自転車ボランティアOCB公式サイト:https://ourcommunitybikes.org
交通ルール
ヘルメットと夜間のライトは必須。日本の車は左側通行ですがカナダは車も自転車も右側通行です。歩道の左側の車道部分を自転車に乗っていると自転車の左側を車が走って追い越して行く感じ。
左に曲がる時は車と同様、左腕をまっすぐ真横に伸ばしてシグナルを出します。そして車線の左側に寄り、信号が青なのを確認して左折。
右折の時は左手を上にして肘を降ります。交通量の多い交差点で危険だと思うときは、自転車を降りて歩行者になりましょう。
日本ではこのような自転車の交通ルールがあるのでしょうか?自転車の自己が多いと聞きます。事故に合わないように、役立つ自転車マナーをカナダで身につけて帰りましょう。
カナダで自転車に安全に乗るコツ
カナダでは路上駐車が一般的です。道路の右側は停車している車が列をなしています。自分が乗っている自転車の右側には路上駐車の車、左側には走行している車、という走行環境です。突然、停車中の車のドアが開き、走行中の自転車がぶつかってしまい事故を起こすことがあります。動いている車だけではなく止まっている車にも注意しましょう。
地元民に紛れて自転車に乗れば、素敵な旅の思い出が増え、景色も風も気持ちいい!自分の力で目的地までたどり着く感動は車とはまた一味違います。地元住民の乗り方や装備を観察したり、わからないことは誰かに聞いたり、この記事を読んで面白そうだと思ったら是非挑戦してみてください。