日本で「JWマリオット」を楽しめるのは、たった一軒だけというのをご存じでしょうか。創業者のジョン・ウィラード・マリオットの頭文字を冠したマリオット・インターナショナルの上級ブランドが選んだ地は、日本の原点とも言える古の都、奈良です。
平城宮跡にほど近い「JWマリオット・ホテル奈良」で、奈良の歴史や文化を感じながらラグジュアリーな滞在を楽しみましょう。
JWマリオット・ホテル奈良のロビーラウンジは寺社をイメージ
マリオット・インターナショナルのホテルブランドのひとつ「JWマリオット」。世界各地で出会えるマリオットの上級ホテルブランドの一つですが、実は日本にあるのはここ「JWマリオット・ホテル奈良」だけなのです。
東京でも大阪でも京都でもなく、奈良を選んだのには理由があるそうです。JWマリオットの1号店は米国の首都ワシントンDCで開業しました。だからこそ日本での最初の開業の地は、日本の原点とも言える古都・奈良を選んだのだそうです。
ホテルの中には随所に奈良の歴史・文化やシルクロードを通じて伝わった工芸品の数々を目にすることができます。デザインは世界中で数多くのラグジュアリーホテルを手がけたロンドンのG.A Designによるもの。特にロビーラウンジは奈良の寺社にインスピレーションを受けたもので、木材が使われた大きな格天井や石の質感を思わせる床で、この地に継承されてきた歴史や文化が表現されています。
ラグジュアリーでありながらキッズフレンドリー
「たまにはラグジュアリーホテルで優雅に過ごしてみたけれど、小さな子連れだと無理かな…」と思われている人もいるのではないでしょうか。ここではそんな心配は無用です。
JWマリオット・ホテル奈良はファミリー層多し
JWマリオット・ホテル奈良に到着して最初に驚いたのは、ファミリー層の多さ。
ホテルがファミリーウェルカムな体制で、チェックイン時にお母さんがSPAの香りのおもてなしを受けている横で、子どもたちはホテルが用意した塗り絵で遊んでいるという光景も。誰かが我慢をしたり、どちらか一方に合わせるのではなく、誰もが楽しく過ごせるので、ファミリー層のリピーターが多いのも納得!
キッズ向けのアドベンチャーも用意されていて、ミッションを見事クリアしたら宝箱の中のお宝をゲットできる…という内容!これはワクワクしちゃうかも!
ミッションはリピーターでも飽きないように、一定期間経つと変更するそうですよ!
ゲストルームのラインアップ
JWマリオット・ホテル奈良には、158のゲストルームがあります。キング、2ダブル(ツイン)、ジュニアスイート、グリフィンジュニアスイート、エグゼクティブスイートなど、旅の予算とメンバーで選ぶといいでしょう。
以下では、ファミリーと女子旅によく選ばれる2タイプのゲストルームをご紹介します。
グリフィン ジュニアスイート
小さな子ども連れのファミリーには少しゆったりとした55㎡のグリフィン ジュニアスイートが人気だそう。ちなみに「グリフィン」というのは、JWマリオットのシンボルである空想上の動物のことです。
鹿の角からインスピレーションを受けたアートもおもしろいですが、温かいオレンジ色や自然な土褐色の色使いは、奈良に早春を告げる伝統行事「若草山焼き」への敬意を表したものだそうですよ。
2ダブル(ツイン)ルーム
女子旅ならスタンダードなダブル2台のお部屋もおすすめ。スタンダードなお部屋でもラウンジアクセス権を付ければグッと滞在の満足度が上がりますよ!
どのゲストルームもターンダウンサービス(お休み前の準備)があり、タオルやお水の補充の他、ラベンダーのピローミストが届けられます。スプレータイプのピローミストは一晩じゃ使いきれないので、余ったら自分へのお土産に持って帰ることができます。
ファミリーも利用しやすいエグゼクティブラウンジ
JWマリオット・ホテル奈良ではぜひエグゼクティブラウンジアクセス権付きのお部屋を予約してみてください。また、Bonvoyのプラチナ以上の会員なら、通常のお部屋でもエグゼクティブラウンジを利用することができます。
エグゼクティブラウンジはファミリーも使いやすいレイアウト。特にお料理が並ぶカクテルタイムでは、ブッフェ台に近い場所はファミリー、窓際やゆったりと座れるソファーは静かに過ごしたい大人という棲み分けが自然とできている模様。
お料理コーナー近くのエリアは比較的小さな子連れのファミリーが多く利用されていましたよ。
お食事がしやすいテーブルと椅子があって、床も万が一何かこぼしてもお掃除しやすい材質なので気を遣わなくて済みますね。お料理はパスタやライスコロッケなど小さな子どもが喜びそうなメニューも並んでいます。
もちろんお酒やお酒にあうお料理、スイーツなども充実していて、大人も子どもも楽しめる内容になっています。ちなみに、カクテルタイムのみ混雑時は予約制になることがあります。その場合はチェックイン時に案内されるので、都合の良い時間を予約するといいでしょう。
ソファー席のほうには奈良に関する雑誌も用意されています。明日の行動のヒントになるかもしれないので、要チェック!
エグゼクティブラウンジでは22時までアルコールが楽しめます。ゆったりと過ごしたい人は、遅い時間を狙うのもおすすめです。
シルクロードダイニング 朝食ブッフェ
エグゼクティブラウンジを利用できるゲストは、基本的にはラウンジで朝食が提供されます。ここではラウンジを利用しないゲストが楽しめる「シルクロードダイニング」での朝食をご紹介します。
シルクロードダイニングは広々としたテーブル間隔なので、周りを気にすることなくゆったりと朝食を楽しめます。ブッフェコーナーには数多くのお料理が並ぶので、一つひとつのメニューを確認しながらお皿に取り分けるのも楽しい時間となるでしょう。
朝からスパークリングワインのサービスも。もちろんノンアルコールも用意されています。この後寺院観光やサイクリングの予定があるなら、アルコールは控えておきましょう。
メニューは「シルクロード」の名で想像がつくように、和洋中が揃うラインアップです。特に奈良の食文化は見逃さないようにチェックしておきましょう。三輪そうめんの担々麺(写真上)や飛鳥汁、大鉄砲豆腐などはぜひ試してみてくださいね。
蒸し物もありますよ。お腹いっぱいでもついつい蒸気に誘われて食べ過ぎちゃうんですよね。
ホテルメイドのパンは見逃せない!どのパンも美味しいので悩ましいところ。
卵料理はテーブルオーダーでお好みの調理法を選べます。コーヒーや紅茶もテーブルに用意してもらえます。その他のドリンクはブッフェテーブルでお好きなものをいただきましょう。
Jeepのバイクで近隣散策
JWマリオット・ホテル奈良にはゲストが無料で利用できるレンタサイクルが用意されています。しかもJeep!カッコイイ!これはお父さんがテンション上がる体験かもしれませんね。
近くには広大な平城宮跡や、鹿が沢山見られる奈良公園があります。
ホテルからすぐ近くの超有名な桜スポット「佐保川」の桜の見頃は3月中旬~4月上旬ですが(その年の天候による)、奈良公園には遅咲きの品種もありGW頃まで楽しめますよ。
3月末から4月なら、桜を楽しみながら近所を散策するのがおすすめ。佐保川では延々と桜並木が続き、気が付けば奈良公園まで歩いていた…なんてこともあります。
自然豊かな奈良公園はその他の季節も魅力的。季節によって藤やサルスベリなどの花々を探すお散歩も素敵ですよ。しかも奈良公園の鹿は年中無休!(笑)
ぜひ食後の運動がてらサイクリングを楽しんでみてください。
DATA JWマリオット・ホテル奈良 所在地:奈良県三条大路1丁目1-1 電話:0742-36-6000 アクセス:新大宮駅から徒歩約10分(奈良駅・近鉄奈良駅からシャトルバスあり) Web:JWマリオット・ホテル奈良