アマルフィの観光スポットおすすめはどこ?アマルフィグルメや行き方も徹底解説

イタリア在住ライター ケイコソリーノ

ケイコ ソリーノ

料理&チーズ教室主宰/イタリア公認ライセンス添乗員

世界中から旅人が訪れるイタリア屈指の観光地アマルフィ。南イタリアを代表する人気の高級リゾート地として多くの人に愛されています。日本では2009年の映画『アマルフィ女神の報酬』の功績で、アマルフィの知名度は高く、イタリアに詳しくない人でも「名前は知っている」という人も多いですよね。

「世界で最も美しい海岸線」と謳われる世界遺産アマルフィ海岸のなかでも、特に重要な地位を占めるこの都市。イタリアが好き!とか、海外旅行が好きな皆さんなら「どんな場所だろう?」と興味が湧きませんか。

そこで、今回は初めてアマルフィを訪れようとしている人に必見の観光やグルメ、行き方などアマルフィの基本を紹介します。町の概要、見どころなど、観光に役立つ基礎知識のほか、名物料理や交通アクセスについてもお伝えします。うっとりするほど素敵なアマルフィの風景と一緒に最後までお楽しみください。

アマルフィの観光スポットおすすめはどこ?アマルフィグルメや行き方も徹底解説
南イタリア屈指のリゾート地アマルフィは中世の面影が残る海辺の町

アマルフィってどんなところ?

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美しい景色が広がるアマルフィ海岸の中心都市でダントツの人気観光地

アマルフィは、南イタリア・カンパーニア州にある人口約5,000人の小さな町。1997年にはアマルフィ海岸が世界遺産となり、指定された15の町のなかでも、昔ながらの歴史と文化が色濃く残る中心的存在として君臨します。大きな都市だと想像して訪れる人もいますが、実際は断崖に囲まれた可愛らしい海辺の町です。

日本でアマルフィといえば、歴史に残る大ヒット映画『アマルフィ女神の報酬』で抜群の知名度をもっていますよね?この地を訪れる旅人のお目当は、映画でも見た紺碧の海でのビーチリゾート。さらに、旧市街の大聖堂やアマルフィ紙の博物館など歴史に裏打ちされた見どころです。

旧市街には迷路のようにはり巡らされた路地が見え隠れし、目的をもたずにのんびりと町歩きをするだけでも楽しい場所。半日の滞在でも十分に観光を楽しめますが、せっかく訪れるなら、ゆっくりこの地の自然と文化を体感しませんか。尚、美味しいシーフードとご当地レモンも忘れずに堪能しましょう。

アマルフィの歴史

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紺碧のアマルフィの海岸線は吸い込まれそうな美しさ

今では小さな海辺の町ですが、実はアマルフィはヴェネツィア、ピサ、ジェノヴァにならぶ海洋国家でした。町の起源は古く、古代ローマ帝国時代に遡ります。839年にはナポリ公国から独立。繁栄を極めた10~11世紀にはアマルフィからアフリカ、トルコを繋ぐ東西貿易を営み、巨大な富を得ました。

造船技術、航海、商才に秀でていたアマルフィ人でしたが、交易で得た富は外敵の侵攻の対象にもなり、11世紀後半にはノルマン人の統治下に。交易特権などがはく奪され、結果、活動の範囲が南イタリア沿岸のみに縮小されました。

その後、南イタリアを取り巻く覇権争いで政権が次々と変わり、ペストや自然災害の発生で都市機能は壊滅。18世紀に貴族たちもナポリに移住し、アマルフィは廃墟同然に。19世紀にナポレオンによりナポリからの道路が整備され、20世紀には世界の芸術家や文化人が訪れる高級リゾート地となり、現在の地位を築きます。

尚、アマルフィの歴史上の功績として有名なのがイタリアで最初に羅針盤を使ったこと。他にも、航海に関する法律をまとめた「アマルフィ法典」を作成したり、海とともに生きる彼ららしい文化遺産を残しています。1997年にはアマルフィ海岸がもつ独特の景観と文化が評価され、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

アマルフィ観光におすすめの時期

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海水浴はみんな大好き!夏はビーチにパラソルがならびます

アマルフィを訪れるベストシーズンは、ずばり4月~6月または9月~10月です。具体的には復活祭(3月中旬~4月の間で変わるため確認を)からイタリアの夏休みがはじまる6月中旬まで。そして、夏休みが終わった後の9月中旬~10月末です。

ビーチリゾートで人気のアマルフィ、やはり7~8月は人でごった返します。人混みを避けてゆっくりと美しい海と観光を楽しみたいのであれば、上記のベストシーズンに訪れましょう。尚、海水浴が解禁されるのは毎年5月頃です。

そして、注意したいのが冬に訪れる場合。アマルフィをはじめ南イタリアの海辺の観光地は、観光シーズンを終えた11月以降に営業を終え、閉鎖期間に入るホテルやレストランが多いのです。さらに、10月の最終日曜日にサマータイムが終わるため、それ以降は日照時間が減り、観光に充てられる時間が短くなります。

アマルフィの観光スポット

ここからは、アマルフィでおすすめの3つの観光スポットをご紹介します。町の散策でこれらを訪れるのはマスト。アマルフィの旧市街はとても小さいので2~3時間あれば十分に観光を楽しめます。  

アマルフィ大聖堂

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ドゥオモは旧市街の入口「ポルタ・デッラ・マリーナ」(海の門)をくぐるとすぐ右に見えます

町のシンボルである大聖堂は守護聖人の聖アンドレアを奉った教会。特徴は当時よく見られたロマネスクやバロックだけでなく、ビザンチンやイスラムの建築様式などが融合していること。当時のアマルフィの交易範囲が広いことを証明する貴重な建物で、エキゾチックな外観が目を引きます。

現在の大聖堂は古い大聖堂の横に987年に建てられ、13世紀に大規模な改修がなされました。中世は元の大聖堂と繋がっていましたが、18世紀にバロック様式に改修され独立。内部は三廊式で随所に色大理石や黄金を用い、名を馳せた海洋国家らしい見事な装飾で聖人の居城に招かれたような荘厳さを肌で感じます。

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豪華な大聖堂は海洋国家の繁栄を物語る町の象徴

教会の入口には1065年にコンスタンティノーポリで鋳造された青銅製の扉があり、当時は町の財力を象徴するシンボルでした。まだ他にも見どころはあり、貴族の墓地だった「天国の回廊」はイタリアというよりアラブの王宮にいるかのような神秘的な空間です。

色大理石で息をのむほど豪華絢爛に飾られた圧巻の地下礼拝堂には守護聖人の遺骸が奉られ、この遺骸が運ばれる姿などがフレスコ画に描かれてます。ちなみに、伝説によると、アッシジの聖フランチェスコも13世紀に聖人を崇拝するためにこの教会を訪れたそう。中世から南イタリアでも有名な教会だったのですね。

DATA
アマルフィ大聖堂(Duomo / Cattedrale di Sant'Andrea)  
所在地:Piazza Duomo, 1, 84011 Amalfi SA, イタリア   
営業時間:9時00分~18時45分(3月~6月)/9時00分~19時45分(7月~9月)10時00分~13時00分 /14時30分~16時30分(11月~2月)    
定休日:なし
入場料:無料(天国の回廊のみ入場料3ユーロ/名 
アクセス:フラヴィオ・ジョイア広場から徒歩3分
URL:アマルフィ大聖堂公式サイト(イタリア語)   

アマルフィ紙の博物館

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最高品質と称される手漉きのアマルフィ紙/出典:アマルフィ紙の博物館公式サイト

次は「紙の博物館」です。アマルフィの名産品のひとつが意外にも紙。105年に中国で発明された製紙技術はアラブ人を通じて地中海に伝わり、ヴェネツィアなどの四大海洋国からイタリアへ持ち込まれました。四大海洋国の中で一番歴史が古いアマルフィがイタリアに最初に製紙技術を持ち込んだという説が有力です。

昔からアマルフィの伝統産業でしたが、麻や木綿などの紙の原材料が入手しづらくなり、川の干ばつが繰り返され、時代が進むにつれてだんだんと製紙産業は存続の危機へ。最後のとどめは1954年の洪水により、当時16軒あった製紙小屋が3軒にまで減りました。

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アマルフィ紙の製法と歴史に関する展示が興味深い/出典:アマルフィ紙の博物館公式サイト

13世紀の製紙小屋を利用したこの博物館では、当時の紙づくりの機械を見学しながら製紙工程を学べ、紙にまつわる3000冊以上の本を備える図書館とともに、地元の一大産業として発展した製紙の歴史の深さを知ることができます。また、ギフトショップが併設されているのでお土産探しにも最適なスポットです。

DATA
アマルフィ紙の博物館(Museo della Carta)  
所在地:Via delle Cartiere, 23, 84011 Amalfi SA, イタリア  
営業時間:10時00分~19時00分     
定休日:不定休   
入場料:4.5ユーロ/名(ガイド付き7ユーロ/名)
アクセス:アマルフィ大聖堂から徒歩12分
URL:アマルフィ紙の博物館公式サイト(英語)    

アマルフィレモンの畑

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崖の斜面にレモンの段々畑が広がる景色はアマルフィ海岸ならでは!

アマルフィ海岸でよく見かける斜面いっぱいのレモン畑。このレモンは通常のレモンに比べると2~3倍もあるビッグサイズ。「アマルフィレモンIGP」としてEUから認定を受けた立派なご当地名物です。紙の博物館から徒歩数分でこのレモンを畑で見学するツアーに参加できます。現在の農園オーナーは6代目と歴史ある畑です。

なぜ、そもそもアマルフィでレモンなのか?気になりますよね。16~18世紀の大航海時代、船乗りの間で壊血病が蔓延。この病気の原因はビタミンC不足で、その解決策として観賞用だったレモンが活躍したのです。その後、アマルフィ産レモンは船乗りの健康を維持する果物として瞬く間に交易で世界中に広がりました。

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名産レモンを目と手と舌で楽しむツアーはおもしろい/出典:アマルフィ・レモン・エクスペリエンス公式サイト

レモンツアーの内容はガイドの案内でレモン畑へ。たわわに実るレモンを見ながら栽培方法を学んだ後は、自家製レモンジュースやレモンケーキなどの試食があり、最後に直売所でレモンや加工品の購入ができます。ただし、このツアーを含め冬はお休みするレモン畑が多いので訪問の際は必ず事前に確認を。

DATA
アマルフィ・レモン・エクスペリエンス(Amalfi Lemon Experience)  
所在地:Via delle Cartiere, 59, 84011 Amalfi SA, イタリア    
ツアー時間:10時00分~12時00分     
定休日:11月から 春先(3月頃)まで
入場料:25ユーロ/名 
アクセス:アマルフィ紙の博物館から徒歩6分
URL:アマルフィ・レモン・エクスペリエンス公式サイト(英語)

アマルフィの名物料理

アマルフィを訪れたら、絶対に堪能したいのが地元の海で獲れた魚介とご当地レモン!現地ではどんな料理が味わえるのか?ワクワクしませんか。想像するだけで今からよだれが止まらなくなるかも(笑)。

シーフード料理

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アマルフィでは新鮮なシーフードをお腹いっぱい食べて!

海辺のアマルフィでは、肉ではなく魚料理を堪能しましょう。ピチピチ魚介が自慢のレストランが所狭しと並びます。前菜は日本人にも食べやすいイワシのマリネやマグロのカルパッチョなどがあり、2名以上で訪れるなら鮮魚の盛合せをシェアするのが得策。

パスタ料理はロングパスタにアサリやイカ、エビを合わせ、トマトを添えた塩味がベース。特にアマルフィ発祥の手打ちパスタ「シャラティエッリ」(Scialatielli)がおすすめ。このパスタは断面が長方形のロングパスタでモチモチとした食感が特徴です。ほとんどのお店で定番メニューとして常備しているのでぜひトライを。

レモン料理

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シンプルだからこそ素材の味が直に伝わるレモンリゾット

続いてのご当地メニューは、名物のレモンを惜しみなくつかった「レモンリゾット」(Risotto al limone)。アマルフィ産のレモンは酸味が少なく、さわやかな味わいでほのかな甘みが特徴。お米料理は日本人の胃にも負担が少なく、長旅で疲れた体にはうれしいひと皿ですよね。

お店によりレモンだけが入ったシンプルなリゾットや、エビとあわせたものなどバリエーションがあります。リゾットの他にもご当地レモンはパスタ料理の隠し味にされたり、メインディッシュのお供にと、いろんなシーンで活用されてます。

レモンのスイーツ

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レモンづくしで爽やかなデリツィア・アル・リモーネは必食/出典:パスティッチェリア・パンサ・アマルフィ公式サイト

食後のデザートもレモンで決まり!アマルフィ海岸の郷土菓子が「デリツィア・アル・リモーネ」(delizia al limone)。

簡単にいうとレモンケーキですが、レモンクリーム入りのスポンジケーキを、これまたレモンの爽やかな風味をまとった生クリームがしっとりと包みます。しかもスポンジケーキもレモンシロップをたっぷりと含んでいるので、一度、口に入れるとあっという間に頭からつま先まで体中がレモン味に染まります。

南イタリア在住の筆者イチ押し!レストラン

食事は旅のとっておきの楽しみ!ですよね。ここでは、実際に筆者が現地で訪れたおすすめのレストランとスイーツ店をご紹介します。お店選びの参考にしてくださいね。

リストランテ・ラブスィデ

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肩の力を抜いて、アットホームな地元の名店で美味しい時間を!

気軽にアマルフィの幸を凝縮した郷土料理をいただけるのが「リストランテ・ラブスィデ」。路地裏の広場に面したこじんまりとした一軒です。家族経営なのでアットホームな接客ですが、店内は白を基調としたエレガントな内装。食材の要である魚介は近郊の漁師町から仕入れているため鮮度はお墨付き。

料理の完成度はとても高く、でもお値段は高級リゾート地のアマルフィのなかでは良心的なのでご安心を。もしメニューに迷ったら、毎日シェフが手打ちするシャラティエッリを堪能できる「シャラティエッリ・アッロ・スコリオ」(scialatielli allo scoglio)を注文してみてください。

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筆者も食べて感激したアマルフィ定番のシャラティエッリ・アッロ・スコリオ

尚、ドレスコードはないため、肩ひじをはらずに気楽な服装でOK。もちろん店員さんは英語が通じます。筆者が訪れた時は、日本を旅した女性店員さんと日本の食文化で盛り上がりました。日本人のお客様にも慣れていて、気持ちよい接客とともに美味しい郷土料理が食べたい人にぜひおすすめです。

DATA
リストランテ・ラブスィデ(Ristorante L'Abside)  
所在地:P.za dei Dogi, 31, 84011 Amalfi SA, イタリア   
営業時間:12時00分~15時00分 / 19時00分~22時00分     
定休日:日曜
アクセス:アマルフィ大聖堂から徒歩3分
URL:リストランテ・ラブスィデ公式サイト(英語)

パスティッチェリア・パンサ・アマルフィ

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おやつはもちろん食後のデザートにも通いたくなるアマルフィの名店

アマルフィでデリツィア・アル・リモーネを食べるなら、ドゥオモ広場にある老舗の菓子店パンサへ。1830年創業の町で一番有名なお店です。バール(カフェ)も併設されているため、広場に面したテラス席に腰をかけて、ご当地のレモンケーキで優雅なコーヒーブレイクを堪能しましょう。

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アマルフィに行ったら、この魅惑のスイーツをいくつ食べますか?

時間がない人には、店内の立ち飲みカウンターでもケーキを食べることができます。とにかくアマルフィを訪れたら、ここのレモンケーキを食べずには帰れないほど驚愕の美味しさ。騙されたと思ってぜひ味わってください。甘さ控えめなので甘いものが苦手な男性でも満足する逸品です。

DATA
パスティッチェリア・パンサ・アマルフィ(Pasticceria Pansa Amalfi)  
所在地:Piazza Duomo, 40, 84011 Amalfi SA, イタリア  
営業時間:7時30分~23時00分     
定休日:なし(1月上旬~2月上旬は閉鎖) 
アクセス:アマルフィ大聖堂から徒歩1分
URL:パスティッチェリア・パンサ・アマルフィ公式サイト(英語) 

交通アクセス

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アマルフィへは陸と海の両方からたどり着けます

こんなに魅力的なアマルフィですが、意外と交通アクセスは便利ではありません。一緒に見ていきましょう。最初に、アマルフィへ行くためには最寄りの大都市ナポリを経由するのがオーソドックスな方法です。

ここでは、ナポリからアマルフィへの4つの移動方法をご紹介します。大きなスーツケースを持って移動するなら、1番目のフェリーまたは4番目の専用車利用を個人的におススメします。

フェリーで

ナポリ中央駅から車で15分のナポリ港からアマルフィ行きの直行フェリーが発着しています。約1時間45分でナポリからアマルフィへ簡単に到着。ただし、運行期間は通常4月下旬から10月末の観光シーズンのみ。冬は運行がありません。

運行するフェリー会社はいくつかあるため、詳細は各フェリー会社の公式HPで確認を。参考に大手のNLG社の公式サイトをご覧ください。

路線バスで

ナポリ大学近くのフェリーターミナルからアマルフィ行きのバスが運行しています。1日の本数は少ないですが、これを利用すると最速2時間で乗り換えなくアマルフィに到着。ただし、夏の混雑時は大きなスーツケースをもって利用するのはおすすめしません。冬の閑散期に利用するのが賢い活用法です。

時刻表はバス会社のSITA社の公式サイトで確認しましょう。尚、利用する際の注意点はバスターミナルに案内所はなく係員もいません。情報が分かりにくいのが難点。よって、こちらは便利な移動手段ですがイタリア旅行上級者向きです。

電車+バス

3つ目はナポリのポルタ・ノラーナ駅からヴェスヴィオ周遊鉄道に乗りソレントへ。時刻表はヴェスヴィオ周遊鉄道の公式サイトで確認を。

その後、駅前にあるバス停からアマルフィを目指します。バスの時刻表はバス会社SITA社の公式サイトでご覧ください。この方法を利用するとナポリからソレントまで電車で約1時間15分。ソレントからアマルフィまではバスで約1時間30分です。

ただし、ヴェスヴィオ周遊鉄道はポンペイ遺跡やエルコラーノ遺跡を通るローカル電車。さらに、通勤通学の人で混みあうことが多く、こちらもスーツケースを持った移動には少し不向きです。

貸切りの専用車で

最後は、事前予約制の観光タクシー(専用車)で行く方法です。これを利用すると荷物の持ち運びも乗り換えの心配もなく、ナポリからアマルフィまで約1時間30分で楽々到着。出発地点と到着地点を自分で決められるのでナポリのホテルからアマルフィのホテルへスイスイ移動もOK。

ただし、専用車をチャーターするため少人数の場合は料金が割高になります。ですが、料金は事前定額制のため確実に安全に移動したい人には一番おすすめ。予約は各観光タクシー会社のサイトからも可能ですが、簡単に日本語で予約したい場合は、多くの日本の旅行代理店でも予約を受付けているので気軽にお問合せを。

専用車の予約を事前にスムーズに

他の都市より移動が大変なアマルフィ。いつもより贅沢をしたい新婚旅行など特別な旅行だけではなく、あまり長期の旅行ができないけれどアマルフィに行きたい、荷物が多いなどなど、公共交通機関を使うと大変な人が実際に多い場所です。
そんな人は、日本から事前にアマルフィまで送迎をお願いした方が良いです!あとあと「なんで専用車頼まなかったんだろう」と思うことも多いはず。とはいえ、専用車はそこそこのお値段(距離を考えれば妥当な値段)なので、日本から予約してもポイントが貯まる方法でお得に予約することをおすすめします!

例えばVELTRA (ベルトラ)で専用車の予約

最近はヨーロッパ各地の送迎サービスや、アクティビティを事前に予約、支払い、当日は利用するだけという便利なサービスが増えています。VELTRA (ベルトラ)もその一つのWEBサービスです。

VELTRA上での検索画面

憧れの南イタリア・アマルフィを楽しもう!

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一生に一度は訪れたい南イタリアのリゾート地アマルフィは魅力たっぷり

日本でも抜群の知名度をもつ、南イタリアを代表する観光地アマルフィ。今は海辺の高級リゾート地ですが、その奥に隠された偉大な歴史と豊かな自然に恵まれた景観を自分の目で一度見てみませんか。

アクセスがちょっと不便ですが、その代わり、到着した時の達成感は格別です。日常の喧騒を離れてこの地の文化と食を体感する時間は一生の思い出になるでしょう。ただし、どうしてもシーズンオフの冬に行きたい人は念入りに現地の情報を調べてから行ってください。

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