神奈川県は花火大会が多い都道府県の一つですが、中でも海が近く首都圏からのアクセスのいい横浜は観光地で花火大会がおこなわれ、観光・レジャーついでに花火鑑賞ができます。
新型コロナウィルス感染症が季節性インフルエンザと同じ5類に移行した2023年、横浜市の花火大会は通常通り開催されるのでしょうか？
横浜は早いうちに中止となってしまった花火大会と、コロナ禍とは関係なく荒天で中止になった花火大会はあるものの、2023年は規制なく花火見学ができそう。
ただ、横浜の花火大会はコロナ禍前と比較すると全体的に花火打ち上げの時間が短縮されています。中には短時間の花火を年に数回打ち上げるものに切り替えたイベントも…。
この記事では開催が決定した花火大会の一覧と、中止になった花火大会の一覧をお知らせします。
みなとみらいスマートフェスティバル2023・開催決定！
横浜の地元企業などが主体として実施する「みなとみらいスマートフェスティバル2023」。大道芸や和太鼓を楽しんだあと、ラストは25分間で約20,000発もの花火が打ち上げられる「スカイシンフォニー in ヨコハマ presented by コロワイド」！
東京都の最も大きな花火大会でも1時間ほどかけて1万5000発とか、2万発の花火を打ち上げる中、25分間で2万発というのは驚異的な花火の量！
花火前の大道芸パフォーマンスや、横浜都筑太鼓も合わせて鑑賞できるのは「みなとみらい21地区臨港パーク」のみですがラストの花火は臨港パーク、耐震バース、横浜ハンマーヘッド9号岸壁、カップヌードルミュージアムパークも会場となり、全エリア有料会場となります。上記の敷地内は入場券がない場合、入れません。ご注意を。
また、コロナ禍前は大さん橋ターミナルの屋上、通称「くじらのせなか」で無料鑑賞できた「みなとみらいスマートフェスティバル」の花火ですが、2023年からは「安全対策協力金」としてチケットを購入して入場することになりました。
過去の花火大会で多くの来場者があり、安全を確保することが難しくなったことから、安全確保のための対策を行うための費用に充てられるとのこと。
ただしもう完売しています（びっくり）！
コロナ禍前の2019年のスマートフェスティバルでは確かカップヌードルミュージアムパークも無料だったような…。以前は無料で見ることができた穴場の場所もコロナ禍以降、有料になっていることもあるので「あそこからなら無料で見える！」という場所は出かける前に確認しておいたほうが良さそう。
開催日時
開催日：2023年7月31日（月）
開催時間：19時30分～20時（花火打ち上げ時間）
各有料会場の場所・開場時間・チケット情報
チケット購入については全ての会場ともDATA内、チケット購入についてをご覧ください。
| 場所 | 開場時間など | チケット情報 |
|---|---|---|
| みなとみらい21地区臨港パーク会場 | 開場：17時30分 大道芸パフォーマンス：18時～19時 横浜都筑太鼓：19時～19時20分 | ・一般協賛席（パイプ椅子席） 1名9,500円(税込) ・臨港パーク芝生エリア（専用シート席）1名3,500円(税込）当日券は4,000円（税込) ※3歳未満の場合は膝上での観覧可能（大人1名につき3歳未満の子ども1名まで） |
| 耐震バース会場 | 花火鑑賞のみ | ・一般協賛席（パイプ椅子席） 1名9,500円（税込） ※3歳未満の場合は膝上での観覧可能（大人1名につき3歳未満の子ども1名まで） |
| 横浜ハンマーヘッド9号岸壁会場 | 花火鑑賞のみ | ・一般協賛席（テーブル1卓イス4席）38,000円(税込）4口1セット ※1セット購入で4名まで入場可能 ※3歳未満の場合は膝上での観覧可能（大人1名につき3歳未満のお子様1名まで） |
| カップヌードルミュージアムパーク会場 | 花火鑑賞のみ | （専用シート席）1名3,500円(税込）当日券は4,000円（税込) ※3歳未満の場合は膝上での観覧可能（大人1名につき3歳未満の子ども1名まで） |
上記以外の場所で、大さん橋ターミナルの屋上「くじらのせなか」も有料での鑑賞場所として見学が可能でしたがすでに予定枚数を完売しており、当日券は販売されません。
DATA みなとみらいスマートフェスティバル2023 会場：神奈川県横浜市西区みなとみらい21地区（みなとみらい21地区臨港パーク会場・耐震バース会場・カップヌードルミュージアムパーク会場・横浜ハンマーヘッド9号岸壁） アクセス：みなとみらい線「新高島駅」または「みなとみらい駅」から徒歩約10分／JR根岸線「桜木町駅」から徒歩約15分またはJR「横浜駅」から徒歩約20分 公式サイト：みなとみらいスマートフェスティバル2023公式サイト▶／チケット購入について▶ 交通規制について：花火交通規制図▶ 注）荒天などで中止になった場合は延期にはならず、2023年は中止となります。
横浜スパークリングナイト（横浜スパークリングトワイライト）・開催決定！
以前は「横浜スパークリングトワイライト」として、パレードなどのイベントの後に約30分ほど盛大に花火を打ち上げていたイベントが「横浜スパークリングナイト」という新しい花火イベントとして生まれ変わりました！
神奈川県在住の方なら2022年に「あれー？なんだか今年花火多いな。しかも短時間…」と思っていた人も多いはず。2022年はコロナ禍ということもあり、場所と時間を言わず、いきなりサプライズ的に5分間花火を打ち上げるイベントを行っていました。
2023年は新型コロナウィルス感染症が5類に移行したことで、人が集まっても良い雰囲気に。ということで、場所と時間を発表し、去年のスタイルと同じ形に。コロナ禍でもさすがに年末年始は絶対何かやるよね！と思っていた筆者、待ち構えていたところ2023年のカウントダウン時に偶然汽笛後の花火を鑑賞できました。
船の汽笛と花火は、まさに横浜ならではの贅沢。
なぜこんなに小まめにやるのかというと、BAY WALK MARKETやみなとみらいが美しく輝くクリスマス期間、カウントダウン、中華街春節など横浜の有名なイベントに合わせて花火を打ち上げるスケジュールなのです。イベントを楽しんだ後の締めくくりに花火、という粋な計らいも素敵だし、何より長時間だと何十万人集まってしまいかねません。電車の混雑などを考えると、短時間さくっと、何度でも楽しめるというのは、横浜ならではの新しい形の花火イベントではないでしょうか！
開催日時・場所
| 打ち上げ日 | 打ち上げ時間 | 場所 |
|---|---|---|
| 2023年7月15日（土） | 20:00～20:05 | 新港ふ頭・大さん橋（2箇所同時） |
| 2023年10月8日（日） | 20:00～20:05 | 大さん橋 |
| 2023年12月9日（土） | 20:00～20:05 | 新港ふ頭 |
| 2023年12月23日（土） | 20:00～20:05 | 大さん橋 |
| 2023年12月24日（日） | 20:00～20:05 | 新港ふ頭 |
| 2024年1月1日 （月） | 0時（除夜の汽笛後約3分） | 新港ふ頭・大さん橋 |
| 2024年2月10日（土） | 20:00～20:05 | 新港ふ頭・大さん橋 |
| 2024年2月24日（土） | 20:00～20:05 | 大さん橋 |
DATA 横浜スパークリングナイト（横浜スパークリングトワイライト） 主な会場 新港ふ頭・大さん橋 アクセス 新港ふ頭：みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩約10分 または「みなとみらい駅」徒歩約12分／JR線京浜東北線・根岸線 「桜木町駅」徒歩約15分 大さん橋：みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩約7分／横浜市営地下鉄「関内駅」より徒歩約15分／JR「関内駅」より徒歩約15分 公式サイト：横浜スパークリングトワイライト実行委員会▶ ※7月15日(土)が荒天の場合は7月16日(日)に実施。7月15日(土)以外は荒天時中止 ※港での実施のため、客船入港等により変更になる場合あり。公式サイトでがあります
八景島シーパラダイス 花火シンフォニア・開催決定！
横浜・八景島シーパラダイスの夏の花火イベント「花火シンフォニア」は、他の花火大会とはちょっと異なるライブエンターテイメント花火ショー。約10分間のショーですが、デジタル制御により音楽と花火をシンクロさせる繊細な技術が、華やかで幻想的な世界を生み出します。夏の間、複数回あるのもうれしい！
2023年からは施設の利用チケット（シーパラプレミアムパス、アクアリゾーツパス、ワンデーパス等）を持ってシーパラダイスに来場した場合は、花火が観覧しやすいボードウォーク周辺エリアに施設利用者専用のエリアが登場しました。もちろん、施設を利用していない人も他のエリアから見ることができますが、このことで、花火のある日にシーパラダイスに遊びに行き、たっぷり楽しんだ後に最高のロケーションで花火鑑賞ができます。
それ以外にも特徴のある優良観覧席も用意。花見が目の前に迫る「うみファーム」や、シーパラダイス自慢の花火の見えるレストランのテラス席などが有料席に。
美味しい料理やお酒を楽しみながら、花火のショーに酔いしれるのもいいですね！
開催日時
| 開催日 | 7月22日(土)・8月11日(金・祝)・8月12日（土）・8月13日（日）・8月14日（月） |
| 時間 | 20時30分から約10分間 |
| 打ち上げ場所 | ボードウォーク周辺 |
| 有料観覧席について | 花火シンフォニア▶ |
DATA 花火シンフォニア 会場：横浜・八景島シーパラダイス ボードウォーク アクセス 京浜急行「金沢八景駅」よりシーサイドライン乗り換え「八景島駅」下車。徒歩約10分 JR根岸線「新杉田駅」よりシーサイドラインに乗り換え「八景島駅」下車。徒歩約10分 公式サイト：八景島シーパラダイス・花火シンフォニア▶ 注）荒天で「花火シンフォニア」が中止になった場合、チケットの払い戻しはできません。詳細はホームページ参照
第49回 金沢まつり花火大会・開催決定！
短時間開催の花火大会が多い横浜市。唯一1時間の開催を予定しているのが、金沢まつり花火大会。約3500発の打ち上げを予定しています。
約4年ぶりの開催となる「金沢まつり花火大会」は例年夏の終わりを告げる花火大会としても知られており、浜辺で打ち上げられるため、海の公園をはじめ、八景島、野島公園など、広範囲からの鑑賞が可能。
多くの花火大会が有料席を設ける中、これまで通りの開催となります。みなとみらいなどとは異なり、結婚・還暦・長寿を祝う「お祝い花火」の企画も。ほのぼのとした人とのつながりを感じられるイベントとなりそう。
2023年は屋台も復活。花火を眺めながら屋台グルメを楽しみましょう。ただし、前日からの場所取りは禁止です。
開催日時
開催日：2023年8月26日(土)
開催時間：19時～20時
※荒天の場合は中止
DATA 第49回 金沢まつり花火大会 会場：海の公園 アクセス 金沢シーサイドライン「海の公園柴口駅」または「海の公園南口駅」より徒歩すぐ／京急本線「金沢文庫駅」より徒歩約20分 ※鑑賞できる場所は海の公園の砂浜や芝生、八景島、野島公園など 公式サイト：横浜市公式サイト▶ 注）荒天などにより8月26日（土）に花火大会が中止となった場合は、延期にはならず、2023年は中止となります。
横浜の花火・2023年中止になった花火大会一覧
新型コロナウィルス感染症が5類に移行したこともあり、新型コロナウィルス感染症が原因というわけではなくても、横浜市の花火大会は、意外と大きなものも中止になっているのでご注意を！
第42回横浜開港祭・荒天のため中止
夏の横浜の花火大会の中では真っ先にスタートする印象のある横浜開港祭。
あれ？今年ってあったっけ？と思った人も多いはず。
実は横浜の開港記念日である2023年6月2日を中心に行われる予定でしたが、台風の影響で荒天となり、花火、レーザー光線、音楽が一体となったショー「ビームスペクタクル in ハーバー」が中止になりました。
6月3日は花火以外のコンテンツが無事に開催されています。
歴史に基づくイベントだけに、楽しみにしている横浜市民や横浜好きの人も多かったはず。2024年までのお楽しみとして取っておきましょう。
新横浜花火大会・諸事情のため中止
2018年に新横浜「日産スタジアム」で開催され、アーティストのパフォーマンスもあるなど注目をあつめていた新横浜花火大会。コロナ禍前の2019年は港北区制80周年記念の特別な花火が打ちあがり、2023年は復活が期待されていました。
しかし残念ながら「諸事情のため中止」に。
鶴見川サマーフェスティバル 鶴見川花火大会・中止
かなり早めに決まっていた横浜市鶴見区の「鶴見川サマーフェスティバル」で行われていた鶴見川花火大会の中止。理由などは公にはされていませんが、2024年の復活を待ちたいものです。
横浜の花火大会をホテルで鑑賞したい！そんな時は？
横浜は花火の集中するみなとみらいエリアにたくさんのホテルが集中します。特にラグジュアリーホテルの多さには驚かされますよね。
せっかくの花火を泊っているお部屋の窓から見ることができたら、こんなにうれしいことはありませんよね。横浜スパークリングナイトのように、1日しかないものだと競争率は激しいものの、横浜スパークリングナイト（横浜スパークリングトワイライト）は短時間とはいえかなり先まで予定が決まっており、まだ空室を抑えることもできそう。
もちろん花火の日は決してお得ではないですが、たまには贅沢して花火の夜をホテルで迎えるのも良いかもしれませんね！
