バンクーバーは日本と同様、春夏秋冬があり、季節ごとの見所があります。
バンクーバーを旅行で訪れるならおすすめは夏！外を散歩するだけでウキウキしちゃいます。歩くのも良いけど、自転車も人気。レンタルもできるし、指定場所に乗り捨て可能なシェアバイクもあります（シェアバイクはメンバー登録が必要です）。
少し遠方へはバスがおすすめ。バンクーバー市内のバス停は２ブロックごとに設置してあり、とっても便利。様々な国からの移民が多いカナダではバスに乗れば英語以外の異国語が聞こえてくるのは日常のこと。そんな雰囲気を楽しみながら滞在してください。
バンクーバーのダウンタウンから一日観光散策するならこのルート！
1. ガスタウン⇒チャイナタウン⇒サイエンスワールド
ガスタウン（Gastown）
徒歩でバンクーバーのダウンタウンを散策するならここ！バンクーバーの歴史と社会に興味がある方におすすめです。ガスタウンには有名な蒸気時計や高級ブティックやギャラリー、おしゃれなレストランが軒を連ねます。
DATA ガスタウン（Gastown） 所在地：Downtown East Side, Vancouver, BC
チャイナタウン（Chinatown）
ここ数年、地元の若者が自分のお店を出すエリアとして人気を得ています。このエリアはおしゃれではありますが、それと合わせて目につくのはカナダの現実です。近代カナダはポストコロニアリズムの歴史でもあり、原住民への文化虐殺や非白人系移民への差別の歴史に近年ようやく国民の認知が高まってきています。メジャーな観光雑誌にはチャイナタウン周辺は危ないと書かれていますが、その通りです。歩行者に被害があることはまれですが、薬物中毒、ホームレスなどの社会問題がこのエリアに集結しています。
DATA チャイナタウン（Chinatown） 所在地：Vancouver, BC
サイエンスワールド（Science World）
五感を刺激して学べる大人も楽しい体験型科学館。気がついたら夢中になっちゃってるかも。
DATA サイエンスワールド（Science World） 所在地：1455 Quebec St. Vancouver
イングリッシュベイ⇒シーウォール⇒グランヴィルアイランド
イングリッシュベイ（English Bay）
フォールスクリーク（False Creek）湾を挟んでダウンタウン側にあるビーチ。ダウンタウン住民の憩いの場。
DATA イングリッシュベイ ビーチ（Sunset Beach, English Bay） 所在地：1204 Beach Ave, Vancouver, BC
スィーウォール（Seawall）
イングリッシュベイとキッツビーチを繋ぐ海沿いの遊歩道。自転車のコースとしても大人気。沿線にはサイエンスワールドもあります。
DATA スィーウォール（Vancouver Seawall） 所在地：Stanley Park to English Bay to False Creek, Vancouver, BC
グランビルアイランド（Granville Island）
一日中遊べる半島のようなエリア。ビール、日本酒、スピリッツの地酒製造もあり、店内で飲むことができます。各種アーティストやクラフトアーティストの工房やギャラリー、劇場、生鮮食品マーケット、ベーカリー、レストランなどが徒歩圏内に集まっています。画材屋、染料屋、ビーズ屋など、アーティストに必須の道具や材料もここで買うことができます。劇場シアターはいくつかあり、毎年行われている演劇祭Fringe Festivalはチケットが毎年完売するほどの人気です。
2021年夏はコロナ禍の影響で若干静かですが、ストリートパフォーマンスも魅力。
DATA グランビルアイランド（Granville Island） 所在地：Vancouver, BC
グランビルアイランドからダウンタウンは水上バスが運行しているので、シェアバイクか徒歩がおすすめです。逆ルートにして、水上バス⇒Granville Island⇒ Seawall散歩もあり。
メインストリートのブロードウェイ⇒33アベニュー
メインストリート（Main street）はチャイナタウン（chaina town）から始まり、マウンプレザン（Mount Pleasant）と呼ばれるコミュニティーを通り抜け南北に走る道です。
バンクーバーは道が碁盤の目になっています。スカイトレインのメイン駅を出たところにあるターミナルアベニュー（Terminal Ave）がゼロだとすると、そこから南下して最初の交差点が1stアベニュー、そして次の交差点が2ndアベニュー…という法則で東西に走る道の名前に数字が使われています。
ブロードウェイ（Broadway）は9thアベニューにつけられた名前です。8th アベニューからから33rdアベニューまで徒歩で散策を楽しみましょう！
地元の服飾デザイナーのお店やスケーターショップ、アンティークショップが有名です。途中の小道にはたくさんの壁画があり、それらを見つけるのも楽しみの一つ。メインストリートのマウンプレザントコミュニティーは地元活性化に積極的な地域で、バンクーバー中の人が楽しみにしているCar Free FestivalやVancouver Mural Festivalなど、様々なフェス開催地に選ばれている、地元愛に溢れたコミュニティーです。
バンクーバーにきたら外せないスポット・やるべきこと！
1. 自転車でスタンレーパーク（Stanley Park）を一周
スタンレーパーク（Stanley Park）はスィーウォールの一部で周囲10Kmの自転車専用道路です。一方通行なのですがところどころわかりにくい箇所もあります。逆走しないように気をつけてください。スタンレーパーク入り口付近のデンマンストリート(Denman Street)にはレンタル自転車屋さんが軒を連ねています。
DATA スタンレーパーク（Stanley Park） 所在地：Vancouver, BC 公式サイト：スタンレーパーク
2. ユービースィー モア（UBC MOA）
Museum of Anthropology (人類学博物館)はブリティッシュコロンビア大学（UBC) の敷地内にあります。常設されているカナダ各地の原住民の生活用具やアート、クラフトの展示は圧巻です! カナダだけではなく、世界の文化とアートを大切にしている博物館です。2021年9月までは「記憶のための未来」と題された東日本大震災に焦点を当てたアート展示を開催しています。
UBC 人類学博物館（Museum of Anthropology） 所在地：6393 NW Marine Dr, Vancouver, BC V6T 1Z2, Canada 公式サイト：UBC MOA
3. ブローデル コンサーバトリー（Bloedel Conservatory）
熱帯の植物とそこに生息する鳥たちがここで生活しています。カナダにとっては外来種なのですが、このコンサーバトリーで暮らす鳥たちはこの空間の中で生まれ育ったものが多数。外観、内観のデザインも非常に美しく、これが7ドル(カナダドル約¥600)で体験できるのは安い！鳥のさえずりに囲まれて南国気分が感じられます。
DATA ブローデルコンサーバトリー（Bloedel Conservatory） 所在地：Queen Elizabeth Park内（4600 Cambie St, Vancouver, BC V5Y 2M4） 公式サイト：Bloedel Conservatory
ダウンタウンから日帰りで行ける観光スポット
スティーヴストンフィッシャマンズワーフ
スティーヴストン（Steveston）はバンクーバーではなくリッチモンドにある郊外の住宅地ですが、この地域にはフィッシャマンズワーフと呼ばれる漁師コミュニティーがあります。
港周辺の観光エリアには朝早く行くのがおすすめ。波止場街(フィッシャマンズワーフ)では季節ごとに採れるボタン海老、イワシなどの水揚げが行われています。水揚げされたばかりのシーフードを買うこともできるし、漁に出るツアーや、釣りツアーに参加することも可能。
ここは第二次世界大戦以前には大きな日本人漁師コミュニティーがあったことでも有名です。現在はレンタル自転車で巡れるおしゃれなカフェが立ち並ぶ、地元民に人気の休日スポットです。
DATA スティーヴストンワーフ（Steveston Fisherman's Wharf） 所在地：Steveston Village, Richmond, BC 公式サイト：Steveston Village
シャノンフォールとスタワマスチーフ
バンクーバーから車で40分に位置する町、スコーミッシュ(squamish)はロッククライマーの聖地。本気のクライミングは難しい、という人にも是非一度登って欲しいのが、地元民に「The Chief」と呼ばれ愛されている大岩です。
下から見上げる岩肌にはロッククライマーの姿が小さな点のように見えます。３つある頂上には歩いて登ることもでき、難易度の違う３ルートがあります。
行きと帰りで違うルートを通ると楽しいです。片道2時間ほどかかるので、水だけでなく、スナックやお茶を持って行くと頂上でピクニックができます。普通のスニーカーで登る人も多いですが、季節・天候によっては足元がぬかるむので防水性ハイキングシューズがオススメ。
頂上までは有料コンドラもありますが、歩いてたどり着く頂上は格別です。
DATA スコーミッシュのシャノンフォールとスタワマスチーフ（Shannon Falls and Stawamus Chief in Squamish） 所在地：Stawamus Chief Provincial Park, Squamish, BC 公式サイト：Squamish
ディープコーヴ
ディープコーヴ（Deep Cove）はノースバンクーバーにあるアウトドア初心者にオススメの場所です。2時間から借りられるカヤックレンタルと1時間程度のハイキングトレイルは日帰りアドベンチャーに最適！商店街には可愛いカフェやお土産屋さん、行列のできるドーナツ屋さんがあります。バンクーバーからシーバスでノースバンクーバーに行くか、ダウンタウンからはバス一本で行くことができます。
DATA ディープコーヴ(Deep Cove) 所在地：2200 Panorama Dr., North Vancouver, BC 公式サイト：Deep Cove
バンクーバーは見どころ・遊びどころがいっぱい！
バンクーバーは多国籍で、自由に過ごせる十人十色な街。観光も楽しみ方もグルメもマイペースで流行には無頓着。公園ではみんなそれぞれ自分が好きなスタイルのピクニックを楽しんでます。そんなバンクーバー市民が共通して大好きなものがネイチャーです。小雨の中、公園で遊ぶ子供たち、それを見守る大人、雨の多いバンクーバーならではの光景です。
そんなバンクーバーへ、ウイルス感染問題が落ち着いたら遊びに来てくださいねー！
