コロナ禍で長く鎖国のような状態が続いた日本ですが、ここに来て緩和の動きが加速！とは言っても燃料の高騰ととんでもない円安でお財布に厳しいタイミング。そこで今回の海外旅行で選んだのが燃料サーチャージが不要のZIPAIRで、円安と物価の影響が少ないバンコクへのフライト。JAL子会社のLCCということでも注目を集めるZIPAIRの成田・スワンナプーム線搭乗記をご紹介します。
ZIPAIR（ジップエア）とは？
ZIPAIRはJAL100％出資の新しい中距離国際線LCCです。ここ最近、旅行好きの方々がZIPAIRで久々の海外旅行を楽しんでいる様子を目にするようになり、私も我慢できず久々の国外へ！
ZIPAIRの創業は4年前の2018年。ご存じの通り新型コロナウィルスが蔓延し、私たちも旅に出られずに悲しい思いをしていましたが、同時期ZIPAIRも旅行客を乗せることなく貨物専用便としてじっと耐え忍んでいたわけです。そんな思いで見るこのカウンターは感無量…！
9月7日から水際制限がだいぶ緩和され、ようやく一般旅行者も海外に出やすくなったところで、10月11日からは更に緩和の声が。
しかも今回の行き先のタイは10月1日から入国制限が更に緩和され
【入国時のワクチン接種証明書又は陰性証明書の提示は不要】
【日本を含むビザ免除国からの渡航者の滞在可能期間を30日から45日に延長（2023年3月末までの措置）】に。他国も日々条件の見直しを行って緩和の方向に向かっていますが、タイは今一番渡航しやすい国かもしれませんね！
ZIPAIRでタイに行く場合は、成田空港発、スワンナプーム空港着となります。私も含め多くの旅好きが選んでいるのがZIPAIR。旅好きに選ばれる納得の理由をご紹介していきましょう！
ZIPAIRはLCC（ローコストキャリア）です
JALの子会社という安心感はあるものの、先ほども述べたとおりZIPAIRはLCCです。JALと同じレベルの手厚いサービスを求めるのは勘違いというもの。
ZIPAIRのフライトは価格を抑える代わりに、過度なサービスは含まれていません。必要なサービスは自分でオプションとして購入するという合理的なスタイル。無駄がなくていいですよね。普段からLCCで飛んでいる皆さんなら何の抵抗感もないはず。
今のところ成田のみ
今のところ国内では成田空港しか就航していないのが地方の旅人にとっては残念なところ。しかもまだ地方と成田を結ぶ便が少なく、現段階ではこれがネックと思われますが、秋冬には地方と成田を結ぶ路線が復活の兆しも。
それはさておき、関空にもZIPAIRください！(笑)
旅好きがZIPAIRを選ぶ理由は？
コロナ禍明けの久々の海外旅行。旅好きがこぞってZIPAIRを選ぶ理由って何なんでしょうか？実際に私がZIPAIRを選んだポイントを解説しましょう。
ZIPAIRは燃料サーチャージが不要
円安と燃料高で日常生活への影響を実感している方も多いはず。旅好きは「燃料高」に敏感です。というのも、燃料が上がると国際線で必要な「燃料サーチャージ」というものが上がるから。燃料サーチャージは原油価格によって変動し、航空券とは別に問答無用で上乗せされる料金なのです。
ZIPAIRはこの燃料サーチャージが不要。ちなみに大きな声では言えませんが（皆さんご存じだからまぁいいか）、親会社のJALや、今回の私の旅先であるバンコクに就航しているANAやタイ国際航空などはこの燃料サーチャージが必要なのです。
LCCなのに座席が快適！
国際線のLCCで一番げんなりするのが、あの膝が前のシートに当たるくらいの座席の狭さ。あの狭さに耐えられるのはせいぜい3時間くらいだと思っています（個人の感想です）。
ところがZIPAIRはLCCなのに座席が狭くないんです。JALやANAのようなフルサービスキャリアに採用されているのと同じ、31インチ（79㎝）×17インチ（43cm）のゆとりあるシート。これならシンガポールやバンコクのような中距離の都市へのフライトも快適。
今回の旅先は、円安と物価高の影響が比較的少ないバンコクにしましたが、円安&物価高が落ち着いたらZIPAIRでハワイや西海岸もいいな…なんて思ったり。
しかもWi-Fiが無料で利用できて、コンセントも完備。ちなみにフルフラットの座席もあるんですよ。予算が許せば乗ってみたい…。
不要なサービスにお金を払う必要がない
アジアの深夜便って、ようやく寝付けたと思ったら朝方機内食タイムで起こされるのが何気に苦痛でしたが、 ZIPAIRでは機内食は必要な人がオプションで追加するという方法なので、睡眠を選ぶことが可能。
という訳で、行きだけ機内食を追加しました。必要のない食事でフライト料金が高くなるよりも、ベースを安く設定し必要なら追加でお金を払うというのは非常に合理的。
ZIPAIRは機内食のバラエティが豊富
ZIPAIRは機内食が豊富です。カレー、お蕎麦、ヒレカツ丼、オムライス、ちらし寿司、サラダ、鰻、その他多数！ビーフorチキンじゃなくて、自分で好きなものを選べるのって嬉しい。
成田発では4割くらいの人が機内食をオーダーしていました。配膳時に、間違えがないか名前の確認があったのが印象的。食べてしまってから違うと気が付いても後の祭りですもんね（笑）
スワンナプーム発の帰国便では機内食をオーダーしている人は見かけませんでした。深夜発で早朝着なので、みなさんお食事は空港で終えて、私と同じく朝まで熟睡の模様。
スワンナプーム国際空港からエアポートリンク終電は間に合うのか問題
実は私がZIPAIRで一番気になっていたのはココ！ZIPAIRだとスワンプナーム国際空港に着くのは21時45分の予定。何事もなければ空港から市内へ出るエアポートレイルリンクに間に合うはずですが、果たして定刻に着くのか、そして入国審査は混んでいないのか…。
私の心配をよそに、入国審査はガラガラ。終電に間に合うどころか9時40分くらいにはエアポートレイルリンクに乗っていました。これにはビックリ。
ただし、これはその日の運次第なので、遅延したり入国審査が混んでいたりしたらエアポートリンク（エアポートレイルリンク）には間に合わないかもしれないと頭の片隅に置いておくほうがいいでしょう。これからは海外旅行に出かける人も多くなり、入国審査も混むかもしれませんね。
ZIPAIR予約のポイント
さて、ここからは実際の予約についてです。普段からLCCを利用している人は抵抗ないかもしれませんが、中には「ZIPAIR乗ってみたいけど予約が難しそう…」という人もいるのではないでしょうか。慣れていない人に向けて、ZIPAIRの予約のポイントを解説します。
希望日のフライトを選んだら、必要なオプションを追加していきます。LCCなので座席指定も食事も必要なら追加して、その都度フライト料金に加算されていく仕組みです。上は私の予約パターンですが、〇で囲った部分がオプションで付けたものです。何もしなくても手荷物は7Kgまでは無料です。LCCなのでこれは厳格に7Kgです。カウンターで測りますので「ちょっとくらいオーバーしてもいいかな」という甘い気持ちは捨てましょう。
往路と復路、それぞれ必要なオプションを加えていく必要があります。もともとの機内持ち込み荷物（7Kg）に5Kgをオプションで付けると、機内持ち込み荷物が合計で12KgまでOKになりますよ。必要なら預け荷物もオプションで追加します。
座席も細かく料金が決まっています。
ちなみに、これらのオプション（荷物追加、食事、座席指定など）は予約時にセットでお得に購入することも可能です。それが下の表。
料金は路線ごとに異なりますので、予約のタイミングで確認しておきましょう。
JALのマイルでZIPAIRに乗れる!?
長引くコロナの影響で飛行機に乗る機会が減り、JALのマイルを持て余している人、いませんか？まさに私がそうでした！「マイルどうしよう…」と思っていた時に見つけたのがJALマイルをZIPAIRポイントに移行できるというシステム。2021年4月からスタートしたようです。これは嬉しい！
10,000マイル以上交換すると、1マイル1.5ポイントとして計算され、15,000ポイントになるんです！特に期限ぎりぎりのJALマイルの使い道としてオススメ！ということで交換してみました。
しかもリアルタイムで反映されるので、急いでZIPAIRのフライトを予約したい時にも便利です。ちなみに15,100の「100」部分はZIPAIR Club（無料）に入会すると誰でももらえるポイント分です。
ポイントサイトの交換では数週間待たないといけないこともあるのに、リアルタイムの反映は旅好きには嬉しい限り！まだJALマイルが92,000もあるので、海外に行きたくなったらその都度ZIPAIRのポイントに移そう。
ZIPAIRで次どこへ行く？
いよいよ海外旅行が本格的に動き出した気配。私は「次、ZIPAIRでどこ行こう？」と早くもソワソワ。シンガポールもいいし、日本同様入国緩和に動き出した韓国や台湾も良さそう。もちろん円安と物価高が落ち着いたらハワイや西海岸も捨てがたいところ。
これからの海外旅行は、旅上手の人をお手本にして、フルサービスキャリア（FSC）とローコストキャリア（LCC）を適宜使い分けてお得に旅を楽しみましょう。3時間程度の近場なら既存のLCCでもアリだと思いますが、同じLCCの中でもZIPAIRは座席が広く中距離でもストレスがないので、中距離以上だとZIPAIRを選ぶのがおすすめですよ。
それではみなさま、よい旅を！
DATA ZIPAIR 在タイ日本国大使館 厚生労働省・入国者健康確認センター 日本へ入国・帰国する皆様へ
海外旅行で得する方法
海外旅行をお得にするには？特に高級ホテルに宿泊する場合は、それなりの料金を支払うので、その分のポイントは欲しいですよね。フォーシーズンズホテルはマリオット系列のようにポイントプログラムの会員制度はないのですが、お得に予約する方法はあります。
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2名の海外旅行はツアーの方が安いことも
いつもは航空券を買ってホテルを手配して旅行するという人も、航空券やホテルがコロナ禍前より上がっている今は、ツアーという選択肢もあり。特に2名の旅行はかなり安いツアーが設定されていることも多いんですよ！ただしひとり旅の場合は一人部屋追加料金で高くつき、航空券やホテルを自分で手配した方が安く上がります。3名の場合はエクストラベッドは誰が寝るあるあるにぶつかりそう（笑）。
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