HIYORIチャプター京都宿泊記・マリオットホテル系列2021年7月開業

ホテルブロガー hoteloG.

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ホテルブロガー

2021年7月に開業したばかりのHIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルに宿泊しました。

長〜いホテル名は聞き慣れないかもしれませんが…トリビュートポートフォリオは、マリオットホテル系列の比較的新しいブランド。”人と場所を繋ぐ心で結ばれた、独立したデザイナーズホテル” がコンセプトです。

HIYORIチャプター京都は観光に便利な立地

ホテルの立地は、地下鉄市役所前駅から北に徒歩3分程度。鴨川にも歩いてすぐ、河原町へはバスで10分程度(渋滞無しの場合)と利便性も良い方だと思います。

ホテルは6階建てとなっております。

河原町通り沿いのファサードは、スタイリッシュな造作と植栽で高級感がありますね。

ホテル脇にはシェアサイクルのPIPPAポートもあり、私的にはポイント高し。ホテル以外の利用者もおり、お昼には空きが無い事もあるので、デイパスプラン等で早めに借りておきましょう。

エントランスも、最新高級ホテルといった雰囲気があります。ホテル専用の車寄せはありませんので、タクシーは路上で乗降します。

入口は奥まっており、長めのアプローチに滞在への期待が高まります♪

HIYORIチャプター京都のロビーフロア

館内に入りました。

入るとすぐ右手にレセプション。

天井は低いですが…スタイリッシュにまとめられたデザイン密度の高い空間は『お洒落で高級感のある良いホテルだな』と思わせます。

ホテル最大の特徴・チャプターファクトリーとは?

ホテルに入った正面には、こちらの象徴的な存在である『チャプターファクトリー』と呼ばれる一画が。

『手のひら一筆箋』がずらりと並ぶ、旅の情報発信・収集コーナー。

ガイドブックには載っていないような、奥深い京都の見どころやお店が紹介されております。眺めてみて気になった一筆箋は、番号で下の引き出しから取り出し外へ持ち歩けます。

ゲスト自身が、京都旅行の物語のチャプター(章)をファクトリー(工房)で作れるというコンセプトなのですね。ここで、『なんのこっちゃ!?』と疑問だった長いホテル名にも納得しました。

奥には、ゲストの京都旅行をサポートするコンシェルジュデスクも。

ゲストが京都旅行にまつわる一筆を綴れる活版印刷も。レトロな機械がお洒落ですね〜!内容によっては、手前の一筆箋コーナーに採用される事もあるそうです!

ネットやSNS時代、目的地はあらかじめリサーチ済みなゲストも多いでしょうし、日本人の旅行期間は短め。私の京都旅行もガッチガチに予定を組んでしまいましたが…滞在時は撮影だけでなく、一筆箋を眺める余裕があれば良いなと思いました。ロビーの空間としては他のホテルには無いコンセプトで、付加価値が付いていて良いですね♪

エントランスすぐには、ネスプレッソのコーヒーマシン。

こちらは全てのゲストが、いつでも飲む事が出来ます。お部屋にもドリップコーヒーはありますが、ネスプレッソマシンって、なんだか有り難みがありますよね(笑)

HIYORIチャプター京都唯一のダイニング「松成」

ロビーの左側には、パティスリーカフェ・バーの「松也(まつなり)」

世界No1レストランの称号を何度も手にした、スペインのレストラン『エルブジ』のパティシエだった方が手掛ける、新感覚のスイーツを提供。朝食時(7時〜11時)は洋食ブッフェ、11時〜20時まではスイーツの他、軽食も提供されるようです。

11月の滞在だったので、季節によってメニューが変わるスイーツはモンブランでした。

松也の店内は広め、スケルトン天井に木目のアルミルーバー。

17時~20時は、バーカウンターでお酒も提供されます。観光で歩き回った後や、チェックイン直後に軽く1杯も良さそうですね♪

造作棚や家具はしっかりとした厚み、間接照明の使い方も洗練されており、リラックスした控えめな高級感を感じます。

使っている材料と造作は、特別凝ったものは無いはずなのに…やはり外資系大手のデザイン手法は感心しますね〜。国内ブランドの同等クラスのホテルには無い、洒脱感と色気を感じます。

私が予約した宿泊プランには、こちらで利用出来る1000円分のクーポンが付いて来たので、大阪から来てもらった友達とディナー前にお茶を楽しみました。

私が頼んだアイスのフレイバーグリーンティ(600円)は、フルーティーなお味で美味。『たい焼き』と呼ばれるお菓子は、たい焼きの型押しが付いたピスタチオチョコがかかったフィナンシェ。中には黒豆が入っており、なかなか美味しかったです。マリオットヴォンボイ会員10%割引も、公式HPより予約したせいか、何も言わずともしっかり適用されていました。元エルブジ出身らしい革新的なスイーツは、アラカルトのメニューで味わえるのかな・・・? 焼き菓子はオーソドックスに近い美味しさでした。

チェックインを終え客室へ

とても丁寧なチェックインの対応を受けたあと、エレベーターで客室フロアへ。レセプション横がエレベーターホールです。

HIYORIチャプター京都は6階建て。客室は5階でした。客室フロアのエレベーターホールや廊下は、ちょっといいビジネスホテルと仕上がりは変わりません。

和モダンで快適な客室

今回予約したのは、『HIYORIツイン(25㎡)』。宿泊したのは紅葉シーズンの土曜日でしたが、2か月前に予約したせいかとてもお手頃、16500円で予約出来ました♪ 京都は年末年始・GW・お盆だけではなく、桜と紅葉シーズンもホテル代が高騰。早めの予約がオススメです!

客室の内装仕上げ自体は、国内のプレミアムビジネスホテルと同等グレードですが…やはり流石はマリオットといいますか、色使い、造作のデザインが洗練されています。

窓の障子風の引戸が、空間をグッと引き締めております。

凝るとこ凝って抜くところは抜く、お部屋はスッキリ見えるのに貧相にならない絶妙なバランス。お部屋に入った第一印象は、思っていたより広くて質感があるなと思いました♪

木目の壁も全部塩ビシートなのに…ライティングがスタイリッシュなので本物に見えてしまいます。ベッドボード面は間接照明使いが効果的な、ミニマルモダンな雰囲気。サイドランプのデザインもお洒落ですよね、照明は調光も可能です。

窓側には大きめのベンチソファ。この一角、ひじょーに好きな見え方。家具のフォルムも色合いも全部好き♡

ソファがお部屋の面積のわりに大きいので嬉しいし寛げます。夜寝る前までこちらでゆったりと過ごしました♪

サイドには、ラグジュアリーホテルばりのフォルムを持つ照明や、デンマークのインテリアブランド、HAYの六角トレイが置いてあり、モダンかつ洗練されています。

眺めが欲しい方は河原町通り沿いの客室を・・・

窓の外は…河原町通り沿い、向かいの工事中の建物ビューでした。

大通りですが車の音は気になりません。障子風の引き戸の奥に、遮光ブラインドもあります。

これでも眺めは良い部類かと…こちらのホテル、窓の外が隣のビルの壁だったり、建物の内側に窓がある眺めゼロの部屋の方が多いんです。私は予約時に、河原町通りの外が眺められるお部屋をとリクエストしました。
京都市内滞在の場合。別に素晴らしい眺望で無くてもいいんですが…曇りガラスとか、目の前が壁なのは耐えられない性格なんです。例えカーテンやブランドを閉じて過ごしたとしても…ワガママなゲストですみませんっ!外が見える部屋向きは、河原町通りのファサード方向以外ほとんど無さそうです。

上の画像の上部側はマンションが隣接(スイートがある角部屋は視界が開けていて、お寺の屋根が見えるようです)。左右はホテルより高いビルが隣接しています。下側は河原町通りです。 グーグルマップに、実際の方角でフロアプランを落とし込んでみました。視界が開けた方向が一目瞭然・・・??

テレビモニターは大きめ、ホテル説明や大浴場の混雑状況も確認出来るマルチ機能付。YouTubeも見る事が出来ます。モニターの角度は付けられません。

クローゼットは、珍しいタイプで窓側に配されております。幅はありますが…奥行きが無いので洋服は正面方向にしか掛けられません。最近のホテル、25㎡程度のお部屋では幅狭のオープンタイプのクローゼットの場合も多いので、あるだけ有難いといったところでしょう。ただこちらのクローゼット…リビングスペースにあるので、少々ごちゃごちゃした感じにも見えてしまいます。パッキング・アンパッキングの為、スーツケースはクローゼット近くに置きたいですし〜。

ところで、ミニバーは何処にあるんでしょう? ロビーの無料ネスプレッソがあるから無いとか? それはあんまりでしょ〜と思いながら探しまくるも全く見当たらない…ロビーに電話して尋ねると…なんと、洗面台の真横! 斬新過ぎる…(笑)。これ、言われないと絶対気づかないやつ~。私だけでしょうか!?

洗面台の中にミニバーなどあるはずが・・・あるんですっ!

ケトルはお洒落ホテルお約束のバルミューダ。ほうじ茶は、歩いてすぐの所にある老舗の『一保堂』のティーバッグ。冷蔵庫には、無料のお水が2本。

こちらのお部屋、玄関で靴を脱ぎ上がるスタイル。靴箱もあります、大浴場に履いて行ける下駄もございます。

洗面台はオープンタイプ。

大理石風の天板や、マットブラックの水栓、コースターにデザインのこだわりを感じます。程よく流行を意識していて好印象。アメニティは木箱の中に。タオルは洗面台の下です。

洗面台横には、イタリアのブランド『ミレニアムオーガニックス』のスキンケアがポンプ式のボトルで置かれております。ハーブ系の香りです。

1階にゆったりとした大浴場を備えているせいか、バスタブは無くシャワールームのみ。トイレタリーも、ミレニアムオーガニックスです。(一部バスタブ付の客室もあるようです)

トイレは個室タイプ。もちろんウォシュレット付です。

楽しみにしていた大浴場へ♪

チェックイン後、すぐにルームウェアに着替えて1階の大浴場へ。

ジムと大浴場の入口は、ロビーから客室フロアに上がるエレベーターホールの奥にあります。チェックイン・アウトやお出かけをする、よそ行きのゲストと鉢合わせするのは少々恥ずかしいです…当たり前ですが、ルームウェア&下駄でロビーに出る事は出来ません。

こちらはフィットネスジム。24時間利用可能です。

ジムも大浴場も、カードキーをかざして入る仕組み。どちらもスタッフは常駐しておりません。

大浴場の入口には、コインランドリーもありました。デザイナーズホテルですが、ビジネスホテルのような利便性も兼ね備えています。

大浴場の更衣室です。タオルもあるので手ぶらで来れます。

もちろん内部は撮影は出来ませんが…大浴場が広めで仕上がりも高級感があり、素晴らしかったです(入浴時間は6〜9時・15〜25時)!洗い場もゆったり、大きな浴槽と、別に仕切られた小さめの浴槽は白濁したお湯。そちらは窓が無く外気が入るお部屋で半露天風呂気分…とまでは行きませんが(本当に外が見えないので)、シティホテル併設の浴場としては、立派な部類に入るかと思います。京都は街歩きや寺社仏閣巡りが楽しい街。歩き疲れた体が癒されるし、滞在の楽しみになりました。私は昼夜2回入りました♪

HIYORIチャプター京都・夜の館内

友人と木屋町の割烹で夕食を楽しんだ後、ホテルに戻って来ました。

しっかりと作り込まれたデザインの空間は、夜のライティングも映えますね♪

お部屋に戻る前に、ロビーにある無料のネスプレッソで淹れたコーヒーを飲みながら・・・チャプターファクトリーで旅の一筆箋を読むのも良さそうです。

お部屋に戻りました。窓側の障子が際立つ和モダン空間。ホテルに帰っても、京都に滞在している事を実感いたします♪ 旅の余韻はお部屋でも・・・

今日も様々な場所を巡りました。自分にお疲れさま〜快適なベッドでおやすみなさいzzz

素敵な朝食時間をカスタマイズ♪

おはようございます。朝食は1階のカフェ松成で提供されますが(7時〜11時)、旅先でのパン屋巡りが大好きなわたし。
パンの街京都の中でも、ホテルの周囲は人気パン屋さんが点在しているエリア。近くの大人気店で朝食用のサンドイッチを購入し、お部屋でいただきました。
コーヒーはロビーで淹れたネスプレッソです。旅先の美味しいパンで幸せな朝食。ソファもテーブルも大きくてお洒落なので、自分だけの素敵なカフェ空間♪

わたしも一筆箋書けるかしら…??

お部屋にお皿やカトラリーは無いので包装紙直置きですが・・・映えて美味しいパンでした!

チェックアウトは12時。よほどの高級ホテルでない限り10~11時設定のホテルが多いので、午前中もゆっくり滞在出来るのは嬉しいですね。

この照明、自宅にも欲しい・・・

京都滞在を上質に格上げしてくれるホテル

ホテルは地下鉄駅からすぐ。河原町や東山地区は近いし、周囲にはこだわりの飲食店も点在。あまり観光客の居ない落ち着いたエリアというのも良いかと思います。
快適な大浴場もあるし、私は京都滞在時のリピート候補のひとつに加える事にしました♪。

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