たびハピ

湯の鶴温泉Tojiya(とうじや)宿泊記・熊本の格安穴場宿で湯治体験


「湯の鶴温泉」(熊本県水俣市)は、県最南端の山中にひっそりとある温泉地。「温泉ゲストハウス TojiyA」(湯治屋・とうじや)は、湯の鶴温泉にある温泉宿の一つです。数年前に全面リニューアルされ、格安で泊まれる和モダン宿へと変貌しました。

日帰り入浴も可能ですが、その真価が分かるのは宿泊してこそ。 今回は、「温泉ゲストハウス TojiyA」(湯治屋・とうじや)をたっぷりとご紹介します!

熊本県水俣市・湯の鶴温泉

湯の鶴温泉街

湯の鶴温泉とは

湯の鶴温泉は熊本県最南端、水俣市街から約8㎞山間へ入った小さな温泉地。約700年前に平家の落人が、傷ついた鶴が湯浴みする姿を発見。それが「湯の鶴温泉」の名の由来です。

湯の鶴温泉散策マップ

温泉街は昭和風情が今も残り、現在は4軒の宿と2軒の日帰り入浴施設が営業しています。

和モダンな雰囲気の「Tojiya」

Tojiyaの外観

「温泉ゲストハウス TojiyA」(湯治屋・とうじや)は、湯の鶴温泉にある格安素泊まり宿。目の前には清流が流れ、川のせせらぎを感じる長閑な立地です。
※以下、Tojiyaと記します。

シックな雰囲気のフロント

玄関をくぐると、雰囲気が一変。黒やこげ茶色を基調としたシックな雰囲気に包まれています。改装部分の多くは、宿スタッフが数か月かけて自前で造ったもの。和モダンな佇まいの一方、どこか手造り感が残っていて不思議と癒されます。

木の温もりを感じさせるロビー
「Cafe&Book」と呼ばれる休憩室

極上美肌湯でリフレッシュ!

Tojiyaの大きな魅力の一つが“温泉”そのもの。大浴場は、1階から階段で下った地下の様な場所にあります。

大浴場

階段を下ったところにある大浴場

昔から“名湯は下に下れ”という格言があります。自然湧出する温泉は、川底や断層の隙間などから湧出する場合が一般的に多いです。建物より低い場所にある浴室は、温泉が湧き出した場所から至近距離の場合が多く、より新鮮な温泉を楽しめる可能性が高いのです。

Tojiyaの場合も、その格言にもれません。露天風呂は無く、男女別の内湯があるだけ。しかし、加水も加温も消毒処理も一切無い自家源泉100%かけ流し温泉を、宿泊者は24時間自由に楽しめます。

かかり湯で体を流します

大浴場は、男女浴室ともに湯船が一つあるだけで、シャワーの類は有りません。代わりに源泉100%かけ流しの温泉のかかり湯があり、ここで体を流します。

極上美肌湯でリフレッシュしよう!

泉質名は「アルカリ性単純温泉」。温泉通がMTMMと呼び、ほぼ無色透明無味無臭の清澄な温泉です。色が透明でほとんど香りも無く、一見あまり温泉らしさがありません。

しかし、お湯に浸かると泉質の良さを実感! 湯量を調整して42度程の適温に調整された温泉は、入った途端はツルツルと滑らかな肌触り。次第に毛穴が開き、温泉熱と成分が体内へ浸透。ジンワリと体が温まります。浴後は驚くほど肌が潤い、サラサラお肌へと変貌。心身ともにリフレッシュできます。

これらの効果は、温泉に含まれる「重曹」と「芒硝」という成分の影響です。重曹は、余分な皮脂を落とし、肌をクレンジングさせてくれる成分。芒硝は、化粧水の様に肌へ水分を補給し、潤いをキープしてくれる成分。誤解を恐れずざっくりと言えば、シャンプーとリンスのような関係です。この2つの成分がバランス良く入った泉質は全国的にも数少なく、希少な極上美肌湯とさえ言えるでしょう!

貸切風呂

貸切風呂

また、Tojiyaでは貸切風呂もあり、宿泊者は無料で利用できます。こちらも自家源泉100%かけ流しの温泉で、小さなお子さん連れの方やカップルなど、プライベート重視の方におすすめ。なお10時~13時は清掃中で入浴できないので、連泊の方は注意しましょう。

Tojiyaは館内設備も充実。まさに格安穴場宿!

客室は、全部で5部屋。ゲストハウスと名乗りますが、ドミトリーでなく全て個室です。
※相部屋はコロナ禍の影響で、2022年10月現在休止中。

客室

和室6帖の客室

筆者が宿泊した部屋は、縁側付きの和室6帖でした。布団類はセルフで上げ下げしますが、自分のタイミングで布団を敷けるので、気ままに過ごしたい方にはむしろ過ごしやすいでしょう。

客室の縁側

縁側からは清流を眼前に臨め、川のせせらぎをダイナミックに感じることができます。

シェアキッチン(共用の厨房)

シェアキッチン

Tojiyaでは正式名称にゲストハウスを名乗っていることもあり、シェアキッチンと呼ばれる共用の厨房が充実しています。流し台・鍋や食器類・塩などの基本的な調味料・冷蔵庫は完備。食材や飲み物を事前に購入しておけば、大抵の食事はまかなえそうです。
※ただし、使用した食器類は洗って元の場所へ返すのが、ココでのマナーです。

筆者の宿泊時は、シェアキッチンで調理して自分の部屋で食事を楽しむファミリー客が複数いました。また無料の飲用水も自由に飲めて、入浴前後の水分補給で大変重宝しました。

朝食

サービスの朝食

また、食パン・ヨーグルト・コーヒーの無料朝食サービスもあります。食べる場所は自由で、客室に持って行っても良し、休憩室などのパブリックスペースで頂いても良いです。
※朝食の利用時間:7時~9時まで

以上の内容で筆者宿泊時(2022年8月現在)では、税込みで一泊大人1人4,500円。二人以上だと大人1人4,000円、小学生2,600円、幼児1,000円(布団利用時。布団不要の場合は無料)。まさに格安穴場宿といえるでしょう!

夕食に宿直営の屋台へ行ってみよう

Tojiya直営の屋台

Tojiyaでは夕食付き宿泊プランは有りませんが、直営の屋台(湯の鶴BAR.屋台 山鯨)が宿の道路を挟んで向かい側にあります。湯の鶴温泉街には食事処が少ないので、これは重宝します。筆者は基本的に全く料理ができない人なので(笑)、興味津々で行ってみました!
※「湯の鶴BAR.屋台 山鯨」の営業時間:19時~23時

ぎょうざ&ビールは、お酒好きには最高です!

メニューは枝豆や焼き鳥など、お酒のつまみ系がメイン。ドリンクは、ビール・日本酒・焼酎・サワー類・ソフトドリンクがありますが、いかにも南九州らしく焼酎の品揃えが充実していました。

筆者は、とりあえず焼き餃子とビールを注文。餃子は表面がカリカリと仕上がり、中に封じ込まれた餃子の旨味と絶妙にマッチ。ビールとの相性も抜群でした!

〆の焼きそば

最後はソース焼そばを注文。ソースの味が薄すぎず濃すぎず、お酒の〆にピッタリでした。

Tojiyaへのアクセスと注意点

Tojiyaがある湯の鶴温泉へのアクセスは、ドライブの場合も、公共交通機関を使ってのアクセスも、少々注意するべき点がありますので、詳しく紹介しますね。

車の場合

車で行くなら南九州西回り自動車道 水俣ICが最寄りの高速道路出口。福岡県や熊本市方面から南下する場合は、南九州西回り自動車道が無料高速道路エリアになる点は見逃せません。

車は「水俣市 湯の鶴温泉保健センター ほたるの湯」に駐車

水俣ICで降りると、湯の鶴温泉まで15分ほどで到着します。ただし細い坂道(県道117号線)をひたすら上ることになるので、徐行運転が望ましいでしょう。なお鹿児島県出水市側から峠越えするルートは、さらに細い道が連続して離合も困難な場所もあるので、あまりおすすめしません。鹿児島県側から行く場合も水俣市街地まで行って、県道117号線を南下した方が道路事情は安心でしょう。

また注意したい点は、Tojiyaには駐車場がありません。車利用の場合、公共日帰り入浴施設である「水俣市 湯の鶴温泉保健センター ほたるの湯」に駐車してください。そこから徒歩2~3分程度で宿に到着します。
ちなみに「水俣市 湯の鶴温泉保健センター ほたるの湯」も源泉かけ流しの美肌湯を楽しめ、温泉好きの方なら併せて利用するのも良いでしょう。

公共交通機関の場合

湯の鶴バス停

公共交通機関だと、九州新幹線 新水俣駅で下車し、肥薩おれんじ鉄道に乗り換えて「水俣駅」で下車(乗車時間約5分)。水俣駅から「水俣市コミュニティバス みなくるバス」に乗車し、湯の鶴バス停で下車(乗車時間約35分)、そこから徒歩1~2分程度でTojiyaへ到着します。ただしバスの本数が平日は6本、土日祝日が4本程度ですので、バスの時刻表を事前に調べておいた方が安心でしょう。

Tojiyaはどんな人におすすめ?

以上、「温泉ゲストハウス TojiyA」の宿泊記をご紹介させて頂きました。
最後になりますが、Tojiyaは以下のような方におすすめです。

・格安で自由気ままに泊まりたい方
・源泉かけ流しの温泉がお好きな方
・温泉で長期療養をしたい方
・美肌を目指す女子
・自炊して好きなものを食べて、のんびり過ごしたい方

ぜひ参考にして下さいね!

  DATA
 温泉ゲストハウス TojiyA
 住所:熊本県水俣市湯出1561-1
 電話番号:0966-68-0008
 アクセス:
 【車】南九州西回り自動車道 水俣ICから車で約15分
 【バス】肥薩おれんじ鉄道 水俣駅から「水俣市コミュニティバス みなくるバス」に乗車(約35分)。湯の鶴温泉バス停下車後、徒歩約1~2分
 公式サイト:温泉ゲストハウス TojiyA 

ホテルや旅館をお得に予約する方法!

ホテルや旅館を予約するなら、宿泊予約施設の数の多さを誇るじゃらん、楽天市場のポイントも全部貯まる・使える楽天トラベルなど様々な方法でお得に予約できますよね。さらにその予約サイトのポイントも貯まるので、活用している人も多いのではないでしょうか?
でも、それだけだと実はもったいないことをしているってご存知でした?

旅行予約サイト+ポイントサイト両方のポイントを貯める

昨今各旅行予約サイトが、通常の広告費よりも「お得に予約したい」というユーザーに対し、確実なPRができるとして使っている方法こそ、ポイントサイトでの予約に対するポイント上乗せ付与なのです。
中でもポイントサイト業界で15年の実績があり、旅行ポイ活インフルエンサーなどにも人気のポイントサイトが「ハピタス」。なぜかというと、旅行系のポイントパートナーや、交換先がとても充実しているのです。
宿泊でポイントの貯まる宿泊予約サイトや、旅行会社に会員登録しているなら、上乗せしてお得なポイントが貯まる「ハピタス」の会員登録がおすすめ!

たとえば…じゃらんで予約すると、じゃらんのポイントが貯まるのはもちろん、なんとハピタスのポイントも宿泊費の1.5%(2023年7月12日現在)貯まります。これは旅行予約サイトがハピタスにポイントとして広告料を払っているため。

ハピタスのポイントはハピタスのサイト上で1ポイント=1円で現金に還元できる上に、他にも航空会社のマイルや、ホテルのポイントプログラムのポイントなど様々なものに交換できるんです。

だからじゃらんに登録している人は、ハピタスに登録してから予約しないと、かなりもったいないことをしているんです。

ポイントバック率は時期により上下します!

楽天カードや楽天モバイルに加入している人なら見逃せない楽天トラベルも、ハピタス上で予約するだけで、ハピタスポイントが貯まるんですよ!さらに楽天市場でのお買い物もハピタスを経由するだけで、ハピタスポイントが貯まるので「楽天+ハピタス」ダブルでポイ活していることになるのです。

旅行予約サイトだけではなくファッションや雑貨、レンタカー、クレジットカードなどすべてのお買い物のたびにハピタスにログインしてハピタス上で、お目当てのサイトからお買い物するだけで、ハピタスポイントが貯まります。登録して1年経過しなくても「あれ?こんなにポイント貯まっていた?」なんてことがよくあります。

たびハピ上からハピタスに登録して、ハピタス上で旅行予約サイトを使う方法はこちら!とっても簡単!

以下はほんの一例ですが、ハピタス上で予約すると、その旅行予約サイトとハピタスのポイントが両方貯まるサイトです。ポイント加算率も、予約サイトによって違うので、新規登録して比較しながら利用すると良いですよ!

予約サイトとハピタスのポイントが同時に貯まるほんの一例!他にもたくさん!
 楽天トラベル+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※会員登録後すぐ予約OK
 じゃらんnet+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※会員登録後すぐ予約OK
 agoda+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※登録後すぐ予約OK
 Booking.com+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら※登録後すぐ予約OK
 JTB+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※登録後すぐ予約OK
 るるぶトラベル+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※登録後すぐ予約OK
 日本旅行+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※登録後すぐ予約OK
 エクスペディア+ハピタスのポイント両方貯まる予約はこちら▶※登録後すぐ予約OK

世界規模のホテルチェーンもプラスでハピタスポイントが貯まる!

「ホテルの会員なので、そのホテルチェーンのホテルに泊まって沢山ポイントを貯めたい!公式サイトで直接予約した方がポイントが貯まるし使えるから、ポイントサイトは必要ない」
なんて言っているあなた。ホテル会員の方はたくさんいるけれど、まだポイントサイトに登録していないっていう人、かなり多いんですよね。
マリオット、インターコンチネンタル、アコーホテル(ノボテル・ソフィテル・バンヤンツリーほか)の会員の方も、ハピタス経由で予約すると、ホテルのポイントプログラムのポイントも通常通り加算され、ハピタスポイントも貯まるんです!

ちなみにマリオット会員の場合はちょっとすごいですよ。な、な、なんと…ハピタスに登録してハピタス上のマリオットホテルのこちらのアイコンから予約すると、マリオット会員のポイントは通常通り加算され、ハピタスポイントがなんと宿泊費の4%もポイントバック!

さらに、ハピタスのサイト上でハピタスポイントをマリオットのポイントと交換することが可能!マリオット会員の方はハピタスに入っていないと、損するかも?

ホテル会員ポイント+ハピタスポイントが両方貯まる予約はこちらから!
 マリオットとハピタスのポイントが両方貯まる予約はこちら!
 IHGとハピタスのポイントが両方貯まる予約はこちら
 アコーホテルとハピタスのポイントが両方貯まる予約はこちら

お得に、何度も!ある程度ポイントが貯まったら、また新たな旅へ。それが賢く旅をする方法です!