引越しを検討している人の中には、できる限り費用を抑えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では、引越し費用が安い時期と高い時期はそれぞれいつなのか、時期や距離ごとの引越し費用の相場などを解説します。
また、引越し料金の決まり方や費用を安く抑える方法についてもご紹介しますので、引越しを検討する際の参考にしてみてください。
目次
引越し費用が安い時期・高い時期
1年のうち、引越し費用が安い時期と高い時期はそれぞれいつなのでしょうか。国土交通省のデータによると、大手引越し業者で繁忙期といわれているのは、3月や4月です。依頼件数が多くなれば、引越し業者では人手やコストがかかるため、必然的に引越し料金は高くなります。
人数別・月ごとの引越し料金相場表
時期
時期 | 単身(荷物少) | 単身(荷物多) | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族 |
1月 | 平均 56,120円 | 平均 80,070円 | 平均 82,522円 | 平均 97,322円 | 平均 86,790円 | 平均 119,939円 |
2月 | 平均 58,741円 | 平均 77,166円 | 平均 90,168円 | 平均 102,297円 | 平均 99,621円 | 平均 93,434円 |
3月 | 平均 96,269円 | 平均 123,998円 | 平均 148,915円 | 平均 160,954円 | 平均 188,111円 | 平均 201,647円 |
4月 | 平均 71,069円 | 平均 99,113円 | 平均 116,385円 | 平均 120,384円 | 平均 125,712円 | 平均 126,607円 |
5月 | 平均 49,123円 | 平均 71,061円 | 平均 82,797円 | 平均 99,779円 | 平均 101,935円 | 平均 112,918円 |
6月 | 平均 48,142円 | 平均 66,325円 | 平均 89,868円 | 平均 87,587円 | 平均 96,453円 | 平均 102,657円 |
7月 | 平均 53,310円 | 平均 74,966円 | 平均 90,553円 | 平均 90,099円 | 平均 100,415円 | 平均 87,912円 |
8月 | 平均 50,634円 | 平均 69,641円 | 平均 85,859円 | 平均 94,831円 | 平均 99,520円 | 平均 111,167円 |
9月 | 平均 52,016円 | 平均 71,362円 | 平均 84,435円 | 平均 88,410円 | 平均 99,874円 | 平均 110,031円 |
10月 | 平均 50,976円 | 平均 72,186円 | 平均 83,457円 | 平均 94,801円 | 平均 89,974円 | 平均 77,333円 |
11月 | 平均 52,491円 | 平均 75,821円 | 平均 83,500円 | 平均 92,587円 | 平均 96,330円 | 平均 111,528円 |
12月 | 平均 52,956円 | 平均 71,266円 | 平均 84,055円 | 平均 95,643円 | 平均 97,238円 | 平均 105,033円 |
料金相場表からもわかる通り、安く引越しをするためには依頼件数の少ない1月や11月などの時期がおすすめです。
引越し費用の安い時期と高い時期がある理由
時期によって引越し料金に差が出る理由は、その時期の引越し需要の高さによるものです。引越しの依頼件数が多い時期は引越し業者が負担する人件費やコストなどの経費が多くなるため、必然的に料金を上げざるを得なくなります。
経費には固定費と変動費に大別されますが、引越し業者は固定費型の会社といわれ、繁忙期で依頼件数が多くなるとその売上げに関係なく発生するコストが高くなるのです。一方、依頼件数が少ない時期は稼働率が悪くなり、思うように売上げが上がらず赤字になりやすい傾向にあります。業者の考えとしては、赤字になるくらいなら値引きをして少しでも利益につなげようと考えるため、依頼件数が少ない時期に引越しをすると料金が安くなりやすいのです。
【時期・距離・人数別】引越し費用相場
ここからは、距離や人数別の引越し費用相場を繁忙期と通常期に分けてご紹介します。当然ながら、現在住んでいる自宅から新居までの距離や家族の人数が多ければ引越し費用は高くなるでしょう。
通常期の場合、単身と4人家族では15km未満で料金に約3万円の差がありますが、繁忙期の場合は、倍以上の金額になるケースもあるのです。繁忙期には業者側でかかるコストが多く割高になることが読み取れます。
また、表内の料金はあくまでも目安の金額となるため、荷物量や利用する地域によっても差が出ます。地方で引越しをする場合の料金は、首都圏や関東圏などの相場よりも低くなる傾向があるため、引越しが決まった際はまずはその地域の引越し業者へ見積もりを依頼してみるのがおすすめです。
通常期(5〜2月)の引越し料金相場 | |||||
距離 | 単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上 |
~15km未満(同市区町村程度) | 約 45,000円 | 約 63,000円 | 約 70,000円 | 約 73,000円 | 約 80,000円 |
~50km未満(同都道府県程度) | 約 45,000円 | 約 75,500円 | 約 80,000円 | 約 99,000円 | – |
~200km未満(同一地方程度) | 約 61,000円 | 約 108,000円 | 約 100,000円 | 約 100,000円 | – |
~500km未満(近隣地方程度) | 約 77,000円 | 約 150,000円 | 約 160,000円 | 約 180,000円 | 約 200,000円 |
500km以上(遠距離地方程度) | 約 96,000円 | 約 173,000円 | 約 220,000円 | – | 約 200,000円 |
繁忙期(3月・4月)の引越し料金相場 | |||||
距離 | 単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上 |
~15km未満(同市区町村程度) | 約 52,000円 | 約 75,000円 | 約 100,000円 | 約 100,000円 | 約 105,000円 |
~50km未満(同都道府県程度) | 約 58,000円 | 約 93,000円 | 約 116,900円 | 約 150,000円 | – |
~200km未満(同一地方程度) | 約 71,000円 | 約 155,000円 | 約 180,000円 | 約 200,000円 | – |
~500km未満(近隣地方程度) | 約 91,000円 | 約 186,000円 | 約 26,000円 | 約 260,000円 | 約 330,000円 |
500km以上(遠距離地方程度) | 約 111,000円 | 約 250,000円 | 約 320,000円 | 約 350,000円 | 約 350,000円 |
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1ヶ月の中で引越し料金が安い日
1年間のうちで繁忙期と通常期があるように、1ヵ月間の中でも引越し料金が安い日・高い日があるので注目してみましょう。一般的には、土日と比較すると平日の引越し料金は、10~30%の範囲で値引きされる場合があります。また、土日や祝日でも日によっては通常の休日料金よりも10%程度割引されるケースもあるようです。同じ都道府県内かそれ以外、また平日や土日祝に分けて引越し料金の目安を以下の表にまとめました。
希望日 | 単身者 | 複数名 | |
同都道府県内 | 平日 | 約40,000円 | 約83,000円 |
土日 | 約41,000円 | 約80,000円 | |
祝日 | 約40,000円 | 約83,000円 | |
別同都道府県 | 平日 | 約78,000円 | 約153,000円 |
土日 | 約75,000円 | 約152,000円 | |
祝日 | 約81,000円 | 約186,000円 |
単身者の場合でも複数名の家族がいる場合でも、実際のところ平日と土日ではそこまで大きな違いはありません。しかし、祝日の場合は少し割高になる傾向があるようです。
複数名の家族の、現在住んでいる都道府県以外への引越しとなると料金が高くなります。引越し費用をできる限り抑えるためには、平日の引越しを検討するとよいでしょう。
1日の中で引越し費用が安い時間帯
さらに引越し料金を安くするコツとしては、1日の中でも引越しを依頼する時間帯を意識することです。数万円などの大きな金額の変化はありませんが、午前中の朝から依頼する場合は最も料金が高く、午後から夜にかけての時間帯を選択すると料金を抑えられる可能性があります。
時間帯の指定をしないフリープランといった料金形態を用意している業者もあります。これは業者側の都合のよい時間帯に荷物を引き取りに来てくれるというものです。
引越し料金の決まり方
引越しの料金はどのような方法で決まるのでしょうか。基本的には、下記のような計算方法を採用している業者が一般的です。
【引越し料金の算出方法】
引越し料金=基本運賃+実費+オプションサービス費
基礎運賃は業者の約款に基づいて算出される運賃で、どの業者も国土交通省が提示するモデル料金を基盤に決められています。基礎運賃は移動時間による「時間制」と、移動距離による「距離制」の2種類があり、業者によって異なるので注意が必要です。
実費とは、現在住んでいる自宅から転居先までの運搬料金、車(トラック)のチャーター費用や燃料費、荷物を運んでくれる人件費のことです。オプションサービス費は、運送以外の作業を依頼された場合に加算される料金で、エアコンの取り外しや取り付け、ピアノの設置や不用品の処理などが該当します。
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引越し料金を安く抑える方法
引越し料金を抑えるために、時期や時間帯を調整することはもちろん大切です。ここでは、それ以外の引越し費用を安く抑えるための4つの方法をご紹介します。
【引越し費用を安く抑える方法】
・引越し業者のお得なプランを最大限利用する
・荷物の量を少なくする
・「時間指定フリー」を利用する
・複数の引越し業者に見積もりを取る
4つの方法について、詳しく見ていきましょう。
引越し業者のお得なプランを最大限利用する
引越しのプランは業者によってさまざまなものがあり、特に単身者やファミリー向けには通常より安く済ませられるようなプランも用意されています。費用を抑えるためにも、これらのプランを指定して複数社から見積もりを取って比較してみることがおすすめです。内訳で不明点がある場合や、他にもよいプランがありそうな場合、相談窓口などに問い合わせてみるのもよいでしょう。
特に、単身者用のプランはもともと荷物が少なく、一人での引越しを想定しているプランです。複数社見積もりを取った際に価格にバラつきがあったとしても、一番安い業者と同価格程度まで値引きできるケースもあります。一方でファミリープランは荷物量が多くなる傾向にあり、トラックも単身者よりは大きくなるため、一定金額以上の値引きは難しいでしょう。家族で引越しをする場合は、あまり強引な値引き交渉をせずに複数社の見積もりの中で適切なものを選ぶようにした方が無難です。
荷物の量を少なくする
引越し料金が高くなってしまう要因の一つに、荷物量の多さがあります。荷物が多いと、それを運ぶ作業員や壊れないように梱包するための資材費、作業時間も増えるため、料金が高くなるのです。
荷物量を減らして料金を抑えるためにも、引越し前に買取サービスなどを利用して不用品を回収してもらうことをおすすめします。買取サービスの「Pollet」は、忙しくてリサイクルショップやフリマアプリで不要品を売る時間がない、手続きが面倒という人にピッタリのサービスです。
申し込みは、スマートフォンのアプリで簡単にできます。不用品の引き取りは玄関先まで配達員が取りに来てくれるので、外出も不要です。アプリのように買い手がつくまでの待ち時間もなく、売れ残りの心配もありません。さらに、配送や査定も全て無料で利用できます。
引越し前に荷物量を減らしたいとお考えの方は、ぜひ一度「Pollet」を利用してみてはいかがでしょうか。
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「時間指定フリー」を利用する
引越し業者のプランは「午前・午後・フリー」に分かれていることがほとんどであり、指定するとその時間帯に荷物を引き取りに来てくれます。午前中の時間帯は人気のため、割高になる傾向にあります。フリープランは引き取りの時間帯を業者都合で指定されるというものです。
午前中が空いていれば業者が来てくれるケースもありますが、フリープランの場合は午後や夕方などを指定されることが多いでしょう。引越し料金を抑えるための方法として、有給などを利用して引越し日を平日に設定し、その上でフリープランを選択すれば、さらに費用が安くなる可能性があります。
複数の引越し業者に見積もりを取る
自分自身の引越しの状況により見積金額は変動するため、基本的には引越しが決まったら、複数社の業者へ見積もりを依頼します。しかし、1社ずつ自分で選んで連絡するとなると手間と時間がかかってしまいかねません。
そこでおすすめの方法が「一括見積もりサービス」の利用。インターネットで「引越し 一括見積もり」などと検索すると、連絡先や大まかな荷物量を入力するだけで複数社へ見積もり依頼を出してくれるサービスです。必要事項を入力して申し込みを完了させた後は、業者から電話やメールで連絡が入り、より詳細な荷物量や引越し先の都道府県などの確認を行います。
こういうサービスでは、数十分〜数時間後には見積もり金額が判明します。より適正な見積金額を知りたい場合は、業者によっては後日立ち合いで見積もりをしてくれるところもあるようです。実際の荷物量を確認して欲しい場合は、立ち合いの日程をその場で調整してもらいましょう。
仏滅に引越しをする
日本にはなにか行事が行われる際に「六曜」を気にかける風習があります。六曜とは、その日の吉凶を占う指標として古くから利用され、「大安」や「友引」、そして「仏滅」など6つの種類があり、その日にやってはいけないことを考えるための指標とされています。
現代でこそ、六曜を信じる人は少ないようですが、「仏滅」に対して縁起が悪いイメージを抱く人もいるため、それに合わせて料金を下げている引越し業者も存在します。六曜が特に気にならない方は、料金を抑えるために仏滅を狙って見積もりや料金相談をしてみるのも一つの方法です。
縁起を気にしない人は、仏滅のほかに「赤口」の日も料金が安くなる可能性があります。赤口は火事や刃物に気をつける日とされており、新しい家に引越しをする日に避ける人もいるためです。
退去費用・賃貸契約費用を抑える
引越し料金が直接的に割引されるわけではありませんが、退去費用と新居の賃貸契約費用を抑えると、引越しにかかる総費用を抑えることが可能です。引越し料金自体は、人数や荷物量、移動距離などによって割引可能な金額の範囲に限界がありますが、退去費用や賃貸契約費用は引越しの費用以上に抑えられる場合もあります。
退去費用を安く抑える方法
退去費用の内訳は、原状回復費がほとんどを占めていることが多いです。原状回復費とは、現在の自宅で修繕などが発生した場合に請求される費用で、原状回復費を抑えることで退去費用を抑えることにつながります。退去時に修繕が必要な部分が見つかった場合、修繕にかかった費用は入居時に支払った敷金から差し引かれる仕組みです。
一般的に、経年劣化や通常損耗だけの場合敷金は全額返還されます。しかし、原状回復費用が敷金を上回ると追加で請求されてしまいます。原状回復費を抑えるためには、追加で請求が起きやすいキッチンや浴室など、自分自身で水回りの掃除を念入りに行ってください。
敷金や礼金が0円で入居している場合、ルームクリーニング費用などを退去時に請求される場合もあります。その場合は、大幅な割引は難しいかもしれません。事前に入居時に支払った金額などを確認しておくと安心です。
賃貸契約費用を安く抑える方法
賃貸契約費用とは、入居時に支払う敷金や礼金、ルームクリーニング費用や保証料といった賃貸の契約時に必要な初期費用の総称です。賃貸契約費用を安く抑えるためには、下記のような方法があります。
【賃貸契約費用を安く抑える方法】
・敷金・礼金が安い、またはかからない物件を選ぶ。
物件によっては敷金、礼金0円で入居できるものもあります。しかし、退去時にクリーニング費用として別途請求される可能性もありますので契約時に確認が必要です。
・仲介手数料や前家賃が安い、またはかからない物件を選ぶ
敷金や礼金が割引できない代わりに、仲介手数料や前家賃の割引、または0円にしてくれるケースもあります。敷金や礼金の割引ができない場合は、仲介手数料や前家賃などが安くならないか交渉してみるのも一つの方法です。また、できる限り月初に入居するように調整すると、前家賃を請求されない可能性もあるため、不動産屋へ相談してみましょう。
まとめ
引越し費用が安くなる時期を選び、複数社から見積もりを依頼し、その他の費用を安く抑えられる工夫をすべて行うのは手間も時間もかかる作業です。それに加えて引越の準備や不用品の処分などもあるため、自分や家族のキャパシティが溢れてしまわないよう、できることから少しずつ実行していきましょう。その中でも、不用品の回収業者に依頼することは比較的気軽にできるため、ぜひ「Pollet」の利用を検討してみてください。