日本からの海外旅行先として人気が高いイタリア。最近は観光客の多い町では英語を話す人が増えてきましたが、旅行者がイタリア語を話すと、とってもうれしくなってしまうイタリア人。
特にローマやフィレンツェなど観光客だらけの町でイタリア語を話すと「イタリア語が話せるの?すごい!どうして?」と話が弾むこともしばしば…。
今回は「イタリア旅行でイタリア語を話してみたい」というあなたのために、イタリア旅行で役立つ簡単イタリア語を紹介します。それぞれ使うシーンや使い方も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
イタリア旅行でイタリア語を少しだけでも話してみると、英語で旅行をしていた時よりもさらにイタリア滞在を楽しめますよ!
目次
Ciao
Ciao(チャオ)=やあ、バイバイ
イタリア暮らしの中で私が毎日一番使っているであろう言葉。誰かと会った時の挨拶だけでなく、別れる時の挨拶としても使えるとっても便利な一言です。
Ciao!(チャオ!)
話をした後に別れる時…
Ciao ciao!(チャオ・チャオ!)
などなど、会った時以外にも別れる時にも使います。
イタリア人は同じ言葉を繰り返して言う事が多いので、Ciao!とも言いますがCiao ciao!と言う事も多いです。
※同じ言葉を繰り返して言うことが多いイタリア人。
英語の「Yes / No」に当たる「Si(スィ) / No(ノ)」も2~3回続けて言っているのをよく聞きます。
「Si si si…」「No no!」など。
イタリアに来たらぜひイタリア人たちの会話を聞いてみてくださいね。同じ言葉を繰り返して言っていることが多いですよ!
※Ciaoはいつでも使えて便利ですがとてもカジュアルな言葉。
明らかに自分より年上の人やあまり親しくない人と話す時には、下で紹介する「Buongiorno/Buonasera」を使うことが多いです。
でも、旅行者なら「Ciao」でOK!
「挨拶の言葉をいくつも覚えられない…」という人は、まずはCiaoを覚えましょう。
Grazie / No, grazie
Grazie(グラツィエ)=ありがとう
No,grazie.(ノ・グラツィエ)=結構です
お礼を言う時はGrazie、断る時はNo grazie.でOK。
イタリアの観光地では歩いている人にお金をくれと言ってくる人がいたり、他の事で注意を引いている間にお財布や携帯をすられたりすることがあるので、怪しい人が近づいてきたり声をかけてきたら「No!(ノ!)」ときつめに言いましょう。
※日本人は分からない時に愛想笑いをしてしまう人も多いですが、イタリアで愛想笑いは厳禁。分からない時は「分かりません」、いやな時は「No!」とはっきりと言う癖をつけましょう。
Buongiorno / Buonasera
Buongiorno(ブォンジョルノ)=おはよう、こんにちは
Buonasera(ブォナセーラ)=こんばんは
Ciaoよりも丁寧な挨拶。
Buongiornoは朝からお昼過ぎ頃まで、Buonaseraは夕方から夜にかけて使います。
BuongiornoとBuonaseraが入れ替わる時間は人によって様々。
夕方頃までBuongiornoの使い人もいれば、15時頃になるとBuonaseraを使い始める人も。
私はと言うと、
朝から14時頃まではBuongiorno
16時頃からBuonasera
(14時~16時頃はその時の状況によってどちらも使うことがあります)
こんな感じで使っています。
Ciaoよりも丁寧な挨拶なので、自分よりも明らかに年上の人やあまり親しくない人、初めて会う人にはこちらの挨拶を使うことが多いです。
※こちらの挨拶は時間帯によって使い分けをするので、「いろんな挨拶を覚えるのは難しい…」と言う人は「Ciao」を覚えればOK!
お店に入る時、出る時には必ず挨拶をしよう!
日本ではお店に入ると店員さんがとっても感じよく挨拶してくれますが、イタリアではお店に入る時、出る時にはこちらから挨拶するのがマナー。
お店に入った時にひとこと「Buongiorno!(夕方~夜の場合はBuonasera)」と声をかけましょう。お店から出る時には「Grazie!」と言えばOK!
Per favore
Per favore(ペル・ファヴォーレ)=お願いします、~をください
何かを注文する時や頼む時に便利なのがこちら。
欲しい物の最後に付ければいいだけなので簡単ですよね。
何かが欲しい時は、「数+欲しい物+per favore」の順番で言えばOK。
例えば、カプチーノを1つ注文したい時は…
Un cappuccino per favore. (ウン・カップッチーノ・ペル・ファヴォーレ)
エスプレッソを2つ注文したい時は…
Due caffè per favore. (ドゥエ・カッフェ・ペル・ファヴォーレ)
※「イタリア語の数が覚えられない!」という人は、指で数を示せばOK。
例えば…
「(指で2を示す) caffè per favore.(カッフェ・ペル・ファヴォーレ)」
Posso?
Posso?(ポッソ?)=~してもいい?
いつも私が仕事でご案内するお客様に「覚えておくと便利ですよ!」と言っているのがこれ。
「~してもいい?」と聞きたい時に使えるとっても便利な一言です。
例えば、こんな場面で使えます。
①BAR(バール)に入り「(テーブルに)座ってもいい?」と聞きたい時
⇒お店の人に空いている席を指さして「Posso?」と聞けばOK。
※BAR(バール)とは日本のカフェのようなもの。
最近は日本のようなお洒落なバールも増えてきましたが、昔ながらのバールはカウンターのみ。カウンターでクイッとエスプレッソを飲んでサッと出ていくスタイルです。
コーヒーなど飲み物を飲む以外に、パニーニなどの軽食が食べられるところやアペリティーボ(夕食前に1杯飲む習慣)ができるところなどいろんなバールがあります。
②服やバッグなど品物に触りたい時
⇒触りたい商品を指さして「Posso?」と聞けばOK。
※チェーン展開している様な大きなお店では断りなく商品に触っても大丈夫ですが、小さなセレクトショップなどのお店では勝手に商品に触るのは厳禁。
「Buongiorno!」と挨拶してから入り、商品に触りたい時は「Posso?」と声をかけてくださいね。
③服を試着したい時
⇒試着室のスタッフに服を見せながら「Posso?」と聞けばOK。
大きなお店では試着したい服を持って試着室に行き、スタッフがいれば「Posso?」と聞けばOKです。
スタッフがいない場合はそのまま空いている試着室に入ってOK。
セレクトショップなどの小さなお店ではスタッフに「Posso?(触っていい?)」と聞いた後「Posso?(試着してもいい?)」と聞くと通じると思いますが、通じない場合はこう言ってみましょう。
Posso provare?(ポッソ・プロヴァーレ?)
※provareは試すという意味。「試してみていい?」という意味になります
④レストランなどでお店のカードが欲しい時
⑤観光案内所でパンフレットなどが欲しい時
⇒取りたいものを指さしながら「Posso?」と聞けばOK。
⑥近くのテーブルから空いている椅子を借りたい時
⇒空いている椅子を指さしながら「Posso?」と聞けばOK。
いろんな場面で使えるとっても便利な一言「Posso?」。
ぜひ覚えてくださいね!
簡単なイタリア語を覚えてイタリア旅行で使ってみよう!
今回はイタリア旅行で役に立つ簡単イタリア語を紹介しました。すぐに使える言葉ばかりなので、ぜひイタリア旅行に行く前に覚えて現地で使ってみてくださいね!最後にもう一度、今回紹介したイタリア語をまとめておきます。
Ciao(チャオ)=やあ、バイバイ
Grazie(グラツィエ)=ありがとう
No grazie.(ノ・グラツィエ)=結構です
Buongiorno(ブォンジョルノ)=おはよう、こんにちは
Buonasera(ブォナセーラ)=こんばんは
Per favore(ペル・ファヴォーレ)=お願いします、~をください
Posso?(ポッソ?)=~してもいい?
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