アメリカ合衆国は、2023年5月11日に2020年3月に発令した「国家非常事態宣言」を解除する予定でしたが、早期終了を求める上下両院の決議案を受けて変更を表明。4月10日に宣言を解除。その際、入国制限は残し、5月11日まで継続することを発表していました。2023年5月1日、アメリカ・バイデン政権は、空路で入国する外国人に義務づけていたワクチンの接種証明の提示を不要にすると発表。
アメリカ政府は2021年1月以降、新型コロナウイルス感染症による死者数が95%減少。入院患者数も91%近く減少し、世界的に見ても死者数が最低水準となったことをあげ、今回の判断に至りました。
米国東部標準時間、2023年5月12日午前12時01分以降、非米国市民・非米国移民に対する ワクチン接種義務が撤廃。陸路・海路・空路問わず米国入国時に求められてきた2回以上のワクチン接種証明書の提示義務も撤廃されました。
ただし、アメリカはもともとESTA(エスタ)の申請が必要な国。ESTA(エスタ)申請方法については後述します。
おりしも日本は4月29日に水際対策を終了。これでハワイ、グアムなど人気のリゾートを含むアメリカ旅行に簡単に行けるようになりますね!日本の最新入国情報はこの記事を確認してください。
物価が高い!それに円安とはいえ、やはり行きたいアメリカ旅行。
WBCの興奮を引きずりながら、2023年こそオータニさんのプレイする姿を生で見に行きたいとか、本場のディズニー体験をしたい、とか、ブロードウェイミュージカルを楽しみたいとか、タイムズスクエアでカウントダウンしたいとか…アメリカでしか叶えられないことは多いですよね。
アメリカはコロナ禍以前から申請するものがある国。そういったこともきちんとインフォメーションしてくれるツアーは、アメリカ旅行のリハビリには丁度良いかもしれません。
目次
日本の水際対策は終了!帰国時の接種証明・陰性証明は不要
日本政府は2023年4月29日に、長く続いた入国制限などの水際対策を終了。新型コロナウィルス感染症が5類に移行する5月8日以降に解除予定でしたが、日本の空港がゴールデンウィークに混み合うことを見越し、前倒しで解除された状態です。
現在は、新型コロナウィルス感染症のワクチン接種証明、新型コロナウィルス検査の政府が有効とする陰性証明などの提示は不要となり、ワクチン接種の有無に関係なく誰もが自由に海外旅行ができることとなりました。
Visit Japan Webは継続
のちほど、日本帰国の項目で詳しく解説しますが、2023年4月28日までファストトラック(検疫)が大きな目的でで使われてきた「Visit Japan Web」は、継続して利用されます。
ただし、検疫ボタンがなくなったため、ワクチン接種証明もしくは陰性証明書を登録することや、健康について答える必要はなく、旅行者の情報と税関申請のみとなり非常に簡単な登録で済むようになりました。
義務ではないので、スマートフォンを持っていない方は登録しなくても大丈夫。ただし機内で税関申請書を書かなければならないこと、帰国した際の空港での手続きの待ち時間が長くなることは了承しておきましょう。
特に空港からの終電が気になる便での日本到着の方は、Visit Japan Webの登録を済ませておくことをお勧めします。
アメリカ入国に必要なもの
アメリカは前述通り、EU諸国やイギリスが入国制限を撤廃する中、頑なに2回以上のワクチン接種を入国の条件にしてきた国です。そんなアメリカが新型コロナウィルス感染症による水際対策を解除。
日本とアメリカの水際対策が終了したことで、旅行予約を入れる人も多く、すでにもう海外旅行が大変な復活を見せています。3年間も海外旅行ができなかった分、夏休みや年末年始は大変な競争になりそうですね。日本の水際対策が終了したことで、海外からも訪日外国人観光客が雪崩のように入ってきます。特に円安なので日本は大人気。限られた席を国内外で奪い合うのですから、2023年アメリカ旅行を考えている人は早めの行動を!
アメリカ入国・ワクチン接種証明は不要
アメリカ入国に、ワクチン接種証明は不要です。ワクチン接種・未接種、回数に関係なくアメリカ旅行は自由にできることになりました。
アメリカ旅行の手順・アメリカ入国まで
2023年5月13日現在、アメリカ旅行をしたい人はどうずればいいのか?ということで、アメリカ旅行の手順を日本出発前から入国まで詳しく紹介します。
アメリカへ旅行に行くこと自体が久しぶりの場合、行った時代になかった申請もあるので、ご注意を!
アメリカ入国のパスポート有効期限は?
3年にも及ぶ厳しい水際対策で、海外旅行の方法自体忘れてしまった!なんて人も多いのではないでしょうか?パスポートの有効期限が切れていた!なんていうことは絶対に避けたいものです。
実際に一定数の人が、空港でパスポートの期限切れで旅行を取りやめて自宅に帰る人もいるそうなんです。
日本はアメリカから特別な待遇を受けており、帰国日時まで有効であれば、アメリカ旅行は可能です。
ただしアメリカ政府は入国時に90日以上の有効期限を残していることが望ましいとしています。
アメリカ入国にビザは必要?
旅行での短期入国に関しては日本国籍者は査証免除されています。
90日以内の短期滞在は商用でも不要です。
アメリカ行きの航空券を取る
広大なアメリカ!西海岸?東海岸?直行便?アメリカの地方乗り換え?とにかくどこに行くかで、全くルートが異なるアメリカの航空券。その時一番安い航空券でも良し、自分がマイルを貯めている航空券でも良し、自分に合った方法で航空券を取りましょう。
日本とアメリカの水際対策が終了したことで、再就航も増えるはず!
ESTAの申請・有効期限の確認
アメリカ本土やハワイに行き慣れている人にとっては当たり前の申請がこのESTA。
しかしアメリカには一度も行ったことがない人や、十数年ぶりに行く人にとっては「え?ESTAって何?」というものでもあります。
対象:アメリカのビザ免除プログラムで入国する人※日本人が90日以下の短期商用・観光の目的で渡米する場合は、ESTAの申請が必要
料金:ESTA申請時に21ドル(値上げされました)/ESTA申請サイト▶を通してクレジットカードで支払う
期間:ESTAの有効期限は2年
申請のタイミング:アメリカ到着の72時間以上前には済ませておくべきです
ESTAの詳しい申請方法はこちらの記事を読めば完璧!⇒アメリカ入国に必要な申請・書類の書き方・裏技をすべてまとめました
ESTAは搭乗機のチェックイン時にも提示
アメリカはコロナ禍前から申請するものがあるせいか、入国が他国より厳しく感じますね。
でも、もうESTAの申請以外、必要なものはありません。これはコロナ禍前に戻ったということです。
日本が新型コロナウィルス感染症の5類移行を発表したころから、各国の航空会社の再就航が進み、航空券予約・海外旅行のツアー予約がこれまでにない勢いで進んでいます。特に年末年始のアメリカ旅行を計画している方は、久々に大混雑する空港の様子を目撃することになるでしょう。早めの計画を立てて動いたほうが良さそうです。
アメリカのホテルの予約を取る
コロナ禍以前同様、通常通りに、ホテル予約サイトや、旅行会社で予約が可能。
ホテルのポイントプログラムに加入して、お気に入りのホテルチェーンのポイントを貯めるのもいいですね!アメリカのホテル予約でポイントをガッツリ稼ぎましょう。
米国の宣誓書提出・コンタクトレーシングが不要に
コロナ禍のアメリカ渡航に必要だった宣誓書とコンタクトレーシング(CDCへ提出が必要な滞在先等の情報提出)は不要となります。
日本帰国の際に必要なこと
日本は2023年4月29日、3年も続いた長く厳しい入国制限などの水際対策を終了。日本の出入国は日本国籍者および居住者であれば、だれでも自由に可能となりました!
日本入国をスムーズに!Visit Japan Webを登録しよう
日本の水際対策が終了したことで、日本国籍者および居住者が自由に海外旅行できるだけではなく、訪日外国人観光客のこれまでにない入国が予想されます。日本は大変な円安で、海外から見ればまさに天国!日本入国はどうなってしまうのやら!!!
日本政府はよりスムーズな入国を目指し、Visit Japan Webを継続して利用するよう推奨しています。
入国前に入国・税関申請を済ませ、日本到着時にはQRコードを提示するだけで、入国審査・税関申告を行える状態にするもの。Visit Japan Web登録が済んでいない方は帰国時に空港の外に出るまで時間がかかります。
スマートフォンがない、など特別な理由がなければ、日本入国前に済ませておく方が無難な上に、便利です。
以前はワクチン接種証明や陰性証明の登録を含め健康状態の入力もありとても面倒でしたが、簡略化されたので簡単です。
Visit Japan Web登録に必要なもの
・インターネットにアクセスできるPC、スマートフォンなど(アカウントを作るため、メールアドレスの登録が必要です。)
準備する物
・航空券
・パスポート
・メールアドレス
Visit Japan Web登録手順
①アカウント作成・ログイン
↓
②利用者情報の登録
↓
③スケジュールの登録
↓
④必要な手続きの情報登録(現在はここで税関申請の登録が必要)
それぞれの詳しい入力方法は以下の記事に詳しく解説しています。これさえ読めば大丈夫。入力のお供にしてくださいね。
アメリカへはもう行ける!
アメリカへの入国は、ワクチン接種証明は不要。ワクチン未接種、1回のみだった方も安心してアメリカ旅行ができます!
アメリカ入国の詳細や最新情報に変更が出た場合は、この記事も更新しますね。
海外旅行で得する方法
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