断捨離のすごい効果7つと逆効果にならないための注意点を解説！

断捨離をするきっかけは、人によって様々です。ミニマルな生活に憧れて始める人もあれば、引越しをきっかけに思い切って断捨離をしたという人も多いでしょう。断捨離は、ものが減って空間が広がるだけではなく、メンタル面や体調にも様々な効果が得られます。どのような効果があるかを把握しておくと、より断捨離が楽しくなるでしょう。今回は、断捨離で得られるすごい効果を7つ紹介するとともに、注意点も解説します。

断捨離で得られるすごい効果7つ

断捨離をすると、まず部屋がすっきりと片付きます。加えて、断捨離前と比べて、心身ともにリフレッシュする体験ができるでしょう。断捨離には、部屋が片付く以外にも様々な効果があります。中でも魅力的なすごい効果は次の7つです。

【断捨離で得られるすごい効果】気持ちに余裕ができるお金の節約になる時間を有意義に使える家事が楽になる運気が上がる人間関係が良くなる健康的になる

このように、「時間」や「お金」、「健康」など、断捨離とは直接関係ないような事柄まで効果を得られるのが断捨離の魅力です。なぜ、どのような因果関係ですごい効果が得られるのかをそれぞれ解説します。

気持ちに余裕ができる

部屋の中に、たくさんのものが溢れていると、目に飛び込む情報量が多すぎるため、ストレスが溜まりやすくなります。何気ない日常の中でも「掃除をしなければ」といった焦りを感じることもあるでしょう。小さなストレスが溜まり続けると、精神的に余裕がなくなります。

しかし、断捨離をすれば、物理的に視界が開ける上に、余計な焦りからも解放されるでしょう。また、思い切って処分する潔さや決断力に自己評価が上がり、軽やかに生きられるようになります。心の中に溜まった余分な感情を手放し、「心の減量」ができるのが断捨離の魅力です。

お金の節約になる

ものが多い部屋だと、必要なもの所在が把握できなくなり、つい同じものを買い込んでしまいがちです。また、ものがあることん安心感を覚えている人は、不要だと理解していながら新しいアイテムを購入することもあるでしょう。

断捨離を進めていくと、ものの所在が明確になる上に、ものが増えないような生活が始まるため、無駄な出費が減ります。さらに、断捨離で出た不要なものをフリマアプリやリサイクルショップを活用してお金に換えることも可能です。結果的に、生活に欠かせないものを厳選して購入するスキルが身につき、お金の使い方も上手になるでしょう。

時間を有意義に使える

断捨離をする前の生活では、必要なものの所在が明確ではないので、いつも探しものをしていたという人も少なくありません。例えば、朝の洋服選びにかなり時間を費やしてしまうこともあるでしょう。鍵やハンコが見当たらなくて、約束の時間に遅れてしまうというのもよくある話です。

断捨離によって、不要なものが減ると、本当に必要なものだけが残ります。そのため、必要なものを「探す」という行為をしなくても、すぐ見つかるようになり、無駄な時間を削減できるでしょう。作業効率アップによって、有意義な時間が増え、生活にゆとりが生まれます。結果的に、趣味や資格取得など、生活を豊かにし自分を喜ばせるための行動ができるようになるといった絶大な効果が得られるでしょう。

家事が楽になる

断捨離は、家事が効率的になるといった効果もあります。例えば、部屋にものが多いと、掃除をするときにその都度移動させる必要があり、手間がかかるでしょう。断捨離をした後は、不要なものがないため、スムーズに掃除ができます。

また、断捨離によって判断力や決断力が養われるため、家事の段取りがうまくなるのも魅力です。余分なものがない部屋は、集中力を高めるのにも効果的で、家事をしている最中に他のことが気になることもありません。集中して家事ができるため、かなり時短になり、浮いた時間は自分のために使える点も嬉しい効果です。

運気が上がる

断捨離の効果として、注目したいのが「運気アップ」です。風水の観点から断捨離を考えると、不要なものがなくなり空間が広がった部屋には新しい気が流れ始めます。滞っていた気が流れると、良い気を引き寄せるため、運気アップにつながるでしょう。

また、風水では、壊れているものや欠けているものを持っていると運気ダウンするといわれています。例えば、割れた鏡や食器などは、恋愛運や金運に影響するため、運気アップを狙うならすぐに処分しましょう。断捨離によって、部屋全体の気が流れ、運気を下げるアイテムを手放せるので、風水的にも効果が高い作業といえます。

人間関係が良くなる

断捨離は、不思議と人間関係を良好にしてくれる効果もあります。まず、断捨離によって心に余裕ができると、家族や身近な人に対する接し方も変わるでしょう。いつもは厳しく当たってしまっていたという人も、相手の気持ちを汲んで丁寧に付き合えるようになります。

また、断捨離は、不要なものを整理するだけではなく、過去のしがらみを手放す行為でもあり、人間関係を見直すきっかけです。気が合わないと分かっていながら、惰性で付き合ってきた人間関係を整理すれば、無駄なトラブルに巻き込まれることも少なくなるでしょう。その結果、自分にとって本当に必要な人との時間を大切にするようになり、穏やかで楽しい関係が築けます。

健康的になる

断捨離をすると、部屋に舞っていたホコリやハウスダストからも解放されます。アレルギー体質で、咳やくしゃみ、目のかゆみなどに悩まされていた人は、断捨離によって快適になる生活を実感できるでしょう。喘息に悩んでいる人も、断捨離にチャレンジしてみると、症状緩和につながる可能性があります。

さらに、質のいい睡眠が得られるのも断捨離のメリットです。すっきりとした空気のいい空間は、気持ちいい目覚めや寝つきに影響します。不眠やうつで悩んでいる場合は、断捨離をすると良い眠りが得られ、心の健康が得られるでしょう。その他、ものが少なくなると、怪我のリスクが減るといったメリットもあります。

断捨離を効果的に行うコツ

断捨離をスムーズに行うためには、コツを抑えることが大切です。いきなり広い部屋から取り組むと、挫折してしまう可能性が高くなります。ステップを踏みながら進めていくと、断捨離の流れが身につき、軽やかに作業を進めやすくなるでしょう。断捨離の効果を高めるためにも、コツを踏まえた作業が欠かせません。断捨離を効果的に行うコツは以下の通りです。

【断捨離の効果的に行うコツ】小さい範囲から少しずつ範囲を広げる手放すためのルールを決める引越しは断捨離の絶好のタイミング

これらのコツをしっかり把握しておくと、断捨離が楽しむ進められます。続いては、それぞれのコツいついて詳しく紐解いていきましょう。

身の回りの小物から少しずつ範囲を広げる

断捨離は、決断力と判断力が欠かせない作業です。これらのスキルを磨くためには、小さなものから作業を進めて断捨離に慣れる必要があります。まずは、バッグや財布などの小物から始めていきましょう。中身をチェックしてみると、レシートや期限が切れたコスメなど、意外とたくさんの不用品が入っていることに気がつきます。

小物の整理になれたら、次は引き出しや冷蔵庫の中身など、収納家具の断捨離に進みましょう。そして、部屋をエリアごとに区切って整理していくというように、徐々に範囲を広げるのがポイントです。

小物や収納家具、小さなスペースの断捨離は、普段から頻繁に使っているものを処分していくため、捨てるか捨てないかの判断がつけやすいため、スムーズに作業を進められます。こうして断捨離に慣れてから広いスペースに移動していくと、躊躇せずに断捨離をしやすくなるでしょう。

手放すためのルールを決める

断捨離を初めてする人は、手放すものと残すものの判断するのが難しく、必要以上に手間取ってしまうことが多いでしょう。ここでポイントとなるのが、手放すためのルール（判断基準）です。ルールが明確になっていれば、作業がスムーズに進みます。また、後になって捨てたことを後悔することもなくなるでしょう。手放すためのルール例は次の通りです。

【手放すためのルール例】1年間使用していないものは捨てる新しいものを1使ったら、古いものを1つ捨てる「興味なし」と感じるもの本当に気に入っているものだけを残す使い勝手の悪いものは捨てる

引越しは断捨離の絶好のタイミング 

日常生活を送っていると、なかなか断捨離をするタイミングがなくて、結果的に先延ばしになってしまいます。そこで、おすすめなのが引越しを機に行う断捨離です。引越しをする際には、荷造りするために全てのアイテムに目を通します。普段見ていなかった場所もチェックする必要があるため、使用頻度の低いものは思い切って処分していきましょう。

新居に持っていくものが減ると、荷造りにかける労力も削減できる上に、引越し費用の節約にもつながります。軽やかな状態で新生活が始まれば、新たにものを増やす際も、慎重に選ぶようになるでしょう。

断捨離の逆効果に注意

心身ともに多くの効果が期待できる断捨離ですが、注意点を押さえておかなければ逆効果になる可能性も否めません。断捨離は、不要なものや事柄を手放して、心地よくいきていくための作業です。単純に捨てることだけに意識がいき、病的にのめり込むと、本当に必要なものまで捨ててしまうことも考えられます。

また、家族と暮らしている人は、自分の持ちもの以外の扱い方に注意を払わなければなりません。正しく断捨離をするために、どのような逆効果があるのかを把握していきましょう。

再発行ができない書類は慎重に

断捨離をする上で、捨てるべきもののひとつが書類や紙類です。保管義務のない書類を長年ファイリングしていたというケースも多いでしょう。できれば、全部いっぺんに捨てられたら楽なのにと考える人も少なくありません。

しかし、書類の中には、再発行できないような重要書類があります。紙一枚にまとめられた書類の可能性も高いため、不要な書類の間に挟まっていることも考えられるでしょう。重要書類の例は次の通りです。

【注意すべき書類】契約書不動産関係の書類保険証券年金証書保証書

こうした書類を捨ててしまえば、契約に影響が出たり受けられるはずの保証が受けられなくなったりします。また、再発行ができたとしても、大変な手間がかかる可能性があるため、慎重に分別するように心がけましょう。

家族のものを勝手に断捨離しない！

一人暮らしであれば問題ありませんが、結婚して家族と暮らしている人が断捨離をするときは注意が必要です。たとえ家族であっても、パートナーや子供が所有しているものは自分の持ちものではありません。例えば、漫画やぬいぐるみなど、不要に見えるものでも、本人が大切にしている可能性があります。勝手に不要・必要を判断してしまえば、トラブルに発展する可能性があるでしょう。

また、中には断捨離をしたいと思わない人も少なくありません。自分の意見を押し付けて、断捨離の良さばかりを語れば、煩わしく思われてしまいます。せっかく快適に過ごすための断捨離も、家族仲が悪くなってしまっては意味がありません。断捨離をする際は、家族に配慮した上で、自分のものから片付けるようにしましょう。

ものを減らすことが目的の断捨離は危険

断捨離が持つ本来の目的は、不要なものを手放すだけではなく、余計な感情や執着を手放し、心身ともに軽やかになることです。単に、ものを減らすことが目的になってしまうと、神経質になりすぎる可能性があります。いわゆる「断捨離依存症」と呼ばれる状態です。こうなると、捨てないことに恐怖感が芽生え、本末転倒といえるでしょう。また、本当に必要なものまで捨ててしまい、あとから問題に発展する可能性も否めません。

こうした、過剰な断捨離にならないためにも、ライフスタイルに合わせた作業をすることが大切です。例えば、残す量や数を決めておくなど、判断基準を具体的に設けると安心して作業が進められます。

まとめ

断捨離は、部屋が整って快適な生活が得られるのに加えて、思いがけない効果も期待できます。精神面の安定や健康にもプラスの影響を与えてくれる断捨離ですが、手段を間違うと逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。断捨離を有効的に行うためにも、段階を踏みながら少しずつ慣れていき、判断力や決断力を養いましょう。

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