桜同様、日本が美しく彩られる季節こそ紅葉シーズン。せっかく旅行するなら、紅葉狩りに出かけたいな…と思っている方も多いのでは?
日本一早い紅葉が楽しめる北海道は、例年9月上旬から木々が色づき始める場所があります。しかし、2023年9月21日現在、まだやっと色が変わり始めたくらいとなっており、早い場所でも9月21日ごろから紅葉シーズンが開始となりそうです。
北海道の紅葉名所と大体の時期を頭に入れて、旅行の計画を立てましょう。
旅行のピークシーズンは旅行の料金も少し上がるもの。お得な旅行のヒントもお教えします!
大雪山国立公園エリア
日本一早い紅葉の見ごろを迎えるのは「大雪山」。ですがそんな日本一早い紅葉ですら、2023年の猛暑には遅れての紅葉となりそうです。位置的には北海道のど真ん中にあると思ってください。
実は「大雪山」という山はなく、北海道内最高峰の旭岳などを含めたいくつかの頂の集合体。「大雪山エリア」という扱いをされることが多く、紅葉の見どころもいくつかあるのが特徴。
旭川駅からアクセスできる場所や、富良野が近いエリアもあるので、大雪山国立公園の紅葉を楽しみながら観光が楽しめるのも魅力。
旭岳
大雪山国立公園が日本一早い紅葉名所として知られているのは、この旭岳の紅葉が日本一早いから。まるで桜の標本木のように、旭岳の紅葉が日本の秋の訪れのように報じられます。
運が良ければ旭岳の冠雪と紅葉を一緒に鑑賞できますが、2023年の猛暑は残暑も長く、いつもと様相が異なります。
標高により紅葉の種類も異なります。
9月上旬からはナナカマドやチングルマ、9月下旬から10月にかけて麓にある旭岳温泉までが紅葉の鮮やかな色に染まりますが、2023年は9月下旬にナナカマドやチングルマ、ほかは10月初旬から紅葉シーズンとなりそうです。
北海道一高い頂を持つ旭岳の標高は2,290m。特にロープウェイから望む紅葉は北海道ならではのダイナミックなパノラマの景色を楽しませてくれます。
2023年の見ごろ
9月下旬〜10月初旬
DATA 旭岳(ここでは大雪山旭岳ロープウェイの情報を紹介) 所在地:北海道上川郡東川町旭岳温泉 アクセス 車:道央道旭川鷹栖IC経由約3時間 公共交通機関利用:JR函館本線「旭川駅」からバス(旭川電気軌道)「いで湯号」乗車で約1時間 公式サイト:大雪山旭岳ロ
黒岳
旭岳と同時期に紅葉の見ごろを迎えるため、こちらも日本一早い紅葉が見られる名所の一つ。大雪山国立公園の紅葉スポットではトップクラスの人気を誇ります。こちらもロープウェイで気軽にアクセス可能なので本格登山派でなくても気軽に高所の紅葉を楽しむことが可能。ちなみにロープウェイは101人乗車可能だそうですよ!リフトもあり、秋の風を直接顔に受けながら、足元に広がる絶景と紅葉を愛でるスリル満点の紅葉狩りもおすすめ。
ただし靴はスニーカーなど歩きやすい靴で!
2023年の見ごろ
7合目は9月下旬、5合目は9月下旬~10月初旬
山頂付近の紅葉は日本一早いと言われており、例年なら8月下旬には山頂の木々の紅葉が始まります。ですが2023年は例年より2週間ほど遅れています。2023年9月21日現在、やっと7合目付近で紅葉見ごろシーズンが開始となったため、観光客の多いロープウェイ周辺の5合目から温泉街にかけては、9月下旬から10月上旬が見ごろになりそうです。
DATA 大雪山層雲峡・黒岳(ここでは黒岳ロープウェイの情報を紹介) 所在地:北海道上川郡上川町層雲峡 アクセス 公共交通機関利用:JR函館本線「旭川駅」からバスで約1時間50分/JR川上駅からバスで30分 車:旭川空港から層雲峡 旭川(国道39号)利用約100分/札幌からは高速道路利用で約3時間 公式サイト:大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ
層雲峡(層雲峡温泉)
層雲峡は、大雪山国立公園に位置する峡谷。前述した大雪山黒岳山麓にあり、ロープウェイ乗り場がすぐ近くなので麓から、そして登ってからと、どちらの紅葉化粧をした黒岳を堪能できます。
また層雲峡の中心部は層雲峡温泉。北海道でも屈指の温泉街で、大雪山観光の中心地。街にはホテルや旅館が建ち並び、本格的な登山者でなくとも、温泉旅行と紅葉、そしてちょっとだけ登山気分が楽しめるとあり人気です。紅葉シーズンの予約は埋まりつつあるのでお早めに!
黒岳の紅葉を麓である層雲峡から見ると、山肌にパッチワークを施したような素晴らしい光景が!
また層雲峡には日本の滝百選に選ばれた2つの滝があり、こちらも層雲峡温泉を中心にめぐる観光スポット。「流星の滝」落差約90m、「銀河の滝」は落差約120m。
2023年の見ごろ
例年:10月上旬〜10月中旬
DATA 層雲峡(層雲峡温泉) 所在地:北海道上川郡上川町層雲峡温泉 アクセス 公共交通機関利用:JR函館本線「旭川駅」からバスで約1時間50分/JR川上駅からバスで30分 車:旭川空港から層雲峡 旭川(国道39号)利用約100分/札幌からは高速道路利用で約3時間 公式サイト:層雲峡観光協会
赤岳銀泉台
こちらも大雪山国立公園の層雲峡エリア。日本一早い紅葉で知られる大雪山エリアですが、実は日本一早い「見ごろ」を迎えるのは赤岳。特に登山口から30分ほどの場所にある標高1,500mの「銀泉台」から眺める紅葉は、とても鮮やかです。ただし層雲峡の中心部からは、車で約1時間ほどの場所にあるため、車での移動が必要。紅葉時期はマイカーやバスは入れないため、シャトルバスが運行されます。
2023年の見ごろ
例年は9月の中旬~下旬ですが、2023年の夏が強烈に暑かったこともあり、残暑が残り2023年9月下旬から10月上旬にかけてが見ごろとなりそう。
現地の情報では2023年9月21日現在、紅葉は3,4割といったところで、見ごろは24日ごろからなのでは?と予測されています。
DATA 赤岳銀泉台 所在地:北海道上川郡上川町層雲峡銀泉台 アクセス 公共交通機関利用:JR函館本線「旭川駅」からバスで約1時間50分/JR川上駅からバスで30分 層雲峡からは銀泉台へは登山バス移動。紅葉時期の銀泉台へはマイカーで行くことはできません。登山バスのみが入れます。詳細は大雪山国立公園連絡協議会のホームページで確認を。2023年9月末以降は新たなバスの時刻表が出ます。 バスについて:大雪山国立公園連絡協議会※現在は夏のスケジュールで、2023年9月末以降は新たなバスの時刻表が出ます。 車:旭川空港から層雲峡 旭川(国道39号)利用約100分/札幌からは高速道路利用で約3時間 公式サイト:層雲峡観光協会
三国峠
北海道の国道では最高所を走る三国峠は標高1,139m。国道の陸橋下に広がる広大な樹海の紅葉は、まるで雲の上を走っているような錯覚を覚えます。絶景ドライブルートではあるものの、くれぐれもドライブ中であることを忘れずに。日本遺産・構成文化財の一つです。
2023年の見ごろ
例年は9月下旬~10月中旬ごろですが、2023年はまだほぼ色づいておらず、かなり色づきが遅い様子。10月初旬から中旬が見ごろになりそう。
DATA
三国峠
所在地:北海道河東郡上士幌町字三股
アクセス:JR帯広駅から車で約120分/札幌中心部からは道央自動車道比布JCT経由約3時間30分/道東自動車道音更帯広ICから約90分
公式サイト:上士幌町観光協会
十勝岳
大雪山国立公園の中では、他の頂と異なり登山をしなければ紅葉は楽しめませんが、十勝岳の紅葉もとっても美しい!
とはいえ標高は2,000mを超えるので「うーん。登山しかないか」と意を決する人も多いことでしょう。でも大丈夫。登山せずとも、標高1,280mにある十勝岳温泉であれば、公共交通機関の利用や車でのアクセスが可能。えっ?標高1,280m…?高くない?
そうなんです。実は、北海道で最も高い温泉郷としても知られ、宿はわずか3軒という小ぢんまり感が温泉好きに受けています。それだけではなく温泉地自体の標高が高いので、大雪山国立公園エリアの自慢でもある「最も早い紅葉」の中の穴場的存在なのです。
見てください!この紅葉の美しさ!
登山者はすでに登山と宿の予約をしていることでしょうが、登山に全く詳しくない方も、楽しめますね!
2023年の見ごろ
例年は9月下旬~10月上旬ですが2023年9月21日現在、まだそこまで色づいているという状態ではなく、9月30日ごろが見ごろとされています。朝夕の気温は下がり始めたので、これからという感じですね!
DATA 十勝岳 所在地:北海道空知郡上富良野町十勝岳 十勝岳温泉 所在地:北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉 アクセス 公共交通機関利用:JR上富良野駅からバス(上富良野町営バス十勝岳線)で終点・凌雲閣下車。ただしバスの本数がとても少ないので確認を。上富良野町営バス路線案内▶ 旭川空港からの「快速ラベンダー号」を使って上富良野駅に来る場合は、上記の町営バスに乗り換え。宿泊する旅館によりバス停が異なるので宿泊施設に要確認。 車:旭川空港より車で約60分/富良野より車で約45分 公式サイト:一般社団法人かみふらの十勝岳観光協会
青い池
大雪山国立公園までいったのであれば、立ち寄りたいのが美瑛町の大人気スポット「青い池」。「青い池」の近くにある「白ひげの滝」の紅葉も合わせて楽しめます。
「青い池」は白金温泉の温泉と川の水アルミニウムを含んだ水が流れ込み、美瑛川の水と混ざることで、太陽の光を散乱させ青く見える神秘的な池で、四季を通して人気のスポット。特に紅葉シーズンは特に水色の絵の具を溶かしいれたかのような水色の水面に、赤・オレンジ・黄色の木々が映え、筆舌しがたい美しさです。
2023年の見ごろ
例年は10月上旬~10月中旬が見ごろですが、残暑厳しく、近くにある標高の高い十勝岳ですら9月30日ごろが見ごろとされているため、見ごろは10月中旬から下旬となるとみられています。
DATA 白金青い池 所在地:北海道上川郡美瑛町白金 アクセス:JR「美瑛駅」より車で約20分。道北バスで約20分 公式サイト:一般社団法人 美瑛町観光協会士幌町観光協会▶
函館エリア
函館は歴史ある建物や街並みとともに紅葉を愛でることができます。また、函館中心部だけではなく函館の近郊にある景勝地の紅葉も素晴らしいので、セットで巡ることをおすすめします!
五稜郭公園
函館の大地に大きな星を刻む五稜郭(ごりょうかく)公園。戊辰戦争終焉の地としても知られています。
こちらの五稜郭、春・夏・秋・冬と異なる色の星形に見えることでも知られ、五稜郭の全体像が見える五稜郭タワーから見下ろすと、オレンジ色に縁どられた五稜郭の姿が!桜の時期のピンクの五稜郭もなんともかわいらしいですが、オレンジの五稜郭もエレガント。お堀の水面に移る紅葉が美しいので、映えショットも忘れずに。
2023年の見ごろ
例年は10月下旬~11月上旬ごろですが、2023年は遅れる可能性が高いです。
DATA
五稜郭公園
所在地:北海道函館市五稜郭町44
アクセス:函館市電 「函館駅前」より「五稜郭公園前」下車、徒歩約10分/函館バス 「函館駅前」より「五稜郭」下車、徒歩約10分または函館バス「函館駅前」より「五稜郭公園入口」下車、徒歩約5分
公式サイト:五稜郭タワー
香雪園(見晴公園)
見晴公園内にある香雪園は、もともとは函館でも有数の豪商だった岩船家の別荘でした。「旧岩船氏庭園」として北海道唯一の国指定文化財庭園に指定されています。
園内には約150種類の樹木が植えられているので、紅葉シーズンは実に色鮮やか。ヤマモミジ、イロハモミジ、イタヤカエデ、イチョウ、カラマツなど、それぞれ異なる葉の色を楽しませてくれますよ。
明治時代、大正時代に建てられた歴史的建造物と、紅葉の共演は「ああ、日本の秋っていいなー」と思わせてくれるはず!
例年紅葉シーズンには「はこだてMOMI-Gフェスタ」を開催。期間中は紅葉のライトアップもあり、幻想的な光景の中、紅葉を愛でることができます。
2023年の見ごろ
例年は10月下旬~11月上旬ごろ。2023年は遅れる可能性が高いです。
DATA
香雪園(見晴公園)
所在地:北海道函館市見晴町56
アクセス: 「函館駅前」よりバス(82系統)で「香雪園」下車(約40分)徒歩約1分
公式サイト:一般財団法人 函館市住宅都市施設公社
大沼国定公園
大小126の島々が浮かぶ大沼国定公園。駒ケ岳と湖、島々が絵画のような美しさを見せる北海道人気の景勝地ですが、実は函館中心部からは特急で約20分と近く、函館に行くなら合わせて立ち寄るところの多いスポットです。紅葉時期に函館を訪れるなら間違いなく外せません。カエデ、ヤマモミジ、ブナ、ナラが秋化粧した絶景をお見逃しなく!
JR大沼公園駅が近く、アクセスも便利。
例年の見ごろ
例年は10月中旬~10月下旬ごろ。2023年は遅れる可能性が高いです。
DATA 大沼国定公園 アクセス 公共交通機関:JR函館駅から大沼公園駅まで特急「北斗」「スーパー北斗」で約20分(各駅停車の場合は約50分) 車:函館空港より函館新外環状道路・函館新道・国道5号線経由車で33km(約32分) 公式サイト:七飯大沼国際観光コンベンション協会
札幌エリア
北海道の紅葉旅行の行きやすさではナンバーワン。札幌市の中心部や、市の郊外に紅葉名所が点在するので、札幌市散策でも十分、紅葉狩りできますが、肌寒くなる季節。紅葉の名所、定山渓温泉と絡めて紅葉旅行を計画するのもありですね。
中島公園
札幌市民のオアシス的存在、中島公園。公園の入口から続くいちょう並木や散策路の木々が色づきとても美しいですが、中でも菖蒲池周辺の紅葉が見事。ボートもあるので、ボートを漕ぎながらのんびりとした紅葉鑑賞を楽しむのも良いものです。
例年の見ごろ
例年10月中旬~10月下旬 ※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA 中島公園 所在地:札幌市中央区中島公園1 アクセス:札幌市営地下鉄南北線「中島公園駅」より徒歩約3分/市電「中島公園通」「行啓通」より徒歩約3分 公式サイト:中島公園公式サイト
北大イチョウ並木(北海道大学)
北海道大学構内にあたる札幌市、北13条通りには70本のイチョウの木があり、秋になると壮大なイチョウの木のトンネルに!市内はもちろん、この紅葉を見に札幌を訪れる人も多く、札幌屈指の人気紅葉スポットとなっています。
また北海道大学構内は他にも紅葉の人気スポットがいっぱい!構内の紅葉見学に入場することも可能なので、イチョウを見た後は、大学内の紅葉を見てまわりましょう。
例年の見ごろ
10月下旬~11月上旬。※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA 北大イチョウ並木(北海道大学) 所在地:北海道札幌市北区 北13条西5~7丁目北海道大学構内 アクセス:地下鉄南北線「北12条駅」より徒歩約4分/「札幌駅」より徒歩約15分 公式サイト:北海道大学
定山渓温泉
定山渓温泉は札幌市にあり、札幌の中心部からも車で1時間ほど。車がなくてもバスでのアクセスも簡単で、交通の便が良いことから、札幌中心部のホテルと、定山渓温泉の両方に宿を取る旅行スタイルを楽しむ人も多いですよね。
木々に包み込まれた定山渓温泉は紅葉シーズンにこそ泊まりたい美しさ。紅葉シーズンのリピーターも多いので、宿泊予約は早めにしておかないと、出遅れます。…と言いつつ、2023年は通常より2週間ほど紅葉が遅いと言われているので、最新情報をチェックするしかありません。
定山渓温泉の中には5kmの紅葉名所散策コースがあります。特に二見吊り橋は葉の木々の間に浮かんだような幻想的な姿を見せてくれますよ!
例年の見ごろ
10月上旬~10月中旬ごろ※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA 定山渓温泉 所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉 アクセス 公共交通機関利用:JR札幌駅または札幌市営地下鉄真駒内駅から定山渓温泉行きじょうてつバス「湯の町」下車徒歩すぐ/新千歳空港から直行バス約100分※2023年8月1日現在運休中※詳細⇒北斗交通▶ 車:道央自動車道北広島ICから約60分 公式サイト:定山渓観光協会公式サイト
札幌国際スキー場 紅葉ゴンドラ
札幌の中心部から車で約1時間ほどの札幌国際スキー場。スキー場と言えば冬の印象ですが、ゴンドラのみ紅葉シーズンに「紅葉ゴンドラ」として営業します。ゴンドラで黄色や赤に色づいた木々を見るのは爽快な気分!
標高1,100mの山頂まで、15分ほど空中散歩を楽しめます。
また例年、紅葉ゴンドラの営業に合わせて「秋の味覚祭」を開催。2023年は9月23日(土)~10月15日(日)に決定しました。北海道産の食材や北海道の名物料理など、美味しいごちそうが屋台やキッチンカーで楽しめるので、訪れる価値大です!
DATA 札幌国際スキー場 紅葉ゴンドラ 所在地:札幌市南区定山渓937番地先 アクセス:札幌駅からバス「かっぱライナー」で定山渓神社前下車。定山渓観光案内所前より1日3本シャトルバスあり。 車:札幌中心部から国道230号線経由で約60分 紅葉ゴンドラ営業日時:2023年9月23日(土)~10月15日(日) 9:30〜15:30(上り最終乗車15:00まで) ゴンドラ往復料金(年齢がわかるものを提示):中学生以上1,200円/シニア1,080円(65歳以上)/小学生600円 ※未就学児無料 公式サイト:札幌国際スキー場
豊平峡ダム
北海道屈指の紅葉の名所である豊平峡ダムは、全国的にも貴重なアーチ式ダムの景観美やダムを取り囲む環境・自然の美しさで知られ「水源の森100選」や「ダム湖100選」にも選定されています。紅葉シーズンはまた一段と魅力がアップ。
紅葉期間中は毎日ダム放流を実施。特に展望台から望む紅葉とダイナミックな水しぶきという独特な景観は素晴らしいですよ!
例年の見ごろ
10月上旬~10月中旬ごろ※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA
豊平峡ダム
所在地:北海道札幌市南区定山渓
アクセス:JR札幌駅または地下鉄南北線真駒内駅から定山渓温泉行きじょうてつバスで定山渓神社前下車。定山渓観光案内所前から豊平峡ダム駐車場まで「豊平峡ダムライナー」(無料)乗車
公式サイト:豊平峡ダム
支笏湖
札幌を訪れたのなら、訪ねておきたい日本有数の透明度で知られる支笏(しこつ)湖。四季を通して北海道の観光スポットですが、北海道の紅葉名所として知られています。湖は紅葉する木々に囲まれているため、湖上の遊覧船、展望台、道路、湖岸などからでも紅葉が望めるので、お好みのシチュエーションで楽しみましょう。支笏湖には支笏湖温泉があり、支笏湖を一望する露天風呂がある宿もあり、温泉に浸かりながら紅葉を愛でる贅沢もあり。
交通はスムーズで、札幌から日帰りで訪れる人も多いんですよ。2023年10月15日(日)は、支笏湖紅葉まつりが開催されますが2023年猛暑の影響で、お祭りの際はまだ見頃ではない可能性も。
例年の見ごろ
10月上旬~10月中旬が見頃※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA 支笏湖 所在地:北海道千歳市支笏湖 アクセス 公共交通機関:JR千歳駅から中央バス支笏湖行き乗車約45分 車:道央道千歳ICより約40分 公式サイト:一般社団法人国立公園支笏湖運営協議会
登別地獄谷
北海道を代表する温泉郷、登別温泉の最大の泉源地である登別地獄谷。登別温泉街の北東にある爆裂火口跡です。登別温泉の最大の泉源地であり、谷に沿って噴気孔や湧出口が点在。地表から湧き上がる白煙と荒涼とした大地が確かに地獄を思わせます。そんな地獄谷も紅葉シーズンは秋化粧。ナナカマド、ヤマウルシ、ダケカンバが赤く色づきます。遊歩道を歩いて行くと、大湯沼や大湯沼天然足湯などの観光スポットも。
通年日没から21:30まで遊歩道にフットライトが灯る「鬼火の路 幻想と神秘の谷」を実施しており、紅葉の時期はますます魅力的。
登別温泉は札幌や函館からもアクセスが良いので、旅行の計画も組みやすい温泉地。登別温泉と地獄谷の紅葉狩り、札幌か函館でグルメ三昧なんていう旅はいかが?
例年の見ごろ
10月中旬~10月下旬※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA
登別地獄谷
所在地:北海道登別市登別温泉町無番地
アクセス
公共交通機関:札幌駅から函館方面行「特急スーパー北斗」または室蘭方面行「特急すずらん」で登別駅下車。JR登別駅から登別温泉行きバスで「登別温泉」下車。徒歩約10分
車:道央自動車道登別東ICから約10分
公式サイト:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会
ニセコアンヌプリ
ニセコアンヌプリは、アイヌ語で「ニセコアンベツ川の源の山」という意味があると言われています。また、近隣のイワオヌプリも色づくため、紅葉のシーズンは多くの登山客が訪れます。こちらも登山客でなくても大丈夫!ニセコアンヌプリゴンドラ(有料)を利用することで、ナナカマド、ダケカンバなどの紅葉と、標高1,000mから望む素晴らしい絶景を一望できます。羊蹄山・洞爺湖など、ニセコ観光の名所が眺められるので、この時期ニセコ旅行を考えている人は、計画に組み込みましょう。
例年の見ごろ
10月上旬~10月下旬ごろ ※2023年の夏は大変暑かった影響で、2週間ほど遅れる可能性が高いです。
DATA ニセコアンヌプリゴンドラ 所在地:北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485 アクセス 公共交通機関利用:JRニセコ駅からバスまたはタクシーで約10分 夏期バス利用:札幌から高速ニセコ号で約3時間40分/小樽から高速ニセコ号で約1時間52分 ※バスの運行は7月9日~10月10日の土・日・祝のみ ※運行期間・時間が変更になる場合あり 車:札幌から約2時間/小樽から約1時間30分/新千歳空港から2時間 公式サイト:ニセコアンヌプリゴンドラ