2023年6月21日に開業したばかりのザ・リッツ・カールトン福岡に宿泊しました。九州初のラグジュアリーシティホテル。国内７番目、最新のリッツカールトンとして注目を集めております。
今回の記事はザ・リッツ・カールトン福岡の朝食レポート。和食セットと洋食ビュッフェを選んでみました。あなたが泊る時のために、和食・洋食とも徹底比較。和食or洋食、あなたはどちらを選びますか？
目次
気になる…最新リッツカールトンの朝食
ザ・リッツ・カールトン福岡に泊まってまいりました！
流石リッツカールトンブランド！と納得する、モダンラグジュアリーな空間に充実の設備。
それゆえに福岡のシティホテルではブッチギリに高い、素泊まりでも１泊10万円を超える宿泊料…。宿泊記は以下の記事に詳しく書かせていただきました。合わせてお読みくださいね。
そんなホテルの朝食、とっても気になりますよね～！？
開業早々に情報発信する有名YouTuberさんやブロガーさんは、クラブルームでの朝食紹介がほとんど。ここは、足が痺れるほど背伸びして宿泊予約したパンピーの私が、一般の宿泊者がいただける朝食をご紹介致します！
ザ・リッツ・カールトン福岡朝食は18階の『VIRIDIS』で
朝食を提供するダイニングは、ロビーフロアと同じ18階の『VIRIDIS（ヴィリディス）』。
レセプションから東側に進み、突き当りを曲がった先に位置しています。
ランチ・ディナー時は九州の食材をメインに使用した、インターナショナルダイニングです。
入口で部屋番号を告げ、客席へ案内されます。
ロビー階ですので、天井が高い！とっても開放的で爽やかな空間。
リッツカールトンというと、重厚感あるインテリアのイメージですが…モダンラグジュアリー感は残しつつ、リラックス出来る空間作りが新鮮。
時代にあった贅沢を提案する、リッツブランドの進化を感じました。
客席は、パーテーションで仕切られた東側の細長いエリアと…
突き当りを曲がった、南側のエリアに分かれております。
東側の方が、より高級ダイニングを感じる雰囲気となります。
豊富な朝食メニュー
朝食メニューはとっても豊富。
洋食ビュッフェからコンチネンタル・ヘルシーセットメニュー、アラカルトに和朝食セット。
今回の宿泊プランは、ポイント宿泊だったので素泊まり。
気になる朝食ビュッフェのお値段は…6,500円！
朝食でそのお値段！？と思いますが、ラグジュアリーホテルではオムレツにパン・ジュースにコーヒー…と、アラカルトで頼むとすぐにその位のお値段になってしまうので、お好きなものをお好きなだけのビュッフェがおすすめ。
まずはビュッフェのご紹介
私達は２人で宿泊したので、洋食ビュッフェと和朝食セットをそれぞれ頼んでみました。
ライターの使命感から、どちらも紹介したい！…ですが、本音は２人共洋食ビュッフェをいただきたい。
『あなたが和食？』『選び放題の洋食ビュッフェの方がテンション上がるよね～』と、
お互いの探り合いと牽制合戦を繰り広げながら、ダイニングに向かいました（笑）。
その理由は、和朝食セットを選ぶと飲み物がお茶とコーヒーのみ。
ビュッフェ台のサラダやパン・ジュースはいただけないからです。
和朝食セットも、洋食ビュッフェと同じ6,500円ですので～。
洋食ビュッフェには画像のメニューから、卵料理が１品選べます。
どれもこだわりのメニューばかりで美味しそう♪
和食も充実！ビュッフェカウンター
友達が選んだ、洋食ビュッフェのラインナップを見てみましょう。
ビュッフェカウンターは、窓と反対側の壁面に沿うように、Ｌ字型で配されております。
洋食ビュッフェといいつつ…カウンターの始まりは和食です（笑）。
茄子の揚げ浸し・さつま揚げ・おきゅうと。九州の郷土料理も並んでいます。
鯖の塩焼き・筑前煮・魚のすり身カツ。
がんもに茶碗蒸し、香の物。
白ご飯につみれ汁。これだけあれば、洋食ビュッフェの方が満足度が高い？？。
繊細なディスプレイの洋食ビュッフェ
やっと洋食が始まります、まずはサラダ。
種類豊富で彩り豊か。繊細な盛り付けに、ラグジュアリーホテルらしさを感じます。
コールドカットコーナー。チーズは日本というロケーションのせいか少なめです。
奥に、大きなチーズを溶かしていただくロディジャーノチーズが置いてありました。 スモークサーモンもあります。
生ハムは福岡市のおとなり糸島産。ハムは熊本産と、ダイニングのテーマ通り、朝食でも九州産の食材が豊富に使用されている事がうかがえます。
ホットミールのコーナーに進みます。九州野菜のスチームに日替わりポテト。
朝食では基本のベーコンにソーセージ。
グリルドトマトやキノコ炒め、ボークビーンズ。
海老入りの焼きそばに、リッツカールトン名物のクロッフル。
パンケーキやフレンチトーストは、アラカルトから別料金でオーダー出来ます。
スープはコーンスープ。友達のものを一口味見しましたがほのかに甘く、丁寧に作られた様子を感じられました。
テンション上がるパンコーナー
入口に一番近いテーブルには、パンやシリアル・フルーツが並びます。
アクリルの蓋が付いたケースの中に入った、クロワッサンやデニッシュ、マフィン。
いや～これはテンション上がるわ♪全部取り分けたい衝動に駆られますね。
福岡のパン屋さんでよく見かける、めんたいフランスも！
ハード系はこれだけ。食パンは見かけなかったような…！？
テーブルに並ぶフルーツは、スタッフにお願いすればカットしていただけます。
あとで桃をカットしてもらいなさいと、友達に指令（笑）。
ジュースはどこ！？中の見えない冷蔵庫
面白いというか…これは説明が無いと絶対分からないと思ったのは、ジュース・カットフルーツ・ヨーグルトのコーナー。こちらの中が見えない冷蔵庫、スタッフ以外開閉厳禁な雰囲気ですよね…？。
しかし、それらはこちらの冷蔵庫の中に入っているのです！。
ラグジュアリーホテルがゆえ、扉に『ジュースはこちら！』みたいな張り紙は似合わないし、
説明を受けないと、知らずに朝食を終えてしまいそう。
フレッシュジュースはオレンジのみ。友達の注いだものを一口いただきましたが、
温州みかんのような風味でとっても美味しかったです。
他のフレーバーはパック詰め。というかゲストがセルフで、パックからグラスに注ぐのかな…？
家の台所か（笑）せめてピッチャーに入れて欲しいところ。
カットフルーツはミックスベリー・メロン・スイカ・パイナップル・グレープフルーツ・キウィと種類豊富。
ヨーグルトはフルーツソースやシリアル入りのものも置かれていました。下段にはマンゴープリンも♪
最下段の赤いドリンク、この並びでは苺のスムージーかなと思ってしまいますが…トマトスムージーだそうです。
予想外の味に、友達も『うっ！』と声を上げてビックリしていました（笑）。
まずは洋食ビュッフェの実食
友達が取り分けたお料理達。ラグジュアリーホテルに泊まり慣れていない友達。
節操ない＆映えを意識しない取り分けなのはお許し下さいませ。
卵料理の中から選んだシグネチャーオムレツ『茅乃舎だしの出汁巻きオムレツ』はフワフワ・ぷっくりした焼き上がり♪一口味見してみましたがメニュー名の通り、出汁の旨味が広がる軽い口当たりでした。
中には明太子入り！博多の極上オムレツと呼びたい一品。
パン類も、友達が取り分けたものを一口ずつ味見。クロワッサン類は、福岡の人気専門店に比べるとサクサク感と小麦・バターの風味が…という印象。フルーツが載ったデニッシュは、生地が薄い分パリパリ・サクサク生地でとっても美味しい♪
福岡はいちじくの名産地。博多とよみつ姫が使われています。
めんたいフランスは、中に明太子がぎっしり！
結構待って…和朝食の登場
同泊者と別々に、洋食ビュッフェと和食を頼んだ場合…すぐに料理を取り分けいただけるビュッフェと、注文してから準備される和朝食とで、食事の開始時間にずれが生じてしまいます。
今回、８時30分と朝食のピーク時間にうかがったせいか、和朝食は30分ほど待ちました。
友達はビュッフェ料理を食べ終えてデザートタイム…なのに、私は一口も食べられず和朝食の提供待ち（色々味見はさせてもらったけどｗ）という状況に。
という事で、そこまで朝食に時間をかけられない方は、どちらか１種類に揃えた方が良さそう。
私の和朝食が届くと、今度は友達が手持無沙汰に。暇つぶしにパンをいっぱい食べ過ぎて、大食いの友達がランチは要らないと言いだしました（笑）。
そしてもうひとつ、テーブルに並んだ果物のカット。お高い桃は人気で、カットをお願いするゲストが集中。
私たちのテーブルは、催促して約30分後に出てきました。
カットは最初にお願いした方が良さそうです。ちなみに桃の糖度はまあまあ。
三段重の豪華な和朝食！
黒い陶器の三段重に入った和朝食が登場！ この提供スタイルはテンションが上がります♪
スタッフがうやうやしくお重を広げて下さいます。うわ～美味しそう！ 見た目も華やかですね。
上段の焼き魚は、一般的な朝食に出て来る鯖や鮭ではなく、あっさりふっくらとして脂の乗った白身魚(鱈のような味)の西京焼き。サクサクの白身フライにはタルタルソース添え。さっぱりした醬油・出汁風味の煮物・和え物ばかりで満腹感が…と思ってしまう和朝食ですが、揚げ物があるのは嬉しいです。
煮物はとろっとろに煮込まれた豚の角煮。こちらも美味しい♪ 大根やほうれん草・煮卵も添えられ栄養バランスも良いですね。
中段には…なんと朝からお造り！ 博多名物、ごま醤油と海苔を和えていただくごま鯛に大好きなカツオのたたき。カンパチのお刺し身の３種類。もちろんどれも新鮮。 他は野菜の白和え、ズッキーニの浅漬け、昆布の酢の物。
下段にはさっぱりとした出汁ゼリーがかけられた夏野菜の蒸し物。
わたくし、プチトマトがとっても苦手なのですが…こちらはフルーツのような甘さで美味しくいただけました！
他には香の物と…左側の茶色い四角い食べ物、こんにゃくと思ってご飯に載せていただくと、黒糖蜜ときな粉がかかったわらび餅でした。メニューをよく見ると、水果と書かれていました…。
友達に『これ何に見える？』と聞くと『牛焼肉』と想像のはるか斜め上の答えが返って来て面白過ぎる（笑）。
こんな２人でリッツに泊まっても良いのでしょうか！？
日本人ですが、まだまだ高級和食の経験が足りないですね。
運ばれてきた時は、ちょっと少ないかも…と思いましたが、多彩な献立で食べ終えると結構お腹いっぱいに。
つやっつやの白ご飯は上品な量で、ご飯が進む料理が多い構成なのでおかわりは可能なのかしらん？とは思いましたが、九州の郷土料理を取り入れた、会席スタイルの和朝食は満足度も高かったです。 食後のコーヒーは、カプチーノもいただけます。
和食を選んで正解♪
和朝食は、ビュッフェ台の和食コーナーの料理が大半でしょ？なんて思っていたら…全く違う献立ばかりで、クオリティに注力されている様子が窺えます。こちらのホテルは、お寿司や鉄板焼きなど多彩な和食を提供する日本料理ダイニングがあるので、美味しいのも納得です。
朝食は断然洋食派な私ですが…最初は朝食レポートを充実させる為に選んだ和朝食。
実際いただいてみると、こちらのホテルに関しては和朝食の方が満足度が高いかなと思いました。
洋食の美味しそうなパンにも惹かれましたが…同じロビー階のカフェ『DIVA』でも購入出来ますし。
洋食ビュッフェもクオリティは高いのですが…卵料理以外にもう１品、ラグジュアリーホテルならではの贅沢なメニューが欲しいかなと思いました。
ぜひ最新のリッツカールトンでクオリティの高い朝食をいただきながら、 贅沢で爽やかな朝を迎えて下さいませ～！
DATA VIRIDIS（ヴィリディス） 福岡県福岡市中央区大名2-6-50 大名ガーデンシティ ザ・リッツ・カールトン福岡18階 TEL：092-401-8888 公式HP：VIRIDIS ザ・リッツ・カールトン福岡
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