タイ王室の保養地から発展した、由緒あるリゾート地、ホアヒンにある『ハイアット リージェンシー ホアヒン』に宿泊して来ました。
まさにタイ・ビーチリゾートの王道とも言える、大規模高級リゾートの醍醐味を感じることができました。
目次
ハイアット リージェンシー ホアヒンは市街南部の大型リゾート
ハイアットリージェンシーはホアヒン市街地南部にある、広大な敷地に建つ大型リゾート。
客室は213室…って、思ったほど多くないのね。しかしその倍はありそうな、立派な建物や庭園なのです。開業は2001年。ホアヒンでは老舗級の存在です。
大通りからの長いアプローチを抜け、坂道を上がるとエントランス。
もう、建物の造りからしてアジアーンな雰囲気たっぷりです。スタッフも十分に待機しており、車で到着次第すぐに扉を開け、スーツケースを取り案内していただけます。
ロビーはタイの寺院を模した、高い天井の木造建築。
正直、様々なデザインの流行が加速度的に生まれている2020年代の目で見ると素朴で地味〜ですが、『古き良きアジアンリゾートって落ち着くよね』という気分になります。
ロビー正面からは宮殿のような水路に噴水・広大な庭園が広がり、これからの滞在への期待が膨らみます♪
ウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。13時頃に到着しましたが、そのままお部屋まで案内されました。
まるで公園!ハイアットリージェンシーホアヒンの広大な敷地
チェックイン時に渡されたリゾートマップを見ておわかりの通り、敷地は広大。なんと、ビーチに面した長さは約300メートル。
私は客室棟の1番端っこのお部屋だったので、歩く歩く…時間を測ると、立ち止まらない場合ロビーまで5分でした。
途中、鯉が泳ぐ池にある橋を渡ったり…
エレベーターに乗り、何度も折れ曲がる通路を歩いたり…
最初はスタッフから案内された通りの道を歩いていましたが、最後は建物内だけを歩いてロビーに行く順路を発見しました(笑)皆さまも是非探索・探検してみて下さい〜。
クラブラウンジには専用のプールも
ロビーから南側に降りてすぐは、クラブルーム専用のレセプションとラウンジ。
クラブルーム宿泊者限定のプールが目の前にあり、落ち着いた雰囲気です。
ちなみにクラブルームのまわりとプールサイドは、誰でも通る事が出来ます。というか、外部通路の一部です。
ハイアットリージェンシーホアヒン・1キングベッドルーム
今回私が予約したのは、1番お手頃な『1キングベッドルーム』。面積は29平米です。
ホテル外観や庭園は時代を感じさせますが…客室は程良くアジアンテイストを感じさせる、モダンでスタイリッシュなデザインに改装されております!
色使いやライティングがお上手♪ この辺りの演出はさすがハイアットブランド。
大きなソファもあります…が、テレビの前なので、視聴しながらまったりは出来ません。
ホテル案内はテレビモニターでも確認出来ますが、雑誌風の冊子も置いてありお洒落ですよね。
ゆったりと庭園を眺められるバルコニー
バルコニーは広々。こちらだけで9平米あるそうです。天井にはシーリングファン、立派なソファセットが置いてあり優雅です。
手摺沿いに行けば、隣のお部屋のバルコニーが見えてしまいます。
大手旅行サイトで朝食付きで17310円と、公式ホームページよりかなりお得かつ1番お手頃なお部屋を予約しましたが…一応『高層階でプールが見えるお部屋を』と予約時にリクエストしたところ、希望を叶えて下さいました。ありがとうございます!
木立の間から、かろうじて海が見える…かな?? 海に一番近いお部屋の最上層からの眺めです。
こちらのホテルの客室棟、基本海から少し内陸側に建っており…間に濃密なガーデンがある為、一面にプールとシービュー!的なお部屋は無いかと思われます。
コンパクトで使いやすい客室
クローゼットは、オープンタイプで使いやすいです。
アイロンやセーフティボックス、スリッパなど必要なアメニティは揃っております。
バスルームは、2方向の扉を開ければベッドルームと一体化する開放的な作り。お部屋も広く見えて良いですね♪
洗面台兼物置き台として使用出来て、便利なカウンター。ミニバーは何処に?と思いましたが、洗面台の側面に冷蔵庫と収納扉が。冷蔵庫には、無料のお水のみ入っておりました。
ティーバッグは東南アジアでは一般品のDilmah。コーヒーはインスタントでした。この辺りはまあ、リージェンシーブランドですので…といいつつ、同価格帯のホアヒンのホテルはドリップコーヒーやコーヒーマシン完備。もうちょっとグレードを上げていただきたいところ。
食器類やケトルは、ベッド側の扉や引き出しの中に。編み込み風の扉に、黒い取手がお洒落です。
小さめの洗面台。こちらにも歯磨き用のお水がありました。バスルーム側の引き出しには、アメニティが入っておりました。タオルやドライヤーもカウンター下に。
こちらの部屋タイプはバスタブは無く、シャワーブースのみです。レインシャワーもありません。
暑いタイ、数日なら湯船に浸からなくても問題ないので、シャワーだけでも気になりませんでしたが…シャワーヘッドを固定する、滑り止めのゴムが痩せて来ており、使用していると段々下がって来るのが使い辛かったです…トイレタリーはPORTICOというブランドの、アルガンオイルコレクション。
トイレは個室タイプ。ウォシュレットでは無くハンドシャワー付きでした。反対側の、間接照明付きの飾り棚には一輪挿しやオブジェではなく、替えのトイレットペーパーが(笑)。
改装されて、最新ホテルのようにお洒落で綺麗。機能的なお部屋で快適に過ごせました。
ホアヒンでも評判の高いプール
お部屋に入り落ちついたら、水着に着替えてプールへGO!
プールは、手入れの行き届いた広大な庭園の中にあり…まるで公園の中みたいな環境ですね。
曲線の多い形状のプール。この形が時代を感じさせますが…利用者の目線が分散するので落ちついて泳げるし、プールサイドのチェアも沢山置けるので私は好きです。
水深は深め、中背の私でも肩の辺りまで水面という感じで…水中で歩くと水圧がしんどい(笑)。
水色に輝くプールにヤシの木…ビーチリゾートを絵に描いたような風景ですね。まさに王道!な演出にテンションが上がります。なるほど〜評判なのも納得です!
前泊のホテルスタッフに、この後ハイアットに泊まると言ったら『あそこはプールがいい!』と言ってましたから。
プールに突き出たように位置する、軽食を提供するカフェダイニング『YOU & MEE』。
最高のロケーションですよね〜トイレもこちらの裏手にありますので、プールやビーチ利用の際はご参考に。
本格的なスライダーも!多彩なプール
プールの端にはウォータースライダー。蛇の神様、巨大なナーガ像がインパクト大!
こちらが、ホテル併設のスライダーとは思えない程スリリング。途中で傾斜が無くなる部分で外に飛び出してしまわないかしら…と思ったり。
大人が滑ると、物理的に重いので勢いもすごい。2回目を躊躇する位スリルがありました。結局私は1回で止めました。だって怖かったんだもん…。
メインプールの裏手は客室棟に向かって、川のようなプールが続いております。
ぐる〜っと客室棟を縫うように続き、庭園の中を巡ってメインプールに戻ります。
庭園の中なので水面には落ち葉が多いし、日陰が多いので快適とはいえませんが…体力のある方は是非泳いで一周してみて下さい。本当に疲れます(笑)。
こちらの水路風プール沿い、1階の客室はバルコニーから直接プールへ入る事が出来ます。宿泊料金も上階より高めです。
砂浜風のプールは水深が浅く、キッズやファミリー層に人気でした。
釣り橋の向こう側にも…
水深の浅いキッズプール。
ビーチを眺めながらまったり…
チェアは多いのですが、パラソルの下が日陰で静かな場所は意外に少ない。
あってもほとんど他のゲストが使用しており…
私はいつも、ビーチ向きのチェアで過ごしました。
敷地の北端、椰子の葉のパラソルが並ぶエリアは、日陰も多くプールから離れていてお子様連れも来ないクワイエットゾーン。それ故にチェアの競争率は高いので、空いていたらすぐ確保が良いでしょう。
壮大なホテル前のビーチ
敷地が広いので、目の前のビーチもより壮大に感じます。
ホアヒンでも南部に位置するだけに、カオタキアップの丘も近く見えますね。
ハイアットリージェンシーといえば、プールの評判が良いホテル。
滞在中は、とにかくプールやビーチで過ごしたい!という方にオススメしたいホテルです。
夕方は併設のスパでマッサージ
夕方になり、ホテルの南端にあるスパ『ザ バライ スパ』へ。
実は、以前からこちらのスパの建築がものすごーく気になっており、ハイアットリージェンシーを予約したのです。
そんなスパでの体験や、歴史的な木造建築を移築した海沿いのダイニングでのお食事の様子は、以下の記事で詳しく紹介しました!合わせてお読みください。
静かで美しい…リゾートの夜
スパで施術を受けたあとは、空も暗くなり始めておりました。
そのままプール沿いのYOU & MEEでディナー♪と思ったら…なんと18時クローズ。あちゃーリサーチ不足だったわ。
ハイアットリージェンシーはホアヒン市街地南部で、中心部からは離れています。ホテルのアプローチが長く、街に出るのも億劫だったのでルームサービスをお願いしました。シーフードピザ(612バーツ※2023年6月のレートで約2,450円)と、シャルドネ(412バーツ※2023年6月のレートで約1,650円)。ピザはイタリアンダイニングで焼かれているだけあって美味しーい!
ワインも進んでお代わりしたいけど高ーい(笑)。
夕食後、スパのセラピストさんに渡すチップを忘れたので…夜の探索がてら届けに行きました。
スパで寝てしまうほどのマッサージを受け、お部屋でお腹いっぱいになって…ああ幸せ、おやすみなさいzzz
ハイアット リージェンシー ホアヒンの朝食
おはようございます。朝食はロビー下の『Fig(フィグ)』にて。ランチとディナータイムはイタリアン。ケーキやお菓子を販売する、ペストリーブティックもある大きなダイニングです。
東向きなので、朝日が気になりますが…8時ぐらいまでなら日光も弱く、ギリ行けるとアウトドア席で朝食をいただきます。リゾートでは、出来るだけ屋外で食事がしたい!
大充実の朝食ビュッフェ!
今回の宿泊プランには朝食付き。でもハイアットの中でもカジュアルブランドのリージェンシー。朝食ビュッフェの種類やクオリティもそこまで…と、期待しておりませんでしたが…
行ってびっくり!食べて美味しい!!
圧巻のメニューの種類と、高級ホテルらしいクオリティ。ウェスタンからタイ料理、グリルされたお肉や、豊富なパン類…どれを選んで良いか迷ってしまうほど。
印象に残ったのは、外は香ばしく中は柔らかいローストチキンや、レッド&グリーンの2種類のタイカレーでした。パッションフルーツソースをかけていただくパンケーキや、しっとりしたパンプディングも美味しかったです♪
ホアヒン最終泊・気持ち良く滞在出来ました
チェックインから、お食事やスパのスタッフまでにこやかで明るく、皆感じが良い方ばかりでした。
ホアヒン最終日にこちらのホテルを選んで良かった♪ と思える滞在でした。
気取らずリラックスして過ごしたい、でも高級ホテルらしさも味わいたい。そんな気分の滞在にピッタリのホテルだと思いました。
海外のホテルにお得に泊まる方法
ずっと高級ホテルもお手頃だったタイ。このところの世界的なインフレでタイだけではなく、世界中のホテルが値上がりしているので、ここでがっつり取り返すのがこれからの旅のスタイルですよ!
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DATA ハイアット リージェンシー ホアヒン(Hyatt Regency Hua Hin) 91 Hua Hin Khao, Nong Kae,Hua Hin District, Prachuap Khiri Khan 77110 タイ 公式HP:Hyatt Regency Hua Hin ※こちらの記事は、2023年5月の滞在記です。