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ベトナム入国いつから可能?コロナ後旅行のための最新情報!


ベトナムは新型コロナウィルス感染拡大以降、2021年5月初旬まで、厳しい入国制限とロックダウンで感染拡大を抑え込んでいました。しかし、その後インド型(デルタ型)と英国型(アルファ型)が混ざった「ハイブリッドの新しい変異ウイルス」が発見されるなどの経緯を経て、2021年7月14日現在ではじわじわと都市部を中心に感染が広がりつつあります。

一方で、7月からワクチンパスポートを用いた外国人の入国をクアンニン省で試験的に実施するなど、往来の再開に向けた明るいニュースも。

ベトナム大好きな、みんなが気になる「ベトナム旅行いつからできる?」の声にお答えするべく、最新の入国情報をお伝えします。なお、最新情報はこちら!

2021年5月末・ハイブリッド変異種の発見で規制強化

Googleが発表した「2020年注目人気渡航先ランキング」でダナンが世界第1位を獲得するなど、旅行先として注目が集まるベトナム。

風光明媚な景色の数々、美味しい料理、可愛い陶器や雑貨類、安くて美味しいビアホイのビール(個人的趣向)……などなど、行きたい理由は山ほどあるにも関わらず、観光目的での入国ができなくなってから、すでに1年以上が経過しました。

かつて感染防止の優等生だったベトナム

ベトナムは他国と比較しても非常に早い段階で入国制限を行い、2020年3月23日には全てのビザの発給を停止しました。このような厳しい入国制限や隔離対策をが功を奏し、2021年1月末の時点での発表によれば感染者数は累計1.7万人、死亡者数は累計35人と、コロナ封じの「優等生」とされてきたのです。

余裕だったベトナム…

しかし、2021年5月29日にベトナム政府が新たな変異ウイルスを発見したと発表。政府系ニュースサイト「VNエクスプレス」などにより、この変異ウイルスは英国型とインド型の両方の特徴を併せ持ち、強い感染力があると報じられました。

その後はさらにハノイやホーチミンなどの大都市でクラスターなども発生し、2021年7月14日現在の感染者数は累計3万5,409人、死者数は累計132人となっています。

今が感染ピークのベトナム

ベトナムのワクチン接種状況は?

ベトナムでは2021年3月8日よりワクチン接種が始まっており、現在認可されているワクチンは、英アストラゼネカ製ワクチン、ロシア製「スプートニクV」、中国シノファーム製、米国ファイザー、モデルナ製の5種類。

ワクチン接種回数は377.6万回で、これまでに少なくとも1回のワクチン接種を受けた人の総数は369.2万人となっています。ベトナムの総人口が2020年時点で約9,762万人であることから、やっと国民の約3.8%が接種した計算です(2021年7月14日現在)。

また、6月25日の記者会見で茂木敏充外務大臣は、日本で製造した英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン約100万回分をベトナムに無償で追加供与することを発表。これに先立ち6月16日には、日本政府が無償供与したアストラゼネカ製ワクチン約100万回分がベトナムに到着しており、日本からベトナムに対するワクチン供与は合計約200万回分となります。

飲食店などへの措置は都市によってバラバラ!

南北に長いベトナムは日本と同じく地域によって感染状況が異なり、それぞれの行政区ごとに対応が異なります。

ホーチミン市:7月9日から15日間、社会隔離措置を適用

・全ての住民は自宅で待機し、本当に必要な場合に限って外出するよう求める
・会社・学校・病院の外部や公共の場所において3人以上で集まらない
・原則として公共交通手段による旅客運搬を停止する

など、かなり厳しい措置がとられています。

ダナン市:6月20日から厳しい制限措置

6月20日12時から
・飲食店での店内の飲食の提供を停止(テイクアウトまたはデリバリーのみ)
・海水浴の禁止

ハノイ市:制限を一部緩和しつつも状況に応じた制限

一方首都ハノイでは、逆の政策。6月22日午前0時からコロナ対策の一部を緩和し「散髪店の営業及び飲食店の店内での飲食を許可する。ただし、十分な間隔を保ち、席数は50%を超えない、20人を超えない、21時までの営業とする(バー、ビア・ホイは持ち帰りのみ許可)」とするなど、制限を加えつつも、経済活動が最低限まわるよう、状況に応じたさまざまな措置が取られています。

スーパーマーケットなどの店内でもマスクは必須となっています

ベトナムには観光目的で渡航できるの?

長々とこれまでの経緯や現状を説明してまいりましたが、はいっ!お待たせしました!皆さんが一番知りたいのはこの部分ですよね。私もそうです!

結論から申し上げますと、現時点でベトナムには観光目的で渡航できません!

在ベトナム日本国大使館のHPには、「現時点では、ベトナム政府当局は、観光客の入国を認めていません」とはっきりと記載されています。

あー!そんな気はしてたけどやっぱりかー!!

今さらガーンと言わなくても…わかってますけどね

現在、入国可能となるのは、「外国の外交官、専門家、投資家、高技能労働者、ベトナムで勉強する生徒及び学生」「外交官、投資家及び専門家の家族(父、母、配偶者及び子供)」のみ。

それもそのはず、現時点でベトナムへの入国には

 ア ベトナム政府当局(地方省・市政府を含む。以下、同じ。)からの入国承認等の事前申請・取得
 イ TRC(テンポラリー・レジデンス・カード)又は査証の事前申請・取得(TRC又は査証を持っていない場合)
 ウ 入国前のPCR検査等の受検と陰性証明書の取得
 エ オンラインでの医療申告
 オ 入国後、最低21日間の隔離
 カ その間(上記オ)の所定の回数のPCR検査等
 キ 自宅・居住地における7日間の健康観察及びPCR検査等

これだけの準備が必要なのです。「ア」の時点でこりゃダメだ感が漂いまくりですが、それに加えて入国後のPCR検査等で陽性判定等を受けた場合には、治癒するまでベトナム政府当局指定の病院にて隔離されることとなります。

ただでさえ慣れない土地で、ベトナム当局の指定病院にて隔離とは、よほどのアドベンチャー精神の持ち主でなければ時期を改めるべきでしょう。

ひっそりと静まり返るノイバイ空港…

そもそも直行便が飛んでいない問題

ベトナム政府からの制限はもちろんですが、さらには現在、日本からベトナム各地への直行便は軒並み運休となっています。

そのため、上記のように入国を許可された人であっても、自身で航空便(特別便)を予約しなければなりません。仕事関係であれば会社が手配してくれましょうが、JALやANAのエコノミークラスの片道を調べた結果、とんでもない事実がわかりました。

JAL

1,090USD(運賃:2021年7月14日現在のレートで120,423円)+39USD(TAX 目安:4,308)+燃油サーチャージ」

ANA

1,160 USD(運賃:2021年7月14日現在のレートで128,150)+ 37 USD(TAX 目安:4,087) + 燃油サーチャージ

こ……これは……!LCCのベトジェットエアであれば、ハノイ~成田の3往復も可能なお値段……!なんとかして書類を揃え事前準備を済ませ、なんとかして特別便を予約してこのお値段……!

よほどのアドベンチャー精神の持ち主でなければ、時期を改めるべきでしょう(2回目)。

負けるな!ベトナム航空!

ベトナム計画投資省は最新レポートの中で、ベトナムのフラッグキャリアで全日空が出資するベトナム航空が倒産の危機に瀕していることを明らかにしています。延滞債務総額は6兆2400億VND(約300億円)に上り、強制的な上場廃止リスクに直面しているそう……!

これに対し、ベトナムの中央銀行であるベトナム国家銀行が4兆VND(約192億円)を優遇金利で貸し出すことや、ベトナム航空が株主割当増資を実施し、資本金を8兆VND(約385億円)増資することが国会で承認されましたが、果たしてどうなることやら……。

世界でもまれにみる美しいカラーリングのベトナム航空

7月からワクチンパスポート試験運用開始、隔離短縮へ!

ここまでの話の流れからすると、観光客の受け入れまでにはまだ相当な日数がかかりそうですが、朗報もあります。

2021年4月9日に開かれた新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会の会合で、新型コロナウイルスワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)事業に携わる通信会社各社が、ワクチンパスポートに関連するシステム構築の完了を報告したと報じられています。

このワクチンパスポートの適用対象者には「海外からの観光客」も含まれており、ベトナム保健省は文化スポーツ観光省と協力しながら、新型コロナを効率的に制圧し、ワクチンの大量接種を実施し、集団免疫を獲得した国から観光客を受け入れる方針を明かしました。

そして7月から、クアンニン省のバンドン国際空港でワクチンパスポートを用いた外国人の入国を試験的に実施。これを受けて、ワクチン接種済みまたは新型コロナウイルスの感染から回復した外国人入国者は、入国後の強制隔離期間が21日間から7日間に短縮されます。集中隔離終了後には7日間の自己隔離を講じる必要があるとはいえ、3週間が1週間に短縮されるとは間違いなく大いなる進歩です。試験運用は7月を通して行われるそうなので、どのような判断が下されるか注目ですね!

往来再開に向けた両国の歩み寄りも!

6月18日に日本政府は新型コロナウイルス対策会議を開催し、国際的な人の往来の再開に向け段階的な措置を取ることを決定しました。そして19日にはベトナム政府と「自国の新型コロナウイルス感染症防止対策に関する規制の十分な厳守を確保した上で、今後、両国間の往来に対する制限を部分的・段階的に緩和していくことで一致」したと発表しています。

一刻も早く渡航したい身としては、段階的どころか一段飛ばしくらいのスピード感で進めてほしいところですが、具体的な措置や手続については発表されておらず「両国間の外交ルートを通じて調整される」「具体的な入国再開時期や手続については、決定後すみやかに公表」すると述べるにとどまっており、今後の動向に注目です。

未来のベトナム旅行に備えて情報をリサーチ!

残念ながら、20201年7月14日時点においてベトナムは観光客を受け入れてはいません。

しかしながらワクチンパスポートの試験運用が始まるなど、将来的な往来の再開に向けた動きも期待されます。一方で、今後の情勢によっては方向性を180度転換することもありえなくはないので、新たな動向に注意しつつ、未来のベトナム旅行に向けて情報をリサーチしておきましょう。

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