たびハピ

韓国入国体験記


こちらは2022年の記事です。韓国の20237月現在の最新入国情報は以下の記事をお読みください。

韓国入国最新情報2023年7月現在の入国についてはこの記事をご覧ください↑↑
済州島 イホテウ海岸

11月1日から韓国旅行はビザ申請不要!

以前は査証なしで行くことができた韓国ですが、2022年6月から韓国へ入国する際は韓国査証が必要となりました。しかし、2022年8月4日~10月31日までの期間限定で、日本・台湾・マカオ3ヶ国の国民は、査証免除での入国を可能にしていました。そしてついに2022年11月1日から、日本からの観光での旅行はコロナ禍以前のように査証免除で入国が可能となったのです。

そのかわり、無査証で入国する場合は、査証の代わりに電子渡航認証制度(電子旅行許可制度=K-ETA)の申請・許可が必要です。

つまり、韓国へ入国するには、韓国査証、K-ETA、どちらかを用意しなければいけません
K-ETAも便利ですが、韓国査証はマルチビザであれば申請無料で1年間有効なので「3年行けなかった分、どっぷり韓国に出かけたい」という方で旅行まで時間のある方は観光査証でもいいかもしれません。

K-ETA取得方法

K-ETAの申請・取得はオンライン上から行います。

申請はこちら⇒K-ETAの申請▶※外部リンク

K-ETA申請に必要な用意すべきもの

・パスポート
・メールアドレス
・顔写真(容量100KB、縦横700px以下)
・申請料金10,000ウォン(約1,000円)を払うことができるクレジットカード
出発24時間前までに申請し、結果はEメールで届きます。有効期間は2年。

韓国査証の取得方法

韓国査証は駐日本国大韓民国大使館、各地域の大韓民国総領事館に申請し取得します。日本には全部で10ヶ所あり、住んでいる県によって申請する領事館が違います。

駐日本国大韓民国大使館・各地域の大韓民国総領事館の場所はこちら⇒駐日地域 總領事館 管轄地域▶

事前に予約をして、大使館・領事館に出かけるのですが、遠方の場合、韓国査証の代理申請が認められている旅行代理店に依頼することもできます。

韓国査証申請に必要な書類

・査証発給申請書(英語/韓国語)(6か月以内に撮影した顔写真貼付)
・パスポート(有効期限6ヶ月以上)、パスポートのコピー
・写真カラー(3.5×4.5)
・往復航空券のコピー
・住民登録票又は住民登録証(写し)、外国人の場合は外国人登録証(写し)

往復の航空券の予約が済んでいなければ、韓国査証の申請はできないので注意してください。
日本国籍者が韓国査証のビザを取得する場、申請には費用がかかりません。マルチビザは一度取得すると1年間有効です。

韓国査証を取得した筆者の場合

筆者の済州島行きが決まった時は、無査証入国延長の発表前だったので、韓国査証を申請しました。横浜在住なので申請先は駐横浜大韓民国総領事館です。
ところが、予約は2ヶ月先まで埋まっていて、旅行に間に合いません。そこで、韓国査証の代理申請が認められている旅行代理店にお願いして、取得してもらう事にしました。

住民票はマイナンバーカードを使用してコンビニで発行。
航空券のメールも届いてました。あとは、査証申請に必要な写真撮影。少しでも顔が明るく見えるよう、白のブラウスを着て出かけたんです。

スピード写真でも撮影できるのですが、とにかく日にちが迫っていたのでミスが許されない。そして、私は自他ともに認める粗忽もの。きちんと人が撮ってくれるところでと思い、写真館に行きました。そして、それは正解でした。

駐横浜大韓民国総領事館は特に厳しく、写真の背景は白と限定されていました(場所によって違います)。知らなかったのですが、写真館に白背景のある所は少ないのだそうです。最初に出かけた写真館では白背景がなく、チェーン店だったのでお店の人が調べてくれたところ、川崎駅前じゃないと白背景はないとのことでした。

その後、自分で近所にある白背景のあるお店を検索し出かけたところ、白い服は顔が浮かんで見えるので申請が通らない事があるのでやめた方がいいと言われました。慌てて家に帰って洋服を着替え、なんとか写真を撮影。街中のスピード写真を利用して、自分で撮影していたら、申請通らないところでした。

翌日、自分の足で旅行代理店に行き、書類を提出。なんと私が出した申請書は大使館用とのことで、その場で領事館用の申請書に書き直して、なんとか提出となりました。本当に粗忽ものです。

申請書は自分でネットからダウンロードして印刷するので、要注意です。そんなの私だけかもしれませんが。

数日後、なんとか無事査証が発行されました。

ネットからダウンロードします。

K-ETAと韓国査証どっちがおすすめ?

時間のある人で、どっぷり韓国に浸りたい人は韓国査証でもいいのかもしれません…と前述していますが、筆者の韓国査証取得体験を見てお分かりの通り、韓国査証を取得する際の申請は、写真一つの撮影でも面倒です。
K-ETAと韓国査証、どっちがおすすめかというと、申請面で言えば断然K-ETAの方が楽!おすすめです!
査証免除となった今、韓国旅行では主流の短期旅行をする人はKーETAを申請しましょう。

韓国入国にはQ-code入力が必要

韓国入国には健康状態を入力したQ-codeが必要で、以下のページで発行します。

本当は韓国語ですがGoogle翻訳で日本語にしています。真ん中の「入力する」をクリックして入力画面へ

Q-code :韓国語▶(外部リンク) 

Q-code : 英語▶(外部リンク)

メールアドレス、パスポートNo.、韓国での滞在先など、ワクチン接種情報などを入力します。

入力がすべて終わるとメールでQRコードが届きます。

筆者は念のためにプリントアウトして持っていきました。

韓国入国時のPCR検査は廃止に。

韓国入国時に必要だったPCR検査は、10月1日から廃止となりました。これまではここで陽性となると、そのまま隔離だった非常にハードルの高いものです。
しかも、45日以内に新型コロナウイルスに感染したことがあると、入国時の検査で陽性となる可能性があったため、感染した人は、パスポートネーム、生年月日、陽性が判明した日が英語で書かれた診断書を、あらかじめ日本で用意して持っていかないといけなかったんです。ほんと、PCR検査がなくなってよかった~。

日本帰国時に必要な書類・申請

2泊3日の韓国・済州島の旅の場合。通常は海外に渡航してから行うファストトラック(日本入国前に手続きを済ませることで、帰国時の入国検疫の一部が終わっている状態にすることで、入国をスムーズに行うこと)も、ワクチン接種証3回完了者であれば、日本出発前に手続きできます。ただし、日本のファストトラックは11月7日から新システムに移行します。11月14日以降に帰国予定の方はこちらに登録することになるので注意してくださいね。▶Visit Japan Web

日本帰国には接種証明書もしくは陰性証明書が必要

日本の水際対策により、帰国時には韓国出国前72時間以内のPCR検査の新型コロナウイルス陰性証明書が必要です。ワクチン未接種・3回目未完了の方は、済州島では空港でPCR検査を受けることが可能なので、事前に予約して到着時に受けることも可能です。

ワクチン未接種・未完了の方注目!

ワクチン未接種・未完了者の方も、2022年8月15日より、日本の水際対策が少し緩和されています。
韓国など2泊3日の海外旅行での日本への帰国・入国に関する出国前検査証明書について、政府はそれまでは外国で取得した検査証明書のみ有効としてきましたが、渡航先を出発する前72時間以内に取得(検体採取)されたものである場合、日本への帰国(再入国)にあたり有効な検査証明書として取り扱います。
ただし、検体採取日時から日本帰国時の搭乗便の出発予定時刻までが72時間以内であるほか、有効な検体、検査法等の必要事項を全て満たす必要があります。

日本で陰性証明を取得していきたい人は、こちらを参照に、可能かどうか考えながら取得してください。

DATA
日本での陰性証明書を帰国時の緩和とする場合の参考事項はこちら
厚生労働省検査証明出国前検査証明について▶
済州国際空港敷地内にあるPCR検査会場。1回15,000ウォン(約1,500円)。

ワクチン完了者は接種証明書のみで良し!

2022年9月7日以降は、ワクチン3回以上接種済で陰性証明書は不要となりました。ただし、証明書の提示が必須となりますので、自治体などの公的機関が発行した「海外渡航用」ワクチン接種証明書、または「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」海外用を取得しておきましょう。

ワクチン接種証明書に関しては、こちらで詳しく紹介しています。

ワクチンを3回以上接種した方は、ワクチン接種証明を取得!この記事で解説↑↑

ファストトラックを登録

韓国から日本に帰国するときに必要な検疫検査を、素早く終わらせるため、自分の健康状態を「ビジットジャパンウェブ(Visit Japan Web)」に登録します。

必要なものはパスポートと、ワクチン接種証明書か検査証明書。筆者はワクチン接種証明書をアプリで登録しているので、そちらをスクショしたものを登録しました。

詳しい「ビジットジャパンウェブ(Visit Japan Web)」の登録方法は以下の記事に詳しく書いてありますので、必ずお読みください。
「ビジットジャパンウェブ(Visit Japan Web)」の入力は2週間前から可能なので、韓国旅行の前に済ませておくことも可能。ただし、日本帰国時にワクチン接種を2回、1回のみの接種の場合と、未接種の場合は、帰国前72時間以内の陰性証明書を取得する必要があるので、日本から取得していくか、韓国で取得するかの手間と、72時間以内の登録が必要になります。

最新のファストトラックの入力方法はこの記事をチェック↑↑

海外旅行保険に加入

海外旅行に行くとき、筆者は必ず旅行保険に加入して出かけます。クレジットカードに付帯した保険もありますが、すべて自費となる海外の場合、とんでもない金額になってクレジットカードの保険だけでは補えないこともあると、旅仲間に言われたからです。

実際、乗る予定だった成田行きの飛行機が欠航になり、関空行きの飛行機に変わった時は、クレジットカードの保険にはなかった遅延保険(その時は60円)のおかげで、ホテル代や新幹線代も補填してもらえました。

今回はコロナに感染した時のことを考えて、旅行直前にコロナに罹患してキャンセルしたとき、韓国でコロナになって旅行を途中でキャンセルしたときなど、すべて補償してくれる保険を選びました。

関空から韓国・済州島へ!

旅行に必要なものも揃い、いよいよ韓国・済州島へ出発です!

今回の済州島への旅は半分仕事でした。日本から済州島への直行便は、まだ復活しておらず、特別に飛ばしてもらったティーウエイ航空のチャーター便です。でも、だからといって特別扱いはなく、普通に個人旅行と同じように手続きします。

関西国際空港第一ターミナル

出発は関空から。第一ターミナルのティウエイ航空のカウンターでチェックイン。パスポートと航空券のEチケットを見せて、スーツケースを預け、ボーディングチケットを受け取ったら、保安検査場を通って、出国審査へ。

パスポートと韓国査証を見せ、マスクをとってカメラで確認を終えたら、パスポートに出国のスタンプを押してもらいました。

日本から韓国に行く際には、搭乗便に乗る前のチェックイン時に、Q-codeもふくめすべての審査があります。通常は搭乗便のチェックインカウンターで行われます。

3年ぶりのスタンプ!

感動~~~!

前回のスタンプが2019年の9月だったので、本当に3年ぶりの海外です!

機内食はないとのことだったので、KIX DUTY FREEをうろうろして、北新地サンドを購入。DUTY FREEを見て回るだけで、海外旅行気分があがりますよね!

この雰囲気も3年ぶり!

そうこうしているうちに、搭乗の時間になったので機内へ。

1時間50分のフライトは、窓から外を眺めていたらあっという間でした。とっても良いお天気だったのです。

陸の孤島とは聞いていたけど、初めて上空から見る関西国際空港にビックリ!

機内では入国カードと税関申告書が配られたのですが、なぜかすべて韓国語(英語のカードが無くなってしまったらしい)。飛行機を降りてから、日本語のわかる職員の方が横について、いろいろ教えてくれたので、なんとかすべての記入を終えることができました。

さ~~緊張の韓国入国審査です。

飛行機を降り、入国審査に向かいます。

並んでいたら、いきなり隣にいた人が別室へと連れていかれました!

後から聞いたところ、サーモグラフィで引っかかったらしく、体温が37.5度と出たのだとか。同じような人が数人いたそうです。窓際に座っていたら知らずに体温があがってしまったそうで、しばらくして測りなおして平熱が確認でき、無事開放されたそうです。

窓際の席にそんなワナがあったとは(笑)。

入国審査は、パスポートと韓国査証とQ-codeのQRコードを提示…だったと思います。実はバタバタしてて、よく覚えてないのです。プリントアウトしてファイルに入れて持ち歩いていたので、そのまま渡した気がします。

なにはともあれ無事韓国に入国~!

リゾートの雰囲気満開の済州空港

しかし、喜んでいる間もなく、空港の外にあるPCR検査場へ。検査を終えて、やっとホテルへと向かったのでした。

検査結果は、その日の夕方にはメールで届いていました。燦然と輝く「negative」の文字!

これで心おきなく旅が楽しめます!

韓国には検査結果がでるまで待機というルールはなくなっていますが、気分的に出づらいですよね。
ホテル内が充実していたので退屈はしませんでしたが、気持ちが楽になりました。

済州島で一番高い38階建てのグランドハイアット済州。お部屋は37階でした。

夜の済州の街に繰り出して、済州名物のコギグクスを食べてきました。

韓国から日本帰国

2022年11月29日現在は、日本の入国制限は大幅に緩和されており、ワクチンを3回接種している場合はワクチン接種証明書、

済州空港出国フロア

2泊3日の韓国・済州旅行も最終日。済州空港で荷物を預け、ボーディングチケットを受け取ったら出国手続き。入国の時に比べたら、とってもスムーズ。

済州国際空港出国ロビー

帰りのフライトは1時間20分と、来た時よりも短かった!

関空に到着し、検疫検査場に向かうと、そこはまるで選挙会場。テーブルと椅子が並び、検疫担当者が多分10人以上。1列に並んで、空いた席に座りファストトラックで取得したQRコードを見せて終わり。早い!

飛行機が到着して、検疫検査と入国審査を終え、パスポートにスタンプを押してもらい(大事!)、スーツケースを受け取り、梅田行きの電車に乗るまで30分かからなかった気がします。17時半に関空に到着して、19時には大阪梅田にいました。

11月11日から関空~済州島のデイリー便が再開!

旅行が決まったのは8月末、出発は9月末、帰国は10月と、この間に何回も入国に関する方法が変わり、行くまでとっても大変でしたが、行ったらとっても楽しくて、またすぐに海外に行きたくなりました!
査証免除の復活だけではなく、11月11日からは関空~済州島のデイリー便が再開します。
市場をまわったり、Eマートやロッテマートに行ったりと、買物も楽しかったです。ショッピングはやっぱり韓国ですよね。韓国料理もおいしかった~!

私が行った時よりも、11月1日からはかなり手続きも楽になるので、是非、韓国に出かけてみてくださいね!

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