2021年11月に開業したばかりの、ヒルトン長崎に宿泊して来ました。
目次
ヒルトン長崎アクセス・新しくなったJR長崎駅前
立地は新幹線開通工事(2022年秋に開通予定)に伴い、移転新装したJR長崎駅西口前(駅前としては裏側的な位置付けになります)。
出島メッセと呼ばれるコンベンションセンターの北側に入居。駅の改札を出て、西口を出るとすぐです。ちなみに施設内に商業施設はありませんが、目の前の長崎駅や線路反対側のアミュプラザにお店は沢山ございます。
昔の長崎駅を知るものからすれば…JR長崎駅、ずいぶん西側にずれたなという印象。
旧駅前から新駅前まではなかなかの距離がありますが、ヒルトンに関してはほぼ直結ですので、鉄道で来られる方には便利です。
旧駅前のデッキから見たヒルトン(画像中央)。観光エリアが集中する旧駅前とは反対側なので…
JRで来るとすぐ、でも観光や街歩きからの行き帰りはちょっと面倒…??
ヒルトン長崎・オープンしたばかりの綺麗な館内♪
九州では、福岡に次ぐ久々のヒルトン進出です!
駅から歩道橋を渡り、2階のデッキから直接ロビーに入れますが…最初は地上階の車寄せから。
エントランスを入るとアライバルスペース。細い紐で出来た船底みたいなオブジェが天井に。
奥には日本料理の『瓊鶴海 (たまつるみ)』。
レセプションは2階にあります。こちらの階段かエスカレーターでアクセスします。エスカレーターは1方向。朝は下り専用、それ以外の時間は上りに変わります。階段を使いたく無い方には、アライバルエリア奥にエレベーターもございます。
長崎の歴史をイメージしたパブリックエリア
こちらがデザイン的にホテル最大の見せ場だと思われる、船底をイメージしたフローリングの階段。角が丸く取られており手間と予算がかかっています。長崎は造船の街ですので、それを意識しているのでしょう。
2階に上がりました。
オールデイダイニング『DE VAERT』とティーラウンジの間を抜けるとレセプションです。
チェックイン前に、3階に上がってみましょう。こちらのフロアはボールルームですね。パブリックスペースのなかで、デザイン的にはここがいちばん好きかも!
こちらのホテル、緩急付けて内装を工夫した痕跡があちらこちらに。仕上げに潤沢な予算はかけておりませんが、
空間にスケール感があるので高級ホテルの雰囲気が出ているといった雰囲気です。
ヒルトン長崎のレセプション
2階へ戻ります。広々としたロビーとレセプション。開業したばかりでキラキラ・ピカピカです☆
ロビーには屏風風のパーティションとベンチ。早くから海外貿易で栄えた、長崎の煌びやかさをイメージしたデザインでしょうか?
ロビー奥には、ヒルトンバケーションクラブ。
チェックイン時に、こちらでいただけるウェルカムドリンクチケットを貰いましたが…入会のセールストーク付でしょう。ヒルトン所有のリゾートやコンドミニアムをタイムシェアしたい!という方は是非♪
屏風風のパーテーション裏は、ラウンジ&バー『SEVEN SEAS』。
ロビー手前にはティーラウンジ『DE VAERT Coffee & Sweets』
ショートケーキやホールケーキが、ショーケースに並びます。他にはお土産に良さそうな焼き菓子も。角煮デニッシュ…気になる(笑)
ヒルトン長崎・チェックイン~お部屋まで
今回、ヒルトンアプリでEチェックイン&デジタルキー申請を行いましたが…普通にカウンターで手続きが必要でした。クレカのデポジットも有効性確認の為再提示。
エグゼクティブルーム予約でしたが、専用ラウンジでチェックインという流れでは無く、普通にレセプションで手続を行います。
レセプション横のエレベーターホールより、客室に向かいます。
エレベーターは2基。中央のニッチボックスは、それぞれ柄が変えられておりました。
客室は4〜11階、大浴場とジムは6階、エグゼクティブラウンジは11階です。
客室フロアのエレベーターホールです。
片側には窓もあり、浦上方面(北向き)を見渡せます。
客室フロアの廊下です。明るい木目とカーペットの色味です。この辺りもシンプルで、プレミアムビジネスホテルとほぼ変わらない雰囲気。
ヒルトン長崎・エグゼクティブキングルーム
今回予約したのは、『エグゼクティブキングルーム(31㎡)』。
昨年夏に、開業記念でスタンダードルーム料金でエグゼクティブルームにアップグレードキャンペーンをやっており、予約してみました(現在は終了しております)。
入ってすぐの第一印象は『広いしなかなか良い!』でした♪
31平米と高級ホテルとしては標準的な面積なのに数字以上に広く見えるのは、ベッドが1つでソファが無いからでしょうか? 洗面台がオープンになり部屋が広く見えるし、平米数以上に動線もゆったり。
港町で海に近いロケーションからか、明るい木目やポイントの青、白い壁で爽やかさが演出されております。
ヒルトンというと高級ホテルのイメージですが…仕上げ材の質感自体は、プレミアムビジネスホテルとそこまで変わりありません。
洗面台の大理石・立派なクローゼット、フローリング、カーペットの柄がグレードを上げているかなといった印象。
ベッド上のアートは出島を意識…?
BOSE製のBluetoothスピーカーもあります。気泡が入った、手作り風のガラスランプが素敵♪
ところでこちらのヒルトン、高級ホテルにしては今どき珍しい “腰まで壁” タイプの窓。床まで窓がある方が高級感は出ますが…窓からの眺めは素晴らしかったです!
気になる客室からの眺めを大解剖!
眺めは予想以上、長崎港と市街地が一望出来ます!
まさかシービューとは思っていなかった。市街地のいちばん低い場所で標高ゼロだし〜
『スイートの隣だから眺めいいでしょ』と前日アプリで指定したお部屋で大正解。エグゼクティブルームは10・11階なので視界も開けています。
こちらは最上11階。最上級のコーナースイートの隣なので、スタンダードタイプのお部屋としては1番眺めの良い部屋位置という事になるでしょう。
以下、各方向から見える風景を載せます。どれも最上11階から撮影したものです。北側は、地元テレビ局社屋と浦上方面。スタンダードルーム多めの方角。
東側は、金毘羅山と麓の町。
西側は、稲佐山方面です。
希望の階とお部屋位置は公式HPより予約の場合、ヒルトンアプリから前日に指定出来るので参考にしてみて下さい。私は今回の南側がベストかな~♪ ただ眼下はコンベンションセンターの屋根です。
流石はヒルトン! な客室の設備・アメニティ
テーブル、チェアはベッド向かいの壁沿いに。テーブル脇にはコンセントもあり、スマホやパソコンも充電しながら操作出来ます。
テレビは大型で見やすいです。ホテルインフォメーションの確認や、ルームサービスの注文もモニターで行います。大浴場の混雑状況もチェック出来ます。
バスルームは2方向の大きな引戸で、個室にもオープンにも出来ます。
全開だと開放的で広く見えますね♪
洗面台の天板は大理石。外資系高級ブランドらしい仕上がりです。
『クラブツリー&イブリン』のアメニティがぎっしり! シトラス系で結構好きな香りです。タオルも沢山、カバーに入ったドライヤーはヴィダル・サスーンでございます。
背後のバスルームは洗い場が少々狭め。ユニットバスですが、タイル貼りでしっかりとした仕上がり。床のフローリング柄が面白いですね。
レインシャワーはありませんが、ハンドシャワーは3種の水流に変えられます。
バスタブはプラスチック製、結構深いです。しかし大浴場があるので一度も浸かる機会がありませんでした。
トイレは個室タイプです。
廊下にはミニバー・クローゼット・ラゲッジボードが並んでいます。こちらの客室、入口横のラゲッジボードがラグジュアリーホテルばりに長いです。スーツケースも、小さめのものなら余裕で2つ開けられます。奥行きが少し足りないかな…?
ミニバーは上段にケトル、天板にお水とネスプレッソマシンとコーヒーカプセル。
引き出しの中には、またまたドリップコーヒーセットが計4つも。いくつコーヒーばあっとね?(長崎弁風w)
紅茶はトワイニング、あとは緑茶。冷蔵庫は空でした。
クローゼットは客室面積にしては大きめです。ただセーフティボックスの棚が半分を占めて、コートやパンツを掛けスペースは狭め。アイロンやスリッパ等、備品は不足なく揃っています。
下の引き出しには、バスローブとセパレートのルームウェア。2セット置いてあります。ルームウェアはワンサイズ、バスローブは使用していませんが…縫い目を腰紐の結び目を見るに2サイズでしょうか?
他の引き出しは空なので収納力抜群、お部屋が散らかりにくく助かります。ホテルでは常に片付いた状態で過ごしたいわたし。
こちらのお部屋、開業より3ヶ月前の2021年8月に、開業準備室に直接電話して予約しました。
なにしろスタンダードルーム料金で、エグゼクティブルームにアップグレードの開業記念プランだったもので〜♪
お値段約23000円。ラウンジ付きでこのお値段・この客室・眺望であれば嬉しいですよね!
ヒルトンでは珍しい!? 大浴場へ♪
ヒルトン長崎の大浴場とフィットネスは6階。客室フロアの一角にあります。
入ってすぐの受付で、部屋番号とジム・大浴場どちらの施設を利用するか告げ、ロッカーの番号と使用方法が記載されたカードを渡されて中に入ります。
大浴場までのアプローチはインパクト大! 突き当たりの凧から、渦を描き走るライン照明は空にたなびく凧糸といったところでしょうか?長崎は『ハタ』と呼ばれる凧も有名ですね。
アプローチを抜けると…まさかの全面フローリングのレストスペース。半階下がった部分にジムと大浴場が並びます。
ジムは小さめながら、2面ガラス窓で開放感抜群。画像にはありませんが、ボトルウォーターやタオルも置かれていました。
楽しみにしていた大浴場へ入りましょう♪ 入口で靴を脱いで更衣室へ。
洗面台とロッカーの数も十分。ウォーターサーバーやタオルもあり、手ぶらで入る事が出来ます。
もちろん大浴場の中は撮影禁止ですので…誰もいない時に入口から。
大浴場自体はとてもコンパクト。6×1.5メートルぐらいの浴槽と、水風呂、サウナがありました。
窓からの眺めは浦上川沿い、稲佐山方向です。結構良い眺望ですが、グラデーションシートが貼ってあり立ち上がると景色がくっきり、お風呂に浸かるとおぼろげといった見え方。浴場の内装は黒い御影石貼りで、小さいながら高級感がありました。やはり、手足が思い切り伸ばせる大浴場はあるだけで有り難いですよね♪
ヒルトン長崎・夜の館内を楽しみます♪
この景色ですから、夜のお出掛けは後にして夕暮れの風景を眺めてみたい!
とっても印象的な夕暮れの長崎港。窓が横長だけに、絵画を眺めるようにお部屋でぼ〜っと佇んでおりました。
空がだんだんと暗くなり、街の灯りが際立ちます。
長崎の夜景、海からの水蒸気か大気中のガスのせいかはわかりませんが…山の中腹の街灯や民家の明かりが、点滅して見えるような様子が綺麗で風情があります。
夜の外観・パブリックエリアも見学してみましょう。
やはりライティングで陰影際立つ夜の方が、華やかさと高級感があります。
ホテルはJR長崎駅前ですが…新しい駅舎は中心街から大きく西側に後退。駅舎もまだ建設中ですので、ホテルの周囲に飲食店がありません。5分ほど歩けば旧駅前広場。商業施設のアミュプラザがあります。2年後には新館も出来、お買い物や食事も便利になるでしょう。もちろん、和洋中全てが揃うヒルトン内のダイニングを利用し、ホテルステイを満喫するがベストですが…今回はエグゼクティブルーム滞在だったので、ラウンジのカクテルタイムで夕食は済ませました。
この日はお昼前に長崎に到着。久々の長崎市内探索が想像以上に楽しくて、出来たばかりのホテルの客室や施設を満喫して…
充実した1日でした。幸せな気分でおやすみなさいzzz
ヒルトン長崎の朝食ブッフェ
おはようございます。今日も快晴!
エグゼクティブルーム宿泊者は、朝食もラウンジでいただけますが…メインダイニングでもいただけるとの事で、よりホテル朝食らしさを感じたいとそちらを選んでみました。
朝食ブッフェは、2階のメインダイニング『DE VAERT』にて。
こちらでの朝食他、エグゼクティブラウンジの様子はこちらをご覧下さい。
朝食後は、最後まで窓からの景色を楽しみたくて…お部屋でネスプレッソを淹れて、チェックアウト時間の11時までお部屋でのんびり過ごしました。
長崎旅行がより印象深くなる滞在
再開発が進み、将来が期待出来る長崎駅前の便利な立地、広々とした館内にゆとりある客室。思ったより眺めも良く大浴場もあります。なにより、長崎市内で久々の高級ホテルのオープンで注目しておりました。市内中心部で、洗練された最新シティホテルといえば現在ここ一択といった印象。長崎は何度も訪れていますが、ヒルトンに滞在する事でまた新鮮な旅行気分を味わえました。
DATA ヒルトン長崎 所在地:長崎県長崎市尾上町4番2号 TEL:095-829-5111 公式サイト:ヒルトン長崎|ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ (hiltonhotels.jp)