素敵なお花の世界で過ごしたい!今回は「心は永遠の女子」な私が、2021年4月スタイリッシュにリニューアルオープンした「いばらきフラワーパーク」の魅力と楽しみ方を紹介します。11月は秋のバラが見ごろなので、お出かけにはぴったりの時期ですよ!
長いステイホームが続き、お化粧もしなくなり、人とも会わなくなり…気づけば女子力低下していませんか?
そんな人におすすめなのが、「いばらきフラワーパーク」。
単なるお花畑じゃないんです。ヨーロッパのような異国的雰囲気の中、お花を見るだけではなく、触れたり、嗅いだり、聴いたり、季節によってはお花が食べられたりと、五感で楽しむことができる花のテーマパーク。
さらには流行りのグランピングでパーク内に宿泊でき、1泊すれば眠っていた女子力を目覚めさせることができるにちがいありません。
目次
いばらきフラワーパークって?
1985年に開催された国際科学技術博覧会(通称:つくば科学万博)にあわせて開園した「茨城県フラワーパーク」。園内に咲きほこるバラの花を目当てに多くの人が訪れていましたが、最近は国営ひたち海浜公園に人が流れ、昭和な雰囲気も少し時代遅れな感じとなっていました。
バラは茨城県の県花!昭和の雰囲気なんていわれるままにしておくべきものか!と、茨城県は20億円かけ、2021年4月にリニューアルオープン。
「パーカーズ」や「青山フラワーマーケット」を展開している「パーク・コーポレーション」が監修し、名前も「いばらきフラワーパーク」と改め、オシャレでスタイリッシュな場所へと生まれ変わりました。
園内では約900種類のバラが栽培され、東日本最大規模のバラ園となっています。バラ以外のお花も多く育てられ、1年中いつ出かけても、その時に見ごろのお花を楽しむことができますよ!
私が出かけた10月の上旬は、バラには少し早かったのですが、ダリアとコスモスが満開でした。でも、いばらぎフラワーパークといえば、やはり春と秋2回のバラの季節は外せません。
2021年の秋バラは10月20日より見頃を迎え、11月中は楽しめるようです。春バラの見頃は5月~6月となっています。
※バラが見頃になると入園料が大人900円から1,200円に、小人300円から400円になります。
いばらきフラワーパークの見どころ
エントランスゲートでハートを見つけよう
入場する前にチェックして欲しいのが、筑波石を積み上げて作られたエントランスゲート。
ハートの石が2個隠れています。1個はすぐ見つけられるのですが、2個目はちょっと難しい場所にあります。探してみてくださいね。
ROSE TUNNELをくぐろう
バラの季節に出かけたのなら、まずはつるバラのアーチ「ROSE TUNNEL」を通ってみましょう。
入口に咲いているのは、いばらきフラワーパークのオリジナル品種「ユイット・カンパーニュ」。鮮やかな濃いピンク色をしています。風が吹くたび涼やかな音色を奏でるアーチ上部のウィンドベル。鮮やかなバラと芳香、そして澄み切った音のシャワーが、ステイホーム疲れを洗いながし、全身リフレッシュできますよ。
バラ以外の季節でも、河津桜にアジサイ、曼殊沙華など、年間を通して様々な花が咲いている園内。入場ゲートでもらえる園内マップを見ながら、季節の花を堪能してください。
ちょっとしたアトラクションで童心に帰ろう
目の前に筑波山を望む、広い芝生エリアはひと休みするのに最適。
高さ5~8メートルの高さをスカイサイクルで進む空中散歩は、子どもにも大人気です。国内第2位を誇る全長800mのスポーツスライドは、ソリに乗って花の中を滑りおりるスリル満点なアクティビティ。大きな声で叫ぶとストレスも吹き飛びます。
いばらきフラワーパークで体験できるアクティビティ
いばらきフラワーパークでは、年間100のアクティビティがあります。ひょうたんランプやハーブで石鹸を作ったり、芝生でヨガをしたりと、バラエティ豊かな内容は、季節によっても違うので、何度訪れても飽きることはありません。
お花を摘みながらブーケや花かんむりを作ったら、SNSで映えること間違いなし!
私が体験したのはパーク内のお花で作った押し花を使ったカードづくりと、やはりパーク内で抽出したアロマで作るピローミスト。最近眠りが浅かったのですが、ラベンダーのピローミストで、ぐっすり眠れるようになりました。
作業はインフォメーションで行ったのですが、こちらの空間もオシャレで、とてもここが茨城と思えない(笑)。大きな窓からは広いパークが見渡せ、まるでヨーロッパにいるようでした。
いばらきフラワーパークに来たら、ぜひアクティビティも体験してくださいね。
いばらきフラワーパークで食べる
ランチは丘の上にある「ローズファームハウス」で。メインやドリンク、デザートを選ぶランチセット(1,980円)が絶対オススメ!
前菜、スープ、メイン、焼き菓子、ドリンクがセットになっています。
メインは「自家製ホワイトソースときのこのパイ包み」「赤ワインで8時間煮込んだ豚肉のパイ包み」「殻も美味しく仕上げた海老とやさと米のリゾット」「10時間火入れした豚肉とやさと米のリゾット」の4種類からひとつ選びます。
前菜は「八郷(さやと)野菜の束」という名前のサラダ。もう、これブーケ以外のなにものでもない!野菜のブーケ!そのまま食べてもおいしい野菜が、やさと味噌と豆乳のソースをつけて食べると、もう無限に食べられそうです。
スープは八郷野菜のベジブロス(ヘタや芯、皮などを煮出してつくるスープ)。ほっこりやさしい味。
八郷(さやと)というのは、この地域のことで、すべて地場産のものを使用しています。しかも季節によっては、パーク内に咲くエディブルフラワーも食べられます。
まるで温室のようなガラスのレストラン内で食べるのも素敵ですが、お天気がよければ是非テラス席で!パーク内に咲く花を眺めながらいただいてください。
八郷の行列ができるパン屋さん「ぺトラン」のパンも販売しています。パンとコーヒーを購入して、好きな場所で食べるのも良いですよ。
いばらきフラワーパークで泊まる
いばらきフラワーパークの山頂には、円形のロッジや初心者でも気軽に利用できるグランピング施設のある「花やさと山」があります。
テレビもなく、聞こえるのは自然の音だけ。
夜は見上げると満天の星空が広がります。雨や風の強い日じゃなければ、広場で焚火も行われます。
食事はBBQ。食材とBBQ用品はすべて用意されているので、手ぶらで出かけることができます。「BBQなんてやったことがな~い」という方も大丈夫!コールマンのガスボンベを装着するだけなので、はじめてでも簡単にBBQが楽しめます。
あとは用意された八郷の新鮮な野菜や果物、自然に近い飼育で元気に育った鶏や豚など、こだわりの食材を焼くだけ。
翌朝はまずコーヒー豆を挽くところから。淹れたてのコーヒーとスキレットで焼いたベーコンと卵、新鮮なサラダ、ぺトランのパンで朝ご飯です。まるでファッション誌の1ページのような1日の始まりです。
でも、私が宿泊をすすめる一番の理由は雲海!
お天気にも左右されますが、眼下に広がる雲海は絶景の一言!高い山に上らなくても、ここなら見事な雲海を望むことができます。
少し早起きして、日が昇る前に20mの展望台「トンビの塔」にのぼると、さらに感動の景色が待っています。
夜明け前、少し明るくなってきた空と、雲海の中にぽつぽつ浮かぶ街の明かりが幻想的。
太陽がのぼり、赤く染まる空と雲海は心震える景色です。
私が宿泊した日は、振り返るとまだ空に月が残っていて、太陽と月の両方を眺めることができました。
雲海スポットは人がたくさん押し寄せて、ちょっとギスギスした空気になるのが嫌なのですが、ここは宿泊者だけなので、ゆったりとした気分で過ごすことができたのも、ポイント高いです。
いばらきフラワーパークのお土産
いばらきフラワーパークのお土産なら、「ローズファームマーケット」へ。自分のために購入したいスタイリッシュな花器やセンスの良いグッズが揃っています。インテリアのセレクトや置き方も、とっても参考になります。
「yasato de toreta直売所」では八郷の新鮮な野菜や果物、特産品が購入できます。アケビやムベなど、めずらしい果物も。柚子大根は、来たら必ず買って帰るという人もいるファンが多いお漬物。
買いすぎ注意です(笑)
いばらきフラワーパーク周辺も楽しもう!
いばらきフラワーパーク周辺の八郷地区は、里山の風景がつづく「にほんの里100選」にも選ばれた自然豊かなエリアです。
レンタサイクルを借りて、周辺をサイクリングすると楽しいですよ。レンタサイクルは、いばらきフラワーパーク以外でも借りることができます。茨城県のレンタサイクルに関しては下記のサイトを参考にしてみてください。
いばらきフラワーパークから、12㎞ほど先にある「つくばワイナリー」は、筑波山の山麓で育てたブドウで作ったワインの販売を行っています。2019年に醸造所が完成したばかりの、知る人ぞ知る純つくば産ワイン。ブドウ畑の中にある開放的なつくばワイナリーまで、サイクリングを楽しみましょう。電動自転車で片道1時間前後。ステイホームでなまった体には、ちょうどよい距離です。
DATA 所在地:茨城県つくば市北条 字古城1162-8 TEL:029-893-5115 営業時間:平日 13:00〜17:00 土日祝 10:00〜17:00 公式ホームページ:つくばワイナリー
実は誰でも楽しめるいばらきフラワーパーク
女子力UPしたい私目線で紹介してきましたが、カップルデート、ファミリー、ひとり旅と誰でも楽しめます。
いばらきフラワーパークにはフォトスポットも多いので、ワンちゃんの写真を撮っている人も多く見かけました。ハートのベンチなど、カップルにぴったりのフォトスポットもあります。広い芝生は家族でピクニックをするのにもおすすめです。
五感で感じるいばらきフラワーパークで、全身リフレッシュしてくださいね。
DATA 所在地:茨城県石岡市下青柳200番地 TEL:0299-42-4111 入園料:大人 900円(バラシーズン 1,200円)、小人 300円(バラシーズン 400円)、未就学児 無料、ペット 200円 営業時間:9:00~17:00(3月~11月)、9:00~16:00(12月~2月) ※2021年11月13日(土)~2022年1月10日(月)までイルミネーションを開催予定 定休日:毎週火曜日、12月28日~1月2日 アクセス:電車 常磐線特急ときわ「石岡駅」下車、関鉄グリーンバスで30分。「いばらきフラワーパーク」バス停下車目の前 車 常磐自動車道「土浦北IC」から約15分 公式HP:いばらきフラワーパーク