就職や転勤などで引越しを控えている人の中には、何を準備すればよいのか、何から始めたらよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。引越し工程ごとにチェックリストを用意し、その内容に沿って進めることで効率よく準備ができます。この記事では、引越しを控えているものの何をしたらよいか分からない人へ向けて、スムーズに準備が進められる方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
引越しの段取りはリストアップが一番重要!
引越しを段取りよく進めるためには、工程ごとにリストを作成し、それに沿って準備をすすめることが重要です。やらなければならないことをリストアップし、それをもとに引越し準備を進めることで、手続き忘れを防げます。
もし、水道やガスの利用申込など生活にかかわる申込み・解約手続きを忘れてしまうと、新生活に支障が出てしまいます。チェックリストを活用し、タスク管理を行いながら効率よく進めましょう。
引越しに伴ってやるべきこと一覧
引越しに伴い、やるべきことをタイミング別で箇条書きで書き出していきましょう。引越し先を決める前から、引越し完了後までのタイミングは、以下の6つのタイミングに分けられます。
【タイミング別・引越しに伴ってやるべきこと一覧】
・引越し先を決めるまでにやることリスト
・引越し日が決まったらやることリスト
・引越し1週間前までにやることリスト
・引越し前日までにやることリスト
・引越し前日にやることリスト
・引越し完了後にやることリスト
やることリストをもとに、それぞれのタイミングで重要なポイントをご紹介します。
引越し先を決めるまでにやることリスト
引越し先を決める前には、住みたい部屋の希望条件などを明確にしておく必要があります。何も決めていない状態で不動産屋へ行くと、見た目や立地のよい物件に気を取られ、本来払える金額よりも高い家賃の物件を紹介される可能性が否定できません。引越し後の家計をひっ迫させないためにも、事前に予算を把握しておくことが重要です。
(チェック項目)
・新しい部屋の希望条件を3つまで決める(バストイレ別、オートロック等)
・職場までの所要時間をもとに、希望のエリアを決める
・敷金、礼金などを含めた初期費用の予算を決める
・内見時は物件だけではなく、周辺環境も確認する
・新居決定後の契約や支払いの流れを確認する
・引越し日(入居日)を決める
内見時は周辺環境をよく見ることも重要です。仕事で帰りが遅くなりがちな人は近くのスーパーが何時頃までやっているのかなど、実際にその環境で暮らすイメージをしながら調べてみてください。
引越し日が決まったらすぐにやることリスト
物件と引越し日が決定したら、現在住んでいる部屋の管理会社へ退去の連絡や引越し業者へ見積もりを依頼しましょう。
(チェック項目)
・今住んでいる部屋の退去日を決め、管理会社へ連絡。(解約手続き)
・駐車場などの解約手続き
・入居先での公共料金などの申込み
・不要なもの、必要なものを大まかに分別
・引越し業者に連絡し、見積もりを依頼
ポイントは、新しい部屋への入居日と退去日を2~3日ずらすことです。例えば、入居日が4月1日の場合、退去日は4月3日以降に設定しておくとよいでしょう。これは、退去後の管理会社のチェック前に余裕を持って清掃ができ、万が一忘れ物が合った際に落ち着いて取りに行けるようにするためです。また、荷物が多くなると引越し費用も高くなるため、業者の見積もり前に必要なものと不要なものを大まかに分けておくことをおすすめします。
引越し1週間前までにやることリスト
解約の手続きやライフラインの手続きなどが落ち着いたら、引越し1週間前まで役所・郵便局への転送手続きや、引越しが終わるまでにはもう使わないもの、衣服などの梱包を行いましょう。
(チェック項目)
・役所への手続き、郵便局への転送手配
・不用品や粗大ごみの処分
・ライフライン(水道、ガス、電気)の手続き
・勤務先や各種サービスの住所変更
・新居での家具や家電の配置の決定、必要なものの準備
・引越しが終わるまでは使用しない家具や家電などの梱包
子どもがいる家庭の場合は、必要に応じて幼稚園や学校などへ転園・転校の手続きを行います。また、引越し業者への見積もり時に伝えた不用品については処分しておくようにしてください。業者が運ばなければならないものが増えてしまうと、場合によっては追加料金が発生するケースもあります。
引越し前日までにやることリスト
日常的に使っている家電や家具なども、引越しの数日前から梱包しておくと当日の作業がスムーズです。また、ノートパソコンなどの精密機器は自分自身で運ぶように伝えられる業者も近年増えてきました。万が一の故障に備えて、クラウドサービスなどを利用して重要なデータを保管しておくようにしましょう。
(チェック項目)
・精密機器(パソコンなど)のデータのバックアップ
・食品の整理
・新居の掃除や下見
・使用頻度の高いものの荷造り(キッチン用品やランドリー用品など)
・あいさつ用の品物を準備
・近隣の方へのあいさつ
引越し当日まで使う可能性がある日用品は無理に片付けなくてもかまいませんが、代わりに、段ボールの封をせずに置いておくと便利です。また、引越し数日前より新居に入れる場合は掃除をしたり下見をしたりして家具の配置などをイメージしておくとよいでしょう。当日の引越し業者への指示もスムーズになります。
引越し前日にやることリスト
いよいよ引越しの前日を迎えたら、毎日使っていた日用品や家電なども梱包の準備を行います。引越し業者が運びやすいよう、家電のコードはまとめておくのがおすすめです。
(チェック項目)
・冷蔵庫や洗濯機などの家電のコンセント抜き、水抜き
・テレビやオーディオなどのコンセント抜き、配線まとめ
・引越し当日の流れを確認
・掃除や、不用品の最終処分
冷蔵庫やテレビなどは、引越し前日まで使う可能性が高い家電です。冷蔵庫は中に入っているものを処分したら電源コンセントを抜いて掃除を行い、引越し業者が来たらすぐに引き渡せるようにしておきましょう。テレビやオーディオも同様です。
コンセントを抜いても配線がそのままだと運びにくいため、配線類は輪ゴムやバンドなどできれいにまとめておきます。また、引越し当日の業者の到着時間や、新居に向かうまでの交通手段などを改めて確認しておいてください。
引越し完了後にやることリスト
引越し完了後は、事前に確認しておいた配置に家具・家電を起き、荷解きをしていきます。集合住宅の場合は、近所の方にあいさつするとよいでしょう。
(チェック項目)
・ご近所へのあいさつ回り
・新居のライフラインの開栓・確認(ちゃんと利用できるか)
・引越し料金の支払い
・旧居の掃除、ライフラインの閉栓
新居のライフラインがちゃんと利用できるかを確認し、不具合がある場合はできる限り当日に管理会社などに連絡を入れてください。引越し料金の支払いについては、当日その場で支払う必要があるのか、あるいは後日支払いが可能かどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
新居への荷物の搬入が落ち着いたら一度旧居へ戻り、最終の清掃やライフラインの閉栓、管理会社と退去の立会チェックなどを済ませましょう。
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引越しの準備で特に時間がかかる懸念のあるもの
実際に新居を決め、引越し会社への見積もり依頼や役所関係、ライフラインの手続きは荷造り以上に時間を要する可能性があります。特に見積もりは、実際に業者が訪問し荷物の量を見てもらうことで適正な価格の算出が可能です。複数社に依頼をする場合、全ての業者の見積もりが出揃うまで2週間以上かかるケースもあるため、早めに進められるようにしましょう。
水道やガスなどの公共料金は、入居日や退去日の前日や当日に連絡しても、急には対応してもらえないことがほとんどです。入居日と退去日が決定したら、なるべく早く、該当する地域の水道局やガス会社へ連絡してください。
荷物が多い家庭の場合は、荷造りも時間がかかる作業です。季節のものではない衣類や使っていない家電などは毎日少しずつ梱包し、家族全員で分担して荷造りを進めておくことをおすすめします。
段取りよく引越しを終えるための手順
段取りよくスムーズに引越し作業を終えるための手順を、今回ご紹介したチェックリストをベースに見ていきましょう。
【段取りよく引越しを終えるための手順】
1.引越しでやることリストから当てはまるものをリストアップ
2.時間がかかるものを把握してリストに優先順位をつける
3.手続きに必要な書類を早い段階で入手する
4.リストの優先順位に沿って手続きや準備を進める
それぞれの項目について、詳しく解説します。
【手順①】引越しでやることリストから当てはまるものをリストアップ
まずは、タイミング別の「引越しでやることリスト」に目を通し、自分の引越しに当てはまる項目を再度リストアップします。リストになくても必要だと思われる項目があれば追記してもかまいません。それぞれのタイミングごとに必要な項目をしっかりと洗い出すことで、引越し完了までの段取りや作業をスムーズに行えるようにしましょう。
家族で引っ越す場合は、その家族にもリストを確認してもらうことでタスク漏れや作業忘れを防げます。
【手順②】時間がかかるものを把握してリストに優先順位をつける
整理したリストの中から、手続きや準備作業に時間がかかりそうなものをさらにピックアップし、優先順位をつけて早めに準備を進めます。
例えば、複数の引越し業者へ見積もり依頼を出す場合は余裕を持って1ヶ月程度前から申込みを行い、家具家電を新調する予定があり新居へ届けてほしい場合などは、2週間前などにお店へ出向きます。日付指定で配送を希望する場合は、直前に購入すると希望日に届かない可能性も否定できません。できる限り早めに購入して電化製品店の担当者などに相談しておくのがおすすめです。
【手順③】手続きに必要な書類を早い段階で入手する
引越しの際には役所や会社、子どもがいる家庭の場合は幼稚園や学校などにも転居の連絡が必要です。特に幼稚園や学校へ転居の申請をする場合には、必要書類の提出を求められるケースも少なくありません。
転居先の学校へ手続きをする際には、役所でもらえる書類の他に旧居から通っていた学校の在学証明書が必要となる場合もあります。現在通学している学校の担任の先生や、転居先の学校へ事前に連絡しておき、必要な書類などについて確認しておくと安心です。
【手順④】リストの優先順位に沿って手続きや準備を進める
勤めている会社が変わらなくとも、交通費の申請などの関係から住居が変わった場合には迅速に変更手続きを済ませることが必要です。特に、役所に行かなければもらえない書類などは、外出が必要となるため日数や時間を要します。自分でリストアップしたチェック項目と優先順位に従い、書類関連の手続きに関しては早めに動いて済ませてください。
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引越しの段取りを効率化するアプリ
最近では、引越しに必要な段取りがまとめられているアプリなども無料でダウンロードでき、自分でリストを作成しなくても効率的に準備を進めることが可能です。例えば、引越し予定日や現在の住所、そして転居先の住所を入力すると、ガスや水道会社の連絡先、そして連絡ができる時間帯は何時までなのかなど、ひと目で確認できる機能がついているものもあります。リストを手書きなどで作成するのが面倒、という人は活用してみてはいかがでしょうか。
また、引越しの際に持ち運ぶ予定のないアイテムを買取りに出してもよいでしょう。「Pollet」なら、指定の段ボールにアイテムを入れて送るだけで、買取ってもらえます。
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まとめ
引越しの準備を段取りよく進めるためには、自分の引越しにあった項目でのリストアップを行い、役所への手続きなどを迅速に行うことが重要です。まずはリストを作る中で引越しの全体の流れを把握してください。その後、細かい部分の調整、連絡を一つずつ片付けていくことが大切です。
今回ご紹介したチェック項目を参考に、ぜひスムーズに引越し作業ができるよう工夫してみてはいかがでしょうか。