引越し時の片付けを効率よく進める方法|片付けが当日までに間に合わなかった場合の注意点も解説

ハピ得マガジン編集部④

引越し日がどんどん近づいてくるのに、片付け作業が進まないと焦るのではないでしょうか。部屋がモノであふれかえっている、捨てたいけれどどうやって捨ていればいいかわからない、その結果片付かないまま刻々と時間だけが過ぎてしまうことにもなりかねません。この記事では、モノを効率よく分類する方法や、モノを手放すためにはごみとして出す以外の方法もあることなどを解説します。ストレスなく引越し当日を迎えられるよう、あらかじめ準備をしておきましょう。

引越しの片付けを効率よく進めるコツ

引越しの片付けをスムーズに進めるためには、時間に余裕のある段階から始めるとこが大切です。

【引越しの片付けを効率よく進めるコツ】

  • 片付けるモノをリストアップする
  • リストアップしたモノを片付けるスケジュールを組む
  • 片付けに使う段ボールは余裕を持って仕入れる
  • 荷造りに必要な道具を最初に揃えておく
  • 粗大ごみの回収は早めに依頼する
  • 生活空間から離れた場所の掃除から始める

片付けるモノをリストアップ

引越し日が決まったら、まず行いたいのは片付けるモノのリストアップです。事前にリストアップができていないと、考えながら梱包や処分を行うことになり、一つひとつの作業が止まるため、片付けは遅々として進みません。

「何を捨て、何を残し、引越し先に運んだモノは何から優先して使うか」をあらかじめ分類し、リストアップしておくと作業効率が格段に上がります。

リストアップのコツは「3つに分類」

モノのリストアップを行う際は、以下の3つに分類しましょう。

  • 引越し後すぐに使うモノ(すぐに取り出すモノ)
  • 引越しして1週間程度は使わないモノ
  • しばらく使わないモノ

すぐに使うモノ(取り出すモノ)は、数日分の衣類、調理器具、調味料、バス用品、カーテン、寝具類などです。特に調味料などの食品類は、引越し後すみやかに冷蔵庫へ移動させてください。

1週間程度使う予定のないのは、ライフラインにあまり関係のないモノです。すぐに使う以外の衣類や本、DVD、ゲーム機などは、なくても生活に支障は出ません。

しばらく使わないモノとしては、日ごろから生活の役に立っているわけではないモノが該当します。衣替え待ちの季節外れの衣類、手紙類、置物などのインテリアなどを指し、これらは「真っ先に梱包するリスト」にも分類できます。

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リストアップしたモノを片付けるスケジュールを組む

引越し日から逆算して、リストアップしたモノをどのように片付けていくかスケジュールを組みましょう。直前になって「やり忘れていた!」ということがなくなり、当日慌てずに済みます。

例えば、「引越し後しばらく使わないモノ」は、引越しの1か月前からでも片付けが可能です。「引越し後すぐに使うモノ」は「引越し直前まで片付けられないモノ」でもあるため、スケジュールに組み込むと、直前に行うべき片付けが何かを把握できます。リストアップしてスケジュールを組めば、あとは計画に沿って実行するだけです。片付けもそれほど難しくはありません。

片付けに使う段ボールは余裕を持って仕入れる

引越しの片付けに必需品の段ボールは、余裕を持って多めに入手しましょう。たいていは目分量で想定した段ボールの数では足りないことが多いモノです。仕入れた段ボールのサイズによっては、すぐにいっぱいになってしまい、段ボールがないせいで作業が進まないという悪循環になりかねません。

引越し用段ボールは、ネット通販で買う以外にも無料で手に入れる方法があります。引越し業者によっては一定数の段ボールを無料で進呈してくれますが、スーパーやホームセンターなどの不要段ボールをもらい受けるのも一つの方法です。

荷造りに必要な道具を最初に全て揃えておく

荷造りに必要な道具は最初に全て揃えておき、誰でもすぐに使えるよう、定物定位を徹底してください。片付けは根気のいる作業ですが、せっかくのやる気をそぐのが「ほしいときに必要なモノがなくていちいち作業が止まる」という事態です。

荷造りや梱包作業に必要なのは、主に以下のツールや消耗品です。

  • ガムテープ(養生テープ)
  • ハサミ、カッター
  • ビニールひも
  • マジックペン
  • 新聞紙
  • 軍手
  • ビニール袋(ジップロックなど)
  • 大きいごみ袋(45L)

新聞紙は緩衝材としての汎用性も高いため、「資源ごみとしてまとめて処分してしまった」ということのないようにしましょう。そして、置く場所を決めてきちんと戻すようにすれば、「いつも道具を探してしまう」という事態を避けられます。

粗大ごみの回収は早めに依頼する

粗大ごみの回収を早めに依頼すると、次の2つのメリットがあります。

  • 大きなごみを処分すると片付けの作業効率が上がる
  • 部屋がすっきりしてモチベーションが上がる

粗大ごみは大きくかさばり、場所を取ります。衣装ケースや収納棚、テーブルやベッド、巨大なビーズクッションなど、空間の大部分を占めるのが粗大ごみです。粗大ごみから処分すると、いるモノ/いらないモノの整理や分類がしやすくなり、片付けの効率が上がります。

大きなごみが減ると視覚的にもすっきりするため、達成感がありモチベーションもアップします。粗大ごみは早い段階で回収の依頼を出しましょう。

生活空間から離れた場所の片付けから始める

生活空間から離れたエリアの片付けから行うと、片付けた空間に梱包したモノが置けます。そのため、生活に支障をきたさず荷造りを進められます。生活空間から片付けようとしても、梱包した後に「やっぱり必要だった」とまた開封することになり、散らかったまま収集がつかなくなってしまいかねません。

生活空間から遠いモノ、例えば毎日使わない靴や趣味のコレクション類などから荷造りすれば、そのスペースを有効活用して効率よく片付けができるでしょう。

「片付け」で出た不用品を処分する方法

引越しの片付けをすると、予想以上の不用品が発生します。不用品は完全なごみだったり、思い入れはあっても引越し先には持っていけないモノだったりします。不用品に応じた処分方法は次の5つです。

【片付けで出た不用品を処分する方法】

  • 引越し業者に処分を依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 自治体の粗大ごみ回収サービスを利用
  • ネットやリサイクルショップで売却
  • 細かく分解して一般ごみで処分

引越し業者に処分を依頼する

引越し作業を業者に依頼するなら、不用品回収も同時に行っているか確認してみてください。引越し業者に依頼するメリットは、一度の依頼で全て行ってくれることです。ただし引越し業者が引き受けてくれる不用品とは、家電リサイクル法の対象となるテレビや冷蔵庫、エアコンなどの電化製品がメインです。大型家具などにいたっては、引き受けてくれる引越し業者も多くはありません。

業者によってサービスが異なるため、リサイクルショップと提携して買い取りの手配をしてくれるのか、有料で回収してくれるのかなど、細かく確認した方が良いでしょう。

対応してくれる引越し業者一覧

引き取り対象費用不用品買い取り
サカイ引越センター家電リサイクル法対象品のみ有料一部地域のみ買い取りサービスありピアノの買い取り提携サービスあり
アーク引越センター家電リサイクル法対象品のみフランチャイズ店では対象外有料本、CD、ブランド服の宅配買い取りサービスありピアノの買い取りサービスあり
日本通運家電リサイクル法対象品のみ粗大ごみの回収相談可(要事前確認)有料リサイクルショップのクーポンプレゼントあり
アート引越センター家電リサイクル法対象品のみ有料ピアノ処分可(要見積もり)

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不用品回収業者に依頼する

大量の不用品を処分するには、不用品回収業者に依頼するのが一般的です。事前に回収してほしい不用品の名前やサイズをリストアップしておきましょう。見積もりの申し込みはウェブ上でできますが、電話あるいは訪問で査定することになります。

引越し当日に「申し込み忘れていた」不用品が出てきて追加料金を請求される可能性もあるため、見積もり忘れのないよう、品名、サイズ、個数はしっかりメモしておいてください。

引越し業者と不用品回収業者の違い

不用品の回収を引越し業者と不用品回収業者、どちらに依頼するべきか迷うのではないでしょうか。結論としては、不用品の種類と量、引越し日までの時間的余裕などで判断するのが賢明です。

家具や衣類などの不用品がなく、家電リサイクル法の対象になる電化製品だけであれば、多少割高になっても引越し業者に依頼すると手間が少なくて済みます。しかし、不用品の量が多く、買い取ってもらえるほどの価値がないモノであれば、不用品回収業者に依頼した方が楽です。一般ごみとして捨てられない不用品がどれだけ出るかを確認し、早めに業者へ見積もりを依頼しましょう。

自治体の粗大ごみ回収サービスを利用

自治体が行っている、粗大ごみの回収サービスを利用するのも不用品処分の手段です。自治体で取り扱っている粗大ごみは、自転車や一定サイズ以上の収納棚、布団などさまざま。スプリング入りマットレスやタイヤなどは「特定適正処理困難物」として一般的な粗大ごみよりも回収費用が上がります。家電リサイクル法の対象品やパソコンは回収対象にはなりません。

一般的には「指定場所まで回収に来てもらう」「粗大ごみ回収施設へ持ち込む」というやり方があります。特に自分で持ち運べるのであれば、業者に依頼するよりも安く済ませられます。一度に回収できる個数に制限があり、こまめに依頼するか、持ち運ばなければいけません。時間的、人数的余裕があり、かつ車を所有しているのであれば、安く処分できるでしょう。

ネットやリサイクルショップで売却

不用品と言っても、全てがごみではありません。価値のあるモノは、フリマアプリやネットオークション、リサイクルショップの買い取りサービスを利用する、という方法もあります。

  • モノが売れると引越し費用の負担を軽減できる
  • 誰かに使ってもらえると思うと心が痛まない

売れたお金を不用品処分代の足しにしたり、新生活のちょっとしたご褒美にしたりと使い方はさまざまです。「思い入れはあるけれど持っていけない、でも捨てるにはもったいない」といったモノは、今後だれかの役に立つと思えば、充実した気持ちで手放せるでしょう。

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細かく分解して一般ごみで処分

不用品を解体、分解し、一般ごみとして捨てられるのであれば、コストゼロで処分することが可能です。木の収納棚を解体したり、毛布や掛布団を裁断したりしてごみ袋に収めれば、ふつうの燃えるごみとして捨てられます。スチール脚のイスも解体すれば燃えないごみとして処分可能です。

デメリットは、力作業なのでとにかく手間がかかること、自治体によってごみの分別が非常に厳しいこと。燃える、燃えない、プラスチックなど細かく分類が必要です。肉体労働にはなりますが、浮いた費用をほかに生かせると考えれば、挑戦してみて損にはならないでしょう。

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引越しの片付けをする際の注意点

どんなに片付けの計画を立てても、引越し当日までバタバタすることは十分考えられます。万が一片付けが終わらなかった場合の注意点は以下の通りです。

【引越しの片付けをする際の注意点】

  • 当日までに間に合わなかった場合は追加料金が発生する
  • 引越すからと言ってごみ捨てルールを破らない
  • 取り扱いに気をつける段ボールは必ず明記する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

当日までに間に合わなかった場合は追加料金が発生

片付けが引越し当日まで終わらない場合は、引越し業者に手伝ってもらうことになり、追加料金が発生します。そもそも引越しの見積もりは、事前に想定した作業量と作業時間から算出されたモノ。荷物の梱包は見積もり外の仕事なのです。

追加料金を支払わずに引越しを完了させる方法として、「宅急便を利用する」「自家用車(レンタカー)で運ぶ」といった手段があります。ただし、退去日が迫っている場合は時間的に厳しく、量が多い場合は宅急便代も高くつくため、追加料金を払っても当日に引越しを済ませた方が良いと判断することもあるでしょう。

引越すからと言ってごみ捨てルールを破らない

引越し日が迫ると、焦りから「目の前のごみをすぐに処分したい」という衝動に駆られます。しかし、ごみの分別内容やごみ収集の曜日は自治体によって決められており、引越しを理由にルール違反をしてはいけません。特に、プラスチックは燃えないごみなのかリサイクル扱いなのか、自治体によって異なります。

また、引越しでは一般ごみも大量に出ます。直前に捨てようとすれば集積場所からあふれてしまい、近隣住民の迷惑にもなります。粗大ごみでもなく買い取りもできないような一般ごみは、引越しが決まった時点でこまめに捨て始めてください。

取り扱いに気をつける段ボールは必ず明記する

取り扱いに注意が必要な段ボールには、わかりやすく「取扱注意」などの文言を書いておきましょう。記載がなくとも引越し業者は丁寧な取り扱いをしてくれますが、書いてあることでより配慮してくれます。

記載するのは段ボールの側面に、赤マジックなどで大きく書くのがおすすめです。上側のフタ部分に書くと、積まれたときに入っているモノが何かわからなくなるからです。「取扱注意」のほかに「食器類」「写真立て、鏡」など記してあると、自分自身も内容物を探しやすくなるため、開封作業時のストレスを減らせます。

まとめ

引越しの片付けをスムーズに進めるためには、「すぐに使うモノ」「すぐには使わないモノ」「しばらく使わないモノ」と、日用品に優先順位をつけ、あらかじめリストアップしておくのがおすすめです。

不用品の内容や量によって、引越し業者に一括で依頼するのか、不用品回収業者に別途依頼するのか、対処方法が異なります。粗大ごみは自治体の回収サービスを利用するのが便利ですが、一度に依頼できる個数に制限があるため注意してください。

不用品は、必ずしもごみではありません。「使わないけれど捨てるにはもったいない」という価値のある品々は、リサイクルショップなどで売却し、必要な人に使ってもらうと嬉しいモノです。アプリで完結する高価買い取りサービスのPolletも活用し、引越し当日まで片付けを終わらせましょう。