ANAをはじめ、各航空会社には頻繁に利用をしてくれる人に特別なサービスを提供する仕組みがあります。
ANAにはプレミアムメンバーという上級ステイタスがあり、その中である一定のステイタスになると発行ができるのが「SFC」というカードです。このカードは所持しているだけで特別なサービスを受けることができます。しかし、このSFCを取得するためには厳しい条件があり、最近ではSFC獲得に向け励むことは「SFC修行」と呼ばれています。
本記事では、SFCの仕組みや条件、そして獲得のための「SFC修行」について詳しく解説していきます。お得にSFCを獲得したい、SFCのメリットを知りたいという人はぜひ参考にしてください。
目次
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SFCとは
SFCは「スーパーフライヤーズカード」というクレジットカードの略です。このカードを持っている人は、ANAプレミアム会員の真ん中である「プラチナ会員」と同等の待遇を受けることができます。
SFCは一般のANAカードとは違い、誰でも取得できるものではありません。「プラチナ会員」か「ダイヤモンド会員」であることや、ANAグループ便に搭乗し、100万ライフタイムマイルに到達すると取得することができます。
マイル修行
マイル修行とは「マイルを貯めるために飛行機に乗る」ことを言います。
各航空会社では飛行機の搭乗によりマイルが貯まり、ステイタスが上がっていく仕組みがあります。頻繁に飛行機に乗ることはお金も時間もかかり、長期フライトでは心身ともに消耗するため「修行」と呼ばれています。
SFC取得に必要なポイント
SFCの獲得に必要なポイントは「マイルを貯めて搭乗する」ことと「搭乗してプレミアムポイントを貯める」ということです。
それぞれポイントの貯め方、使い方を理解し効率的にステイタスアップを目指しましょう。
マイル
SFC獲得に必要なプレミアムポイントは、搭乗でしか貯まらないため毎回の航空券の購入は経済的にも厳しくなります。そこでおすすめの方法が、マイルを使って搭乗しプレミアムポイントを貯める方法です。
- ポイ活でポイントを貯める
- マイルに交換する
- スカイコインに交換する
- 搭乗券を購入し搭乗し、プレミアムポイントが貯まる
ポイントサイトからANAマイルへの交換は交換率が一番高い、ハピタスを利用する「みずほルート」*1 がお得です。
*1 みずほルート:ハピタスポイント → Tポイント → JRキューポ → 永久不滅ポイント → ANAマイルのルートで交換することで70%の高レートで交換できるルートのこと
これらのサービスを使うことで実質負担なしで飛行機に乗ることができ、プレミアムポイントを貯められるためSFC修行の中ではもっとも負担が少ない方法と言えるでしょう。
プレミアムポイント
プレミアムポイントはマイルとは違い、ANAグループや提携先の航空会社の搭乗のみで貯まるポイントのことです。クレジットカードの利用や買い物では貯められず、マイルとは別にANAプレミアム会員になるためだけに積み立てられるものです。
また、プレミアムポイントの算出方法は以下になります。
区間基本マイレージ×予約クラス・運賃種別の積算率×路線倍率+搭乗ポイント
上記を参考に、条件のいい羽田からシドニーでシミュレーションをした場合、約11,000プレミアムポイントになります。
SFCのメリット
SFCを取得するためには「修行」と呼ばれるほど厳しい道のりですが、それでも取得するために努力する人がいるのは見合った特典があるからです。
出発時にゆったりと時間を過ごせるラウンジの利用ができるほかに、予約から座席指定、チェックイン、搭乗時など予約から飛行機を降りる所まで優先してもらえるサービスがあります。
サービス・特典
SFCを持つことで得られる1番のメリットは、ANAのプレミアム会員である「プラチナ会員」と同等のサービスや特典が受けられるようになることです。
- ANAグループや提携先のラウンジが利用できる
- 予約、座席指定、チェックイン、搭乗、手荷物受取の優先
- 空席待ちの優先
- 手荷物の個数、重量制限の優待
- 座席のアップグレード
ステイタスの維持
SFCは年会費を払うことでステイタスの維持が可能です。
一般カードで11,275円、ゴールドは16,500円の年会費で半永久的にプラチナ会員と同様のサービスを受けられるのは大きなメリットです。
搭乗のみで貯まるプレミアムポイントで上級会員となる場合は、1年間の期限があります。SFCなら一度取得してしまえば半永久的に持つことが可能です。
家族カード
SFCは家族カードの発行が可能です。
またプレミアム会員は本人しかサービスの利用ができませんが、SFCなら家族カードを発行することで、家族も本人と同じサービスや特典を受けることができます。
加入条件 | 本会員と生計を同一にする配偶者、両親、子供(高校生を除く18以上) |
年会費 | 一般カード5,610円、ゴールドカード8,250円 |
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SFC修行のデメリット
SFC修行は簡単なものではないため、苦労して取得したあとに「こんなはずじゃなかった」という後悔をしたくない人も多いでしょう。
最大の目的であったステイタスの特権の理解ができましたが、デメリットについても解説していきます。
サービス・特典の変更
メリットで説明したSFCの取得で受けられるさまざまなサービスや特典も、今後良からぬ変更がなされる可能性は視野に入れておきたいところです。
実際2019年に2点の改定がありました。
- ANA国際線プレミアムエコノミーへの無料アップグレード廃止
- 国際線エコノミーの座席指定有料化へ変更
SFC修行の甲斐あって、やっとサービスを受けられる状況でも改悪となってしまえばそれまでです。情勢や経営の問題で今後もさまざまな改定がなされる可能性は十分にあります。
ルール変更
現在SFCを取得するためには2つの方法があります。
- 1年間(1〜12月)で50,000プレミアムポイントを貯めプラチナ会員になる方法
- ANAグループの飛行機に乗り100万ライフタイムマイルを貯める方法
どちらも飛行機に乗らないと貯まらないという条件は同じですが、必要なポイント数やマイル数が増える改定も予想されます。とくにプレミアムポイントは1年間という貯めるための期限があり、翌年に繰越すことはできません。
今までの努力が水の泡となる可能性があるのはデメリットです。
SFCを取得するための条件
SFCカードを発行するためには、通常のマイルとは別に計算される「プレミアムポイント」を貯め、プラチナ会員以上になることが必須です。1〜12月の1年間のポイント数でステイタスが決まります。
ANAマイレージクラブとは
ANAマイレージクラブはANAのポイントである「マイル」を貯めたり使ったりできるサービスです。
マイルを貯める方法は飛行機に搭乗することはもちろん、旅行や日常のサービスを利用することで貯めることができます。さらに提携しているポイントからANAのマイルに交換することもできたりと、貯める方法はさまざまです。
貯まったマイルは航空券の購入やグレードアップなどに利用ができます。
ANAマイレージクラブのステイタス
ANAマイレージクラブのステイタスは下から「ブロンズ会員」「プラチナ会員」「ダイヤモンド会員」と3種類あります。その中でSFCの取得が可能なのは、プラチナとダイヤモンドのみです。
ブロンズ会員
ブロンズ会員はプレミアム会員の中で一番下のステイタスです。年間30,000プレミアムポイントが条件となり、ブロンズ会員でも立派な常連の証です。一番下のランクとはいえ、利用できる特典は多くあります。
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- ラウンジの利用
- 座席クラスのアップグレード
- 国内線の先行予約
- 国内線座席指定の優先
- 予約時の空席待ちの優先
- 国内線特典航空券の先行予約
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物許容量のご優待(国際線のみ)
- 空港での空席待ちの優先
- アップグレードポイント
- フライトボーナスマイル
- マイルからANA SKY コインへ特別倍率で交換
- アップグレードポイントからANA SKY コインへの交換
プラチナ会員
SFCを発行できるプラチナ会員は、50,000プレミアムポイント以上取得することが条件となります。ブロンズ会員の利用特典に加え、優先的に利用できるサービスが使えます。
- 国際線事前座席指定料金の免除
- 国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
- 手荷物受け取りの優先
- 羽田空港駐車場の優先予約
ダイヤモンド会員
ANAステイタスの最上級のダイヤモンド会員は年間100,000プレミアムポイントが条件です。ANAでの最上級のサービスを利用することができます。プラチナ会員の特典に加え、下記のサービスが利用できます。
- ANA SUITE LOUNGEが利用できる(ダイヤモンド会員のみの上級ラウンジ)
- コンシェルジュサービス
- 国内線特典航空券の空席待ち
- 国際線手数料の免除
- マイルの有効期限の延長
SFCを取得するために必要な準備
ANAの憧れのプレミアム特典を長く利用するためには、SFCの取得をすることが一番です。しかし、SFCを手に入れることは簡単なことではありません。事前にしっかりと準備をして、SFCの発行条件の「プラチナ会員」を目指しましょう。
ANAカードの発行
まず、「ANAマイレージクラブ」の入会は必須です。
マイレージクラブはマイルを貯めるだけの単体のカードもありますが、クレジット機能が付いた「ANAカード」がおすすめです。日常の支払いでマイルが貯まり、貯まったマイルで飛行機に乗ることができます。
また、カード発行はポイントサイトを利用してポイント二重取りがお得です。「ハピタス」でANAカードを発行すると「ハピタスポイント」も貯まり、そのポイントをいくつかの交換先を経由してANAマイルに交換することができます。
カードを発行しただけでANAカードの新規発行特典マイルが貯まるだけでなく、二重にマイルが貯まるので、使わない手はありません。
飛行費用
SFCの取得にはプレミアムポイントの加算が必須ですが、このプレミアムポイントは搭乗でしか貯まらないポイントです。
もちろん航空券の購入が求められますので、そのための費用は必ずかかります。目指すべき「プラチナ会員」の条件である50,000プレミアムポイントを貯めるためにどのくらいのフライトが必要で、費用がどのくらいかかるのかを把握しておきましょう。
マイル費用
搭乗のための航空券は購入するほかに貯まったマイルで交換することも可能です。
搭乗はもちろん、日常でANAカードを利用することでマイルが貯まりますがこの費用も検討する必要があります。しかし、マイルで購入する航空券は「特典航空券」といって通常に購入する航空券とは違い、プレミアムポイント加算の対象外です。日常で貯めたマイルを「スカイコイン」に交換し、スカイコインで航空券を購入することが必要になるため、注意が必要です。
まとめ
ANAの特別なサービスを利用するためには、ANAの常連にならなければなりません。搭乗のみでしかステイタスが上がらないうえに1年更新のため、かなり厳しい道のりです。その特権のために努力することを「修行」と表すのも納得の条件でした。
一度プラチナ会員になりSFCの取得さえすれば、年会費だけで半永久的にプレミアムなサービスを受けられ、「SFC修行」に励む人も多いです。
しかし搭乗の費用を少しでも浮かせるために、日常でANAカードを利用したり、ポイントサイトを利用し上手に交換したりすることで、より効率的にマイルを貯めることができます。SFCはほんの少しの工夫で手の届くステイタスなので、挑戦してみてください。